風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

2012-02-29 | 風屋日記
この歳になると
悲しい時も悲しい顔はできない。
辛い時も、切羽詰まった時も余裕の顔してなきゃならない。
苦しくてもニコニコしてなきゃいけない。
何事があっても動じた顔をしたりしてはいけない。
(実は心中アタフタしたりしているんだけど)
今ある現実をありのまま受け入れ、「今」を生きることしかできない。
それを人は「大人」と呼び、「醒めちゃったな」と諦める。
仕方ないんだよ。
そういう鎧を身につけなければこの歳を生きていけない。
鎧を脱げる時はだんだん限られてきて、
そしていつしかその鎧が自分の体と同化してしまう。
それが「大人」ということ。切ないけど。

今が一番幸せなのだといつも思っている。
「今がピークで、これから先は落ちるだけだ」と。
実際には周囲や環境が変わろうとも、
そんな気持ちの状態が何年も続いているんだけどね。
だから「今」を生きるしかない。



読了後にまた感想を書こうと思うけど、
今読んでいる本にそんなことを改めて教えられている気分。
よく考えたらすげーネガティブだけどね(^^;
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尻尾を振る人々

2012-02-28 | 世界・平和
勢いがあり、
過激な言葉に衆目を集める話題性があり、
いつの間にか人々の話題の中心になっている人達に
何十年も政権を動かす中心にいた人達が尻尾を振っている。
やれ「同じ考え」だの、「同感できる」だの、
それまでそんなこと一言も言っていなかったのに
いつの間にか自分たちの考えにすり替えながら。
みっともない。

教育は選挙で選ばれた知事が管理すべきだって?
それが公平、公正な教育だって?
選挙でアタマが変わるたびに方針がコロコロ変わる教育が
どうして公平で公正な教育なんだ?
教育のシロウトが知事になってかき回しちゃっていいの?
むちゃくちゃな教育方針が打ち出されたら?
どこが公平で公正なのか知りたいものだ。
ニュースでは断言しちゃってるけど
どうしてなのかはひと言も言っていない。

あの論理だと三権分立も公平でも公正でもなくなるね。
・・・と、ニュースを見ながらうんざり。
とにかく猫も杓子も選挙に勝ちたくて
勝ち馬に乗ろうと尻尾を振っている姿は醜い。
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たい焼き

2012-02-27 | 食べ物・お店
昨日、ふと気が向いて
向かいの駄菓子屋さんでたい焼き購入。
普段は全く間食しないけど、
甘いものはたまに衝動が起きる(笑)
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ROLAND Cube Street

2012-02-26 | 音楽
部屋に設置完了。
都内の1Rマンションではこれぐらいが精一杯。
ギーアンプCubeシリーズは30wを自宅でも持ってて
いい音&便利機能と知ってるけど、
これはMIC入力もついた2ch。
小ぶりながら20wあるし、何かと便利かも(^^)
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雨の物語

2012-02-25 | 音楽
化粧する君の その背中がとても
小さく見えて 仕方ないから
僕はまだ君を 愛しているんだろう
そんなこと ふと 思いながら
窓の外は雨 雨が降ってる
物語の終りに こんな雨の日
似合い 過ぎてる

誰もが物語 その一ページには
胸はずませて 入ってゆく
僕の部屋のドアに 書かれていたはずさ
とても悲しい 物語だと

窓の外は雨 あの日と同じ
肩を濡らした 君が
ドアの向こうに 立っていたのは

窓の外は雨 雨が降ってる
いく筋もの 雨が
君の心の くもりガラスに
       (詞・曲:伊勢正三)



雨といえばこの歌。
イルカの歌で流行ったけれど、
やっぱりショーやんの歌がいい。
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春のきざし

2012-02-24 | 生活の風景
春が来た
水音の行けるところまで


ころり寝ころべば青空


ふつと影がかすめていつた風


すなほに咲いて白い花なり


     (種田山頭火)
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「水のなかの蛍」

2012-02-23 | 読書
命の物語。
そして青年の成長=旅立ちの物語。
誰もいなくなったところから
彼はひとりで新しい1歩を踏み出す。
命について考え、体験しての旅立ち。

古いアパート風見館に住む奇妙な人達と、
喫茶店「前奏曲(プレリュード)」に集まる
それぞれ何かしら背負った人々が登場する物語は
語り口は軽妙なのに内容はとても重い。
(いや、軽妙だからこそ哀しさが増す)
主人公は様々な体験をし、話を聞きながら
命について考えていく。
人々が背負ったものはとても辛く哀しい。
でも不思議なのは、重く暗い内容にも関わらず
読み終えた後はとても優しい気持ちになれるのだ。
これはこの作家の作品すべてに言える気がする。

この人の作品を読んだのは
「アンクルトムズ・ケビンの幽霊(改題:国境のハーモニカ)」
「でいごの花の下に」「花淫れ」に続き、4作目。
登場人物は必ずと言っていいほど重い過去を背負っている。
そしてその記憶にこだわり、それでも人生を歩んでいく。
その哀しさに共感し、ある意味勇気をもらいつつ
それらの本を選んできた。
最近では「池永陽」という名を書店の棚に探すほどになった。
まだまだ未読の作品があるようだ。
楽しみ。

「水のなかの蛍」池永陽:著 集英社文庫
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「どうぞこのまま」

2012-02-22 | 音楽
「どうぞこのまま」
     (丸山圭子 作詞・作曲・唄)

ついこの前まで大橋純子の歌と勘違いしていた。
昭和51年に流行ったボサノバ系の切ない歌。
同じ年に流行った「あの日に帰りたい」同様
ガットギター1本で歌うといい雰囲気になりそう。
そのうちちょいと弾いて歌ってみようか。

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椿

2012-02-21 | 生活の風景
こんな色彩を
都心の真ん中で見つけた。
意外に東京という街は面白い。
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春の日差し

2012-02-20 | 生活の風景
昨日
中野サンプラザ8階にて。
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花巻駅

2012-02-19 | 生活の風景
昨夜から
朝までの積雪5cm。
今朝の最低気温は-9.8度。
これから帰京。


今朝のサンデーモーニングを見て思ったこと。
福島第一原発の事故調査委員会の発言は
まるでかつての日米開戦責任論。
誰も責任を取ろうとせず
すべて責任を押し付けやすい東電へ。
「東電からの安全対策について深く検討せず
 何となくOKを出してしまった。
 東電はそれにより『国からお墨付きをもらった』と」
「私は事務方ですので技術的なことはわからず・・・」
一番の問題は国会でも与党でも東電でもなく
行政なのではないか?
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「田村はまだか」

2012-02-18 | 読書
面白い。
軽妙な会話と表現豊かな人物描写。
表向きは普通の日常の中の一場面、
ごく当たり前にいる人々が表面的に見えているが、
実はその一人ひとりにそれぞれの人生があり
それぞれの思いや立場や言葉がある。
小説の中で主人公は次々に変わるけれど
考えてみれば人は皆自分の人生の主人公だもんね。

そして何より面白いのは
作者によるそれぞれの思いの描写と
その中で発せられる印象深い言葉。
この作品は吉川英治文学新人賞を取っているが
その選者のひとり大沢在昌氏の
「心の内側のヒダを爪で引っかいて来るような感触があり
 それが不快ではない。作者独特の才能といえるだろう」
とか
伊集院静氏の
「どこにでもあるようなちいさな存在である人の集まりに
 誰でもが経験し、大切にしてきた記憶があり、
 その時間に奇妙な輝きがある。
 それが人間、群像であるということを
 作者は心得ている」
という選評がよく言い表している。
語り口は軽妙だが中身は重い。

作者は自分と同い歳の女性。
描写に優れているということは
観察にも優れているということだろう。
50年浮世で曇った自分の目を恥ずかしく思った。
「田村」が言った言葉が余韻となって残る。
「(人は)どうせ死ぬから、
 今、生きてるんじゃないのか」


「田村はまだか」朝倉かすみ:著 光文社文庫
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福山城

2012-02-17 | 
風は冷たかったけど
空気や雲の形や太陽の光は
東京とも、もちろん岩手とも違い、
間違いなく春だった。
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「吉原花魁日記」

2012-02-16 | 読書
選んだ本が
期待ほどじゃなかった時の落胆は大きい。
残念ながらこの本の前に読んだものがそうだった。
そしてこの本・・・別の意味で落胆が大きい。
この装丁はいったい何なんだ。
中身の深刻さと深さ、重さを全く感じさせない
少女マンガのような軽い表紙イラストは何?
本はあくまで中身と装丁と体裁が三位一体でないといけない。

明治40年前橋生まれの19歳の少女が
(森光子さんというらしい。女優さんと同姓同名)
吉原がどんなところかすら知らずに周旋屋に騙されて
貧しい家計を助けるため身を売って入った大正13年から
命からがら逃げ出すまでの2年余の本物の日記。
吉原の中の辛い生活、膨らむ仕組みになっている借金、
同世代の女性たちだけ集まっている共同生活の狭苦しさ、
体を壊しての入院、軽んじられる命、存在・・・
それらを筆者は、過酷な仕事の合間に
自分を保っていられるよう日記を書き続けた。
その観察眼、筆力には圧倒される。

個人的には、現代とはかなり違う
大正末期頃の会話口調も大変興味深かった。
当時の本を読んでも文語調だったりしていて
実際の会話口調はこれで案外わからないもの。
この日記の中には遊女同士や店の使用人との会話、
そして遊女と客の会話が毎日のように出てくる。
その口調がとても興味深いのだ。
筆者が吉原を逃げ出し、
ひたすら外の世界を逃げている時の警官との会話、
市電(後の都電)の車掌との会話など
焦る気持ち、恐怖、疑心暗鬼などの気持ちが
生々しく描写されている。

この本は長らく研究用として読まれ、
一般書としてはほとんど人の目に触れていなかったらしい。
これだけの書き手が市井(というより苦界)に埋もれ、
しかもその後の消息も分からないというのが
返す返すも残念だ。
後半生が幸せであれかしと心から願う。

「吉原花魁日記」森光子:著 朝日文庫
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ウクレレ

2012-02-15 | 音楽
買っちゃった。
今までは借りてたけど
自分のものとして安いヤツを手に入れた。
ARIAの4,950円。
これで練習したい曲が今2曲ある。
なかなか弾くヒマないけどね(^^;
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