風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

昔のことを調査

2023-09-30 | 風屋日記
昔、花巻には花陽館という映画館があった。
大正時代後半ごろに開館して昭和初期に閉館・・・という
全国の映画館をオーソライズしているサイトで知った。
他の資料では、大正9(1920)年の古地図には載っていたが
昭和5(1930)年の「映画名簿」には載っていないらしい。
当時の大工町、現在の双葉町のあたりだった由。

なんでこんなことを調べているかというと
昭和20(1945)年8月10日の花巻の空襲で焼けた我が家が
どうやら大きな建物のすぐ隣だったようだから。


これが唯一残っている我が家の写真。
(というか、祖父の家で親父が育ったところ)
隣の大きな建物は、ちょっと酒蔵みたいにも見えるが
当時この辺りに酒蔵はあったのだろうか。
少ない資料で調べてみてもわからない。
唯一この辺りの大きな建物として見つけたのが花陽館。
もしかしたらこの写真当時、もう営業していないかも知れないが
この大きな建物が花陽館である可能性が高まる。

家の庭は普通南側にある。
ということはこの写真は南から北に向かって撮られている。
花陽館の位置からいって、家の横の板塀の向こうが大工町の通りだ。
昔親父から聞いた
「我が家は賢治さんの家と庭続きだった」
という話がこれらの方法と推理によって証明された感じ。
当時祖父母は宮沢家の方々と近所付き合いをしていたそうだ。
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むかしむかしの物語

2023-09-29 | 風屋日記


明治の中ごろ、この近くで出会った2人が結ばれた。
そこから物語は始まり、広がる。

年号と出来事を羅列するだけでは歴史的な知識に過ぎないし、
「昔のこと」と興味を持たれることもないかも知れない。
しかし、様々なエピソードとともに語られると
その人となりが立体的に浮かび上がって見えてきて
どんなに昔のことでも身近なこととして感じられるようになる。
この2人の出会いは日露戦争より前のこと。
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時は淀みなく流れる

2023-09-28 | 風屋日記

最近、自分のルーツを調べていて
昔のことについて知らなかった新しい事実や
初めて見る写真や手紙の存在を知った。
いろいろと驚くことばかりで興奮してしまう。

上の写真は、昭和26年の祖父葬儀の時のもの。
入院中だった父はここにいない。
私のいとこに当たるこの写真の子たちは
もちろん今も健在で先日会ったばかりだが、
私の親戚である大人たちはみんなもう泉下の人だ。
当時まだ30代から50代の方々。
まさに社会の中枢におられた年代だったろうが
それから約70年経って、私の年代を経て
社会の中枢は私の息子たちの年代になっている。
私が平均寿命を迎える25年ほど後には
孫たちが社会を担い始める時代になっていることだろう。
それまでそれを目にできるかどうか分からないが。

昭和26年といえば、私が生まれる9年前。
そんなに昔のことには思えない。
でもこの写真を見ると、ずいぶん昔の感じだよねぇ😅
少しずつ、少しずつながら、
それだけ時間が経ったということなんだな。
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SWANKY THE DINER

2023-09-27 | 食べ物・お店





新聞記事で知った新しいハンバーガー屋さん初潜入。
石鳥谷の駅すぐそばで、おしゃれな感じだ。
ハンバーガーはボリューミーながら飽きない味。
たぶん素材がいいんだろうね。
チェーン店など比べものにならないほど美味しいし
普段ジャンクフードはほとんど食べないけど
これはちゃんと「食事」という感じ。
もちろんリピート必至。
あまり時間がなかったからメニューぱっと見で
モッツァレラチーズバーガー頼んだけど
次回はちゃんとメニュー精査して注文しよう。

ちょいと残念だったのは
フライドポテト完食を自粛したこと。
美味しかったので数本食べたけど
塩分が心配で、紙ナプキンに包んで持ち帰った😅
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役割語

2023-09-26 | 文化
先日の「チコちゃんに叱られる」で
「『ザンス』言葉は残っているのか」という話題があった。
ブルジョワ(これも死語?)の奥様の役割語(その立場を表す言葉表現)
みたいな存在の言葉だが、かつては普通に使われた言葉で、
絶滅危惧種的になった頃から役割語になってきたという気がする。
井上ひさしの処女小説「ブンとフン」の中に
お金持ちの奥様方が歌った歌があった。
「サイザーンス サイザンス
 おミュージックはサンサーンス
 ルネッサンスにサイエンス
 ファイヤンスにグッドセンス
 教養高いホモサピエンス
 ドレスはパリのハイセンス
 家具は柾目の桐ダンス・・・」

さてこの「ザンス」だが(「さいザンス」=「そうザンス」)
元々は「そうでございます」じゃないかと想像している。
「ございます」→「ござんす」→「ザンス」みたいに。
花巻地方の方言的な言い方に「ガンス」というものがある。
(アニメ「怪物くん」の狼男が「そうでがんす」と言う)
これもまた、恐らくは
「ございます」→「ござんす」→「ごあんす」→「ガンス」かも。
実はこんな言葉の変化について以前から興味を持っていた。
たとえば、地方出身者の役割語的一人称「オラ」。
これはたぶん「おれは」→「おれぁ」→「おらぁ」→「オラ」。
同じように、高齢者や西日本の人間の役割語的一人称「ワシ」は
「わたし」→「わちし」→「わっし」→「ワシ」。
「チコちゃんに叱られる」によると、「〜じゃ」という言い方は、
江戸初期に関西から来て指導的立場にあった高齢者の関西弁が
年長者の言い方として役割語的な言葉になった由。
「ワシ」ももしかしたらそのひとつなのかも知れない。
実用的には消滅するのと反比例して役割語になる。
面白いなぁ。

かつて比較的高齢の東京女性の終助詞を話題にしたことがあった。


もしかしたら絶滅危惧種と思われる「わよ族」も
その存在が失われたのちにその言い方は役割語になるのかも。
いや、もうなってるかな?
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怒涛の3日間終了

2023-09-25 | 文化

22日金曜日は宮沢賢治賞、イーハトーブ賞授賞式と
宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会。
23日土曜日はイーハトーブセンターにて
研究発表と午後からはまち歩きエクスカーション。
そして昨日の日曜日は
和傘、和紙展示とともに神楽体験と
夕方からはかがり火の中での神楽ご奉仕。


前々から心構えをしていた3日間を
なんとか無事に、そしてとりあえず無難にこなせた。
金曜〜土曜は初体験を手探りで
日曜は準備などを若手に託してこちらは孫の相手😅
でも3日間の最後を飾るかがり火の中の神楽は
幻想的で、夜空に音も抜けていって
すごく良い空間と時間だった。
(蚊の襲来だけが唯一の難点😅)
かがり火の中での神楽、なかなかいいねぇ。
これからちょっと実施考えようか。

ということで、
それぞれの関係者の皆さま、お疲れ様でした。
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今日です

2023-09-24 | 社会


このイベントの一環で上根子神楽も参加。




できることなら和服でお出かけください。
暑くもなく、爽やかで天気は良さげ。
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宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会

2023-09-23 | 文化

昨年から理事を仰せつかっているものの
準備段階から関わったのは今回が初めてだった。
午前中は宮沢賢治賞、イーハトーブ賞の表彰式があり、
午後は総会とリレー講演(公演?)に
イーハトーブセンター奨励賞授賞式があって、
最後にイーハトーブサロンと懇親会。
役割もあり、朝から夜までみっちり濃い一日だった。

宮沢賢治賞は岡村民夫氏、宮沢賢治賞奨励賞は大内秀明氏。
イーハトーブ賞は中村節也氏と福井敬氏。
大内氏は残念ながら欠席だったが
岡村氏、中村氏の記念講演はびっくりするほど面白かった。
岡村氏の話はまさに目からウロコ。
賢治さんを考える時の基本的姿勢が理解できた。
中村氏の話は、思わず「え⁉️」と声が出たほど驚いた。
まさかのボサノバと風の又三郎の関係😅
賢治すげぇ❗️
そして中村氏の編曲による賢治が作った歌を福井氏が歌う。
さすがの二期会会長によるパフォーマンス。
福井氏の歌は午後のリレー講演(公演)でも。
最後のトゥーランドットは圧倒的な歌声❗️
やっぱり本物聴かなくちゃだワ😅

懇親会は数年ぶりだったそうだが
山猫軒によるひっつみ汁や味噌焼きおにぎりなど
花巻ならではの料理が並び
たくさんの方々と話をしているうちあっという間。
もっと時間が欲しかったけど
時間もあればあるだけまだまだ足りないんだろうね。

さて今日は午前中、イーハトーブセンターで研究発表があり、
午後からはワタシが案内人になってのエクスカーション。
天気はバッチリながら秋の空気で暑くもない。
家人も参加するというから
歩け歩けの結婚記念日になるな😁
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さくら通りの珈琲屋さん NomNom

2023-09-22 | 食べ物・お店


こんな素敵なカフェを北上さくらホールそばに発見。
コンビニと共用の広い駐車場、ゆったりスペースをとった店内、
窓は植え込みで隠れていて外から店内は見えず。
(外にも気持ち良さげなテーブル席もあり)
ちょっとどこの国にいるのか分からなくなりそう。

この日はランチに寄ってみた。


トーストは小倉とジャムが選べる仕組み。
マーガリンと小倉の組み合わせがバッチリだった。
コーヒーについてくるビターチョコもgood。
この日のように、時間に追われた日じゃなくて
ゆっくりできる日にまた行ってみたい。
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没後90年

2023-09-21 | 文化
宮沢賢治さんが亡くなったのは昭和8(1933)年9月21日。
今日が90年目の命日となる。
ということで、今年も賢治詩碑前にて賢治祭が執り行われる。
コロナ禍での縮小開催を経て、久しぶりのフル開催だ。
天気はちょいと心配だけど、
全国からたくさんの賢治ファンが集まるのだろう。

そしてそれに続く明日〜明後日は、
宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会。



会員以外も参加できるイベントが目白押しだ。
特に初日の「参加者交流・懇親会」は
これまたコロナ禍を経て復活したイベント。
全国からの賢治ファンが一同に会して交流できる。
また2日目のエクスカーションもまた復活したイベントだ。
こちらは私が案内人を勤める予定。
濃い2日間になりそうだ。
その準備などで、すでに今週初めから濃かったけど😅
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花巻の伝統に出会う日曜日

2023-09-20 | 神楽・芸能


今度の日曜日はこんなイベント。
神楽体験やかがり火神楽はもちろんのこと、
和傘をさして歩いてみる体験もオススメ。
よろしければ、和傘に合わせて、
和服でご来場ってのはいかがでしょうか?😉


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ういろ、ないろ

2023-09-19 | 食べ物・お店

ちょっと前に名古屋の友人のところへ遊びに行った妹から
お土産でもらった「ひと口ういろ、ないろ」。
名古屋のういろは青柳と大須の2大老舗があるけれど
これは大須ういろの製品だ。
名古屋の大須は東京の浅草のようなまち。
懐かしいなぁ。
大須ういろもなんか懐かしい。
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アレについて

2023-09-18 | スポーツ

先発、中継ぎともに7〜8人という豊富な投手陣を
先を見越して休ませながらマネジメント。
打てなくても四球、同じランナーに出るのでも
ヒットより相手投手の投球数が増えていくという作戦。
無死〜1死で3塁にランナーがいれば
適時打や犠飛じゃなくても内野ゴロで1点。
畳みかけてビッグイニングを作るより、地味に1点ずつの積み重ね。
良ければ若手もどんどん登用し、主力でも休ませる。
狙いが全て大当たりの岡田タイガースがアレをやり遂げた。

でも一番すごいと思ったのは、選手たちのメンタルコントロール。
マジックがひと桁になっても、誰も浮かれないし慌てない。
昨日と同じように淡々と試合に臨む選手たちに驚いた。
近本や梅野が怪我をしても、岩崎が逆転を許して負けても
動じることがなかった。
そしてチームワークも素晴らしい。


胴上げに横田のユニフォームが掲げられたのを見て
涙が出るほど感動した。
思えば1985年の日本一の時は日航ジャンボ機墜落事故で
球団社長が犠牲となり、皆喪章をつけて試合に臨んだものだった。
今回も横田が見守ってくれたのではないかと思った。

さて、CSや日本シリーズはこれからなんだけど
来年以降どうなるかを考えてみる。
期待の若手はまだまだいる。
投手陣では森木、門別、桐敷、富田、岡留、
怪我で活躍できなかった高橋と湯浅。
野手では中川、戸井、遠藤、高寺、井上、井坪、前川、豊田。
今年の西純、森下、小幡を見て、
彼らも「次は俺の番」と腕を撫していることだろう。
一方で今年結果が出なかった中堅はどうするか。
投手では秋山、二保、小林、
野手では山本、北條、高山、板山。
中堅どころは出番を求めて他球団へ・・・
ということもあるかも知れないが、
阪神の場合は全選手が平成生まれなので老け込む歳じゃない。
来年以降に向けてポジションを虎視眈眈と狙っている。

そう考えると、どうやら黄金時代か?
岡田監督は来年までで、そのあとはGMに。
後継は、個人的には今岡にお願いしたいと思う。
投手コーチは藤川で。
もちろん引き続き黒子役で平田ヘッドコーチ留任ね😊
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Cafe Figaro

2023-09-17 | 食べ物・お店


北上近くまで行って
ランチしにどこに行こうかと考えていた。
そうだ!北上はPayPay20%バックキャンペーン中だった。
ならばポイントが返ってくる店にするべきだろう。
・・・ということで、PayPayアプリで店を探してみた。

よく通る大きな通りから1本裏通りにカフェを見つけた。
どれ行ってみるか、とナビを頼りにたどり着いた。
2階の店に入ってみると、おっしゃれー😊


普通のお冷のほかにノンアルワインが
黙っていても普通に出される。
店内は静かなジャズが流れていて落ち着く空間。
いいね、ここ。


選んだランチはナポリカツならぬ、ナポリハンバーグ。
麺は太くモッチモチで食いでがある。
ハンバーグもずっしり引く肉が詰まった重量級。
メニューにはビーフシチューもあったから
きっとデミグラスソースが自慢なのだろうと思った。
割とサラッとしていてさっぱりしたソース。
これもいい。
ただ「ナポリハンバーグで1100円はちょっと高いかな」
と思っていたのだが・・・


ドリンクどころか、アイスクリームまでがセット。
ノンアルワインも含めて、これはお得だ😄

聞けば、4年目の店とのこと。
イケメンマスターから笑顔で「またどうぞ」と言われたし、
もちろんここならリピートします😊


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2023-09-16 | 生活の風景






空は高く、うろこ雲と飛行機雲。
空気が澄んで山もはっきり木々まで見える。
黄金色の田んぼの上にはトンボの群れ。
ソバ畑は花が満開。

今年は暑かったせいか稲刈りが早い感じだねぇ。
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