風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

交流

2021-09-30 | 世界・平和
韓国に住む友人がいる。
以前東京に単身赴任していたときに
留学していた彼と知り合ったのだった。
私も東京時代お世話になった天ぷら屋ご夫妻を
「お父さん」「お母さん」と呼び
私にとっても弟(あるいは甥?)みたいな存在だった。
facebookでも繋がっているが、
最近は記事upも無くて、
どうしているかなと思っている。

15年ほど前に英会話教室に通っていた時
中国四川省出身の人と知り合った。
とても聡明な女性で、会話が楽しかった。
天安門事件も経験していたと言っていたが
詳細は「また今度ね」と言ったまま
それっきりになってしまった。
私がもう少し英語に堪能なら、
もっといろいろ話せたろう。
あの頭に良さにリスペクトを感じていた。

その英会話教室ではニュージーランドやアメリカの人たち、
今も会員になっているNGOではオーストラリアやタイの人たち、
そのNGOのイベントではベトナムの人とも交流できた。
私の従姉妹たちの中にはアメリカやイギリスに住み
その地の人と結婚している者も数人いる。
マチココでは27号からイラストを
アメリカ生まれに人に依頼している。
中学時代には、いわゆる在日といわれる同級生たちもいて
みんな同じ同級生として付き合った。

もっともっといろんな国の人たちと交流したい。
南米や西欧や東欧、ロシアはもちろんのこと
特にアフリカや中東、中央アジアの人たちと知り合いたい。
もちろん中国や韓国、なんなら北朝鮮の人たちとも。
そうやって、個人対個人ではすぐに仲良くなって話せるのに
どうして国と国になると面倒な話になるのか。
もちろん他国出身の友人たちとも結構深い話もするのだが
相手の話を聞けば聞くほど、立場や価値観の違いがわかって面白い。
なるほどそういう考え方ならそうなるよねという理解もある。

もしも国同士では面倒な話しかできないのなら
もう「国」という概念は要らない。
個人ベースでの交流があればそれでいい。
そんなことまで考える。
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喫茶きょうらく

2021-09-29 | 食べ物・お店


今に残る昭和な喫茶店として重宝していた同店が
しばらく工事中で閉店していた。
「まさか、このまま閉めちゃうんじゃないだろうな」
と、実は内心危惧していたのだが、
先日通り掛かったら、工事も終わりシャッターが開いていたので
さっそくランチしに行ってみた。

内部はフルリニューアル。
前よりこじんまりとした分、人と人との間が近い。
かわいい空間に生まれ変わっていた。



もちろん、これまた重宝していた個室も新しく。


昭和な雰囲気はそのままに、おしゃれに生まれ変わっていた。
いいねぇ、またここをランチミーティングに使わせてもらおう。



この日食べたのはカツライス。
相変わらず野ボリュームで、美味(^^)
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「ある男」

2021-09-28 | 読書

人を愛するとはどういうことなのか。
相手の何をもってして愛するのか。
人は誰しも名前や出自、家庭環境、仕事など様々な顔を持っているし、
服や趣味のもの、資産、家など様々なものを持っているが、
それらの顔やものは愛情にどのような影響を及ぼすものなのか。
ミステリーのようなストーリー仕立てながら
実に哲学的な作品になっている。
その人の過去が偽りでも愛することができるのだろうか。

「マチネの終わりに」でハマった作家だが


本作はより哲学的な内容になっている。
さすがは京都大学で哲学を専攻した作家だ。
内容が濃く、ますます更に別な作品も読みたくなってくる。

「『三角形的欲望』って知ってます?
 ルネ・ジラールだったか。
 人間は、一対一で欲望するんじゃなくて、
 ライヴァルがいるからこそ、
 自分もその相手をいいと思うんだって話」

「そして里枝は、自分がもし、最初からその事実を知っていたなら、
 果たして彼を愛していただろうかと、やはり自問せざるを得なかった。
 一体、愛に過去は必要なのだろうか。」

「ある男」平野啓一郎:著 文春文庫

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ツヴァイゲルトレーベ ロゼ

2021-09-27 | 生活の風景



先日行った、ぶどう農家の高校の同級生が
自分の畑で採れたぶどうを使って醸造したワイン。
これは昨年のもので、当時まだ自分のワイナリーがなかったので
高橋葡萄園さんに醸造してもらったものだ。

以前、赤を飲んだことがあり、
爽やかな辛口がこってり料理にバッチリ合っていたが
このロゼも同系統で飲みやすい。
なんとなく「ロゼは甘い」というイメージをもっていたが
これも赤と同様の辛口で、
アヒージョやミート系ピザなど、イタリアンが似合いそう。
さて、新ワイナリーでできる今年のワインはどうかな?
楽しみ(^^)

実は昔ワインは苦手だった(^^;
飲めるようになったのは東京単身赴任時代。
そして多少知識や味の違いが分かるようになってきたのは
マチココで調べたり、地域おこし協力隊の人たちの働きを見つつ
大迫のことに関わるようになってからだ。
まだまだひよっこ(笑)
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勝手な想像

2021-09-26 | 社会
勝手な想像を書きます。

自民党総裁選挙は誰も過半数を取れずに決選投票へ。
    ↓
結果、AAA陣営の多数派工作で岸田氏が当選
    ↓
組閣において、小石河野陣営が干される
    ↓
その後の総選挙においても公認を外される
    ↓
選挙後、小石河野陣営が一斉に離党し新党結成
    ↓
自公与党が弱体化し、維新に連立を持ちかけるも断られる
    ↓
維新と国民民主党が連携
    ↓
自公、国維、立社共の3極体制となり
小石河野新党がどこと組むか
キャスティングボードを握ることとなる。

ってな状況になると、
果たして今後の国の舵取りはどうなるかな?
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「たそがれ大食堂」

2021-09-25 | 読書

もうね、表紙からしてマルカンビル大食堂(笑)
手に取った瞬間ににやけてしまった。
どんどん読み進める。
読みながら、脳内でイメージする場面、舞台が
とにかくマルカンビル大食堂でしかない。

作家、坂井希久子さんが本作品執筆の参考にするため
発行元である双葉社編集者とともに
マルカンビル大食堂にいらしたのは2019年11月。
経営者の小友くんとともに、私もお話を。
この大食堂が持つ魅力をあますことなく描写しつつ
そこにオリジナルストーリーを載せた
読ませるエンタテイメントに仕上げていただいた。

20代、30代、40代の逞しいシングル女性たちを中心に
大食堂で働くパートの方々も生き生きと描写。
残念ながら、出てくる男性陣みんな情けないのだが(^^;
やはり女性が力を発揮できる場は活気があるし
どんな苦境でも変革を恐れず立ち向かうことができる。
爽やかな読後感。
マルカンをイメージしていた分
この人たちがすぐそばにいるような気がした。
心強い(^^)

心に残った一節。
「店内の適度なざわめきと、厨房から漂ってくるいろんな料理のにおい。」
「いい光景だ。
 見ているこちらまで、なぜか懐かしい気持ちにさせられる。
 そうか、美由起がこの大食堂にノスタルジーを感じてしまうのは
 数多くのお客様の、記憶の欠片(かけら)が散らばっているからだ。」

「たそがれ大食堂」坂井希久子:著 双葉社
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Machicoco便り vol.88

2021-09-24 | マチココ

花巻まち散歩マガジンMachicoco28号の編集が始まっています。
先日は光太郎レシピの撮影が行われました。
天気予報はあまり芳しいものではなかったのですが、
幸い撮影が行われた午前中は雨に降られず済みました。
(翌日の「和装で散歩」撮影は大雨でしたが)

今回のメニューはこのまま販売しても人気まちがいなし。
目からウロコの現代風メニューでした。
昭和20年代にこれを食べていた光太郎さん。
すごい。
どんなメニューか、乞うご期待。

花巻まち散歩マガジンMachicoco28号は10/10発行予定。
以下の協賛店、販売店での取り扱いとなります。

Joe's Lounge
花巻市大通り1-4-14 小友ビル1F
tel.0198-29-5655

Lit work place
花巻市大通り1-7-40
tel.0198-41-3049

大原ホンダ 
花巻市下小舟渡540-11 
tel.0198-23-2024

有限会社宮沢新聞店 
花巻市末広町2-17 
tel.0120-343-838

株式会社上町家守舎
花巻市上町6-2 マルカンビル1F 
tel.0198-29-5588

茶寮かだん 
花巻市花城町11-12 
tel.080-2823-1048

中舘内科クリニック
花巻市不動町2-1-4
tel.0198-41-1515

Barbershop switch
花巻市御田屋町1-60 
tel.080-3328-9777

株式会社三田商会
花巻市御田屋町1-33 
tel.0198-22-3030

株式会社風童社
花巻市桜町4-240-1  
tel.0120-249-166

株式会社星光舎
花巻市桜木町3-27-2
tel.0120-464-641

HAIR & MAKE EARTH 花巻店
花巻市桜台2-23-2 
tel.0198-21-3288

合資会社末廣 パティスリーアンジュ
花巻市星が丘1-1-18 
tel.0198-21-1488

株式会社中央コーポレーション
花巻市東宮野目第11-5
tel.0198-26-3033

高木丘クリニック
花巻市高木18-61-2 
tel.0198-22-0103

スターブリッジいわて株式会社
花巻市松園町1-6-1 
tel.0198-23-0771

花巻商工会議所(各支所でも販売中)
花巻市花城町10-27 
tel.0198-23-3381

だいわブルーベリー園
花巻市鍋倉字地森7 
tel.0198-24-4888

どんまいプロジェクト花巻
販売:ファームプラス
花巻市上根子字下田60-2
tel.0198-33-0594

社会福祉法人 大谷会
花巻市湯口字松原53-1 
tel.0198-25-2125

株式会社文化タクシー
花巻市双葉町6-2 
tel.0120-233-181

株式会社とうわ地域資源開発公社
販売:東和温泉
花巻市東和町安俵6区135 
tel.0198-42-4311

たく整骨院
花巻市上町12-12 
tel.0198-22-7763

医療法人廣正会寺内歯科医院
花巻市西大通り2-13-13 
tel.0198-41-1818

須田内科医院
花巻市円万寺字下中野46-4 
tel.0198-38-1121

白鳥の停車場
花巻市高松26-3[ 童話村内 ]
tel.0198-31-2040

道の駅はなまき西南
花巻市花巻市轟木7-203
tel.0198-29-5522

ワンデイシェフの大食堂
花巻市東和町土沢8 区115
こっぽら土澤内 
tel.0198-29-5700

花巻南温泉郷 湯の杜 ホテル志戸平
花巻市湯口志戸平27-1
tel.0198-25-2011

医療法人百帆会
耳鼻咽喉科・わたなべとしや診療室
盛岡市北飯岡1-2-67 
tel.019-656-4133

医療法人報恩会
とみつか脳神経外科クリニック
花巻市御田屋町1-41
tel.0198-23-2100

鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1 
tel.0198-25-2311

賢治の広場
花巻市上町3-4 岩田ビル 1F
tel. 0198-24-0818

サイクルショップ オーバー
花巻市石鳥谷町八幡7-29-7
tel.0198-45-6168

小山田泰彦司法書士
土地家屋調査士事務所
花巻市花城町12-6
tel.0198-22-4194

株式会社木村設計A・T
花巻市花城町3-3 3階
tel.0198-23-3818

カフェレストランきゃびん
花巻市矢沢4-62-27
tel.0198-31-3023

鏑八幡神社
東和町土沢5 区169 
tel.0198-42-4333

BOOKS&THEATER Café 風人堂
花巻市末広町2-13
ゲストハウスmeinn 1階

ブックス銀河
tel.0198-22-7760
fax.0198-77-2252
Email. books.ginga7760@clock.ocn.ne.jp

株式会社小瀬川新聞店花巻販売センター
花巻市大通り1-14-28
tel.0198-23-2254

株式会社青木家具製作所
花巻市中根子弐拾弐神明41-2
tel.0198-24-6750

お山カフェ アスチルベ
花巻市大迫町内川目1-17
tel.0198-48-5223

ジュンク堂盛岡店
https://www.moss-build.com/floor/junkudo

さわや書店各店
http://books-sawaya.co.jp/rn_tenpo/

東山堂各店
http://www.tosando.co.jp/shop.html
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9月23日

2021-09-23 | 生活の風景
35年前の今日、婚姻届を出し、結婚式や披露宴を行った。
数年前に当時のビデオ(今はDVDにダビング済み)を見る機会があり
参列してもらった新郎友人たち、新婦友人たちを見て
「みんな若いなぁ」と苦笑したのだが
(我々は高校の同級生同士なので、共通の友人たちが多い)
考えてみれば35年ってすごいね(^^;
我が家の場合「アナタはアナタ、ワタシはワタシ」のノリなので
それぞれの世界を持っている感じ。
だからこそ長いこと保っているのかも知れない。

ところでそのビデオ。
今は亡き親父の挨拶やら、仲人(中学時代の担任)の存在やら、
今となっては古式ゆかしい結婚式&披露宴だったと感じる。
当時はそれが当たり前だったのだが
改めて時代の流れを感じる瞬間ではあった。
それだけ長く生きてきたんだね。

9月23日は、そういうことで毎年祝日(笑)
(たまに1日ずれるけど)
覚えやすくていい。
ちなみにウチの両親も同じ日が結婚記念日で
親父が生きていたら62年目。

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ぶどう狩り

2021-09-22 | 生活の風景
一昨日の祝日はきれいな秋晴れ。
高校の同級生が脱サラし、移住→就農したぶどう畑へ
好天に誘われ行ってみた。
彼はワインが作りたくてぶどう作りを始め、
今年なんと自前のワイナリーまで作ったのだが
生食用も少し作っているとのことで
もちろん目的はぶどう狩り。



日向は少し暑いぐらいの天気だったものの、
ぶどう棚の下は木漏れ日がチラチラしていて心地いい。
狩るぶどうの選定は同級生と家人に任せ、
私は出荷用のカゴに腰掛けて、しばしのんびり。



息子一家や実家のお袋のところの分も併せ
シャインマスカットやサニールージュ、スチューベン。
「箱が空くから」とおまけにナイアガラも入れてくれた。
1番の目的だったフジミノリはまだちょっと早いとのことで
今週末もまた恐らく行くことになる。
畑仕事とワイナリーの仕込みで忙しい同級生に
コーヒーでも淹れて持っていってあげようか。
もちろん自分もゆっくりしたいし(^^)
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私たちの望むものは

2021-09-21 | 音楽


かつてフォークの神様と言われた岡林信康さん。
実際に活動していたのは数年だったんだねぇ。
はっぴいえんどをバックに従えたライブ映像に興味津々。
茂さんのギターがいかにもの音。
でも後のトレードマークだったストラトじゃなかったんだね。


岡林さんのアルバムは中学生の頃にレコードで買った。
有名な「山谷ブルース」「友よ」
「チューリップのアップリケ」とともにこの曲も入っていた。
レコードを聞くまで知らない曲だったのに
出だしの「私たちの望むものは〜」の繰り返しが
やたらと耳について離れなかった。

私たちの望むものは・・・
自民党総裁選挙のニュースばかり目につく昨今。
私たちが望んでいるのはイデオロギーや押し出しの強さじゃない。
右でも左でも良い。
ひとりひとりの命を大切に思ってくれる社会。
弱者に寄り添う社会。
辛くて泣く人がいない社会。

 私たちの望むものは
 社会のための私ではなく
 私たちの望むものは
 私たちのための社会なのだ
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花巻の風 vol.8

2021-09-20 | 音楽

週刊金曜日に月一度連載の「花巻の風」。
9/17号では花巻リズムヤンガーを取り上げた。
実は日本で一番歴史あるアマチュア社会人ビッグバンド。
75周年記念コンサートは来年になってしまったし、
いわてジャズも延期になったりして、
コロナ禍で出演は激減してしまっているが、
それでも真剣に、でも明るく音楽に取り組むメンバーたち。
そんなバンドをルポした。
全国の書店で販売中。
ぜひご覧ください。
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個人的なギモン

2021-09-19 | 社会
あくまで個人的に、単純な疑問として書くことなので
あまり難しいことを突っ込んで欲しくはない。
「そう考える人もいるんだなー」と思ってもらえれば幸いだ。

先日「私はワクチンを打たない」という人と話をした。
それはもちろん個人の判断だからどうこう言うつもりはないし
責めるつもりも毛頭ない。
私も「絶対!」でワクチン接種したわけではなく
身内に年寄りや小さな子どもがいるから「せめて」と思ったものだ。
ついでに言うとこれからの人にマウントするつもりもない。
それはタイミングだけの問題だから。
でもやはり2回終えて安心感があることは否定しない。

ちょっと引っかかったのは
その「打たない」と言う人が、普段から強烈な嫌煙論者ということ。
注射でも呼吸でも体内に異物を入れたくないという考えならば
あるいは単に「匂いが嫌い」「煙い」だけなら
なんとなく理解できなくもないのだが
その人の嫌煙についての考えが
「副流煙で肺ガンや心筋梗塞を引き起こすから」と聞き、
ふと小さな疑問が生まれたのだった。

電車の中でも、勤務先や家でも普通にタバコが吸われていた1975年、
肺がん患者数はせいぜい年間2万人ほどだった。
ここ20年ほどで喫煙者の数も吸える場所も年々激減していっているが
2015年には肺がん患者数は年間11万人を超えている。
別な資料に基づくが、心筋梗塞罹患者も1975年から2011年は約2倍。
確実に喫煙者も副流煙被害も減っているはずなのに
これはどういうことだろう。
もちろんそれらの疾患原因はタバコだけではないから
そういうこともあるのだろうが
逆に考えると、副流煙の影響はどれだけあるのだろうか・・・
というギモンがひとつ。

もうひとつは、例えば2015年の肺がん罹患者が年間11万人。
一方で新型コロナウイルス感染者はこれまでの1年半で163万人。
果たしてどちらが危険だろう。
もちろんコロナ感染者は無症状者や軽症者もいるが
肺がんも今は治る病気で、社会復帰している人も多い。
肺の病気を懸念している人が、別の肺の病気を避けようとしていない。
ということに対して、ささやかにギモンを持ったのだった。

重ねていうが、ワクチンはあくまで個人の意思。
そのことだけにどうのこうの言うつもりはないのだが。
ちなみに私は喫煙者だけど
少なくとも周囲には気を遣っているし、マナーも守っているつもり。
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「青い鳥」

2021-09-18 | 映画・芝居・TV

「大人はみんな、十四歳だった」
というキャッチフレーズがすべてを物語る。
大人になると様々な忖度やら、しがらみやら、保身やら、取り繕いが
日常の当たり前となり、それが「大人になること」と言われる。
その際たるものが政治なのかもしれない。
でもそれは本当に「大人になる」ことなのだろうか。

「忘れないことが責任」という言葉は
先日見たNHKドラマの「しかたないというてはいかんのです」を
思い起こさせてくれた。
もしかしたら「大人になる」とは
忖度やら、しがらみやら、保身やら、取り繕いを身につけることではなく
自分が生きていく中で
ひとつひとつ重い荷物を背負い続けることではないのか?
考え続けることではないのか?

2008年の映画。
原作は重松清さん。

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「JR上野駅公園口」

2021-09-17 | 読書

かなり話題になった本が文庫化されているのを見つけ
気になっていた本をようやく手に入れられた。
話題になっていたのは数年前だが、
実際に読んだのがコロナ禍中ということで
よりリアルに感じられた気がする。
ホームレスはいつの時代にもいて社会問題になっているが
彼ら、彼女らは決して特別な存在ではない。
どんな人でも、歩んでいる道の横には深い落とし穴がある。
生きることに不器用な人ほど足を踏み外す。

いや、足を踏み外しているのか?
私たちは知らず知らずのうちに突き落としているのではないか?
ホームレスの存在について社会を批判することは簡単だが
果たして自分の責任はどうなのだろう。
自分も社会の縁にしがみついて、
なんとか人並みの生活を送っているけれど
一緒にしがみついている人たちを蹴落としてはいないか?

いくつかのレビューを読んだけれど
自分ごととして読んでいるいる人がいないことが気になった。
「弱者にこそ公的支援を」
それは近未来の自分ごとかもしれない。

「JR上野駅公園口」柳美里:著 河出文庫
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ひっつみ

2021-09-16 | 食べ物・お店

秋から冬にかけての岩手の郷土郷里といえば
ご存知、芋の子汁と並んでこのひっつみ。
要はすいとんなのだが、
小麦粉のダンゴをきちんと形に切るのではなく
手で「引っ摘む」からひっつみという。
形も大きさもひとつひとつ違うのがまたいい。
食べがいのある大きいものから、
汁がよく絡んで旨味たっぷりの小さなものまで
同じ「ダンゴ」でもバリエーションを楽しめることになる。

具はダイコンやらニンジンやらネギやらとともに
各種キノコ類がたっぷり。
そういう意味でも秋の味なのだろう。
この写真には鶏肉のつくねが入っていたが、
鶏もも肉が入っていることが多いかもしれない。
大好物。
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