風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

欲ばりじゃなければ

2015-03-31 | 世界・平和


「一人でも私腹を肥やそうとすると、政治経済が発生するの。
 誰もそんなこと思わなきゃ、政治家も資本家もいらないの。
 お金がなくても、コンスタントに貧乏だと、
 ちゃんと人はしあわせなんじゃないかなぁ」

「二郎。世の中にはな、
 最後まで抵抗することで徐々に変わっていくことがあるんだ。
 奴隷制度や公民権運動がそうだ。
 平等は心やさしい権力者が与えたものではない。
 人民が戦って勝ち得たものだ。
 誰かが戦わない限り、社会は変わらない」

「この島に来て、ぼくはいろんなことを経けんしました。
 (中略)
 でもいちばん大きな経けんは、
 島の人たちとなかよくなれたことだと思います。
 島の人はみんないい人で、困っているとすぐに助けてくれます。
 困っていなくても世話をやこうとしています。
 ただで食べ物を分けてくれるなんて、
 東京では考えられないことですが、こっちではふつうです。
 たぶん、自分だけとくをしようとする人がいないので、
 みんな親切なんだと思います。
 (中略)
 人間は、欲ばりじゃなければ法りつも武器もいらないと思います。
 これはただの理想かもしれませんが、
 島の人たちを見ていると、そんな気がします。
 もし地球上にこの島しかなかったら、
 戦争は一度もおきていないと思います』

(以上、「サウスバウンド」奥田英朗:著 より)

今この国の政治家達は
借金だらけの財政にまた借金を重ねて金を資本家にばらまき
「武器を持たない」「武力を行使しない」という憲法の解釈を勝手に変え、
武器輸出三原則をねじ曲げて人殺しの道具を金儲けのために海外に売り、
大勢が未だに家に帰る目処すらつかない程の事故を起こした原発を稼働しようとし、
核のゴミの処分方法が不明のまま金儲けのために海外へ売ろうとし、
沖縄県民の意志に反して力づくで米軍基地を移設しようとし、
反対する者、邪魔する者は世間の目に触れないよう画策している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Life is an adventure

2015-03-30 | 映画・芝居・TV


先週で、NHK朝ドラ「マッサン」終了。
人気のドラマだったのは主演2人の好演もさることながら
テーマとなった「Life is an adventure」の言葉が
人々の共感を得たけっかだろう。
「人生は冒険旅行」
自分も背中を押された気分。

楽しみだったドラマが終わり、寂しくなったところで
またまた新たな楽しみが。
まずは「あまちゃん」再放送。



来週からスタートでBSプレミアム7:15~。
最初の放送時は勤めていたこともあり
特に前半見逃していたから、再放送は本当に楽しみだ。

そして火野正平さんの「心旅」。
2015年春~夏の新シリーズがスタートする。
これも大好きな番組だ。
今回は和歌山から青森まで、岩手も通る。

これまた新年度からの楽しみなスタート。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年度末

2015-03-29 | 生活の風景




北国の3月はまだ早春。
日陰の軒下には
まだ雪が残ったりもしているが
桜のつぼみもふくらんできて
つくしも顔を出している。

新しい季節、新しい年度。
うちの家族たちもそれぞれに
新しいスタートの時。



春はあけぼのというけれど
夕陽もきれい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伝統

2015-03-28 | スポーツ


選抜高校野球は8日目。
県岐阜商vs近江の試合をテレビ観戦した。
今秋D1位候補と評判の県岐阜商高橋投手と、
これまた好投手と評判の近江小川投手との対決。
これを見逃さない手はない。
そして期待通り、引き締まったいい試合だった。

高橋くんのストレートの質は別格。
8割が常時140km/h台のストレートにも関わらず、
近江打線は6回までヒット1本に抑えられる。
手元の伸びが素晴らしい、噂に違わぬ好投手だ。

実は個人的には、
コンパクトな腕の振りで、スライダーとシンカーを操る
近江の小川くんの方が好みの投手。
安定感たっぷりで、夏はこういう投手の方が勝てる。
近江は3人目で投げた2年生の京山くんも
きれいなフォームから伸びのあるストレートと
100km/hを切るブレーキの効いたカーブを
きちんとコーナーに決めていた。
このチームはいつも好投手を育ててる印象がある。
京山くんも楽しみだねぇ。

ところで、県岐阜商といえば野球だけではなく、
長い歴史を誇る伝統校。
アルプス席の応援団を見ていてもそれを感じた。
ただ騒ぐだけではない、整然とした応援は
伝統に育まれたものだろう。
一番伝統を感じたのは、ベンチの記録員。
学生服を着た上できちんと学帽を被っている。



今どき学帽を被っている高校生は珍しいが
逆にそれがかっこいいんだなー。
こういうところに歴史と伝統に基づく
矜持と姿勢が如実に現れるものだと思う。
バンカラ校を標榜しつつ
いつの間にか学帽を被らなくなった我が母校。
OBとしては被って欲しいんだけどなー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「サウスバウンド」

2015-03-27 | 読書
以前から気になっていた本。
著者の作品は何作か読んで気に入ってたし
表4のあらすじに「お父さんはカゲキハ」とあって
「今さら過激派かよ」と気になってもいたから。

ストーリーそのものは軽いタッチだし
それぞれのキャラクターもステレオタイプだけど
それは敢えてそうしたのだと見た。
(敢えて主人公を小学生にしたのだと思う)
内容的にはとても重く重要なテーマが描かれている。
今の日本が抱えるアベノミクス社会の問題や
沖縄米軍基地辺野古移設の問題など。
いつまで経ってもこの国は変わらない・・・どころか
ますますヤバい方向に目に見える形で進んでいる。

主人公のお母さんであるさくらさんがいいな。
いざとなった時の女は強い。

「サウスバウンド」奥田英朗:著 講談社文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ようやく

2015-03-26 | 生活の風景


花巻にも花の季節到来。
トップバッターはクロッカス。
なんか嬉しい(^^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

演目復活

2015-03-25 | 神楽・芸能


上根子神楽では
若手を中心に古い演目復活を図っている。
昔の人たちが演じている
貴重な古いビデオを参考にしながら
(音も映像も劣化しているからあくまで参考)
それぞれ役割を決めつつ少しずつ練習。
まずは「鞍馬」、そして「橋架け」「湯立て」と
徐々に復活させていく予定だ。
若いパワーが郷土芸能に力を注入している。

写真は鐘巻。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

民意

2015-03-24 | 世界・平和


この美しい珊瑚礁の海が沖縄・辺野古。

沖縄県と政府の対立が激化している。
毎日新聞ニュースより
「沖縄県は2月26日、
 防衛局が海底に沈めたコンクリート製ブロックが
 県が許可した区域外でサンゴ礁を損傷していることを現地調査で確認。
 知事の許可なく岩礁が破砕された可能性が高いと判断し、
 更なる調査が必要として移設作業の停止を指示した。」

「菅義偉官房長官は23日の記者会見で、
 沖縄県の翁長雄志知事が
 米軍普天間飛行場の海上での移設作業停止を求めたことに対し、
 『現時点で中止する理由は認められない。
  環境に万全を期して粛々と進めたい』と続行を明言した。」

先の総選挙時、安倍総理は
「選挙の結果は民意であり、負託に応える義務がある」
と確かに語っていた。
それでは沖縄選挙区、沖縄知事選の結果は民意ではないのか?
都合のいい時ばかり民意を強調し
(しかも選挙運動期間中は経済のことしか触れず)
都合が悪くなると面談すら拒否しての無視。
これは米軍の辺野古移転の是非以前の話であり、
民主国家であるかどうかすら問われる所業であると言わざるを得ない。
菅官房長官や中山防衛相は「法治国家」というが
これが法治国家のすることだろうか。
こんな国は到底「愛す」ることができない。

沖縄は「日本」である必要あるか?


ところで安倍総理の国会答弁も話題になっている。
朝日新聞ニュースより

「維新の党の真山勇一氏が訓練の目的を尋ねたのに対し、首相は
 『我が軍の透明性を上げていくことにおいては、大きな成果を上げている』
 と語り、直後は
 『自衛隊は規律がしっかりしている、
  ということが多くの国々によく理解されているのではないか』と続けた。
 憲法9条は『陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない』と定める。
 2006年の第1次安倍内閣の答弁書で
 『自衛隊は我が国を防衛するための必要最小限度の実力組織で、
  【陸海空軍その他の戦力】には当たらない』とした。」

どこの国のTOPになっているつもりだろうか。
これではまるで一党独裁国家の「主席」。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレーだJ

2015-03-23 | 食べ物・お店


昨日のお昼はJIROくんのカレー。
車でどこへでも出かけていく
ケータリングカレー屋さん。
火曜日と日曜日はBar Creamでの営業なのだ。
昨日のメニューは豚軟骨入り梅干しキーマカレー。
梅干しの酸味があっさり味を演出。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お彼岸

2015-03-22 | 生活の風景


次男夫妻の引っ越しの合間に
親父の墓参り。
墓に書いてあるのは親父方の祖父の字。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「『ぴあ』の時代」

2015-03-21 | 読書
昭和50年代に東京で大学時代を過ごして
ぴあを知らない者は恐らくいない。
首都圏では高校生も?
全国を席巻した学生運動の大波があっという間に静まり、
それまでの映画、音楽、書籍、イベントなどの
観念的なベクトルが少々ウザく感じ始めた
ポスト全共闘のシラケ世代(新人類とも言われた)は
芸術よりもエンタテイメントを、哲学よりもスタイルを
表現するサブカルチャーというジャンルを生み出した。
現代のサブカルチャーの萌芽となる。

リードしたのがぴあ。
それまでには無かった「情報誌」というメディアで
新しい映画や音楽やイベントを発信し続けた。
欄外の「はみ出し」と呼ばれた読者からの短信は
情報の発信者と受け手が同等であるという
インターネットの様式を垣間見ることができるばかりか
その短文はまさにツイッター。
明らかに時代を何歩も先取りしたメディアではあった。

我々読者は当たり前のようにぴあを享受したが、
これまた時代を先取りした学生起業のベンチャーが
いかに既存の社会の仕組みと戦い、
身を削りながら諦めずにこの世界を生み出したのか
本書を読んで初めて知った。

それにしても、この仲間たちの熱さはどうだ。
この方々の熱意はもちろんなのだろうが、
ポスト全共闘時代とはいいながら
そのエネルギーだけは
前時代をそのまま引き継いだのではあるまいか。

「『ぴあ』の時代 掛尾良夫:著 小学館文庫
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幻想的な風景

2015-03-20 | 


ガスに煙るスカイツリー。



隅田川もぼやけている。
桜橋の上から。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015-03-19 | 
もうお彼岸







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

服装

2015-03-18 | 文化


新卒時代から昨年8月まで
ほぼ30年間仕事ではスーツを着てきた。
初めの頃(というか独身時代と言ったほうがいいかな)は
それなりにこだわってブランドもののトラッドスーツ。
J.PressやBrooks Brothersを頑張って買っていた。
B.Dシャツは襟のラウンドが気に入ってJ.Pressのもの。
タイはストライプより小紋が好みだった。

結婚してからは金もなく(笑)こだわりも消え、
普通の量販店でスーツを揃えるようになった。
何せいかにカッコつけようと力仕事もせにゃならん。
(自分たちのことを「ネクタイ労働者」と自嘲していた)
高いスーツはもったいないもんねぇ。
でもB.Dシャツと小紋のタイの趣味だけは
(シャツはJ.PressからUNICLOに変わったけど 笑)
昨年8月まで変わらず着続けた。

昨年9月以降、スーツを着ることが無くなった。
実は元来スーツやネクタイ、ビジネスシューズは好きじゃない。
着なきゃいけないからスタイルにこだわってたけど
あんな面倒で肩が凝るものはできればパスしたい。
・・・ってことで、せいせいした(笑)
ここんとこ自宅整理が必要だったため
何着もあったスーツも
(イザという時のために2着だけ残して)処分できた。

もしかしたら
昨年から一番変わったのは、生活環境じゃなく
スーツから離れたことかも知れないなぁ。

あ、これからスーツを買う方にひとつアドバイス。
上着の裏によくサービスでネームを刺繍してくれるけど
あれは止めた方がいいと思うよ。
名前が入ってると古着屋に売りにくくなるから(笑)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AMAZON

2015-03-17 | 読書


本屋好きのワタシではあるが
急いで欲しい本がある時は時々利用する。
久しぶりに3冊注文。
1冊は業務用だが、これらの2冊は楽しみ(^^)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする