風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

2010-01-31 | 散歩
低い位置に
真ん丸く大きな月。
たなびく雲が
微かに筋状にかかって。
こんなの目にすると
地球も月も宇宙に浮かぶ惑星なんだなと
改めて思う。
人間なんてのは小せぇな。
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歳祝い

2010-01-30 | 文化
岩手では
大厄を迎えた男女の厄払いをした上で
歳祝いという宴会を開く。
満の20歳、40歳、60歳と続く人生の節目の歳祝いと、
数えの42歳大厄払いが一緒になったものらしい。

厄払いは神社での祈祷とは別に、
歳祝いではタワシを使って参加者みんなで厄を落す。

新年会が一通り済んだ後の1~2月、
県内ではあちこちで歳祝いが続く。
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微かな・・・

2010-01-29 | 生活の風景
ここ数日
風は冷たかったものの
日中が3~4度の暖かい日が続いた。
そして今朝の最低気温は-4度。
積もった雪が緩み、今朝表面が凍って
この冬初めての雪渡り。
積もった雪の上を沈み込むことなく歩ける。

かかとから着地せず、
足の裏全体を雪面に乗せるようにして慎重に歩く。
雪渡りは1度雪が緩まないとできないので
春間近い季節に楽しめる。
ほんの微かな春の兆し。

政権交代があったのに、前政権を継ぎ、
幼保一体法案が審議される。
幼児期教育の放棄。
都会の待機児童の問題があるなら都会だけでやればいい。
もっと言うと
箱ものを作ったりイベントやる予算があるなら
公立保育所を作ればいい。
社会性の基礎を育む幼児教育の軽視は
必ず将来に禍根を残す。

微かな兆しだけで、春はまだ遠い。
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裁判員制度

2010-01-28 | 世界・平和
あまり賛成はしない。
これって結局
公開吊し上げじゃないかと思ったりする。
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嘉司屋

2010-01-27 | 食べ物・お店
老舗の蕎麦屋。
わんこ蕎麦は花巻が発祥の地。
そして花巻市内でわんこ蕎麦といえばここ。
昭和30年代にわんこ蕎麦大会を始めた店とのこと。
石鳥谷なら佐々木屋、大迫ならふじかめだけど、
花巻市内で蕎麦屋といえば
同じく老舗で有名な大畠屋ではなく
私的には嘉司屋だなぁ。
ニシン蕎麦がお勧め。
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じゃがいも

2010-01-26 | 生活の風景
ざっと30種類以上
じゃがいもの種類がこんなにあるとは知らなかった。
ひとつひとつに種類の名前が添えられて
台の上にゴロゴロ置かれ売られている。
市外、県外にまで知られる
人気の産直「母ちゃんハウス だあすこ」にて。
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花巻市民劇場

2010-01-25 | 神楽・芸能
毎年
違う創作劇を行なっている
花巻市民劇場の今年の演目の題材は
我々上根子神楽の伝承物語。
台本を見せてもらったが
まぁストーリーは教科書通りの展開。
ただ実際にある神楽の伝承物語を
全くのフィクションに作ってしまっていいのか
ちと引っ掛かるところではある。

ともあれ劇中に神楽の出番が3個所ある。
権現舞、岩戸開き、三番叟。
台本を読んで出番のタイミングを確認しつつ
それぞれの演目持ち時間に合わせて
神楽衆内部で色々調整しているところだ。
昨夜は劇中BGMで使う寄せ太鼓の録音作業があり、
太鼓の代表と笛担当と手平鉦の私が3人で文化会館へ。

神楽は囃子の胴前と舞い手が微妙なバランスで
それぞれタイミングを取るJAZZみたいなもの。
「ハイ、権現舞演って下さーい」
「つぎは三番叟お願いしまーす」と言われても
舞い手がいないと難しいわなぁ(^^;
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御旅屋

2010-01-24 | 文化
もともと花巻祭は
鳥谷崎神社の神様がこの御旅屋に3日間お出かけになる
その間氏子が御旅屋をお参りすることになっている。
かつては御旅屋にも神殿があり
御旅屋前の広場が最もにぎわう場所だった。
(昔の人は東京がいかに都会かを言い表すのに
 「毎日祭のときの御旅屋の前みたい」と言ったらしい)
宮沢賢治さんの童話「祭の晩」にも御旅屋は出てくる。

現代の祭の中心は上町商店街前の道路のお祭り広場となり、
暴対法によるテキ屋締め出しで御旅屋前の出店や露店もなくなり、
神様の旅もいつしか忘れられて
祭期間中でも御旅屋前は寂しくなってしまった。
(お化け屋敷は今でも御旅屋前に来るけどね)

昨日参加した「星めぐりの街づくりセミナー」では
賢治さんの作品に何度も出てくる花巻城址や御旅屋について
十代の頃の短歌作品も挙げながらの話だった。
賢治さんの家からも歩いて数分のところにある御旅屋。
今は石碑だけだけど、
もっと市民が改めて注目していい。
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田舎力

2010-01-23 | 読書
昨日薦められ
昨日のうちにジュンク堂で買ってきた。
NHK出版の生活人新書。
著者は食環境ジャーナリストとのことで、
農業を中心とした地域再生や地域のブランディングを
全国あちこち回って取材し、コーディネーターを務める。
岩手をどうアピールしていくか。
そのヒントのために薦められたのだ。

さっそく昨日の帰り道、1/3ほど一気に読んだ。
そう、その通り。
全国あちこちで取り組み実績を挙げているやり方、
これだよなー。
まぁどこかと同じことをしても仕方がない。
人まねも好きじゃないし、
漠然とながら方向性も考えている積もり。
できることは限られるけど、もうちょっとなんだよなー。

ただし課題が2つ。
盛岡や花巻についてなら色々方法はあるけど、
岩手はあまりに広過ぎる。
この本にある例もみんな町単位の成功例だ。
さてどうしよう。

もうひとつ、
こういう事業の障害は発想力でも、資金でもない。
ましてライバル地域では全くない。
その地域に住む人間自身だ。
自分の住む地を卑下し、諦め、
頑張る人を笑い飛ばす人々。
まずはそこだ。
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燃える朝

2010-01-22 | 散歩
吹雪明け。
といっても地吹雪なので
風に雪が飛ばされて、
路面に残っているのは氷だけ。
こんな日は黙々と歩く。
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吹雪が来た

2010-01-21 | 生活の風景
夕方の岩手山。
今朝からの雨が上がったと思ったら
尖った風が強くなってきた。
岩手山のあたりは吹雪が始まっている様子。
こっちまで来るのかな?
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日替わりランチ

2010-01-20 | 食べ物・お店
今日の昼メシ。
かつおだしがよく利いたひっつみ汁が嬉しい。
固めに焼かれた厚焼き卵や鮭のカマも
もう今日のメニューはツボにハマりまくり。

ところが明日のメニューを聞くと
「厚焼きハムカツとアジフライですよー」
うわっ、それはそれでめちゃめちゃツボo(^o^)o
明日も来なくちゃ。

何よりメシが一番うまいラッキー本店にて。
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千早振る

2010-01-19 | 神楽・芸能
「ちはやぶる」とは
ご存じ「神」にかかる枕詞だ。
千早は神が着物の上に羽織る袖の大きな羽織。

我々の神楽において
舞の後ろの神楽幕の裏側は神の世界とされる。
神が自分の住む世界が幕を潜って
人の世界に姿を現すのが神楽であるとする。
だから舞い手は面をつけ、千早を着る。
神舞いの後、舞い手は面を外し千早を脱ぐ。
その後の舞はクズシと呼ばれ
人間による神への感謝の舞とされる。
ひとつの演目の中で
舞い手は神から人になり、
また神の世界に帰ることになる。

千早の袖は手が隠れるほど長く大きい。
この袖をできるだけ大きく見せるためもあって
舞い手は低く腰を落として舞う。
そして大きく、ゆっくり、
風になびかせ千早振る。


写真は6月の例大祭の時のもの。
演目は「岩戸開き」
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must do

2010-01-18 | 生活の風景
ある時
とあるカフェにひとりランチのために入った。
外向きカウンターの上にはベーグルと
写真のような吸い口付きのコーヒーカップ。
コーヒーを飲もうとカップのふたを取ろうとした時
隣に座っていた少し歳上の女性から声がかかった。
「ふたを取らないで吸い口から飲むカップですよ」
優しく微笑むその方に御礼を言い
吸い口を開けてからまずはベーグルを手に取った。

実は私はホットコーヒーを吸い口から飲むのが苦手。
口元で熱さを調節できないからだ。
だから普段はそういうカップの店を避けたりもする。
出された時は必ずふたを取って飲む。
その女性は私が知らないと思い親切に教えてくれたので、
敢えて御礼だけ言ってコーヒーが冷めるのを待ったのだが、
たぶん世間知らずの田舎者に見えたのだろう。
お節介とは思わない、というより有り難いことだと思う。

ただ「これはこうしなければならない」と
must doに縛られたくはないなと思った。
「男たるものかくあるべし」
「日本はこうあらねばならない」
そんなことはない。
吸い口が付いていたって、ふた取って飲んでもいい。
しなやかに、柔軟に物事を考えたい。
近頃色んなことが硬直化しつつあると感じるから。
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ツ・イ・ラ・ク

2010-01-17 | 読書
この方の小説を読んだは
今のところ「ハルカ・エイティ」に続いて2冊目なので
姫野カオルコさんという作家の総論は書けないが、
少なくともこの2冊の縦軸として「時間」がある。
「時間」は人に経験と容貌の変化を与え、
それでも基本的な「思い」は変えない。
そんな彼ら、彼女らの物語。

誰でもこの小説を読むと
自分が幼かった頃がオーバーラップしてきて
忘れ、記憶の奥底にしまいこんでいた「思い」を思い出す。
登場人物の彼ら、彼女らは私達自身だ。

とはいえ主人公は女の子。
男である私にとって、
あの頃の「男の子コミュニティ」や「思い」は懐かしいものだが、
「女の子コミュニティ」の中や
あの頃の女の子の思いや気持ちについては未知の世界。
当時は色々想像したものだけど、
35年経って種明かしされ。「ハズレ」と宣言されたキブン。
そうか、そんなことを感じ、
そんな風に思っていたのか。
今知ってもどうしようもないけど(笑)
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