達谷窟
2024-10-20 | 旅
この記事は「旅」扱い。
先日、ちょっと用事があり、
10年ぶりぐらいに平泉町の達谷窟へ。
ここはアテルイをはじめとした蝦夷討伐のため
平城京から平安京へと遷都した桓武天皇の命により
軍を進めた坂上田村麻呂建立の毘沙門堂とされている。
その後、源頼義、義家親子が寺領を寄進したり
藤原四代が伽藍を建立したりして崇敬を集めてきた国指定史蹟。
しかしどうやら田村麻呂がやってくる前から
蝦夷にとっての祭祀の場所だったらしい。
だから今、蝦夷の末裔たる地元民が
田村大将軍の本地を毘沙門天神として祀っているのは
個人的には多少違和感がある。
そもそもが天台宗の仏教(西光寺が別当)なのに
鳥居があったり、神を祀ったり・・・神仏混淆の名残か。
この石の鳥居は江戸時代に作られたものとのこと。
日本大第九の窟毘沙門堂。
内部は撮影禁止。
毘沙門堂の横には岩刻大仏の顔が。
金堂には平安時代作の2体の観音像が公開されていた。
仏像や古社などを割と客観的に見がちな私でも
自然に首が垂れる荘厳さだった。
帰りにはふと思いついて道の駅平泉へ。
もちろんここにしかない金ごまミルクのソフトクリームを。
母へのお土産は黄金餅。
ここのスイーツはなんでも金だ😆