風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

お願いします

2007-08-31 | 風屋日記
各省庁からの平成20年度予算要求が出揃ったとのことだが、
なんといっても呆れ果てたのは、昨日の日経の1面にも出ていた

「ダム建設にかかる予算が当初計画の1.4倍、9兆円に」

というヤツ。
とんでもない額の借金を抱えている日本。
(それもこれまでの自民党政権のバラまきによるものだけど)
当然ながら真剣な財政再建を図らなければならない。
それが辛く苦しいものであることは仕事上もよくわかるつもり。
どこで経費を削っていくか、その中で何をやっていくのか。
自民政権によるその方向性やプロセスを私はこれまで問題にしてきた。
でも「財政再建」しなければならないことは間違いない。

その時に、相も変わらず公共事業が脹らんでいく。
9兆円って何だよ・・・(^^;
1.4倍って、誰が予算管理の責任者なの?
その人は一体何やってんの?
そんなお金があったなら、もっと使うべきところがあるだろう。
今まで私は社会保障制度維持のためには
消費税率UPも仕方がないと思っていたけれど、
ごめんなさい。今後は反対します。
まず穴を塞がないと、いくら水を入れても漏れちゃうもんね。

一方で、官邸主導の方針に反し、文科省からの要求は納得。

「小中学校教員を2万人増、大学への補助金も2%UPを要求」

社会保障と教育には金を惜しんではいけない。
未来の社会のための先行投資なのだから、
今それをしなければこの国の、この社会の未来はない。
ダム建設をやめたお金をこっちに注ぎ込んで欲しいくらいだ。
そして少しでも余ったら地方への交付税にしてね♪
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生命をかけて

2007-08-30 | 風屋日記

すぐそばまで近づいても
逃げもせず交尾を続ける虫。

自分の生命をかけて
生命のバトンを渡している。
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初秋

2007-08-29 | 風屋日記
真夏ほど濃くはない

それでもコントラストのはっきりした空気の中を

歌いながら歩いていこう

山あいのせせらぎの冷たい水が

小川に注ぎ込むように

晩夏の膨れ上がった空気が

初秋の透明な空気と入れ代わった

空中を飛び回る小さな虫達はいつか姿を消し

草むらから小さな声をあげる虫達へバトンを渡す

新しい季節を胸いっぱいに吸い込みながら

空を仰いで歩いていこう
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喪失と成長と挑戦

2007-08-28 | 風屋日記
諸般の事情で詳しくは書けないけれど
長男がとてもお世話になっていて、
頼ってもいた方が亡くなった。
51歳、突然倒れての心筋梗塞だったそうだ。
つい先週まで長男達と元気に一緒におられたとのこと。
昨日みんなで告別式に行ってきたらしいが茫然自失だろう。
いよいよこれからという時だったのに・・・。

長男はこれまで
私の親父、祖父母、そして姪を亡くした場を経験している。
親父や祖父母は高齢でもあったし、長男も幼かった。
姪の時には5人の従兄弟同士の末っ子みたいな存在だったし
長男は中学生でもあったので、
喪失感とともに悲しみにくれていたけれど
直接自分が関わり、毎日、毎週会っていた方を
それもこれからという時に突然亡くしたのは初めての経験。
思い出に浸る余裕もなかったようだ。

それでも、恐らくみんなで心をひとつに決意したことだろう。
間近に迫った「これから」を考え、
mixiの日記には無理矢理にでも前を向くことを書いていた。
悲しいけれど、無念だけれど、
自らを鼓舞していないと力が抜けそうだろうけど前を向くのさ。
故人もきっとそれを望んでいる。
もう一度振り返るのは終わってからでも遅くはない。
たぶんこれから困難が待ち受けている。
それもみんなで力を合わせて乗り越えていこう。
結果がどうあれ、ひとりひとりが精一杯であればそれでいい。
「よくやった」と故人も喜んでくれるだろう。
だから勇気を出して前を向こう。

いずれ私も長男に先んじて逝くことになる。
それは今回のように突然かも知れないし、
またそれはすぐ間近に迫っているかも知れない。
でも今回、長男が前を向いていることを知って安心した。
きっとその時も長男は毅然と前を向き、
為すべきことをしてくれるだろう。
まだまだ親のスネは必要だけれども、
様々なことを経験し、逞しく成長してくれているな。
これまでのことに加え、そういうことも含めて、
亡くなった方には心から感謝したいと思う。

そして、これから自分達だけで大きな目標に挑戦していく
SNAILSのみんなを私は心から応援している。
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不安

2007-08-27 | 風屋日記
阿部晋三氏と麻生太郎氏。
何だか本当に似た経歴のお2人だ。
どちらもお祖父さんが戦前の高級官僚→偉大な政治家。
それも、どちらも母方のおじいさんであり、
母親からその血を受け継いでいる。
お祖父さん達に比べると、父親たちの影は少し薄いかな。
母達の期待を一身に背負って育ったのではなかろうか。

大学はそれぞれ成蹊と学習院。
これまたどちらも学問の府というより
経済界、華族・皇族との関係が深い歴史を持っている。
そしてこれは個人的なイメージなのだけれど
どちらもまぁいわゆる「お坊ちゃん大学」かな。
どちらの大学OBとも身近にいるけれど
口をそろえるように
「同級生たちはみな都会の金持ちばかりで
 友人関係を維持していくのは大変だった」
と言っていたよ。
ま、だからどうだと言うわけじゃないけど。
どこの大学を出ていようとその人となりには関係ないけどね。

ただ心配なのはどちらも方向性が似ていることだ。
そのお2人が、この窮地に、
更に強固に手を携えて国を動かすことになった。
芥川龍之介の遺書じゃないけど
「何となく漠然とした将来への不安」
を感じるのはなぜなんだろう。
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うまいっ!!

2007-08-26 | 風屋日記
先日nanaponさんに話してたら
「ぜひそこ教えてよ」と言われたこともあり、
ご本人の了解も得られましたので、
ちょいとココで宣伝させていただきます。

風屋日記に時折コメントを下さる方が、
実は愛媛県は八幡浜市の有名蒲鉾店の奥様だと知ったのは
確か彼女のブログからだったと思う。
そしてそのお店の商品を取り扱うサイトを見ていたら
矢も盾もたまらず食べてみたくなり
さっそくチビちくわや削り蒲鉾、じゃこ天を注文してみた。

自宅へ届くなり、まずはチビちくわを味見・・・
うまいっっっ!!
これがホントのちくわの味なんだな。
純粋に素材の魚の味がちゃんとしている。
ここいらのスーパーで売ってるのはちくわと似て非なるもの
・・・と思っちゃった(^^;
ついホイホイ半分近くを食べ、母ちゃんに叱られた(笑)

もちろんじゃこ天も、
さっと炙って醤油をつけて・・・まいう~(^-^)
削り蒲鉾は初体験だったけど
少しぜいたくにごはんの上に盛り上げて、
醤油をたらしていただきました。
気をつけないと食べ過ぎます(^^;

ということで
ぜひ皆様にもお勧めしたく思います。
ホントにうまいんだから。
注文して食べてみて。


●平田かまぼこさんの商品ギャラリー [ビッダーズ]
 http://www.bidders.co.jp/user/1182930
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空を眺める

2007-08-25 | 風屋日記
抜けるような青空 眩しく強い日射し
乾いて肌に心地いいそよ風

今日の天気は本当に気持いい。
まだ猛暑が続く関東以西の方々には申し訳ないが
オホーツク高気圧に被われた
秋の空気がひんやりと頬をかすめる。
気温は28度、透明な風が気温をやわらげる。
昨日まで東京の空気に触れていたせいか
今日は余計に空気の透明度を感じる。
どんよりした雲ではなく、
どこまでも青い空を眺めていたくなる。
どんなに言葉で表現しても
この心地よさは表現し切れないほど。
どうぞおいでになって体験してみて下さいませ(^-^)



さて、昨日の帰りの新幹線の中で読んだ本。

 ぼくもいくさに征くのだけれど
   ~竹内浩三の詩と死~
 稲泉連 著 中公文庫 中央公論新社

伊勢地方の裕福な家庭に生まれ育ち、大学卒業後
太平洋戦争で召集を受け、南方で戦死した詩人の話だ。
反戦の詩人として紹介されることも多いが
私にはそうは思えない。
強烈なイデオロギーや哲学を持っているというよりも
世論の流れや周囲の考え方や見栄や体裁に左右されず、
自分の目でものを見、自分の体で感じ、
そして自分の頭で考えたことを素直に記した青年だ。
その目や考えはとても共感できる。
「~ねばならない」「~すべき」「~あるべし」
という観念を持たず、命に、運命に向き合った竹内。
フィリピンの山中で死を迎えた時、
彼の目には何が映り、彼の頭には何が去来したのだろう。

 日本よ
 オレの国よ
 オレにはお前が見えない
 一体オレは本当に日本に帰ってきているのか
 なんにもみえない
 オレの日本はなくなった
 オレの日本がみえない
          (「日本がみえない」より)

 街はいくさがたりであふれ
 どこへいっても征くはなし 勝ったはなし
 三ヶ月もたてばぼくも征くのだけれど
 だけど こうしてぼんやりしてる
   (中略)
 だれもかれもおとこならみんな征くのだけれど
 ぼくも征くのだけれど 征くのだけれど
 なんにもできず
 蝶をとったり 子どもとあそんだり
 うっかりしていて戦死するかしら
   (「ぼくもいくさに征くのだけれど」より)

 戦死やあはれ
 兵隊の死ぬるやあはれ
 とほい他国で ひょんと死ぬるや
 だまってだれもゐないところで
 ひょんと死ぬるや
 ふるさとの風や
 こひびとの眼や
 ひょんと死ぬるや
 国のため
 大君のため
 死んでしまうや
 その心や
            (「骨のうたふ」より)

 なんのために
 ともかく 生きている
 ともかく

 青空のように
 五月のように
 みんなが
 みんなで
 愉快に生きよう
           (「五月のように」より)

竹内さん
最期は南国の青い空を眺めていたんじゃないかな。
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思い出の東京

2007-08-24 | 風屋日記
さっき東京出張から帰ってきた。
昨夜から今日にかけての東京は曇りがちで、
心配していたほどの猛暑ではなかったものの、
やはり湿度が高くて、歩くとすぐ汗が出る。
盛岡駅に着いたら真っ青な空と強い日射しの割には
爽やかに澄み、肌に心地いい空気が出迎えてくれた。

それにしても・・・いつもそうなのだが、
出張のために東京に向かう新幹線に乗り込む時、
「いいのか? 本当にそれに乗って東京に行っていいのか?」
という小さな心の声が聞こえる。
非日常に向かう前のささやかな旅情が
そんな言葉を心に言わせているのだろうと思っていた。
そして今日はいつもと違い、
花巻ではなく盛岡へと帰ってきた。
新幹線を降り、階段に向かってホームを歩いている時、
反対側のホームに停まっていた東京行きを眺めながら
「これに乗れ。すべてを捨てて日常を抜け出し、東京へ行け」
という小さな心の声を聞いた。

25年という大昔(^^;
たった4年間暮しただけの東京という町で
私はそれまでの18年間、その後の25年間とは全く違う
這いずり回る生き方をしていたように思う。
都会の片隅でもがきながら、群集に溶け込みながら。
そして東京はそんな私をシカトしつつ、荒々しく
そして冷たく、受け入れてくれていた。
大なり小なりスポイルされながら
それでもその居心地のいい泥の中に浸かっていた。
その青春の炎の熾きのようなものが
もしかしたらまだ私の心の中にあるのではないかと
さっき小さな心の声を聞いて思ったのだ。
行く前の声は、熾きがまた炎をまとうことへの恐れか。

25年前の帰郷以来、何度も東京へ行ったのだが、
行くたびに違う景色を見せてくれる東京は
それでもそのつど荒々しく、冷たく受け入れてくれる。
あの頃の痛く居心地のいい泥に包まれる私がいる。

今回は東京で、ブログで知り合った2人の方とお会いした。
nanaponさんは歳上ながら
少年~青年時代の気持を持ち続けているような方だった。
ネクタイを締めた体制的なサラリーマンをどこか鼻で笑い
見知らぬ世界に飛び込んで行ったかつての若者たち。
私も確かそのひとりだったはずなのだが、
今でもその気概を持ち続けつつ、
きちんと仕事もこなしているnanaponさんの前で
スーツにネクタイ姿の私は、まさに日和ったオヤジだった。
nanaponさんから漂う懐かしい匂いに
ついつい夢中で一方的に喋っている私がそこにいた。

今日はbikkiさんとランチをご一緒させてもらった。
同世代で、同郷で、高校時代も大学時代も
恐らくどこかですれ違っているはずのbikkiさん。
昔話はそれほどしなかったけれど、
それでもやっぱり彼女の中に25年前の自分の匂いを探し
どこか昔の空気に浸ろうとする自分がいた。
私から見ればくっきりと切り取られた4年間の窓。
そこに顔を突っ込むと四方に、過去から未来に拡がる風景の中に
学生時代から東京に住み続けたbikkiさんがいるはずだ。
そしてあの時帰郷を選ばなければ
その私もその風景の中に存在していたのだと思う。

荒々しく、冷たく、そして痛く包んでくれる都会の泥は
盛岡に降り立った時に感じた澄んだ空気が洗い流してくれた。
でも不思議なことに、私の中の青春の熾きが
その泥に包まれる心地よさをどこかで求めているみたい。
東京は私などを待ってはいない。
そのよそよそしさが時折私を無性に惹き付ける。

今回お2人にお会いして、熾きが少し赤く燃えたような気がする。
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秋の気配

2007-08-23 | 風屋日記
昨日の雷雨とはうって変わり
今日は朝から爽やかな空気が心地いい。
最低気温は17度、
Tシャツ1枚での犬の散歩は寒いほど。
家の前のリンゴ畑では、
いつの間にか実が大きく育って枝をしならせ、
もう赤みすら帯びてきている。
秋の気配。

さて、今日はこれから久しぶりの東京出張です。
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趣味

2007-08-22 | 風屋日記
7月のとある金曜日。
うちの会社にとってはVIP中のVIPクライアントである
東京の大手会社のご一行が来社した。
会長、社長、常務をはじめ、主だった方々が5名。
当然当社としては数日前から準備して
最大級のおもてなしを実行した。
私も接待役の末席を汚させていただき、
盛岡では一番の料亭初体験。
お客様よりもお店への気配りで疲れた(笑)

どうしてそれだけのご一行が一度に来たかというと
まぁ当社が今年ある分野で
その会社のシェアNo.1になったこともあるけど
要はその会社の役員改選に伴って、新役員の紹介方々、
翌日土曜日のゴルフも目的にあったのだろう。
残念ながら当社は私をはじめ誰もゴルフを嗜まないが、
社長→会長になったボスへの慰労という意味合いもあり
水入らずの方がよかったらしい。

ところで私はたぶんこれからもゴルフはやらないと思うな。
お誘いは多々あれど、時間もお金ももったいない。
次男が野球を引退してもまだ父母会の残務整理があり
ここんとこ週末はそういうことに追われているけど
それも今週末の総会で終了。
9月からはやりたかった(やらなきゃいけない)勉強や
「積ん読」だけだった本も読まないままたまってる。
長男のアメフトの試合観戦に上京する機会も増えそうだし
何と言っても平日の寝不足解消を図る必要もある。
「飲もう!!」という話が進展してない人も多数。
(春風さん、ka@さんすんませんね ^^;)
ゴルフに手をつける暇・・・ないなぁ。

さて件のそのクライアントの会長さんは
ゴルフの他にライフワークというべき趣味をお持ちだ。
全国各地に残るかつての「藩校」を調べて歩くこと。
旧南部藩にも明義堂→作人館という藩校がかつてあり、
東洋史の第一人者那珂通世氏、
日本陸軍の英才といわれた東条英教氏(かの東条英機の父)、
平民宰相として首相の座にのぼり南部人の喝采を浴びた原敬氏
などを排出している。
当然かの会長さんはその史跡も回ってきたとのこと。
いまも高校に名が残る
米沢興譲館や福岡の修猷館、熊本の済々黌、愛知の時習館など
全国各地の藩校に着いて調べた結果を
会長は自分の会社の社内報に連載している。
それはそれで立派な文化史の研究だ。
いい趣味をお持ちだと思う。
そういう趣味なら私も見習ってこれから持ちたいと思うよ。

ご一行へのおみやげは色々と用意したのだが
特に「ゴルフのようなアウトドアに必携のものを差し上げます」
と言ってお渡ししたのは、他でもない
宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」が染めてある手拭い(^-^)
奇しくもその翌日の土曜は小雨がパラついた。
手拭いにある詩を噛み締めつつプレーしていただいたと思う(^^;
この洒落は趣味がいいと思ってもらえただろうか(笑)
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誕生日

2007-08-21 | 風屋日記
今日は私の生まれてからン回目(笑)の誕生日。
去年は健康診断とバッチリ重なり
バリウムで乾杯したみたいなもんだけど(^^;
今年はうまくズレた・・・と思ったら忙しい・・・。
ま、この歳にになると特別何かをするわけじゃないし
単なる1日/365日で別に構わないけどね。

ってゆーか、今朝まで自分でも忘れてたし(^^;
mkさんからメールのグリーティングカードを送っていただき
びっくり&嬉しく思い出したのでした。
情ねぇ・・・(笑)

さて8月21日はこんな日
タフィ・ローズの誕生日が同じってのは知ってたけど
c・ベイシーやk・ロジャースも同じってのは嬉しいな(^-^)
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成長

2007-08-20 | 風屋日記
今朝5:40。
新花巻駅に着く予定の、
東京からの深夜バス到着を待っていた。
肌寒いほどの気温の中、
割に激しい雨が降っていた。

雨にもかかわらず
時間ぴったりにバスはやってきた。
降りてくる長男があまり濡れなくていいように
バスのすぐ後ろまで車をぴたりと寄せた。
数人の乗客に混じって
クラブのバッグ1つを肩にかけた長男が降りてきた。
すぐに車を見つけ
雨にも動じることなくゆっくり歩いてきた。

オープン戦から直接バスに乗ってきたらしく
通常ユニフォームの下に着るアンダーアーマーの上に
白いチームポロシャツを身につけ、
スラックスに革靴を履いてきている。
(夏場以外の試合の時はスーツなのだ)
がっちり広くなった肩幅、厚くなった胸板。
怪我予防のために重点的に鍛えた太い首。
それでもまだ細身の体だが
以前に比べると1枚も2枚も筋肉の衣をまとっている。

車のドアを開け「オス」と乗り込んでくる。
何だか嬉しくなってしまった。
この1年半の間にアメフト部で鍛えられ、
アルバイトで精神的にも逞しくなり、
自分の志した道を学んでいるという自信がみなぎっている。

成長したな。
3年前、ブログを始めた頃にタイから帰ってくるのを
成田空港で迎えた時のことを思い出した。
あの時も、
ゲートから出てくる時の表情を見てそう思ったっけ。
物理的にばかりではなく、
精神的な親との距離と成長度合いは
比例しているような気がする。
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世界を拡げろ

2007-08-19 | 風屋日記
次男が某大学野球部の練習会から
昨夜の最終新幹線で帰って来た。
私は飲み会で午前様だったのだが(^^;
家に帰ってみると部屋の電気もつけっぱなし、
風呂にも入らなかったらしく
帰った時のベースボールTシャツ姿でガーガー寝ていた。

今朝もメシには起きて来たが完全に寝ぼけ状態で
食うなりまたベッドへ直行。
昼メシを食べに行く時はさすがに起きたが
帰って高校野球のTVをつけながらまたガーガー。
結局昨夜から通算14時間ぐらい寝てたんじゃないかな(笑)
1泊の練習会だったし、まだまだ暑い首都圏だったから
相当疲れたのだろう。
それでもひとりでよく行って来たと思うよ。

起きる度にどうだったか根掘り葉掘り聞いてみた。
「やべぇよ、みんなとんでもなくうめぇ」
「甲子園常連校のF大J高やT大K高のヤツらと仲良くなった」
「あと熊本のH高のヤツともアドレス交換したよ」
「50m走も遠投も中の下ってとこだけど、なぜか英語のテストは1番だった」
「先輩たちも面白い人達ばかりですげー楽しかった」

よかった、よかった。
市内、県内ばかりじゃなく
全国いろんなところのヤツらと同じ道で交流し、
その技術、能力、意識を体験できたのは大きいし、
今後どこの大学に入ってもこのノリでいければOKだろう。
視野も世界もそういう体験を通して拡げていけばいい。
小さくまとまらず、大きなものにぶつかってみろ。
まだまだ時間はたっぷりあるのだから。

案の定、あれほど地元指向だったのに
「あそこでもいいなぁ」と言い始めた次男坊。
いいよぉ、入れるもんなら入ってみな!!
あそこに入れるならたいしたもんだ(笑)


さて明日はいよいよ健康診断。
1月からのダイエットの成果が試される日だ。
大会直前の高校球児のキブン(笑)

おまけに今晩東京発の深夜バスに乗り、
2日間だけ長男が帰ってくるらしい。
長野で8泊9日に及んだアメフト部の合宿も終わり、
今日の明治大学とのオープン戦が済んだら
2日間のオフがあるのだそうだ。
でも私は明日、明後日は忙しくて帰宅は遅くなるんだよなぁ。
残念ながら今回は長男とあまり話はできないな。
残念。
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Anniversary

2007-08-18 | 風屋日記
ブログを始めて昨日でちょうど3年目。
今日から4年目に入る。
はじめの頃はやっと30ほどだったpvも
ここんとこは訪問IDが200を超えている。
コメントを下さる方々にも恵まれ、
お会いしたことがなくても仲間意識が芽生えつつある。
私にとってはとても大事な関係だし、
とても大切な存在・・・心から感謝している。
様々なことがあって、もう行き来がなくなった方もいるが、
そういう方々も時折懐かしく思い出すことがある。
それらもまた消したくはない思い出。
いろんなことがあった。

この3年間のエントリーを振り返ってみると
言ってることはまったく変わってないな。
・・・ってことは
世の中も全く変わっちゃいないということ。
残念ながらそれが現実だし
だからこそ書き続けることも止められない。
ひとりでも、例え誰も読まなくなっても
文化の交流を、哲学を、命を、戦いのない世界を
私はここで書き続ける。
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久しぶり

2007-08-17 | 風屋日記
一昨日までの灼熱の日々がウソのように
小雨模様の涼しい一日。
たった1週間の暑い日々だったのに、
涼しい空気がとても久しぶりに感じるよ。
何だかんだ言っても当地では
お盆を過ぎると秋の気配が漂いはじめる。


バンドを始めた2年前から解散を決めた先月半ば頃まで、
車の中で聴いていた音楽はバンドがらみばかりだった。
次のカバーにどうかと思って聴いていたBEGINや風味堂、
そして昔のコッキーポップやフォークのオムニバス。
興味のない曲は飛ばし、これは・・・と思う曲は歌ってみる。
何度もリピートで聴きながらアレンジを考えてみたり、
バンドのレパートリーに加えられそうな曲は覚えておく。
自分達の演奏を録音したCDやMDも、何度も何度も聴き、
合わせて歌ってみながらところどころ表現を変えてみる。
難しい部分をどう歌えばいいのか様々試してみたり
あるいはMCを聴いては反省してみたり・・・。
首からハーモニカホルダーを下げ、
運転しながら間奏の練習をしていたこともある。
(もちろん夜ね。昼間見られたらかなり恥ずかしい姿だし)

7月半ば以降は、今度はイーハトーブ音楽祭のために
練習していた曲を毎日繰り返し聴いていた。
それはもう飽きるぐらいに。
ギターアレンジ、ハープの強弱の付け方、歌い方・・・。
実際にギターを弾いて歌う時間があまり取れなかったので
車を運転している間は貴重な練習時間だった。

イーハトーブ音楽祭も終わり、
練習のためだとか、レパートリーを探すためだとか
何かの目的のために音楽を聴く必要がなくなった。
何日かFMをかけていたのだが、
昨日ふと思い立って、
しばらく聴いていなかったCDをラックから取り出し、
車に載せて聴いてみた。
A・C・ジョビンやJ・ジルベルトなどのボサノバ。
いいねぇ。
本当にしばらくぶりに聴くんだけど、とても新鮮。
シンプルでいて、それでも計算され尽くしたアレンジ。
クールに刻むリズムと囁くような枯れたボーカル。

そしてもう1枚のCDはB・ジョエル・・・。
こちらもまたシンプルな構成のバンド演奏だ。
流れるピアノとハーモニカ。
カッティングでリズムを刻む甘いトーンのギター。
B・ジョエルの声ってこんなに音域が広かったんだ。
そして表現力も。

それぞれのCDを聴いていて
何だかとても嬉しくなってしまった。
音楽って、ただこうやって聴いているだけでもいいなぁ。
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