風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

2022年が終わる

2022-12-31 | 生活の風景
家族のうち7人がコロナ感染。
息子2人とも、それぞれが参加するスポーツで骨折。
お世話になった身近な高齢の方々の施設入所や入院、お別れ。
もしかしたらライフワークとなる分野の道筋をつけてもらった
「湯口郷土史講座 講演集1」の編集・納品。
これまたライフワークになりそうな分野を手掛けることができた
週刊金曜日への「さまざまなわたし〜性的指向と性自認のリアル」連載。
あちこちからお声がけをいただいて
宮沢賢治学会理事就任と花巻観光協会企画委員就任。
遠野、釜石、北上など、花巻周辺エリアとの新たな人的つながり。
まだ具体的にはこれからだが、菊池捍邸保存・活用に関する
新しい取り組みのスタート。
お金のためだけの大きな仕事やプロのライブプロモートなど
自分の力量を超え、大きな負担やリスクを背負いそうな仕事の整理。
2つの選挙を通じた、花巻市政への関わり。

私の今年の10大ニュース(というかトピックス)を挙げると
こんな感じだろうか。
仕事の上では新たなフェーズに入る端緒となる年だったかも知れない。
上記には挙げなかったが
自分のルーツに関する調査も手がけ始め、
市立博物館や県立図書館などあちこちにも出かけてきた。
さて、2023年はどんな年になるのか。
Let it be。

今年もたくさんの方々にお会いし、お世話になりました。
その出会いや親交に心から感謝しています。
ありがとうございました。
新しい年もよろしくお願い申し上げます。



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大祓、元旦祭

2022-12-30 | 神楽・芸能
上根子神楽の年末年始は例年通り。
明日の大晦日は午前中に元旦祭の準備と大祓。
年明けは元日朝6時から元旦祭があり、
だいたい8時ごろから奉納神楽の予定だ。
(演目は明日決める予定)
元旦祭が終わった頃、天気が良ければ初日の出を拝める。
いつもは遠くにいるメンバーも来れるかな?

奉納神楽はどなたでも見られます。
上根子熊野神社へ初詣ついでに神楽鑑賞はいかがでしょう?
神楽殿前で焚火をしているので暖かいですよ。


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「文藝春秋 創刊100周年 新年特大号」

2022-12-29 | 読書

いつぞや、新聞に抜粋が掲載された
「平成の天皇皇后両陛下大いに語る」の記事が面白そうで
何年ぶりかで文藝春秋を購入してみた。
著者の保坂正康さんの昭和史書籍を何冊か興味深く読み
深く学ばせてもらっていた経緯もあったのだが
両陛下も保坂さんの書籍を読んでいたこと、
そればかりか、半藤一利さん、磯田道史さんらとともに
保坂さんも何度か皇居に呼んで語り合っていたこと、
昭和史、特に満州事変の歴史に興味を抱いておられたことなど、
驚きの話が満載だった。
「早く風呂に入れ」という家人からの言葉に生返事をしながら
この記事を一気読みしてしまった。

ところが、さすがに創刊100周年特別号。
他の記事も興味深く面白い記事ばかり。
そうか、ネットで話題になっていた「SMAPのいちばん長い日:という
鈴木おさむさんによるSMAP解散の裏話は本書の記事だったか。
松本清張の「日本の黒い霧」と「昭和史発掘」も
ちょうどNHKで帝銀事件を取り上げる番組の宣伝を見たので
我が家的にもタイムリーな記事だった。
林真理子新理事長による「私は日大をこう変える!」も
このタイトルを先に知っていたら
この記事を読むだけでも本書を買っていたかもしれない。
先日最終回を迎えたNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」についての
「鎌倉殿vs朝廷」や小栗旬さん、三谷幸喜さんによる裏話も
とても興味深いものだった。

そして本書の1番の目玉記事は「101人の輝ける日本人」という
明治、大正、昭和、平成を彩った人物の、身近な方々からの裏話。
昭和天皇から伊藤博文、宮沢賢治、坂本九、山口百恵、瀬戸内寂聴、
辻政信や麻原彰晃、江川卓に羽生結弦、ビートたけしまで。
よくもまぁこれだけの証言を集めたものだと感服した。
しかもちゃんとひとりひとりの人となりがわかる、
知らなかったエピソードばかり。
昭和天皇や井伏鱒二、力道山、王貞治の話は
知られざる素顔が垣間見える話だった。

ひとつひとつを1号あたりの目玉特集にしてもいいぐらい
キャッチーで深い記事が並んでいる。
それを1冊に詰め込んであることを考えると
これで1500円はとんでもなく安い。
買って呼んだ本の満足感は、本書が今年間違いなくNo.1。

amazonでご購入の場合は↓から。

 
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「ロシアパン 」

2022-12-28 | 読書

子どもの頃、親父の友人に「まさすけさん」がいた。
親父よりも少し年上、身なりに気遣っているようには見えない。
一体何をやっている人かわからない感じの人だった。
時々ふらりと家にやって来て、
しばしお茶を飲みながら親父と語り合って帰ってゆく。
ある時などは、呼び鈴を鳴るので出てみても誰もおらず、
小1時間ほど経ってから「ちょっと散歩していた」と
改めてやって来たりもする自由な人だった。
母のことも、私たち子どものことも目に入っていない感じで
親父との話もなんだか禅問答のように聞こえたものだ。

高校生ぐらいの頃だったか
「まさすけさんは童話作家なのだ」と親父に聞いた。
「『ロシアパン』という物語が代表作」だと。
その時は「不思議な題名だ」と思い、記憶していた。
親父の文学仲間に高橋知足さんという、
障害児教育に力を注いだ教員だった方がいて、
親父が死んだ後作った親父の遺稿集にも寄稿してもらったが
どうやら「まさすけさん」は知足先生のお兄さんとのことだった。
変わり者で知られていたらしい。

先日、ふと「まさすけさん」のことを思い出した。
知足先生の兄弟なら名字は「高橋」だろうと
ネットで「たかはしまさすけ ロシアパン 」で検索してみた。
そこで見つけたのが写真の本。
なんと国語の教科書に、
高橋正亮(せいりょう):著「ロシアパン 」が載っているという。
(本書は2006年発行の本なので、現在も掲載されているか不明)
古本だったが、さっそく買って読んでみた。

舞台は「まさすけさん」が子どもの頃の花巻(と思われる小さな町)。
恐らく大正半ばごろが舞台なのだろう。
ロシア革命で祖国を追われたらしいロシア人一家が
主人公の家の近所に引っ越してきて
「オイシイ オイシイ ロシアパン カイマセンカ」
と売り歩いていた。
主人公がロシア人の子どもたちとも仲良くなって来たころ 
まちの中で「あいつらはスパイだ」という噂が。
結局彼らはパンも売れなくなり、どこかへまた移って行ってしまった。
そんな思い出を、大人になった主人公は思い出す。
「あのロシア人たちがおそろしい大きな戦争のあらしをとおりぬけて
 いまも世界のどこかで、生きているだろうかとおもうのである」
「アパートへかえってきてパンをたべながら
 あのロシアパン はこの日本のパンより、
 もっともっとおいしかったような気がするのであった」

「ロシアパン」が発表されたのは
1972年、童心社の「月見草と電話兵」という本だったらしい。
ということは、私が親父から「ロシアパン 」のことを聞いたのは
本になって世に出たすぐの頃だったのだろう。
そしてこのお話は「まさすけさん」が
子どもの頃に実際に体験したことじゃないか?
戦前や戦後のことを覚えている人たちがいなくなった現代こそ
リアルなこんなお話がより貴重だと思えるのだ。

本書にはほかに、宮沢賢治さんの「やまなし」をはじめ、
いぬいとみこさん、星新一さん、立松和平さん、小川未明さんなど
有名な方々の作品も掲載されているが
「ロシアパン 」とともに心に響いたのは
今西祐行さんという方の「ヒロシマの歌」だった。
たぶんこれも実話じゃないだろうか。
涙が出てくるお話だったのだが
現代の小学校6年生がこのお話を読み、どう感じるのだろう,

「教科書に出てくるお話 6年生」西本鶏介:監修 ポプラ社

古本になるが、amazonで購入の際は↓から。

 
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カフェごはん vol.1

2022-12-27 | 食べ物・お店
ここ最近食べたカフェごはんを一気に紹介。


まずは花巻市湯口のミツカフェさんのビーフシチューランチ。
五穀米と、トロトロのビーフがベストマッチ。
半熟卵も嬉しいし、何よりも日曜営業がありがたい。
花巻で日曜日にランチ営業してるとこ少ないんだよー。


こちらは花巻市役所そばのカフェ312さんの日替わりランチ。
この日は柔らか大根と角煮丼。
角には脂身が少なくて、見た目よりもヘルシーな感じ。
景色もいいので、ここではいつも長居をしてしまう。


こちらは東和町のカフェブルーのチャーシュープレート。
よく味が浸みたチャーシューだけど、タレも旨い。
このまま少し食べ、タレかけて食べ、最後は卵を割って食べ。
味変も楽しめる。
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唱歌の時代変遷

2022-12-26 | 文化

義母が持っていたこの本をたまたま見た。
2008年刊の448ページ❗️
「あぁ、確かにこんな歌もあった」と懐かしくページを繰るうちに
ふと気づいたことがあって、また最初から見直した。
わらべうたや童謡、アニメソングなどと違って
「唱歌」は明治の昔から文部省(現文部科学省)が定めたもの。
それぞれ出典とその年が併記してある。
年代を追って見ていくと、面白いことに気づく。

明治初期からしばらくは
「仰げば尊し(明治17年)」や「故郷の空(明治21年)」
「夏は来ぬ(明治29年)」のように
基本的に漢語や古語を使った難しい歌詞が多い。
一方で大正時代に入ると
「春の小川(大正元年)」「どんぐりころころ(大正10年)」
のように口語の歌詞がかなり増えてくる。
その境目は明治30年から明治終わりにかけてだろうか。
特に明治43〜44年には今もうたわれる唱歌がたくさん生まれた。
「春が来た」「茶摘み」「案山子」「雪」「鳩ぽっぽ」など。
もちろん子ども向けなのか、若者向けなのかにもよる。
今も孫相手に歌う「むすんでひらいて」はなんと明治14年の歌。

もうひとつ興味深かったのは
1番はよく知っていても2番3番を知らなかった歌。
なにげなく口ずさんでいた歌の2番3番がとても深い内容で
その歌の意図するところを知らずに簡単に歌えないなと
真剣に考えてしまった。
例えば「里の秋」の3番。
「さよならさよなら 椰子の島
 お船に揺られて 帰られる
 ああ 父さんよ 御無事でと
 今夜も母さんと 祈ります」
南方に出征した父親の帰りを待つ親子。
玉砕した戦場も多かった南の島から、
この母子の父親は無事帰還しただろうか。

例えば「もずが枯れ木で」の3番
「兄さは満洲へ 行っただよ
 鉄砲が涙に 光っただ
 もずよ寒くも 泣くでねえ
 兄さはもっと 寒いだぞ」
これは昭和10年、満州事変が始まって数年後だ。

「汽車ポッポ(発表当時は「兵隊さんの汽車」)」の3番
「汽車 汽車 ポッポ ポッポ
 シュッポ シュッポ シュッポッポ
 けむりをはいて
 シュッポ シュッポ シュッポッポ
 行こうよ 行こうよ どこまでも
 明るい希望が 待っている
 走れ 走れ 走れ
 がんばって がんばって 走れよ」
昭和12年、日中戦争勃発の翌年の発表だ。
軍歌と同じように、国民発揚の歌として作られたのか。

唱歌や童謡といえど、よくよく歌詞を深掘りしてみると、
時代背景やその歌が持つ意図がわかってくる。
それを知ってもの哀しさを感じた。
「歌は世につれ」とはかつてよく言われた言葉だが
唱歌にもそれを色濃く感じた。

ところで、この本で初めて知った歌「船頭さん」。
昭和16年に作られた童謡らしいのだが
その出だしの歌詞に驚愕❗️
「村の渡しの 船頭さんは
 今年60の おじいさん」

おじいさん😅
コメント (2)
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イルミネーション

2022-12-25 | 生活の風景
花巻の市街地の中心。
上町から吹張町への途中にある中央広場周辺で
イルミネーションが飾られている。
雪に反射してきれい。
寒いけど、ぜひ暗くなってから見に行って欲しい。




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クリスマスイブ

2022-12-24 | 世界・平和

♪雪が降る 雪が降る 家の窓辺に
 Silent night Holly night
 君にMerry Christmas ♪
 (詞・曲;風屋「2人のクリスマス」より)

世界中のひとびとすべてが
笑顔で過ごせる日でありますよう
心から願う。
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「MINIATURE LIFE展2〜田中達也 見立ての世界」

2022-12-23 | 文化


盛岡まで見に行ってきた。
朝ドラ「ひよっこ」のオープニングで有名になった
見立てミニチュア作家の田中達也さんの展示会。

見立てのアイデアにも舌を巻いたが
洒落っ気たっぷりのタイトルにも大いに笑えた。
そして写真技術の確かさ。
この撮り方は仕事上もとても勉強になる。
展示実物だけじゃなく
写真パネルの方にも注目する感じ。







これは「TOTOここまで来たか。。」というタイトル🤣



このタイトルは「田んぼーる」。


「ハブ ア ライス トリップ」😁


「仏の顔も180度まで」


「不自由からの脱出」


「「風船はイクラでもありますよ」


「潜水パン」


「新竹マンション」

でも一番感心したタイトルは↓これ。


「ジム用品」

まだまだたくさんあるので
機会があればぜひ見に行って欲しい。
笑ったり、感心したり。

最後は岩手での開催に因んだ作品。


畑の中を賢治さんが歩いている😊

なんか、自分でもやってみたくなったのだが、
出口まで行ってミュージアムショップを覗いて見ると
小さな人や木など、自分で使えるものがたくさん売られていた。
なるほど、やってみたくなるのは私だけじゃ無いらしい😅
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「すべてのことはメッセージ〜小説ユーミン」

2022-12-22 | 読書

ドキュメンタリーではない、
小説の形をとったことが成功している。
その時々のユーミン自身が感じたことを詳細に描写し
読者も身近で同じ体験をしているような気にさせられる。
あの曲も、この曲も、そうやって書かれたのか、
これはそんなに早い時期に書かれた曲だったのかと
それは結構驚き。
東京で開催されている「ユーミンミュージアム」を観て
それとセットで読むとより感じるものがあるんじゃないか?

「荒井由実」の曲は少女時代の内面を歌ったもの。
「松任谷由実」の曲は都会で暮らす女性の生活を歌ったもの。
だから「荒井由実」の曲は普遍なのだと思う。
「松任谷由実」の曲は
地方に住む人たちからはちょっと距離あるかな。

ユーミンがデビューした直後までの物語だが
この続きも読みたくなる感じ。
ただし、章が変わるたびに話があちこちに飛ぶ。
それがちょっと気になったかな。

「すべてのことはメッセージ〜小説ユーミン」
山内マリコ:著 マガジンハウス

amazonからの購入は↓から

 
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風屋的今年の漢字

2022-12-21 | 仕事
去年は「挑」、一昨年は「生」。
そして今年は「地」にした。



来年63歳となる。
あと1年半で年金も支給対象となる。
男性の平均寿命は約80歳だから
自分の人生も残すところあと20年もない。
去年までは、「従流不変志」という座右の銘と
前職から引き継いだ「情報の架け橋」という
自分なりの理念に基づきながらも
「会社を立ち上げたのだから利益をあげなきゃ」
とシャカリキになっていたきらいがあったけれども
そろそろ地に足をつけて
自分が本当にやりたいこと、やらなきゃいけないことを
最優先にしようと今年初めて思った。
仕事も趣味も多少整理し始めた2022年。

今年もあと10日。
ここ数日でようやく今年の仕事が落ち着いた。
さて来年はどんな年になるのか。
今年から引き続き、
地に足をつけて歩み出そうとは思うけれど。
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「さまざまなわたし〜性的指向と性自認のリアル vol.9」

2022-12-20 | 仕事

今回はトランスジェンダーでレズビアンの方。
男性として生まれ育ち、恋愛対象は女性だったので
自分の性自認に気づいたのはだいぶ遅かったとのこと。
それでも離婚を経て、今は「自分らしく生活できている」と。
とはいえ周囲を気にしながら、自分の性を使い分ける毎日。
そうしなければ摩擦を避けられない社会が
今の日本の現実だ。

週刊金曜日は全国の書店で購入できます。
もし近くの書店にない場合は下記よりネットでどうぞ。

 
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コロナ禍

2022-12-19 | 社会
2020年1月、中国で肺炎が流行っているとのニュースを見た。
その月の下旬、仕事で上京する。
定宿が浅草なので荷物を預けるために、
上野に着いてすぐ浅草線でホテル最寄りの田原町へ。
地上に出た途端、周囲は中国語の嵐(観光客だらけ)。
急いで最寄りのグラッグストアへ行き、マスクを買った。

2月、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号でクラスター発生。
大きな問題となる。
下旬、全国の小中学校一斉休業。

3月上旬、東京からの客様を迎えて花巻で計画されていた
STEAM教育に関するイベントが中止となる。
3月下旬、4月上旬に予定されていた東京出張が
同行者の会社の決定により中止に。
志村けんさん逝去報道により、フェーズが変わった。
4月中旬、全国への緊急事態宣言。

以降、緊急事態宣言を発令したり、解除したり、
学校休業したり、解除したり、
県境を越えた移動を禁止したり、帰省自粛を呼びかけたり・・・
ということが繰り返されておよそ3年が経った。
その間、ワクチンも早い人は5回目接種となりつつも
今は第8波、波が来るたびに感染者は増えている。

ワクチン接種が始まったころは
「ワクチンだけではコロナ禍は収まらないだろう」と思っていた。
インフルエンザのように特効薬ができないうちは
なかなか以前のような社会に戻ることはないだろうと。
コロナ前は毎月のように東京出張していた私も
上記に書いた2020年1月以降、3年近く上京していない。
(コロナ禍により、東京関係の仕事が減ったことも理由のひとつ)

感染者は相変わらず増えているが
大衆の気持ちや行動は2年前、1年前とは大きく違う。
今はもう県境を越えての移動も普通に行われ、
頻度が減ったとはいえ、夜の飲み会も行われている。
普段マスクは手放せないが、
例えば外で体を動かしたり、歩き回ったりする時は
マスクを外すことも増えてきた。

以前の外出自粛や閉塞感と、今の違いはなんだろう。
もちろんワクチンの効果なのか、変異により毒性が薄まったのか
死や重症化への恐怖は、持病を持っていないと感じられなくなったし
周囲に普通に感染者が出始めて、禁忌感がなくなったこともある。
しかし、いちばんの違いは政府の姿勢だろう。

日本人は自ら状況を見ながら考え、危険を回避するというより
国の方針に従って行動を決めるのではないだろうか。
そして周囲を見渡しながらそれに合わせる。
個人主義の時代とは言われるが
昔ながらの「世間の目を気にする」国民性なんだろう。
それは良い気質でもあり、また悪く作用する場合もある。
そういうことをコロナ禍でつくづく感じた。
そしてそれはコロナだけじゃないんだろうな。
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「スカイレストラン」

2022-12-18 | 音楽
作詞:荒井由美、作曲:村井邦彦、歌:ハイファイセット

この歌詞はもともと「あの日に帰りたい」のメロディだったとのこと。
ところがとあるドラマの主題歌になることとなり
ドラマの内容に合わせて歌詞を付け替えたのが「あの日に帰りたい」。
その後、ボツとなったこの歌詞がもったいないと
ユーミンやティンパンアレーを見出した音楽プロデューサーの村井邦彦が
この詞に改めて曲をつけたのがこの曲。
都会的なメロディラインとアレンジ、山本潤子さんの透き通った声。
こっちも原曲となった「あの日に帰りたい」と同じぐらい
自分の中ではBEST10に入るぐらい好きな曲だ。

最近、世界的に日本のシティポップが人気らしい。
それは上記2曲聴いただけでもわかる。
ユーミンやティンパンアレーのほかにも
オリジナルラヴの「接吻」やシュガーベイブの「ダウンタウン」、
個人的には東京JAPの「摩天楼ブルース」や
門あさみの「月下美人」、南佳孝の「日付変更線」なんかもいい。
寺尾聡さんや稲垣潤一さんもカテゴライズされるのかな?
大瀧詠一さんをこのカテゴリーに入れるのは
たぶん大瀧さんご本人は不満だろうが😅
「雨のウエンズディ」なんかはシティポップだと思うんだ。
自分がリアルタイムでその時代どっぷりだったこともあるけど
今でも現在進行形で好きなジャンルだから
「最近ブーム」と言われても「いまさら」と笑えてしまうんだなぁ。
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今は戦前

2022-12-17 | 世界・平和
アメリカの要求通りに
何をどうすると決める前に
しかも財源すら確保できないままに
防衛費だけが増額となり
後付けで増税方針が示される。

これまでの日本の防衛方針が
閣議決定で簡単に180度変更され、
敵基地攻撃用のミサイルをアメリカから買うとか。
防衛費増額→敵基地攻撃能力取得→ミサイル購入→増税
なんか順番おかしくないか?
水面下での本当の順番は知らんけど。

「聞く力」を持つ首相と聞いた。
宏池会出身の穏健派とも聞いた気がする。
所得増額もアピールしてなかったっけ?
でもやってるのは武器購入に支出することと増税。
おまけに敵基地攻撃能力も持つことに。

ロシア・ウクライナ紛争で何を学んだのか。
もしも紛争が起きた時、資源のない日本はどうなるのか。
真っ先に食べ物がなくなり、急激なインフレ。
そして敵からの攻撃は原発へ。
それで日本はあっという間に終焉を迎える。
本気で防衛を考えるなら
まずは食料自給率100%、そして原発廃炉。
敵基地攻撃能力を持つのはそれからなんじゃないの?

まぁ、今回の防衛戦略の転換は
アメリカからミサイル買って感心を買うためだろうけど、
それで逆に隣国を刺激して逆効果になることを危惧。
「国民の命や生活、財産を守る」どころか
それらを危険に晒すような浅虜のため
増税される理不尽さに開いた口が塞がらない。
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