風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

からだ

2005-08-17 | 風屋日記
お盆休み中はまあまあの体調。
朝、庭から採ってきたナスやピーマン、ミニトマトなどを朝食にし、
夕食も野菜中心だったことがよかったのかな。
13日は夕方から親父の墓参りに行き、
久しぶりで私の家族と母、妹の家族の9人で食事したけど、
その時も五穀中心のメニューだったしね。
(妹と会うのは4月以来、すぐそばに住んでいるけど忙しいみたい)

もうひとつ。
先週、血圧の薬が切れたので、
ついでに頭痛も診てもらおうと行きつけの病院へ。
肩から上の血行が悪く、睡眠不足(& 浅い)が原因ということで
寝る前に飲む精神安定剤と軽い筋弛緩剤を処方してもらってきたが、
これも良かったみたい。
ぐっすり眠れたし、目覚めもまぁまぁ良かったから。
いい気になって休み中は毎晩飲んでいた。
実は安定剤や睡眠薬は、これまでも何度か勧められていたが
「朝、起きられなくなるんじゃないか」という不安があったり、
依存しそうな気がして避けて通ってきたんだけど、
今回のように気分よく使えるならいいのかな。

・・・そして今日から仕事・・・頭痛だ。
どうもいい気になり過ぎて昨夜も飲んだ薬がききすぎたか?
今朝は5時前に起床しなければならず、
まだ薬が効いている状態で無理矢理起きたためのようだ。
地震後の被害確認と他の諸処の事情により6時前には家を出て会社に向かったが、
頭痛と重い体でかなりスローモーな動きを強いられた。
いわば薬の2日酔い状態?(笑)

もう翌日仕事の時には安定剤を飲むのはよそう。
「アルコールとの同時摂取はダメ」って薬だしね。

来週月曜は健康診断。
ちゃーんと血圧の薬を忘れず飲んで、引っ掛からないようにしよーっと(笑)
人間のからだってのは微妙なバランスなんだね。
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地震

2005-08-16 | 風屋日記
いやーびっくりした。
最初数秒間ガタガタ縦揺れが来て、
「地震・・・」と思う間に大きな振り幅の横揺れが。
ボートの上でバランスとるような格好で「おー!!」とか言っていた。
ガンガン揺れたわけではなく、ゆったり大きな横揺れがしばらく続いた。

私は今日まで休みだけど、明日からの仕事に備えてアイロン中。
長男は野球部3年の打ち上げで、夕べは志戸平温泉泊まり。
地震の2時間ほど前に帰ってきたが、ほとんど寝てないとのことで昼寝中だった。
2人で玄関先に出て、中腰でバランスとりながら、
電話が不通になる前に・・・と今日から仕事の家内にTEL。
端から見るとかなり奇妙でおかしな格好だっただろうな(笑)
次男は県北に遠征中だけど、方面的には大丈夫だべ。

それからすぐに、長男と2人で私の実家へ。
築40年以上の木造家屋にお袋がひとりで住んでいる。
壁から落ちた絵やこぼれた水槽の水、割れた皿などを片付けながら
会社との連絡をとろうとするが、案の定電話がもう通じない。
便利なようで、いざという時は連絡とれないと困るよねー。
3~40分ほどして、ようやく連絡が取れたけど。

花巻市は震度5弱ながら大した被害はなし。
家の中では洗面所の化粧水が落下した程度だった。
盛岡は震度4ながら、会社ではエアコンのダクトが外れて水漏れがあったとのこと。
地盤が緩いんだよ、会社の辺りは。
昨日は大雨で会社の裏の川が溢れたらしいし、
(神楽の衣装に着替えたところに連絡があった)
なんなんだよ、このお盆休みは・・・。


・・・ということで、私は無事です。
mkさん、直後のメールありがとう。
仙台周辺にお住まいのmackさん、にっちさんは大丈夫だっただろうか。
花巻市内のまつたけさん、ktさん、お色気さん、せがたくは?
(バンド仲間のshishiさん、Mcatさん、べんちゃんは? 今晩の練習大丈夫?)
ka@さん、bittiさんはまだご実家ですか? 大丈夫ですか?
盛岡の春風さん、ご無事ですか? 
サワダ氏、お疲れさまでした。
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知ること、記憶し続けること、伝えること

2005-08-16 | 風屋日記
今日の朝日新聞の文化欄に載っていた
大江健三郎さんの連載エッセイ「伝える言葉」より。

   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

靖国神社には1歳に満たない子どもが英霊として合祀されているらしい。
米軍の沖縄列島上陸時に渡嘉敷島で3百人以上、
座間味島で百数十人集団自決した中にいたものだという。
沖縄国際大学教授によると
「住民が日本軍に積極的に協力したという基準で適用されるのが
 『戦傷病者戦没者遺族等援護法』であり、
 その認定基準に『集団自決』がある」という。
戦闘の足手纏いになるために集団自決を強要され、
それが『戦闘参加者』として『積極的に日本軍に協力した』ことになるそうだ。

この2つの島の集団自決について大江さんが書いた文章により、いま大江さんは、
その2島の守備隊長だった方々の家族に名誉毀損で訴えられているとのこと。
「強要したわけではない」ということだろうが・・・。

   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

1985年、当時の厚生省が示した文章が書いてある。
「およそ戦争という国の存亡をかけての非常事態のもとにおいては、
 国民がその生命、身体、財産等について、
 その戦争により何らかの犠牲を余儀なくされたとしても、
 それは、国を挙げての戦争による『一般犠牲』として
 受忍しなければならない」

   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

日本国憲法に「公共の福祉」は以下のように書かれている。
「すべて国民は、個人として尊重される。
 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、
 公共の福祉に反しない限り、
 立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」

ところが3年前、有事関連3法案審議中の特別委員会において、
当時の福田官房長官は「武力攻撃事態」において
「思想、良心、信仰の自由が制約を受けることはあり得る」と話した。
具体的な例として
物資の保管命令を受けたものが、思想、良心を理由に自衛隊への協力を拒んだ時
それは「公共の福祉によって制約される」ということになるという。


良心の自由を制限? ・・・申し訳ないが私には理解できない。
            国のために良心を捨てろってか?

   ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

大江さんは
「広く、深く、いま何が考えられ、何がなされようとしているのかを知ろう」
と訴え、加えて
「それを記憶し続ける努力、新しい世代に伝える勇敢な努力をしよう」と書く。

私はできるだけイデオロギーに巻き込まれないようにしたいと思う。
その上で、客観的で純粋な疑問を持ち続け、
おかしいと思ったことは「おかしい」と言える勇気を身につけたい。
自分と違う意見を封じようとは思わないよ。
でも、例えば戦争についてなどは議論もする積もりはない。
聖戦だとか、正義だとか、口当たりの良い言葉を使っても
人殺しには違いないのだから。
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玉音放送の日

2005-08-15 | 風屋日記
今日は玉音放送から60年。
ポツダム宣言受諾は数日前に決まり、通達していたし、
降伏文書調印は9月に入ってからだから
8月15日は玉音放送があっただけの日。
あえていうなら、敗戦を国民が知らされた日。

  ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

戦後60年、オラが戦争のごどを知りはじめでがら35年。
ようやぐ今日わがったぞ。
そういうごどだったのがってわがったこどどがある。

頭半分ふっとばさいで、内臓ふっちらがして、泥の中でのだうぢまわって
そうやって死んでいった人だぢが、なして名誉の戦死なんだがな。
爆弾で飛ばさいで、木の枝っこさ串刺しにさいで、
直径何cmもあるよな鉄の玉を体さぶちこまえで、
痛がべなぁ・・・、辛がべなぁ・・・、苦すべなぁ・・・
家族がそったな目にあったら考えるごどは2つだ。
死んだなぁ国のためだ。りっぱだったど誉めでけろっつーのど、
誰が殺した。嫌んたのぁムリクリ戦争さ連れでって。殺したのぁ誰だっつーのど。
誉めで欲し遺族の人達ぁ、死んだ人を神様にして欲しがべ。
「うぢの父さん(息子)ぁ国を守るっ気して命かげだのす」と
自分で納得して、自分を慰めてがべ。
誰が殺したのが恨みに思ってる人達ぁ、死んだ後まで崇められるのぁ嫌んたがべ。
死んでしまった後まで国を守る神様にさせらえるのぁ勘弁だべ。

「国のために死んだ」のが「国のせいで生を断たれた」のが、
死んだ人達だの残された家族だのによって違うど思うよ。
へづを一緒くたに神様にしてしまうづのもどうがど思うなぁ。
祀りだい人達は祀ればいい。
そう思わねぇ人達は、黙ってそっとしといでやればいいんでねーの?
それぞれの人達の鎮魂の思いもあるべし、納得の仕方もあるべ。
死んだ後だからっつーて、人間を神様に祀るなぁ、
オラあんまし賛成でぎない方だけど
(ンだって、神様には逆らえないべ。
 議論の余地がない存在を生きでる人達が悪用するどおっかねーよ)
でも少なくとも、戦死した人達で家族も望んだ場合はいいんでねーの?
神様どして崇めるっつーよりも、霊鎮めだべな。

ただひとっつ言わせでもらって良がべが。
オラ達が反論でぎないその「神様」を利用して
生ぎでる人間達を自分達の都合のいいように動がすべとしてる人達がいる。
「国を守って死んだ神様達に、お前達も続けー」と言われでる気がする。
そいづぁ、おっかねーごどだ。

一昨年、市ヶ谷の自衛隊の中に「殉職自衛官の碑」がでぎだそーだ。
イラクへの派兵が決まりそうな時のごどのよーだ。
「殉職自衛官」の慰霊施設に国費を使ったのは初めでだそーだ。
何だがなー、まだ「国のために死ぬ人」を出そうどしているみてぇだな。
有事関連法案見でも、まるっきり「国家総動員法」だし、
「国のために死ね」ど言われる時代になりそな気配がプンプンどするな。

もしゃげねーが、オラ神様になんぞなりたぐねぇ。
頭半分ふっとばさいで、内臓ふっちらがして、泥の中でのだうぢまわって
そんな思いして死にだくねぇ。

そんなごどを、ちゃーんと考えねばねぇ日だよ、今日は。
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ささやかな国際交流

2005-08-14 | 風屋日記
昨日はお盆恒例の盛岡ツアー。
我が家は複雑な親戚関係があるため、
特に親父方の親戚は、花巻には誰もいない。
お盆になると盛岡の親戚やお墓を拝んで歩かなくてはならない。
いつもの年は、私の親戚は私の責任で回るということで(笑)
ひとりで1日回って歩いていたが、
今年は長男が野球を引退し、来春には家を離れることが予想されるためか、
「オレもついて行く」と。
そうなるとひとりじゃヒマな次男も「じゃオレも行くかな-」。
結局家族4人で盛岡へ行き、家内だけが買い物へ。
男3人で親戚の家へ仏さんを拝みに行ってきた。
ヤツらは果たして、仏さんと自分の関係を知っているのだろうか(笑)

さて、昼メシ。
岩手大学前のタイ料理(というよりアカ族料理)の
以前も話題にしたカフェレストラン「サロン・アーチ」へ。
長男は前に連れて行っているが、家内と次男は初めて。
今回は男3名ともパッタイ(いわばヤキソバ)を注文。
昨年チェンマイに1ヶ月滞在した長男はもちろん、
過去に神楽で2度訪タイし、
昨年は東南アジアから来日の子ども達の世話係を経験している次男も抵抗はない。
「これ、チョーうめぇ!!」とばかりモリモリ食っていた。

店内には学生さんとおぼしき若い男女4人組が楽しそうに語らっている。
・・・が、よく聞いてみると全員国籍が違うとのこと。
タイ、韓国、中国からの各留学生と日本の女の子が
ごく自然に日本語で語らい、楽しそうな食事だ。
店のマスターに「タイ語の会話してみて」とタイ人青年を紹介してもらった長男、
4人組の中に入り、一緒になって話し始めた。
と、その時、中国人の女の子が「君もここに座りなよ」と次男を呼んでくれた。
大学院生、大学生、高校生が6人、ワイワイ楽しそうに語らっている。

実をいうと私は、次に回る家があったので時間を気にしていたのだが、
あまりに楽しそうなので「ま、いいか」と腰を据えた。
(タイ語だと「マイペンライ・・・気にすんな」って感じかな? 笑)
楽しそうな6人(マスターも加えて7人?)の間には国籍なんてなかった。
お互いの文化の違いを「えー!?そーなんだー!!」と素直に驚き
お互いの違いも心から楽しんでいる。

「教育上、貴重な体験」なーんて大上段に構える積もりはないけど
こういうことって楽しいね・・・ということがわかればそれでOK。
楽しいんだよ。お互いを知り合い、認めあい、語り合うっていうのは。

今日からあさってまで、英会話教室のキャンプが行われている。
もちろん参加者の国籍はインターナショナル。
神楽やらお盆の来客やらで諦めたけど、これまた楽しそうだよなー。
行きたかったな-。
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ドロドロ

2005-08-13 | 風屋日記
あまりにもバカバカしくて、この話題に触れるのも憚られて来たが、
今日だけちょっと言わせて欲しい。

小泉さんへ
あなたのやっていることにいちいち揚げ足を取る積もりはないが、
どうしても言いたいことがいくつかある。

まず第一に郵政民営化について。
あなた方は「旧国鉄の民営化の成功を見ても、郵政民営化が正しいことは明白」
という言い方で国民や政治家達を納得させようとしているが、
「旧国鉄の民営化」とは一体どういうことだったのか。
確かに借金はなくなったが、
それはタバコ税をはじめとした「税金」という形での借金の国民への押し付けと
赤字路線廃止という公共交通機関の最大の役目を捨てたからだ。
その結果、職人気質の無骨な昔ながらの国鉄マンがいなくなり、
今いるのは利益と効率ばかりを追い求め、
安全性をないがしろにするサラリーマンだけだ。
それが「国鉄民営化成功」の本当の姿だと思うのだが。
郵政民営化も借金こそないものの同じ道を歩むだろうことは想像に固くない。

2つめとして、
その郵政民営化があたかも政治改革の全てであるかのような言い方でことを進め、
自分の理論ばかりを「変える気はない」と押し付けてきたこと。
そこには議論の余地すらなく、人の意見に耳を貸さない。
あまりの強引さに法案が否決されるといきなりの解散。
今回の法案否決は更なる議論を求め、また手法の強引さへの反論なのに
「改革に賛成か反対か」と問うのは問題のすり替え以外の何ものでもない。
自分の考えが改革の全てであり、他の改革はありえないということか。
まして法案反対に回った自民党議員は公認せず、対立候補をたてるというのは
自分のいうことに逆らう人間の切り捨てだ。
このままだと、このやり方は郵政民営化ばかりのことじゃなくなるよ。
歴史をひも解いてみると、これとそっくりなことがかつてあったと書いてある。
戦争に疑問を持った人達が「非国民」と呼ばれてつるし上げられたこと。
体制に反対の立場をとったことによって逮捕され拷問死した人達。
そっくりのやり方だ。

ただし、法案反対を唱えて切り捨てられた議員達も情けない。
「衆院での説明では反対だったが、参院の説明を聞いて賛成することにした」
とは一体どういうことだ?
自分の政治的信念から反対の立場を取ったんじゃなかったのか?
選挙時の公認からはずされると聞いて慌てふためく方々には幻滅した。
自分のこと、選挙で勝つことしか考えていない。
そのむかし政界を牛耳っていた骨太の政治家は姿を消し、
職業として議員になる政治屋ばかりだ。
自分の信ずるところ、自分の信念を選挙民に問うたらいいじゃないか。
変に体制に媚びて、中途半端に公認をもらうよりも
よほど支持を受けられると思うのだが。

ここまで読んで「そうそう、その通り」とうなずいているあなた。
そういう二世・三世や官僚上がりのひ弱で情けない政治家を選んだのは
厳しいことをいうようだが、残念ながら私達自身だ。
「その国の政治や政治家を見れば国民のレベルがわかる」という格言は本当だ。
私達自身がそういう政治家を選び、小泉さんを支持してきた。
選挙権を持つものとして、それは痛切に責任を感じる。
「私は投票しなかったから責任はないよ」と思っている人達も間違い。
投票しないということは消極的に信任したことになるのだから。
与えられた選択肢の中から最善の道を選ぶということは国民、選挙民の義務だ。
あとで後悔しないためにも真剣に選び投票する必要がある。
憲法問題も、防衛・外交も、社会保険制度改革も、経済問題も、教育も、
まだまだ問題は山積みで、郵政民営化のことばかり考えているわけにもいかないしね。

確かにここまで書いたことを考えるとバカバカしくて投票する気にならなくなる。
あのドロドロのドタバタを見ているだけでも、脱力感に襲われる。
もしかしたら、わざとそういう場面を見せて無党派層の投票率を下げ、
組織票に支えられた与党の勝利を目指しているのではないかしらん・・・と思うほど。
そこまで計算ずくなら、それはそれで大したもんだけどね(笑)

ちょっと手厳しい発言、失礼しました。
・・・今日だけにしときますのでご寛恕ください。
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敗退、そして新しいスタート

2005-08-12 | 風屋日記
花巻東高のみんな、ご苦労さん。
試合結果だけ見ると4-13の大差だけど、
2回以降は取られた分取りかえすという「らしい」野球ができていた。
点には結びつかなかったものの、最終回の3連打も見事。
「粘りの野球」ができていたね。

県大会で背番号1をつけた小笠原くんの故障が痛かったと思うが、
高校に入ってからピッチャーを始めた菅原くん、高橋くんがよく頑張った。
特に高橋くんは2回途中から9回までのロングリリーフ。
特別速い球も持たず、コントロールで勝負のピッチャーだけど、
それでもきちんと押さえられるといういいお手本だった。
欲をいえば140kmのストレートを投げる及川くんの調子が
もう少し良ければ分からなかったかな。
3度にわたって点を取り合い、3点差のままだったなら
後半に強い花巻東の逆転も可能だったけど、
8回に打たれたソロホームランが高橋くんの緊張の糸を切ったのだろうと思う。
あの1点は試合を左右した1点だったな。
そういう意味では勝ち負けの差はたったの1点、紙一重だ。
何につけてもよくやった。お疲れさま。

さぁ、来週からはいよいよ花巻地区リーグ戦が始まる。
ここの勝者がセンバツに繋がる秋季大会のシードになるから、
各校の新チームはそこに照準を合わせて調整してきている。
花巻東は花巻に帰ってきてから新チームの立ち上げ。
来週土曜日の花巻北戦まで1週間もない。
いかに今のメンバーが2年生主体だったとはいえ大変だろうが、
花巻北関係者としてベストの状態での試合を期待している。

我が家では引退した長男に換わり、今度は次男(1年)。
今のところ練習試合では先発メンバーで出場したりしているが、
さて、どうなることやら。
楽しみでもあり、心配でもある(笑)。
まぁまだ1年生だから気楽に観戦できるかも知れないけどね。
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金比羅講中

2005-08-11 | 風屋日記
毎年8月15日、われわれの神楽は金比羅講中に呼ばれる。
何の変哲もない空き地にポツリと建っている「金比羅」の石碑。
その前に近所の人達が集まり、神楽を奉納するのだ。
かなりの昔(石碑には江戸時代の年号が刻印されている)、
この石碑の周辺の人達が四国の金比羅参りに行ったのだろう。
当時とすれば水盃で今生の別れを交わしての旅、
かなりの覚悟だったのではないか?
ヘタすりゃ、現代スペースシャトルに乗るより大変な旅だったのだろう。
無事帰ってきた人達が、それを記念してこの石碑を建てたものらしい。
そして今、その子孫達が毎年1度集まり神楽を奉納する。
100年以上、何代にもわたって続いてきた行事だ。

当日は夕方に現地入り。
おにぎりやら煮物やら漬け物やら、たくさんのご馳走が用意されている。
聞くと、接待役を毎年持ち回りで努めているとのこと。
ひとしきりご馳走になった後、神楽が始まる。
毎回5~6演目。
もちろん最後は権現舞で締め(写真は権現舞のかしら)、
熊野神社別当による祈祷で終わる。
その後は車座になっての直会。
当日集まってくる人達は、子どもも含め老若男女。
若い人達も代々続く行事に積極的に参加する。
これがこの地域の文化だ。

金比羅講中が終わる頃、花巻には涼しい風が吹きはじめる。



※見に来たい方には場所を教えます・・・が、蚊対策は必須
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イーハトーブフォーラム

2005-08-10 | 風屋日記
昨日はお色気さんのお誕生日だったそうで(おめでとうございます)、
それを祝ってのことかどうか分からないが(笑)、
今日8月10日は「イーハトーブフォーラム2005 光と音のページェント」と題して、
花巻で毎年恒例の花火を中心としたイベントが行われる。
ちなみに「イーハトーブ」とは「いわて」のエスペラント語読みをもじって、
宮沢賢治さんが名付けた「理想郷」の名前だ。

イーハトーブフォーラムは他の地域の花火大会とは違い、
打ち上げ数は7千発ほどと比較的少ないものの、
賢治さんの歌の合唱やライトアップイベントなどがプログラムされており、
北上川の河原に観客が大勢集まって音、光、色を楽しむ夏のイベントだ。
それもワイワイ騒ぐテンションの高いノリではなく、
河原で見ているとほぼ真上に打ち上げられる花火も含めて、
しんみりと感じる雰囲気になっている。
世界、宇宙へ拡がる生きとし生けるものへの思い。
世界中の貧困撲滅と平和への願い、
ささやかな生活の中に見い出す幸せへの希望。
そういう賢治さんの思想がこのイベントには込められていて、
ちゃんとそれらが表現できていると思う。
願わくば、このイベントを見る人達の心の中にも
そういうともしびが点りますように。

さて8月10日は、60年前の花巻空襲の日でもある。
こんな地方の田舎町にまで爆撃が行われたという悲劇。
40数人が爆弾や焼夷弾や機銃掃射によって命を落とした。
花巻の中心部も全て焼けた。
「空襲の日」ということもあって、この日にイベントが行われるのかは定かではないが、
(最近はわからないけど)かつては花火の後にたくさんの灯篭が北上川に流された。
花巻市民が60年前の空襲を忘れることなく
賢治さんの遺志を継いで、平和への願いを持っていられるよう・・・
そういう意図も、このイベントは持っているような気がする。

私の父も空襲で焼け出された。
当時祖父母と父が住んでいた家は町のまん中にあったので。
旧制高校を目指して浪人中だった父は、戦況悪化で受験勉強どころではなくなり、
花巻市内の軍需工場に働きに出ていた。
空襲警報により自宅へ走り帰った時に空襲が始まったという。
防空壕へ逃げる途中、賢治さんの弟の清六さんに遭遇、
清六さんは防空壕も危ないというので
賢治さんの遺稿や遺品を蔵に移している最中だったそうで、
父も必死で手伝ったと、生前聞いたことがある。
宮沢家にあった賢治さんの遺稿、遺品はそれで守られたが、
父の家にあった、賢治さんが書いた短歌の短冊類はすべて焼失。
「惜しいことをした」と生前父はよく嘆いていた。
でもね、命あっての物だね。
「生きなさい」「そして平和を願いなさい」と賢治さんが言っていたんだと思う。

花巻市民は大なり小なり賢治さんの思想の影響を受けて育っているが、
私が何かしらの哲学を持って生きているとすれば、
やはりそれは賢治さんの持っていた思想や理想がベースなのだろう。

毎年花火を見ながらそういう思いを強くしている。
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長崎

2005-08-09 | 風屋日記
ヒロシマに続き、今日はナガサキの60回目の夏。

写真は被爆後の長崎で撮られたもの。
幼い弟の遺体を背負い、
直立不動で荼毘に付す順番を待つ少年。
「噛み締めた下唇からは血が滲んでいた」
とキャプションに書いてあった。
(「地球を生きる子ども達 写真展」図録より)


最近のアメリカ国内でのアンケートの結果、
第2次大戦にて広島、長崎への原爆投下を肯定する人が
全回答者の50%を超えていた。

原爆使用決定には人種差別もあったとの説もある。
とあるカナダの政府関係者は当時の日記に
「原爆がドイツに投下されなくてよかった」
と記したそうだ。
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決定

2005-08-08 | 風屋日記
先日は「内定」だったけど、昨日決定。

「Million Live 1st」

と き 9月3日(土)19:00 open 19:30 start 21:00 finish

ところ 喫茶「ミリオン」(JR花巻駅そば なはんプラザ向かい)

入場料 1,000円(1ドリンク付き)

出 演 Katsu with 2 U
   (オリジナル曲も多数持つアコースティックバンド サワダ氏所属)
    Vo,G Katsuくん・Cho,Per Kameちゃん・P ジョージさん・B サワダ氏

    大地座
   (Folk Blues中心、コーラス重視のアコースティックバンド 私が所属)
    Vo,G 風屋・G,cho Mcatさん・P,Cho べんちゃん・B,Cho shishiさん

「ミリオン」は喫茶店ながら生ビールもあり、食事メニューもある。
飲みに来るもよし、夕食食べに来るもよし、音楽聴くもよし
とにかく、どんな名目だろうと集まるべし(笑)

あとでチラシができたらUPすっかなー。
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家事

2005-08-07 | 風屋日記
味オンチの私なので料理は苦手だが、
夕食後の洗い物なら毎日のようにやっているし
茶碗や皿がきれいになるのはうれしい。
もちろん翌朝のための米研ぎもする。
我が家は6合を1日に2回炊くので
(家族は4人・・・エンゲル係数は高い)
夜は翌朝分を炊き、朝食後に夜の分を炊くことになる。

洗濯や掃除は苦手でもないけど面倒。
特に掃除は気がつきはじめるときりがなくなり、
1日では済まなくなってしまうので、できるだけ目をつぶる(笑)
洗濯は洗濯機がやってくれるけど
干すのが面倒臭いんだよねー。

家事の中で一番好きなのはアイロンがけ。
普段着るシャツもコットンパンツも自分でかける。
ちょっと生乾き状態のものをシューッといわせながら
スパッとかけるのはとても気持ちがいい。
エアコンのない我が家なので、この季節は暑くて大変だけど
それでも2年前にコードレスアイロンを買ってからは
アイロンがけも楽だし楽しい。

次に好きなのは縫い物。
ボタンつけはもちろんのこと、
コットンパンツなどは裾上げせずに買ってきて、
1度洗って縮ませてから自分で裾上げしたりもする。
もちろんその後はアイロンがけ。
子ども達が小学生の時分は、リコーダーや定規入れを
好きな布地を選ばせて私が作ってやったりもした。
タイガースカラーのリコーダー入れなんて
持っているのはうちの子達だけだったろうなー(笑)

神楽の時には着物を着るので、
財布やら携帯やらタバコやらを入れるための巾着を作ろうと
布地だけは買ってある。
それもツートンにするべく2種類の柄の生地。
そのうち時間を見つけてゆっくり作って見るつもりだが、
なかなか時間ないねー。
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8月6日

2005-08-06 | 風屋日記
今日はヒロシマ60回目の夏の日。
あの日、突然生を断たれた方々に合掌。

今日は全国高等学校野球選手権大会開幕日。
「栄冠は君に輝く」を聴いて、またウルウルすることになる日。
各代表校は予選で敗れた学校の分まで胸を張って行進して欲しい。
花巻東も、もちろん高知高校も。

そして今日は休日出勤の後、
高校の同窓会の総会に出席予定。
毎年(これでも)最年少出席者だけど(^^;
昨年、同窓会副会長に(策略で)させられちゃったしなぁ・・・。
同級生が学校側の事務局だし、行かなきゃなんないんだろうなぁ。
最近忙しかったし、毎日暑いので少しのんびりしたいんだけど。

当地は昨日ようやく梅雨明けした。
家内は資格試験も終わり、少しゆったり気分みたい。
長男は土日もなく毎日課外、次男は今日~明日と八戸遠征。
それぞれの夏・・・。
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もう書いちゃおうかな

2005-08-05 | 風屋日記
サワダ氏が所属するアマチュアアコースティックバンドkatsu with 2Uと
われわれ大地座のジョイントライブ開催が内定。
9月3日(土)の恐らく19:30からになる予定。
場所もほぼ決定済みながら、お知らせするのはオーナーに確認してからね。
「いつでもいいぞ」と言われているのでたぶん大丈夫だけど、
9月3日は花巻祭の1週間前なので、山車づくりやらがある可能性があり、
一応確認が必要かな・・・と。

入場料も段取りもまだこれからだけど、
たくさんの方々のご来場を心から期待!!
続報を待て!!
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当地方言語彙についての一考察

2005-08-04 | 風屋日記
昨日の反応に気を良くして、今日も引き続き、
当地の方言の中でもごく一般的な語彙について私の考察を述べることにしよう(笑)


「いづい」
痛痒いという意味が一番近いと思うが、ニュアンスはもっとビミョー。
目にゴミが入った時などに「ちょっと目がいづい」などと表現することば。
標準語には適切に訳すことばがないので、とても便利に使える。
もともと「居づい」だと私は思うのだがどうなんだろう。
「~い」というのは名詞にくつけて形容詞化するための活用で、
最近は「エロい」「プロい」などと若い人達が使っている。
同じく形容詞化する活用に「~めく」があるけれど、
「エロめく」「プロめく」「いづめく」ということばは聞かない。
ま、「エロめく」なんてことばもどうかと思うけどね(笑)

「髪をけずる」
字面を見るとそら恐ろしい表現に見えるけれども、実はれっきとした古語。
「黒髪を櫛けずって・・・」という表現が、何かの古典に載っているはず。
漢字で書くと「梳る」と書くが、実は「毛擦る」だと私は睨んでいる。
当地出身の女の子が上京して、ことばのカルチャーショックを受けるのは
この「髪をけずる」が最初だと聞いたことがある。
「えー!? なに!? 削っちゃうワケ? コワーイ!!」と驚かれるんだそうだ。
うん、そう聞こえるかも・・・。

「カッパリとる」
水たまりや小川の中に足を踏み入れ、靴(特に長靴)の中に水が入った状態。
東京時代に友人達にこのことばを教えたら
「そんなに稀にある行為でもないのに決まった表現があるワケ?
 しかもそんなに長い表現をひとことで言い表わしてる。
 岩手弁恐るべし」と言われたことがある(笑)
生活圏によるものか、文化圏によるものか、
はたまた地域の小集団ごとに違うものなのかはわからないが、
「カッパとる」「カッパする」「カッポリする」など、言い方はさまざま。
もともとはその「カッポリ」が語源と思われる。
同じ地域の子が集まる小学校、中学校時代はさほど話題にならないが、
いろんな地域から生徒が集まる高校では、
この表現を取り上げて、どの地域でどう言うかが必ず話題になる。
異文化体験の第1歩だ。
でも大概「それは田舎の言い方だな」という目クソ鼻クソの世界なのだが・・・。

「だぁーれぇー」
「冗談じゃない」とか「何言ってんの」とか「そんなことあるわけないじゃん」みたいな
相手のことばに対する否定的表現に使われる。
英語で言うところの「No way!!」とか「You don't say!!」みたいな感じかな?
「あの娘が好きなのはオメーじゃねぇ!?」
「だぁーれぇー、そんたなごどあるわげねーべ」
という風に、大抵の場合照れ隠しに使われることが多い。
イントネーションが大事で、「だぁー(→)れぇー(↑↓)」となる。
私が子どもの頃、家族旅行で東京へ行きNHKを見学した際の話だが、
「ここで子役としてスカウトされたらどうすっぺね(笑)」
というような、旅行ハイでご機嫌な母の冗談に
「だぁーれぇー(照)」を大声で連発した私。
とうとう母から「ちょっと恥ずかしいからその方言やめてちょうだい」と言われたことがある。
ちなみに漢字で書くと「誰」と味もそっけもなくなるので注意。
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