人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

相変わらず・・・

2005-11-13 22:34:38 | Weblog
「オイ、目標になるから狙いを下げるとかいう奴」
「あ~っ、目標どころか楽な一人旅じゃないか!」
「何年競馬やってるんだ! 単騎逃げも読めないで・・・やめちまえ!」(カン、カン、カ~ン) 
 と摩邪でも怒りそうな昨日当ブログでの【エリザベス女王杯】(GⅠ)出走のオースミハルカ評。まさかあんな簡単に逃げられるとは・・・。辛うじて馬券は馬単だけが当たったが、僕の予想で狙いを下げた人には申し訳ないことをしたと思っている。それにしても川島の小気味いい好騎乗には脱帽。では今日のレースを振り返る。
 その【エリザベス女王杯】(GⅠ)を勝ったのは僕が本命に推した池添騎乗の2番人気スイープトウショウ。馬場入り、ゲート、スタートと精神的な面で心配されたが、今日のスイープはいつになく順調。レースでも中団追走から直線で豪脚を繰り出し、前述の大逃げをした5番人気オースミハルカをゴール前で1/2馬身捕らえて優勝した。3着には3連覇を狙った4番人気アドマイヤグルーヴ、1番人気に推されたエアメサイアは直線伸び切れず5着に敗れた。
 勝ったスイープトウショウは’03年10月に渡辺栄厩舎からデビューし、新馬戦、【ファンタジーS】(GⅢ)を連勝。2連勝で臨んだ【阪神JF】(GⅠ)では5着に敗れるも、年明けの【紅梅S】を快勝し、渡辺栄調教師の定年に伴い鶴留厩舎へ転厩。【チューリップ賞】(GⅢ)を制し迎えた【桜花賞】(GⅠ)は5着、続く【オークス】(GⅠ)を2着に好走。秋初戦の【ローズS】(GⅡ)3着の後、【秋華賞】(GⅠ)を制しGⅠ初制覇を成し遂げている。【エリザベス女王杯】(GⅠ)5着後は休養に入り、今年5月の【都大路S】で復帰(5着)。6月の【安田記念】(GⅠ)では2着と好走、続く【宝塚記念】(GⅠ)では牡馬を撃破し、39年振り2頭目となる牝馬による【宝塚記念】制覇を成し遂げていた。今秋は【毎日王冠】(GⅡ)6着から始動、前走の【天皇賞・秋】(GⅠ)では、馬場入りを嫌う気の悪さを見せスローペースに泣き5着に敗れていた。今回の勝利でGⅠは3勝目、通算成績を16戦7勝とした。鞍上の池添は同レース初制覇。管理する鶴留師はリワードウイングで制した’85年以来、通算2勝目。JRA重賞は池添、鶴留師共にシーイズトウショウで制した7月の【函館スプリントS】(GⅢ)以来で池添が通算17勝目(GI・7勝目)、鶴留師が通算26勝目(GI・7勝目)となった。
 これは昨日エアメサイアに来られたら恥ずかしいので書かなかったが、僕がエアメサイアではなく、スイープトウショウを選んだ理由を書いておく。まずエアメサイアのレベルを考える場合、来週の【マイルCS】でのラインクラフトをピックアップして考えたのだ。というのは、スイープは【安田記念】を強豪相手に2着しているが、エアメサイアと接戦を演じたラインクラフトは来週の【マイルCS】で勝負になるだろうかと考えたのだ。それで僕が出した結論はデュランダル、ダンスインザムード、アドマイヤマックス、サイドワインダー、ハットトリックの方が上だったのだ。つまり現段階では牡馬相手に勝ち負けできるスイープトウショウよりエアメサイアの力は下と判断したのだ。ただ鞍上など怖い存在ではあったが・・・(尚、ラインクラフトは来週になったら人気を考えて買いたくなるかも・・・)。
 もうひとつ行われた重賞【福島記念】(GⅢ)も、僕の本命である勝浦騎乗の3番人気グラスボンバーが道中は馬群の先団を追走し4角で先頭に並びかけると、内から進出した7番人気トウカイトリックに1.1/2馬身差をつけて快勝した。さらに3着には中団後方から脚を伸ばした1番人気ワンモアチャッターが入った。
 勝ったグラスボンバーは、父Machiavellian、母ブルーラスター(その父Nureyev)という血統の持込馬。伯父に’92年【ミドルパークS】(英G1)など重賞4勝を挙げ、’94年【京王杯SC】(GⅡ)でも2着に入ったザイーテンがいる。’02年7月にデビューし4戦目で初勝利。’03年11月に3勝目を挙げるもその後は勝ちきれない競馬が続いた。今年に入り久々に初戦を快勝すると、そこから3連勝を飾り、初重賞挑戦となった【七夕賞】(GⅢ)では3着と好走。続く【新潟記念】(GⅢ)でもヤマニンアラバスタの2着に入り、前走の【オールカマー】(GⅡ)ではホオキパウェーブのクビ差2着と接戦を演じていた。通算成績35戦7勝。そしてMachiavellian産駒はコクトジュリアン以来10年ぶりの重賞制覇となった。鞍上の勝浦、管理する尾形充師は共に同レース初制覇。JRA重賞は、勝浦騎手がスキップジャックで勝利した’04年【京王杯2歳S】(GⅡ)以来通算8勝目。尾形師はなんとグラスワンダーで制した’99年【有馬記念】(GⅠ)以来6年ぶりの制覇で通算19勝目となった。勝ったグラスボンバーだがこれで完全本格化だろう。ここまでくるのに時とレース数を費やし過ぎの感はあるが、元々素質は高く評価されていた馬、これからの重賞戦線でも走りそうな気はする。
 最後に今週競馬を観ていてこれからちょっと追いかけてみたい馬が数頭いたので紹介する。まずは昨日の【ノーベンバーS】を快勝したマチカネキララ。とにかく「強い」の一言。昨日紹介した障害のテイエムドラゴン、2歳馬イースターも面白そう。それから今日の【オーロC】に勝ったシンボリグラン。かかり気味に行っての楽勝は「こんなに強いのか」と驚嘆。気性面に課題はあるが短距離戦線では面白い存在になりそうだ。
 今週は2日間で行われた重賞4鞍すべて的中した。GⅠも3連勝中である。来週も何とかこの調子で行きたいが、本当のこと書くと今日は重賞連勝に拘わらず収支マイナスであった。やっぱりオースミハルカを見切れなかった同様、馬券の買い方が下手なのであろう。
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