風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

最近買った本

2016-11-30 | 読書


ワタシは何になろうとしているのか。
何をやろうとしているのか。
最近買った本を並べて再確認してみる。
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時の流れ

2016-11-29 | 風屋日記








かれこれ38年前、高校3年生だった。
当時のGDPは現在の約半分。
円相場は200円強で、これまた現在の約半分。
カード式電卓やNECのPC8001が発売され、
インベーダーゲームが流行り、
デジタル時代の幕開けとなったころ。
カセットテープレコーダーを小型化した
ウォークマンが若者に大ウケし、
アメリカのアウトドアファッションや
ウエストコーストファッションが流行るなど
若者が文化の最先端を担い始めた時代。
米中国交が成され、イラン革命もこのころ。

ずいぶん昔だねぇ。
でも高校の卒業アルバムを見てみると
高校生たちの姿は今とそんなに変わらない。
18歳も、38年経てばりっぱなおじさんになる。
言い方を変えると
今はしょぼいおじさんやじいさんでも
かつては将来に不安や期待を抱きつつも
汗をかきながら走り回る若者だった。
今10代〜30代の若い人たちも
数十年経てばおじさんやじいさんになっていく。
時間は残酷だけど公平。
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「へうげもの」十一服、十二服

2016-11-28 | 読書

以前から読み続けていた文庫版。
十服までしか持っていなかったので
このたび久しぶりに2冊大人買い( ̄∇ ̄)

この2巻の時代は関ヶ原の合戦〜その後。
大河ドラマ「真田丸」の後半と同じ時代になる。
石田三成一派を蹴散らしたところまでは
諸大名たちも意気揚々だったものの。
いつの間にかじわじわと家康の天下になって行く。
それに気付き始めた福島正則や加藤清正などの
豊臣の血縁や恩顧の大名たち、
そして東軍につきながらまだまだ天下を狙う伊達、
関ヶ原で家康の敵に回った上杉、毛利など。
その辺りの虚々実々の駆け引きや思惑、策略など
大河ドラマでは描ききれなかった部分が
このマンガによってとてもよくわかってくる。

有楽斎の立ち位置、各々有力大名の野心、
大坂方の気持ちや家康の計画など
大河ドラマを見る上でとても参考になっている。
そして主人公の古田織部の切腹の理由も
徐々にわかって来た。
それらは全て、あくまで作者の解釈によるし、
基本的にすべてフィクションだけれど、
でも確かにそう解釈するとすんなり腑に落ちる。

古田織部とともにある意味主人公である
数々の茶道具や茶室、設えの工夫なども面白い。
個人的には、
なるほど、小堀遠州の「きれいさび」は
こうやってできてきたのか・・・
というあたりがすごく面白かった。
織田〜豊臣〜石田〜家康と移っていく時代の中で
それぞれその時力があった者の美意識の変遷が
複雑な桃山文化〜江戸初期の文化を形作っているのだろう。

それにしても、イノベーターであった利休や織部は
現代茶の湯のマニュアル化を草葉の陰からどう見ている?
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LITTLE GIRL BLUE

2016-11-27 | 音楽


JAZZシンガーの下村瑞枝さんと
ピアノの遠藤征志さんとのデュオアルバム完成!!
繊細な歌声と歌心たっぷりの自由奔放なピアノが奏でる
スタンダードバラード集が今月末発売される。
一般的にJAZZというと(個人的には 笑)
薄暗い中で紫煙とウィスキーのイメージだが、
このアルバムはゆっくりとした休日、
差し込む太陽の光を眺めながら
コーヒーとともに聴くのが似合いそう。
これからの季節ならストーブの火に暖まりながら
ひとり静かに鑑賞するというのもいい。

デモ音源を聴いてみた。
鑑賞する分には香り高く心地いい音楽なのだが
歌うことを想像してみると
シンプルに見えて、実際に歌うには難しい曲を
しかも一発録りでレコーディングだなんて
想像するだに恐ろしい(笑)
自分にはとてもじゃないができそうにない。
この2人、やっぱりすごいな(^^;
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幸せ

2016-11-26 | 生活の風景


-5度の朝でも
ストーブの火に暖かく包まれる幸せ。

雨にも、雪にもさられることなく
ふかふかした布団の中で眠れる幸せ。

高級レストランが近くになくても
山や野の産物、三陸の海の恵みが食べられる幸せ。

ブランド品じゃなくても
2〜3千円で好きな服が着られる幸せ。

セレブなパーティーなんか縁がなくても
家族や親しい友人、知人たちと笑顔で過ごせる幸せ。

コンサートホールじゃなくても
自分の部屋でギターや三線弾いて歌える幸せ。

どこかへ出かけなくても
手元に1冊の本がある幸せ。
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BGM

2016-11-25 | 音楽


昨日の仕事中にBGMとして流したのは
ほんっとに久しぶりのこのアルバム。
Leroy CarrのピアノとScrapper Blackwellのギターによる
1930年代録音のold blues。
Robert Johnsonをはじめとする
この当時のドロドロな真っ黒いbluesとは違い
軽やかでおしゃれな雰囲気を持つ「音楽」だ。
自分的にはピアノでのbluesといえばコレ。



次に出してきたのは
おなじみ内田勘太郎師匠の「Chaki Sings」。
長い間愛用してきたChaki P-1をお蔵入りすべく
最後の響きを聞かせてくれるこのアルバムは
ハコの鳴りや、色気たっぷり艶やかな音を存分に引き出し
愛着たっぷりな演奏が心地いい。
勘太郎師匠、ホントにChaki好きだったんだなぁ。



そしてなんと最後はコレ(笑)
池田聡子さんの伸びのある透明な声と
火野正平さんの渋いハスキーボイス。
インスト曲も旅情を誘う。
自転車かなんかでのんびりどこかへ行きたいなぁ。
冬が過ぎて暖かくなってからね(笑)
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新穀感謝祭

2016-11-24 | 文化








勤労感謝の日というのは元々新嘗祭。
今年の収穫を神様に感謝する日だ。
欧米のThanks giving dayも同じ意味。

ということで、
当地では毎年この日に新穀感謝祭が行われる。
地元の熊野神社に、総代や農家の方々が集まり
今年の収穫を産土の神様に感謝する。
我々上根子神楽も祭式を手伝い、権現舞を奉納。
神話上の神様というより、
自然神への感謝が込められた伝統的慣習。
これこそが古からの日本的文化だと感じる。
決して戦前や明治への回帰が日本的とは思わない。
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「太陽の棘」

2016-11-23 | 読書

最後の最後、実話を基にした作品と知って驚いた。
アメリカ占領下の沖縄を描いた作品は数少なく
そういう意味でも興味深く読んだのだが、
全体を覆うこの空気感は
当事者からの取材によって写し出されたものだろう。
しかもアメリカ側からの視点で書かれているということも
この作品をますます興味深いものにしている。

地域の文化や生活を描写するのに
外からの視点はとても大切なことだと思う。
タイラたちの視点から描かれた作品だったら
全く違う作品になったはずだ。
もう一つ感じたことは、
人と人は違いを超えて交わることができるということ。
生きることに、自分の信念に真摯な姿勢は
違いを超えて人を惹きつける。
それがこういう殺伐とした軍隊の中にも存在したことが
ある意味救いになっている。
ただし戦争によって精神を病んだ人たちも出てくるが。
それもまた人間。
実際に銃を手に殺し合いの現場に立った者しかわからない。

 「『戦争は終わってなどいない。
   お前たちは戦争のさなかにいる』って、
  彼らは洗脳されている。
  だから僕は、彼らを診察するたびに、
  ああ、戦争はやっぱりまだ終わっていないんだな、
  って思うんだよ」

 父も、母も、妹たちも、祖母も、もうこの世にはいないのだ。
 アメリカのせいか、ヤマトのせいか、わからない。
 けれど、皆、殺されたのだ。
 戦争という名の、人間が生み出した生き地獄に巻き込まれて。

 「どのみち、おれら全員、いつかは帰ることになるんだろう。
  そうならなくちゃいけないだろ。
  おれらのためにも・・・沖縄のためにも」
 はっとした。
 沖縄のためにも・・・。

 僕らは、遅かれ早かれ、全員が沖縄から引き上げなきゃならない。
 それが、沖縄の人たちのほんとうの自立のためになるんだったら・・・
 僕は、喜んで帰国するよ。
 突然の帰国指令に最初は戸惑ったアランは、
 しかし、そう悟って帰っていった。

 ・・・殺して何が悪い
 私がカウンセリングを担当した患者の中に、そんな風に言った兵士がいた。
 ・・・生きていてもしょうがないような貧乏人を、
    たったひとり、殺したまでだ。
 ・・・どうせ戦争で殺すんだ。何百人、何千人とね。
 ・・・そうさ。何が悪いんだ?

この作品に描かれているのは昔の話じゃない。
沖縄では今もこの時代が続いている。

「太陽の棘」原田マハ:著 文春文庫
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2016-11-22 | 生活の風景


数年前からの症状だけど
両手の中指がおそらく血行障害だと思う。
なぜ中指なのか不明だけど
以前からの右手に続いて2年ほど前から左手も。
夏でも両手中指だけがしーんと冷たい。
寒くなるとその程度がひどくなり違和感がある。
動きに支障はないから放っておいているが
気持ち悪いこと甚だしい。
これが中指で済まなくなったらと思うと
ちょっと怖い気持ちもあるけれど
詰まりが心臓や頭じゃないから見て見ぬ振り(笑)

一昨年あたりから患った左手人差し指のバネ指は
痛さこそなくなったものの違和感は残る。
時々腫れぼったく感じ、何かが滞っている感じ。
指を握ったりさすったりしていると解消するから
やっぱり何かしらの体液か血液が詰まっているのかも。
ひどくなると今でも第1関節に鈍い痛みはある。
一時は医者にも通ったが、これも今は放置。

目の衰えがひどい。
疲れるとすぐに焦点が合わなくなりかすれ目に。
夕方などはしばしばして目が開かなくなる。
涙もポロポロ。
かつて目だけは自信があったのだが
目を酷使する仕事だけに今はおっかなびっくりではある。

それもこれも、歳のせいにしているけれど
衰えってのは目に見えてやってくるものなんだなぁ。



ということで、
目に良いというブルーベリーをスイーツでいただく(笑)
いやいや、単にスイーツを食べたいってことじゃなく
目のため、目のため・・・
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結婚20周年感謝の集い

2016-11-21 | 生活の風景




昨夜は知人夫妻の結婚20周年感謝の集いに出席。
なんと夫は紋付袴、妻は打掛姿、
長持唄が流れる中の登場となった。
ホテルからのサプライズのケーキ入刀も。
夫婦紹介は会場内を爆笑の渦に巻き込む内容、
司会も軽妙洒脱なアドリブで
夫妻の人柄同様和気藹々とした会で楽しかった。
最後の2人からの挨拶は
まずは夫が涙、涙で話せなくなる。
何とか続けた言葉は、妻へのサプライズの感謝の言葉で
今度は妻が涙、涙・・・

ふだん面と向かって言えないことを
親しい人たちがいる前できちんと伝える場というのは
本当に大切なことだと思う。
結婚披露宴などのパーティーは様々な演出があるけれど
心の内をちゃんと言葉で伝えられれば
それでその会の目的はほとんど達成できると思うんだ。
演出というのは単にそのためのもの。
そういう意味では、、昨夜の会も
最後の2人の挨拶がすべてだったんじゃないかな?

改めておめでとうございます。
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「蛇行する月」

2016-11-20 | 読書

幸せの形は人それぞれ違う。
誰でも幸せを求めて生きていくのだけれど
自分が感じる幸せってのは他人にはわからない。
また幸せを求めた結果が本当の幸せなのかも。
そんなことを強く感じた群像劇。

かなり興味深く読み進めたけれど
最後の幸せの形はまったくの想像外。
だからこそ考えさせられる作品。

桜木さんの作品の魅力の一つに
その独特の文章表現がある。
「直子は足の小指を箱のぶつけて、
 グラスを持ったまま数秒吠えた」とか
「『前に進むときは嫌でも進んじゃうから、
  今はその場所で潔くうだうだを楽しみなよ』」とか
「ひとりが怖かった。
 ひとりにならいためにしてきたあらゆる行動が、
 ひとりを引き寄せていた」など、
意外に心地よいリズムと
隅から隅まで周到に用意された秀逸な表現。
足の指をぶつけるシーンで散らかった部屋を表したり
孤独という重い心持ちを簡単な表現で描き描いたり。
これは見習うべきところ。
仔細なところも決して流して読んではいけない。
いつもよりじっくり表現を味わいながら読める作家だ。

ところで以前も書いたけど
桜木さんの作品は決して明るい雰囲気ではない。
ある種の諦観すら感じられる。
それでも読後に生きる勇気というか
希望のようなものを感じるのはどうしてだろうと
以前から考えてきた。
なるほど、その答えは本作のラスト4行にあった。
女性たちの生きる力は強い。

できれば表紙デザイン・・・
わかりやすいけど、もう少し凝っても良いかなぁ。

「蛇行する月」桜木紫乃:著 双葉文庫
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東京電力

2016-11-19 | 生活の風景




次から次と。
不遜で、姑息で、ごまかしに満ちた経営姿勢。
福島の事故当時やその後の対応を見ていてもお粗末過ぎる。
CSR(Corporate Social Responsibility)にも
CSV(Creating Shared Value)にも反する経営は
企業としての社会的使命を果たしているとは思えない。
果たしてこの会社は社会に必要な会社だろうか。
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女性自身

2016-11-18 | 読書


通気を振り絞って初めて買った(^^;
スーパーのレジに持っていくのは恥ずかしいので
セルフレジで支払い(^^;

なぜそんな思いまでして買ったかというと
マルカン再生の動きについての記事が掲載されていたからだ。
写真はマルカン写真集からのものを提供させていただいた。









最初の2ページ見開きに
同じ写真を3枚使っているのはいかがなものかとは思うが(^^;
それでもやっぱり地方のこういうムーブメントを
全国的に取り上げてもらうのはうれしい。
上町家守舎の運営引き継ぎ食堂再開発表以来
マルカン関連情報はちょっとストップしているように見えるけど
実際には各方面で様々な動きや計画がある。
これからまた取り上げられる機会が増えていくと思う。
食堂再開の日まで、我々も頑張る。
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2016-11-17 | 世界・平和


一昨日の朝日新聞より。
若い人たちが将来の夢を諦めざるを得ないというのは
本人にとっても社会にとっても大きな損失。
なんて辛い社会なんだろうか。
それも手が届かないのではなくて、
夢を叶えようと思えば叶えられるのに
この人のように将来に不安を抱いて諦めたり、
貧困のために諦めざるを得なかったり。

政治や社会のベクトルは
果たして国民ひとりひとりの幸せを向いているか?
守るべきものは「国」ではなく「国民」じゃないのか?

ただしこの高校生の悩みは
都会だからこその悩みのようにも感じる。
たくさんの収入は誰しも望むところなのかもしれないが
少なくとも地方では高い家賃の部屋を必要としない。
ミニマムな収入でもとりあえず生活はできる。
地方は小さな歯車がたくさん回るところ。
しかも昨日東京からいらした方に言われて改めて認識したが
地方だからこそ生活のクオリティは高い。
それはお金をかけたクオリティではないのだ。
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りょうり丸

2016-11-16 | 生活の風景
昨夜は母ちゃんの誕生日ってことで
仕事帰りに待ち合わせて
大船渡綾里漁協のアンテナショップりょうり丸さんへ。
シャレオツなディナーじゃないけど(^^; 大満足。





まずはでかーいホタテ焼きから。
これだけでもお腹いっぱいになるんじゃないかってほど。
塩味とミネラルと旨味たっぷりのツユも絶品。





そして鮭と白子の味噌仕立て鍋。
これまた量が半端ない。
ホントに2人分?ってほど。



シメはもちろん名物海鮮丼。
この刺身の厚さを見よ‼️
こんなに食べても合計4千円ちょっと。
これでもかっというぐらい食べて腹苦しー(^^;
コメント (2)
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