風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

桜づくし最終日

2007-04-30 | 風屋日記
グランド

私の住む地域で共同管理しているグランド。
年に1度の地区民運動会の他には
お年寄りたちのゲートボールクラブの
毎朝の練習に使うぐらいしか使い道はないけれど
20年前に総出でグランドを作った時に植えた桜の木々が
今では本当にきれいな場所になっている。
桃の木はないけれど桃源郷みたい。

2本桜

ここはいつもの愛犬モグの散歩コース。
NHK朝ドラ「どんと晴れ」の1本桜じゃないけれど
リンゴ畑に囲まれた2本桜(笑)
個人のお宅の庭先だ。

平成橋

そしてモグとの散歩はここまでくる。
豊沢川にかかる平成橋(通称リンゴ橋)のたもと。
平成橋につながる主要地方道沿いに植えられた
桜並木が美しい。

そして快晴続きだったGW前半終了を待っていたかのように
今日の夕方にはひらひら花びらが落ち始めていた。
桜の季節もぼちぼち終盤戦。
今年もきれいな花をありがとう。
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桜雲台

2007-04-29 | 風屋日記

ここは花巻北高がかつてあった桜雲台。
高台の丘の上を桜がぐるりと植えてある。
満開の時期はまるでピンクの雲だ。
桜雲台という命名は昔の米内海軍大将。

手前の東北本線にかかる陸橋は黒橋。
花巻北高のスピリッツである黒橋魂はここから。
なんでも蒸気機関車の煙で黒くなっても
びくともしない姿に倣えという意味。
…が、実は別に意味があると聞いた。
昔の先輩たちが盛岡に向かう汽車に対し、
「盛岡一高(旧制盛岡中学)何するものぞ」
とション○ンを橋の上からかけたとの伝説がある(笑)
その意気を見習おうというのが黒橋魂(^^;

どっちかいうと後者の方が信憑性あるけど、
あまり大きな声では言えないもんねぇ。
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桜づくし

2007-04-28 | 風屋日記

この3日間は
せっかくの満開なので
岩手の桜づくしにしようか。

写真は花巻北高の校地内。
今日の盛岡一高との練習試合は
第1試合が3ー3の引き分けで、第2試合は9ー7で勝ったけど
どちらも「なーんかなー」という試合だった。
監督の話は厳しくて長いぞきっと(笑)
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お陰さまで

2007-04-27 | 風屋日記
先ほどようやく手術後の抜糸が終わりました。
いろいろご心配いただきありがとうございました。
まだ腰をかがめるとちと痛いのですが
「風呂は抜糸終わったらね」と言われていたので
この日を待ち遠しく思っていました。

・・・が、
「あー傷口大きかったからねー。まだ完全には塞がってないや。
 とりあえず抜糸はするけど、風呂はもうちょっと待ってね」
GWには温泉に入りに行こうと思ってたのに(T_T)
まだしばらくはシャワーは下半身だけ、上半身は拭くだけでーす(泣)
一応傷口濡らさないようなシャンプーの仕方は会得しましたけどね。




桜は明日には満開となる感じ。
タイミングぴったりだったなー。
昨夜からの強風と雪にもめげずにしっかり花をつけてる。
明日から3日間の天気予報は晴れ、気温も16度、18度、19度。
お花見には絶好の状況となりそう(^-^)
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花巻駅前にて

2007-04-26 | 風屋日記
今帰宅途中。
駅の外に出てきて愕然としている。



雪…降ってる(^^;
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偵察 & 逆偵察

2007-04-26 | 風屋日記

今度の土曜日、次男が所属する花巻北高野球部は
我が高が色んな場面で特別な存在と意識している
盛岡一高との練習試合が組まれている。
家でも次男と何度かその話をし、楽しみにしている。


さて先日、帰宅のため電車に乗った時のこと。
夕方の混雑した電車の中で、私のすぐ横に立っていたのは
坊主頭と下駄に腰手拭いの2人の一高生。

走り出す前から何ごとかボソボソ2人で雑談をしていたが
(盗み聞きするつもりは全くなくても聴こえてきちゃった ^^;)
どうやら坊主頭の方は盛岡一高の硬式野球部員。
下駄と腰手拭いの応援委員の方は
花巻地区の中学校の野球部出身者だということがわかってきた。
すると2人の会話は今週末の花北との練習試合の話題に・・・
野球部員が花巻地区の野球部事情に詳しい応援委員君に
花北野球部情報を聞いてるようだった。

「ピッチャーはどんなのいるの?」
「あのね、エースがKで2番手としてSってのがいる」
(ふむ、よく知ってるな。だけどエースと2番手という見方はどうかな?)

「そんでその2人はどんなピッチャーなの?」
「Sはたいしたことないよ。カーブばっか投げてるイメージかな」
(ぐふふ・・・そう思っててちょうだい ^-^)

「Kは?」
「あいつはとんでもなくたくさん球種持ってるよ。訳わかんないぐらい」
「球速いの?」
「まぁまぁ速いんじゃないかな。でも顔はたいしたことないよ」
(ブフッ 笑 ・・・いかんいかん、ここで吹き出すわけにはいかない。
 けど球の速さとルックスって全然関係ねーじゃん 笑
 と私は笑っていることを悟られないよう背中を向けた)

「あとは?」
「それとOってすげー背の高いヤツが2年にいるから3番手かな」
(うーむ、詳しいヤツだ。
 ・・・がそれは違う。Oより君の中学時代の後輩がいるだろ)

「オマエの中学から入ったヤツはいないの?」
「いないいない(^^;
 何せ地区3位になっただけで強いチームって言われるくらいだから(笑)」
(何だよ、次の新チームのエース候補知らないのかよ。後輩頑張ってるぞ)

「そっか・・・それでさ・・・」

と彼らは話題を変えて話し込み、
野球部君、応援委員君ともそれぞれの駅で降りていった。
帰宅後、この話を次男にしたらKの顔のところでメシを吹き出した(笑)
でもできれば野手陣の話も聞きたかったなぁ・・・(^^;

以上、偵察隊を逆偵察した報告でした(^-^)ゝ


※写真は昨日の朝の出勤途上、花巻駅への道すがら
 赤信号で停車中に撮影した材木町公園の桜。
 もうすぐ満開。
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岩手食材図鑑

2007-04-25 | 風屋日記
こんな本が出ている。
作ってる人の顔が見える食材ムック。
岩手の透き通った空気と大地、豊穣な海が作った
ここならではの素材が詰まっている。
前沢牛に白金豚、ホロホロ鳥などの肉類の他
三陸からはアワビやウニ、ホヤなど。
もちろん新鮮で安全な野菜も豊富に載っている。
それぞれ紹介者は全国的に知られる板前さんやシェフなど。
品目毎に見開き頁を使い、生産者のポリシーががわかる。
それにしても、
白金豚の名の元が宮沢賢治さんだったとは知らなかったなー。

発行元は岩手県の地方出版。
県内や首都圏の書店にも置いてあるけど、
欲しい方は発行元まで連絡してみるべし。


〈定 価〉2,500円
〈発行所〉山口北州印刷株式会社
     TEL 019-641-0585 FAX 019-648-1020
     E-mail info@hokushu.com


酔流亭さん、花まきさん、南部美人も載ってますよ(^-^)
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言葉が持つ力

2007-04-24 | 風屋日記
  眼(まなぐ) 光をにらみ

  足 大地を踏んまえ

  手 明日(あした)をぎっちり押さえ

  腹ん中 熱(あ)っつぐ熱(あ)っつぐ

  額(ひて)こびに広がる宇宙

  天(あま)駈(か)ける駒にまたがり

  おれらいま風を切って走る


なんてかっこいいんだ。
まるで現代詩だ。
方言を使った詩には津軽の高木恭造が有名だけど、
これは彼の哀愁や叙情性とは正反対。
大地を踏み締める力強さと未来を見上げる希望がある。
身震いするほどかっこいい。
ある意味、宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」や
詩集「春と修羅」の序に通じるものがある。

これが住んでる町の市民憲章だとすれば
私なら間違いなく胸を張れる。
「どうだ。これがおらだぢだ」と誇りを持てる。
だが残念ながら宮城県栗原市の人達は
「田舎臭い」と拒否しているらしいのだ。

信じられない。
この市民憲章をかかげるだけで
どれだけ文化の香りが漂ってくるのかが
栗原市民にはわからないと見える。
おざなりで誰も暗唱できないよくある市民憲章とは違い
口の中で唱えているだけでモチベーションが上がってくる
この市民憲章の素晴らしさがわからないと見える。
この市民憲章を「田舎臭い」と感じることこそ
本当に「田舎臭い」ことだと思うのだが。

いや、本当に
何度読んでも全身に力が漲ってくるようだよ。
言葉が持つ力ってのは素晴らしいな。
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いやぁね

2007-04-23 | 風屋日記
今日の朝日新聞の天声人語を読んでいて
ちょっとばかり引っ掛かった部分があった。
初夏の日射しの東京から札幌への飛行機の中でのこと。
「現地は雪のため着陸できないかも」のアナウンスに
筆者の隣に座ったご婦人が
「いやぁね。同じ日本かしら。
 日本列島も横に長ければいいのに」
と宣い、筆者も同意しつつ
「でも縦に長いからうつろう四季折々が見られる」
とその節を結んでいる。

人間なんて所詮自分勝手・・・とは言わないけれど
やはりすべての基準が自分にありがちなので
自分の周囲に起きていること以外は異質な体験とはなる。
もう桜も散ってしまったところから見れば
4月に雪が積もることはそりゃ驚きなんだろうとは思うけど
だからといって「いやあね」はねーだろーよ(-"-;
東京から来た人がそう言うと表現されない言葉まで想像し
「いやぁね(田舎は)」と感じてしまうのは田舎者の僻みか?
そういう人達も初夏の北海道の景色を見ては
「ステキ♪ごみごみした都会とは違うわ」
と言うであろうと思うと、つくづく人間は自分勝手だ。
第一「横に長い日本列島」の緯度が北海道だったらどうなんだろう。
「同じ日本かしら」も相当失礼な物言いだけど。

私のように岩手で暮していると
桜が満開になっている景色は鯉のぼりとともにある。
だから逆に「桜は卒業式(あるいは入学式)」と言われると
ちょっとだけ、やっぱり違和感があるかな。
でもそれはそれで想像してみるとうらやましくもある。
北海道(の南部?)ではGW後半が桜の季節であろうが
ドライブして見ることを考えるとそれも素敵だ。
1年間だけ静岡県で暮したことがあるけど
もちろん雪は降らず、氷点下にすらめったにならない気候。
何だか秋からすぐ春が来たみたいでしっくりこなかった。
1冬オーバーもコートもなしで過ごしたよ。
それでも「温暖な地もいいなぁ」と新たな体験を楽しんだものだ。
自分にとっての意外性や異質体験を楽しむ気持がなければ
きっと他地域の人達と(極端に言うと他人と)理解しあうのは難しい。

上記のご婦人や天声人語の筆者ばかりではなく
TVのニュースや様々な番組を見ていると
「東京スタンダード」があちらこちらに顔を出す。
たかが全国民の1割にしかいない人達の価値観が
あたかも全国的な価値観であるかのような表現も目にする。
昔に比べてとても視野が狭くなっている気がするのは
私だけなのだろうか。
「いやぁね。都会の真夏って。夜中も30度だなんて。
 日本列島が(岩手の緯度で)横に長ければいいのに」
と言いたいキブンなんだけど(笑)

いずれにせよ、自然環境が違うと当然習慣や文化も違う。
そういうことに積極的に興味を持ってみると意外に面白い。
興味を持つとそこに住む人達が理解できるようになってくる。
はじめからそれを拒否してしまう人なんて
「いやぁね」
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雨中の桜

2007-04-22 | 風屋日記

花巻北高中庭にて。
まだ一部咲き。
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ACCF2007

2007-04-21 | 風屋日記
東南アジアを中心にスラムや少数民族などの
教育を受けることが困難な子ども達のための教育支援を行っている
国際NGO「シャンティ国際ボランティア会(SVA)」のルーアさんから
今年10月にタイ・バンコクで開催される
「アジア子ども文化祭~Asian Children's Cultural Festival=ACCF」
の2007版のwebサイトができた旨お知らせがあった。

このACCFというイベントへの思いやら入れ込みやらで
風屋という人間の32.7%位が占められていると言っても過言ではない(笑
(50%はもちろん家族、残りは仕事やらバンドやら同窓会やら・・・)
過去2回の参加でそれだけ強烈な体験をさせてもらったし、
うちの子ども達もその後1度ずつのボランティアスタッフで学んだ。
(長男は昨年のカンボジアにて、次男は3年前の日本にて)

過酷な環境に生きている子ども達の
あの屈託のない笑顔を一度見てしまったら、
そして新しい友達との辛い別れの時の涙を見てしまったら、
もうACCFからは逃れられない。
もちろん各国チーム付き添いのスタッフとの大人同士の出会いもある。
(ベトナムのダンさんとまた一緒に飲みたいなぁ
 タイのアルニーさんとも今度はゆっくりお話をしてみたい)

もっと、もっとたくさんの人達にこのイベントを知って欲しい。
そしてできる範囲内でいいので支援をいただきたい。
(もちろん心情的な応援も大歓迎!!)

そして・・・今年のACCFに何とかして行きたいと
今わたしはお金 & 時間の算段を密かに考えているのだ。



シャンティ国際ボランティア会(SVA)のwebサイトはこちら
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咲いた!!

2007-04-20 | 風屋日記
昨夜帰りがけ、花巻・鳥谷崎公園にて。
見た限りこの2輪だけ。
ちょっと離れたところでは
つぼみの木の下で
敷物しいて大騒ぎしているグループが1組。
つぼみ見か?
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暖かい   痛い

2007-04-19 | 風屋日記

昨年合併する前の旧花巻市の花「こぶし」。
合併後は旧大迫町の「ハヤチネウスユキソウ」が
新たに市の花に指定されたけれども、
相変わらず市内の街路樹の中心はこぶしだ。
それが一斉に花開いている。

昨日は隣の北上市で桜が開花したとのこと。
今日はコートなしでも大丈夫だし、
暖かいから花巻の桜は今日あたり咲き出すかな。

    ◇      ◇      ◇

さて、一応報告を。
昨日ちょっとした手術を受けた。
もちろん簡単なもので日帰り手術だったんだけど
結構タイヘンな状態だったらしくて
通常は15分程度で終わるものが1時間半。
局所麻酔もだんだん切れてきて
最後は脂汗を流しながらベッドの端を握っていた。

帰りも痛くて、手すりに掴まりながらの帰宅。
昨夜は座ることができず、痛みに耐えて寝ていた。
そして今日。
痛み止めが効いているうちはいいけど、
い・痛い(>_<)
それでも会社に何とか出てきている風屋なのであった。
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表面的じゃね?

2007-04-18 | 風屋日記

今朝、通勤路から眺めた岩手山。
白く盛り上がった山が青空に映えてきれいだったよ。

    ◇      ◇      ◇

昨日の記事関連。
高校野球や岩手県関連のサイト、掲示板、mixiなどで
専大北上高野球部解散のニュースが驚きをもって語られてた。
ほとんどの意見が「現役部員がかわいそう」というもの。
まぁそういう意見はいいわな。
というより高校サイドでも、高野連サイドでも
そういう意見が多数派になることは予定通りだろう。
そうでないと再加盟した時にコンセンサスが得られないからね。

でも「かわいそう」の後に続く言葉は・・・
「高野連は謝れ」「規則がおかしい」「部員は学校の犠牲者」、
果ては「教員は労働組合に入ってるからダメなんだ」とか
「県の教育委員会は何やってんだ」とか・・・(^^;

昨日も書いたように、今回のシナリオは
「現役部員保護」を目的にすべて高野連が書いたものだろう。
ちょっと姑息だけどここしかないという落とし所だった。
そういう意味では高野連の対応はお見事(過ぎるけどね)。

学校は確かにちと情けない。
高野連の言いなりだったからね。
でも「現役部員救済」という意味ではよく演じきった。
目的が一緒だからね。

だからこの2組織を責めるのはお門違いだ。
「教員云々」に至っては、
先生方は(プロと関わった教員も含め)
ほぼ全員が部員・生徒達の側についていたはず。
まして(いちいち説明するのもバカらしいけど)、
私立高なので日教組も岩教組も高教組も関係ない。
県教委がどうしてここに出てくるのかも???だな。
この際だからどさくさにまぎれて
叩けるものはみんな叩いてしまおうというのだろうか。

色んな意見を見ていて、どうも表面的で考えが浅い。
物事の、表面に見える裏側にどんなことが行われているのか、
その本質はどこにあって目的は何なのか。
考える力が弱くなってきているような気がする。
そういう一般庶民が
「現憲法は占領軍の押し付けだから自主憲法を制定しよう」とか
「世界の中で孤立しないためには集団的自衛権を持たなきゃ」とか
「ゆとり教育が学力低下を招き、教員の力も落ちている」とか聞けば
・・・なるほどそうなんだ・・・と真に受けてしまう。
いつの間にか他人に吹き込まれた意見が自分の意見になっちゃってる。
その論理の裏側に何があるのか気づきもしないで。
今回の「教員云々」「教委云々」なんてそのいい例。
尻馬に乗っかってるだけだよね。

なんだか昨日以来、寒い世の中に思えてきたよ。
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私の意見

2007-04-17 | 風屋日記
やっぱ今日はこのことに触れなきゃね。
あんまし話題にしたくないけど。

「専修大学北上高校野球部解散」

これはね、高野連がシナリオを書いたものだと思うよ。
先に「除名処分『相当』」とぶち上げておいて
世論の現役部員同情論をメジャーオピニオンにしておく。
その後、再加盟の約束を前提として学校側に「自主解散」を促す。
そのニュースは世間には衝撃をもって迎えられ
同情論はさらにヒートアップして「当然」論が埋もれる。
その上で再加盟申請が出され、高野連の認可を得れば
少なくともそのことに対する批判は少ないわな。
選手達に同情する世論が後押しした形にできれば完璧だ。

本当の除名だと簡単には再加盟できないもんね。
自主解散だとあとで学校から再加盟申請が出た時に
高野連側としては審査すればいいだけだ。
ただし解散のニュースが流れた直後に
高野連の役員が「夏の大会までには・・・」と言ったのは
ちょっと拙速過ぎたけど。
でもきっと1~2ヶ月で再加盟し夏の大会には出場するのだろう。

まぁ大人の姑息な手段ではある。
権力者が裁く前にハラを切らせるというやり方は
汚職政治家が国会での免職決議前に辞任するようなもんだ。
でも今回のシナリオはあくまで現役選手達を思ってのこと。
そういう意味ではこの方法をとったのはベストチョイスだと思う。

問題はこれで解決したわけではない。
他にも金銭授受があったと報道されつつ
結局氏名が公表された2人以外はうやむやになってしまっている。
これではあの2人と学校だけがスケープゴートみたいだ。
真に公正を期すならすべて公表するべきだと思うよ。

また今回の事件をきっかけに野球留学の是非が問題になってるけど、
そのこと自体を問題化することはいかがかと思う。
岩手の優秀な子が、例えば麻布、開成あたりに入ったらどうかな。
誰も「勉強留学」なんて言わないだろう。
逆に賞賛されるんじゃないかな?(それもどうかと思うけど)
野球だけが特別ってのはいかがなことかと思うんだ。
おまけに15歳かそこらで親元を離れ
意を決して知らない土地にひとり旅立ってきた子達だ。
「よく来たな」ぐらい言ってあげてもいいような気もする。
観光客は大歓迎なのに、野球しに移住する子はダメなんて
あまりにムシが良過ぎないかい?

特待生問題に関しては学校ばかりが悪いわけじゃない。
野球少年達にとって、強豪校からの野球特待生としての誘いは
これはもう周囲から羨ましがられる程の憧れだ。
ニーズがあるから、特に私立校は経営的にそれに応えようとする。
企業経営と同じことだよね。
確かにコンプライアンスの視点からは非難されても仕方ないけど
かといって学校だけが悪者の極悪非道扱いはどうかと思う。
私が知っている選手の中には
特待じゃないと高校にすらまともに行けない程の
経済的に困窮する家庭で育った子もいたよ。
特待生制度は決して悪行ではないと私は思うのだが。
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