風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

最後の夏に向けて

2005-06-30 | 風屋日記
ということで、昨日の結果、我が校は1回戦は開会式後の開幕試合となった。
相手は下馬評にこそ上がってはいないものの受け身に回れる相手ではない。
全力でぶつかる初戦の相手としてはいい相手かも知れない。
問題は次の試合。
公立ながら優勝候補の一角に挙げられるシード校の強豪だ。
しかもそのチームの部長は昨夏まで我が校の監督だった先生。
全てを知られている(笑)
でも、ま、仕方がない。
もし1回戦を突破できたらまた全力でぶつかるだけだろう。
仮にそこをうまいこと突破できても、
次の相手は我が校と同じく旧制中学からの伝統校であり、
昨年の選抜にでているチームになるだろうし、
その次は優勝候補筆頭の私立だ。
できることならその私立と試合をしてみたいものだ。
なにしろ練習試合すらやらせてはもらえない相手なので。
今月号の某高校野球雑誌の「各県予選の展望」に
たった1行ながら強豪の一角として、一応載せてもらった我が校。
どんな相手だろうとあっけなく負けたくはないな。

そして昨日の練習後、メンバー発表もあったとのこと。
3年生が3名ベンチに入れず、代わりに2年生が4名、1年生が1名入った。
もちろん実力の世界なので仕方がないことだが、
同じく3年間一緒に頑張り、息子とも仲のいい3人だ。
練習後のグランド整備や片付けがある1年生の次男よりも、
長男はかなり遅い帰宅だったが、何をしていたかはあえて聞くのは止そう。
それぞれの思いがあり、それぞれの青春だ。

3人のうち1人は勉強の成績も上位で旧帝大クラスを狙っているという。
日本史が好きで、大学でじっくり勉強したいとのことだ。
パワーはうちの息子などより遥かにあり、体も立派だが物静かな奴だ。
実は一昨日の夜、本屋でうちの長男と彼が一緒にいるところに出会った。
部活帰りに寄ったものらしく、興味のある本棚のあたりをぶらついていた。
あとの2人は双子で、兄弟一緒に3年間頑張ってきた。
一卵生双生児なので顔も体格もそっくり。
下半身ががっちりとし、多少のことではびくともしない体格だ。
部活帰りはうちの長男とよく一緒に帰ってきていたらしい。
雨の日に一度車で家まで送っていったことがあったが、
「ありがとうございましたっ」と笑顔ではっきり挨拶をしてくれた。

さて、うちの長男は結局背番号は2桁だった。
それでも春の大会より若い番号となり、監督の期待度が分かる。
本人はがっかりしているらしいが、何しろポジションが変わって日も浅い。
「レギュラー番号じゃなくとも、実質レギュラーを目指せ」
とことばをかけておいた。
実際、彼の力が必要となる場面があると思う。
私からは声をかけることしかできないが・・・精一杯頑張れよ。
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いよいよ

2005-06-29 | 風屋日記
全国高等学校野球選手権大会岩手県予選の組み合わせ抽選は
いよいよ今日行われる。
まるで自分のことのように緊張している私がいる。

「甲子園に行くためにはどこと当たっても勝たなければ」
とはいうものの、初戦から強豪とは当たりたくないのが人情。
何しろ昨夏から秋、春と、初っ端強豪との対戦が続いたし、
ここんとこ3年連続で毎年優勝候補の同じ私立に負けているので、
そろそろ組合せに恵まれたいところ。

当の本人達はてんでに
「1回戦はまず、大会2日目の午後あたりがいいな」とか
「まずは○○高、次あたりに△△商」などと勝手なことを言っているが、
いかに呑気でマイペースがウリの我が校野球部員達でも
それなりの緊張は隠せない。
おまけに登録メンバー&背番号も今日発表ということで、
うちの長男もいつになく早起きをしてきた。
昨日あたりから踵が痛いにも関わらず
「今日は病院には行かない、部活に行く」と早めに家を出た。
恐らくベンチ入りはできると思うが、
果たして背番号は1桁か2桁か・・・3年間の結果が気になるのだろう。
もちろんベンチ入りできるかどうか微妙な位置の3年生にとっては
もっと大きな意味を持つ1日になるのだ。
・・・それも青春。

それにしても、1OBとして母校の応援をしている時は
「なんだー、今年も甲子園ダメかー。もうちょっと頑張れよー」
とかなんとか、勝手なことばかり言っていたが、
いざ内部のことを色々知り、実際にプレーしている子達に触れると、
「1試合しかできないかも知れないが、悔いなく精一杯プレーしてくれ」
という殊勝な気持ちになる。
いい子達なんだ。頑張っている子達なんだ、本当に。

全国の何万人という球児達ひとりひとりにドラマがあるんだよなぁ、きっと。
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訃報

2005-06-28 | 風屋日記
絵本作家の長新太さんの訃報を見た。
初めて見た時は「どこが面白いの?」ってな印象だったが、
子ども達からの人気は絶大。
大人には分からない、子どもの感覚をくすぐることができた
数少ない作家のひとりだったのだと思う。
同じような思いは、他にはまどみちおさんに感じただけだ。
その作品に触れれば触れる程、読めば読む程
じわじわとその魅力に気がついてくる。
ナンセンスな展開と鮮やかな色彩。
その斬新さに、77歳という高齢であることを知らずにいた。

私が読んだ中では「ぞうのたまごのたまごやき」が秀逸。
長さんのひととなりはよくわからないけれど、
その作品と、TVで見た白いヒゲの優し気な姿から
なんとなく亡くなった後も
雲の上にフワフワ浮かびながら微笑んでいるような気がする。

合掌
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アンケート

2005-06-27 | 風屋日記
にっちさんのblogにあったアンケートに
TBされてないけど勝手に答えちゃおうかな。

1.Total volume of music files on my computer
(PC内の音楽ファイル容量)
 すみません。意味が分かりませんf(^^;
 こういう質問は40歳以上は免除ってことで・・・よろしく。


2.The last CD I bought was
(最近買ったCD)
 近藤房之助「BEST」
 A-Showさんを探しにCD屋へ行き、
 当初の目的を果たせずに・・・まさに衝動買い。
 でも近藤さんのCDも、初めて買ったけどなかなかよろし。
 中でもカンボジアの村でのライブ録音「Stand by me」がGOOD。

 ついでに欲しいCDはコッキーポップBEST盤のCDボックス(笑)


3.Song playing right now
(いま聴いてる曲)
 車の中に現在セットされているMDはBEGIN「BEST」。


4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
(よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 5曲かー・・・難しいなぁ。
 5枚のCDなら何とか絞り込めるかも知れないけど。
 ま、最近よく聴くということを基準にして敢えて挙げると、
 「シカゴバウンド」憂歌団
 「なつかしの道頓堀」上田正樹 & 有山淳司
 「ナキムシの歌」風味堂
 「Steady lonely man」Eric Clapton
 「Dust my bloom」Elmore James

 おまけとして、これまで大地座ライブ練習曲を2曲。
 「防波堤のある景色」BEGIN
 「童神」夏川りみ


5.Five people to whom I'm passing the baton
(次にまわす5人ぐらい)
 えーと、すみません。
 ここを読んで気に入った方は後に続いて下さい。
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最後の夏間近

2005-06-26 | 風屋日記
昨日は神楽の合間を縫って高校野球の練習試合を見てきた。
試験も終わり、学校挙げての体育大会も終了し、
いよいよ最後の夏に向けて、3年生達はこの1ヶ月を過ごす。

昨日の第1試合、県内のS石戦は久しぶりの試合だったためかボロボロだったらしいが、
私が見た次の試合、山形県から遠征で来たT中央との試合はきっちりできていた。
そして今日は、春の地区予選で危うくコールド負けになりそうなところから、
何とかかんとか逆転して勝った相手のT緑峰。
メンバーの中にはトラウマ(笑)が残っていたらしいが、
今日の試合振りを見たらそれも払拭できただろう。
投手もキレのいい球を投げ、打線も繋がって、危なげない良い試合をしていた。

さて、うちの長男。
昨日は第1試合で代打に出てのヒット。
次の試合は1番サードで先発出場し、夏のメンバー選考に向けた最終テストを受けた。
結果は・・・5打数3安打1死球1打点。
おまけに急きょ途中からファーストに回ったのだが、
実は小・中~高2まではキャッチャーを目指しつつ線が細いために諦めて
セカンドかファーストを守っていたという古巣。
キャッチングには自信があるし、右方向の守りは体が覚えている。
昨年から始めたサードと比べて動きが断然いい。
ファーストゴロゲッツーを決めた辺りからノリノリになってきた。
ともあれ攻守ともに結果を残せたわけだ。

練習試合後、神楽に駆け付けて、笛を吹いたり舞ったりしていたが、
さすがに終わった後は疲れてひっくり返っていた(笑)
それでも高校の野球部に入ってからなかなか神楽に来られなかったので、
久しぶりの舞を楽しめたようだ。

そして今日。
昨日の結果を受けて、6番ファーストで先発出場。
始めの2打席は見ていないが、3打席目からの打撃成績は3打数3安打。
ランニングホームランも含めて、3回ともホームに帰ってきた。
守りはもちろん水を得た魚。
前から思っていたけど、やっぱサードタイプじゃないもんな。
ファーストに回ることによって守りの不安が解消され、
もともと悪くなかった打率と足がますます生かせるようになった。
パワーはないけど、得意のバットコントロールで勝負だな。

ま、うちの息子だけではなく、
あと約3週間、全員ケガなく悔いの残らない野球ができることを願う。
組み合わせ抽選は今週の水曜、29日に行われる。
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奉納神楽終了

2005-06-25 | 風屋日記
地域の鎮守、熊野神社の例大祭が終わった。
神楽は7番奉納して、9時過ぎに終了。
夜神楽はこれまであまりやっていなかったが、
暗い杉の巨木の下、ボーッとともる灯りの中で、
神を演じる神楽・・・なかなかいいじゃないか。
夜になっても神楽殿の中や社務所の中は蒸し暑くて、
1番舞っただけで汗が吹き出し、襦袢がぐちゃぐちゃになったが、
終わってみるといつのまにか気持ちいい風がそよいできていて、
充実感と満足感と、そして少しの疲労感が心地よかった。

それにしても、神楽を奉納するってだけのイベントに
およそ40人ほどの方が見にいらしてくれた。
もちろん遠くから来ていただいたうぞんげさん(笑)達や、
他にも神楽愛好者とおぼしき方々もいたが、
何がうれしいって、地元のおじいちゃん、おばあちゃん達が
エプロン姿、サンダル履きでやってきてくれたことだ。
地域に支えられているな-と感じる瞬間だ。
地元の神楽を楽しみに見に来てくれる方々がいるからこそ
我々も続けられるし、子ども達の励みにもなる。
いつまでもこの暖かなコミュニティーが残ることを願いつつ、
今日は疲れて眠いので・・・お休みなさい。
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麦秋

2005-06-24 | 風屋日記
季節は梅雨入り前の初夏なのに・・・麦秋。
小麦畑は黄金色に風に揺れ、そこだけ見ると確かに秋の収穫時のよう。
「麦の秋」という日本語表現もいいなぁ・・・。

秋の収穫祭というわけではないが、
今夜は地元の神社の例大祭、前夜祭。
鎮守のお祭り・・・というよりも、いわゆる縁日。
この辺りでは「宵宮」というヤツだ。
以前書いたように、いつもの地域毎の奉納演芸大会は今年からなくなった。
代わりに子ども達の神楽を奉納し、若い人達がギターを弾いて歌う。
若くはないけど、不肖わたしたちオヤジも出ることになっている。
神楽でいつもお世話になっている地元の神様だ。
できることで精一杯お祭りしようと思う。

そして明日が本祭。
日中に祭の式を行い、夜6時からは奉納神楽だ。
我々の神楽団体にとっては年に一度のメインイベント。
まして今年は揃いの半纏も新調した。
いやが応にも気持ちは盛り上がる。
明日もまた精一杯の舞を奉納しよう。
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沖縄戦から60年

2005-06-23 | 風屋日記
今日は沖縄での組織的戦闘が終結してから60年。
当時のことについて、微かに記憶のある人でも65歳。
大人として大変な苦労を重ねた方々は、もうすでに80歳を超えている。
その辛く、しかし貴重な体験を「つまらない」などと言わずに
私達のような、体験はしていない第2世代が受け継がなければならない。

国内で唯一の地上戦、いわば「本土決戦」のプレ体験的な沖縄戦において
私達が学ばなければならない最も大事なことは
「国や軍は国体を守るばかりで、国民は守ってくれなかった」
ということではないだろうか。

一般人が多数逃げ込んだ「ガマ」に後から入ってきた部隊が
「ここは我々の基地にするので、一般人は出ていけ」と命令を下したこと。
赤ん坊の泣き声が外にもれると敵に発見されるからと、
小さな命を簡単に奪ってしまったこと。
現地徴用によって、本来なら家族を連れて逃げなければならない立場の男達を
ろくな訓練もなしに前線に立たせて、いわば正規軍の盾としたこと。
未来ある旧制中学生、女学生達を通信員や看護婦として動員し、
最後には見捨ててしまったこと。
ガマに隠れている間の極限状態の中、
兵士達からスパイと疑われて銃殺、撲殺された一般の人々も多数いたという。

これらのできごとは、本当に過去のものだろうか。
当時だって沖縄に限ったことではないだろう。
全国各地の空襲や艦砲射撃の際にも同じようなことがあったと聞いた。
そして今、もしも日本が戦闘に巻き込まれたならば・・・。

そう考える時、
公務員や公共交通機関、生活インフラなどの仕事をしている人達が
無条件で国の管轄下に入り国土を守るべしという有事関係法案は
悪名高き国歌総動員法とどこが違うのか首をかしげたくなってくる。

もう一度いう。
国や軍は国民の命や財産を守ってくれない。
彼らが守るのは国の体制や国の財産だ。
(それどころか「国民が国を守れ」と言われるだろう)
口当たりが良い「国の防衛」「愛国心」などのことばには分警戒しよう。
防衛する「国」とは「国家」のことであり「国民」のことではないことを
つい忘れて勘違いしてしまいそうになるからだ。
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昭和

2005-06-22 | 風屋日記
昨夜は東京で大学時代の友人と会い、久々の酒。
考えてみれば、大学時代も含め彼女とは何度も飲んでいるが、
(そして数々の伝説や思い出があるが)
2人で飲むってのは初めてだった。
いや、別に意図的に2ショットになったわけではなく(^^;
もうひとりの友人の都合がつかなかったのだ。
すんませんね、Cさん。私と2人っきりになっちゃって・・・。

ってなことで、目指した先は神田にあるフォーク酒場「昭和」。
この店のことは以前からCさんに聞いていて、
私の上京の際はぜひ行きたい・・・ということになっていたのだ。
この飲み屋さん、壁一面にギターが並び
(なんとGIBSONのBlues Kingまで!!)
店のスタッフ(うまいんだ)の演奏 & 歌はもちろんのこと、
客もギターを弾いて歌うことができる。
「できる」っていうよりも、次から次にお客さんが出てくるんだ。
そしてまた皆、ギターも歌もうまい。
「フォーク」というジャンル上、平均年齢が高めなのだが、
昔かじった・・・程度の腕前ではもちろんない。
スタッフに勧められ「じゃあ」ってな感じで出てくる人が
サラリとS&Gやジャニス・ジョップリンの曲を演奏したり、
情感たっぷりに、懐かしい風や拓郎の歌を歌ったり・・・。
かつてそういう歌が好きだったり、歌ったりしていた人は
たぶんこの店・・・はまるよ(笑)

さて、同行のCさんに勧められるままにギターを抱えた私。
もうボロボロ・・・(苦笑)
普段は自分の起こした譜面を見ているけれど、
他の人が起こしたものは、コードが自分の記憶と違っていたり、
歌詞の書き方が違うせいで構成が分からなくなったり
(くり返しの部分など)
根本的にキーが違っていたり・・・。
いやぁ、当日いらしていたお客さま各位に大変失礼をいたしました(^^;

要は「譜面を見ないで演奏 & 歌えるようになれ」ってことね。
・・・と、反省しきり。
ちなみに写真は当日来ていたお客さまで、私じゃありません。
後ろのポスターに激しく反応してるでしょ? >お色気さん
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東京日記

2005-06-21 | 風屋日記
朝一で仙台へ行き、仙台での用事を済ませて、
昼に東京へ入った。
岩手に比べると確かに暑いけど、
思っていたほど湿度も高くなく、風が心地良い。

東京では、想像以上にクールビズが広がっている。
うちの会社でも考えようかなー。
「そう見えない」とよく言われるけれど
基本的に私はネクタイやスーツがキライなので・・・。
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車歴

2005-06-20 | 風屋日記
運転免許を取得して、早26年。これまでに8台の車を所有してきた。
平均すると3.25年/台・・・というのはサイクルが短いが
長距離通勤のため3年で10万kmを走るのだから仕方がない。
8台のうち、新車で買ったのが2台だけってのも同じ理由によるものだ。

最初の5年落ちくらいのブルーバードは、
思い出すと自己嫌悪に陥る程自分自身に嫌な思い出がある。
大学時代の話・・・とだけ語っておこう。
ただ、両親ともに免許を持っていなかった我が家なので、
買ったばかりの頃は家族がみな大喜びしたものだ。

2台目は就職と同時に3年落ちで買った真っ赤なサニー。
真夏の休日にはTシャツの袖をまくり、サングラスをかけ、
窓を全開にしてあちこち走り回ったことを覚えている。
BGMは山下達郎の「Big wave」だったなぁ・・・。

ガソリン車からディーゼル車にすれば、
私くらい長距離通勤だと燃料代の差額で新車が買えると言われ、
初めて買った新車が、今はなきいすずジェミニ。
大学の頃の友人が乗っていて好印象を持っていたし、
何より内装が抜群に良かった。
10万km乗って買い替えたが、今でもあの車が欲しいくらい。
ディーゼルなんだからもっと長く乗れば良かった。

4台目は、また中古に戻ってゴルフ。
ジェミニが良かったので、似たような印象の車にした積もり。
VWといえどパワステですらなかったので、かなり安かった。
この車が私の車を選ぶ基準を一変させた。
頑丈で、無骨でもいいから飽きのこないデザインで、
なおかつ座席が固く、そして高く「腰掛ける」形になったもの。
いまでもそういう車を追い求めている。
ただこの車はボロい分やはり故障がちであり、散々修理費を払った挙げ句、
とうとう、これまた中古のブルーバードと素取っ替えになった。

4台目は2度目の新車購入でRVR。
繋ぎで乗ったブルーバードの車内が、ハードトップのためにやたら狭く、
子ども達が小さかったので、RVRの後ろの広いスペースがお気に入りだった。
中は広いし結構走るし、いい車だったよ。
子ども達が大きくなるにつれ、スペースよりも座席が欲しくなり、
同じシリーズのシャリオに替えたけど。

そして今乗っている旧型MPV。
選ぶ基準が雪道通勤を考えての「ディーゼル」「4WD」と
運転席回りの使いやすさ & 広さを考えての「コラムシフト」「7人乗車以上」だったので、
ワゴン車を除けば、この車しか選択肢はなかった。
さすがはディーゼル4WD、どんな雪道 & 凍結道路も苦にならない。
すでに16万km走ったけど、まだまだ走る積もりで先月車検をとった。
5年も同じ車に乗るのは初めての経験だけど、
買い替えようと思っても、他に欲しい車が見当たらないので仕方がない。
日本車、外車に関係なく、
ディーゼル & 4WD & コラムシフトで2000cc以下の車、知りませんか?

    ◇        ◇        ◇        ◇

ところで明日は東京出張なので、このblogはお休みします。
明後日帰ってきたら、夜には書き込みできるかな。
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今日のYahooニュースより

2005-06-19 | 風屋日記
 自民党の武部勤幹事長は19日のテレビ朝日とNHK番組で、
 郵政民営化関連法案に反対する自民党議員について
 「反対の仕方によるが、覚悟を決めてやってもらわなくてはならない」と述べ、
 解散総選挙になった場合、採決で造反した議員は公認しない可能性を示唆した。(共同通信)

脅して従わせようとする方もどうかと思うが、
それに腰が引けておとなしくなる議員がいるとしたら情けない。
図らずも日本の政治レベルの低さを露呈してしまった格好。
議論以前の問題だね。
それにしてもこんな幹事長がいる政党・・・でも投票する人いるんだなぁ。


 人気キャスター、久米宏(60)が、
 司会を務める日本テレビ系「A」(日曜後7・58)について、
 降板の意思を番組スタッフ側に伝えていたことが18日、明らかになった。
 4月に鳴り物入りでスタートしたものの平均視聴率は約7・9%と低空飛行を続け、
 打ち切りの声もささやかれる中、番組存亡の重大な局面を迎えた。
 2月の復帰会見で
 「テレビは面白いか、面白くないかの2つ。
 面白くないと思ったらすぐ辞める」と宣言していた久米。
 かつての“視聴率男”の降板発言で、
 番組の存続に赤信号が灯った格好だ。(サンケイスポーツ)

ブジ VS ライブドアの時、確か「放送事業は公共、公正、中立」という意見を
放送各局の見解として聞いた覚えがあるのだが、
やっぱり「おもしろいかどうか」「視聴率がとれるかどうか」だったのね。
第二次大戦後のマスコミ会の反省は
「大勢や世論に流されず、体制におもねず、公正、中立を旨とする」
ことだったはずなのに、いつのまに変わったんだろう?
イラクでの人質事件や自衛隊派遣、最近の東アジア情勢など
「公正」「中立」よりも世論に迎合した報道や意図的な報道姿勢を感じるのは
私の気のせいなのだろうか。
結局、世論とは違う姿勢の報道は「視聴率が取れない」のか?
だとすればマスコミの姿勢は、戦前となんら変わっていないことになる。

「A」はとてもおもしろい。
アジアの中での相互理解という立派なコンセプトもある。
こういう番組が増えて欲しいと思っているのだが、視聴率が取れないとダメか?
これまた図らずもマスコミのレベルの低さを露呈している。
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貧しい国

2005-06-18 | 風屋日記
ポルポト以前は小さく、穏やかだったというシェムリアップの町。
かつて従軍カメラマンの一ノ瀬泰造が人々のそのささやかな生活の営みを愛し、
カメラのレンズを戦いに向けるのを止めたというシェムリアップの町。
そして彼がアンコールワットに向かう道に永遠に姿を消す前、
しばらくのんびり過ごしたというシェムリアップの町。
アンコールワットが世界遺産に登録されると
爆発的にその小さな町は観光都市へと変貌を遂げつつあるという。

そんな場所で、たった10万円のために強盗を働くというやりきれなさ。
たった10万円のために銃を手にとった青年達の哀しさ、
・・・そして、たった10万円のために幼い命を落とした不憫さ。

カンボジアという国が抱える悲哀が、今回の事件の全体に感じられる。
昨秋会った彼の国の子ども達の目は輝いていたのだが。
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料理は文化

2005-06-17 | 風屋日記
今日の昼メシはタイ料理。
岩手大学そばにアカ族の女生と結婚した方が店を開いた。
もともと東京出身で、アジアの小物や布を輸入販売していた方らしいが、
たまたま訪れた盛岡を気に入り住み始めたとのこと。
岩手大学人文社会学部に社会人入学も果たし、学生でもあるらしい。
奥様は日本語も上手でいつもニコニコ。

食べたのはアカ族の家庭料理の味付けだというカーオソーイ。
いわゆる米粉で作ったヌードルだ。
確かに各家庭ごとの色んな味付けがあるのだろうが、
ここのは辛い肉みそがたっぷり乗っているところなどはまるで坦々麺。
見るからにうまそうだし、実際に一口食べてみて「アローイ!!」
病み付きになりそう。

ご主人がこういう店を開いたのは
「世界中あちこち歩いて思ったのは、
 戦争はお互いを認めないから起こるんだということ。
 店をやることで少しでも国際理解に繋がれば・・・」
という理由だということを、新聞記事のコピーで知った。
まったくその通りだと思う。
文化とはその民族の社会様式や生活そのもの。
料理はその際たるものだろう。
異文化を舌で味わい、腹におさめる国際交流は大歓迎(笑)
まちがいなく、私はまたすぐ行くと思う(^^)

 ~「Salon Archi」岩手大学グランド向かい。
   日曜定休 11:00~14:00 ランチのみ(予約があれば夜の貸切パーティーもOK)~
  
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コミュニティー2

2005-06-16 | 風屋日記
長男が夕べ、某大学のサイトを開いてオープンキャンパス日程を調べていた。
7月中旬がオープンキャンパスで、AO試験は9月、推薦は10月。
野球引退まではまだ1ヶ月あるが、悠長なことも言ってられない。
日程はどんどん迫ってくる。
長男はオープンキャンパス参加申込書をダウンロードし、
ひとりで書きはじめようとしている。

ところで、うちの長男は首都圏の大学を第一志望にしているが
「神楽の時には講議を休んでも帰ってくるよ」と言ってくれる。
「勉強したい分野があるから大学はあっちに行くけど、
 将来は首都圏には住みたくない、花巻に帰ってきたいよ」とも言ってくれる。
これは決して私がそう言うように育て、仕向けたわけではなく(笑)
地域の暖かさ、居心地の良さを知っているからなのだろう。
その希望は決して間違いではないよ・・・という思いを込めて
私はただニコニコとうなずくだけだ。

この地域の人達が子ども達を見る目は優しく暖かい。
地域での少年野球チームや子ども達への神楽指導も
ほとんどPTAをとうに卒業したり、自分の子どもが入っていない人達だ。
もちろんすべてボランティア。
長いこと続けていると、かつて教えた子ども達が立派な(?)青年となり
「おー○○じゃねーか。仕事なにやってらんだ?」と声をかける。
金髪にピアスの青年もニコニコしながら「こんちは」と頭を下げる。
悪さをしそうな中高生には、通る大人みんなが声をかける。
田圃の水止めを抜いて回るいたずら坊主には容赦なく怒鳴りつける。
そんな雰囲気がこの地域にはある。

これがコミュニティーであり、地域の教育力だろう。
わざわざ総合学習の時間を設けなくても、
ちゃんと子ども達は、普段の生活の中で総合学習を行っている。
ひとりで下校する子ども達のことも誰かが目に留めていてくれる。
大人達の暖かい目に見守られて、子ども達は自然にのびのび育っていく。

うちの長男も「おー、帰って来たか」という笑顔に迎えられたくて
もしかすると帰ってくるのかも知れない。
そしてそのうち、今度は自分が子ども達に神楽を教えるようになるのだろう。
そういう歴史を、このコミュニティーは積み重ねてきているのだ。
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