風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

Marble Lunch

2017-10-31 | 食べ物・お店


マルカンビル1階にあるMarble coffee & bar で
今月中旬からランチが始まった。
マルカン大食堂とランチ客の取り合いになるのではないか
・・・との心配はいらない。
そもそも提供するメニューのジャンルが違うし
例えば大食堂が混んでいる時に「下で」という選択肢も広がる。
これはしょっちゅうマルカンビルに行っている
私のような人間にはとても嬉しい。

この日はモニターということで試食価格でいただいた。
Cランチの「白金豚の醤油麹丼」。
肉厚でも柔らかい白金豚の下は麦ご飯と発芽玄米の2種。
特に発芽玄米ご飯はモチモチで、お腹いっぱいになるボリューム。
優しい味がgoodだ。



食後にはチーズケーキとコーヒーのセットを。
甘酸っぱいチーズケーキはヨーグルトが入ってる?
軽めのコーヒーにぴったり。



このお店はおしゃれだし、気持ちのいい雰囲気。
スタッフの皆さんの笑顔も魅力のひとつ。
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発掘により大発見(笑)

2017-10-30 | 文化
先日、古い写真が必要となり、家の中の大捜索作戦を行ったのだが、
アルバムがしまってある押入れの中からすごいものを発見した。
旧国鉄時代の記念切符ばかりを1冊に貼り込んだアルバム(^^;
こんなの収集したの誰だ???



























千代田線全線開通記念とか、武蔵野線開通記念とか、
一番すごいと思ったのは成田線電化(!)10周年・・・(@o@)
電化って言葉を久しぶりに聞いたよ(^^;
「やまびこ」も「はつかり」は東北新幹線が開業する前の特急だ。
久慈線ってのは今の三陸鉄道北リアス線のことかな?
切符に印刷してある国鉄時代の地紋や
改札でハサミを入れる部分に入っているM型切り取り線も
なんかじんわり懐かしい。

時代はだいたい昭和53年〜54年ぐらいのものが多いようだ。
私が高校3年から大学進学で家を離れた頃のもの。
当時は鉄っ気は全くなかった(気づかなかった 笑)し、
第一それどころじゃなかったと思うから集めたのは私じゃない。
誰だろう・・・
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松葉商店

2017-10-29 | 食べ物・お店


醤油たこ焼きで知られる
花巻市東和町の土沢商店街の中にある松葉商店本店。
ここは店先で焼くたこ焼きだけじゃなく、
店内では食堂も経営している。
先日は久しぶりにここでランチとなった。

かつお出汁が効いためっちゃあっさり味のスープ。
チャーシュー麺のチャーシューも
脂身を取り去り、煮込んで肉自体が持つ脂分まで落とし込み、
チャーシューというよりも煮豚のような淡白感。
麺は細い縮れ麺であっさりスープがよく絡む。
うまい(^^)
歳とともに「背脂たっぷり系」はしんどくなり
近ごろラーメン食べるのを遠慮していたんだけど
こんなヘルシーなものなら大歓迎だ。

マルカンビル大食堂、竹駒さんの中華そばと並び
あっさり中華そば系では花巻を代表する味かもしれない。
あ、なにげに花巻駅構内のそば屋のラーメンも(笑)
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秋の夕暮れ

2017-10-28 | 生活の風景


狙ったのは
夕日を背景に綿毛を光らせるススキ。
本当ならもう少し下から撮りたかったけれど
(あるいはほんの数分早く撮りたかったけれど)
残念な写真となった(^^;

秋の日はつるべ落とし。
あと数日で11月に入れば当地は雪の季節となる。
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人生

2017-10-27 | 読書
「読書」カテゴリーにしたけれど
実は(仕事の関係で)まだ読んでいない本の話題。



昨年、ご縁をいただいて私も出版に携わることができた
作家 盛田隆二さんの傑作ノンフィクション
「父よ、ロンググッドバイ」。
そこに描かれた
盛田さんのお父様とお母様の最後の日々の記憶も新しいが、
そのお2人の若い日々を描いた新刊小説「焼け跡のハイヒール」が
(岩手版では)昨日の毎日新聞文芸時評に取り上げられていた。



言ってみれば
激動の昭和という時代を生きた2人の人間の青春と終焉が
2冊の本に収められたことになる。

子どもにとって、親は生まれた時から親であり、
亡くなってしまえば、最も新しい思い出に残るのは老いた姿だが、
どんな人間だって子どもの頃もあれば青春時代もある。
まして夫婦ともなれば、子どもすら知らない
2人だけの思い出もたくさんあるはずだ。
片方が亡くなっても、もう片方が残っていれば
その思い出は生き残った側の胸の中にいつまでも残っているが、
2人ともこの世から姿を消してしまえば
その思い出は誰も知らないところに葬られてしまう。
2人で交わした会話。一緒に行った場所、
辛く苦しい時代、楽しかったエピソード・・・。
「世界は、ひとりの複数形でできている」というCMがあるけれど、
その瞬間、瞬間を懸命に生きた人たちの人生は
決して「その他大勢」の人生ではない。

数日前、古い写真の必要があって家探ししたのだが
その時に出てきた私の子どもの頃の写真にしばし見入ってしまった。
当時の両親は今の私よりずっと若い。
戦時中に抑圧された青春時代を過ごしたのち
戦後それぞれに職を得(父は病気で療養の日々も長かったようだが)
出会い、結婚し、子どもを得た、そんな幸せの笑顔が見える。
盛田さんのご両親と同じぐらいか、少し下の年代だろうが
同じように激動の昭和を生き抜いてきた人生だ。
タイミングよくそんなことがあったので
より興味深く新聞書評を(実際の本より先に)読んだ。

時代を考える時、あるいはこれからの社会を考える時
マクロ視点で見るのは間違いだろう。
なぜならこの社会は「ひとりの複数形」でできているのだから。
その時代を生きたひとりひとりの人生から時代を知り、
それをこれからの時代に生かしていくこと。
そんなことをこの新聞書評は言っているのだと私は受け取った。

未読のままで言うのもどうかと思うが
新刊小説「焼け跡のハイヒール」を読んだ方は
ぜひその後で「父よ、ロンググッドバイ」のページをめくって欲しい。
その2冊合わせて、人の人生や時代など、
さまざま知り、考えることができる。
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林 静一さん

2017-10-26 | 読書
この画家、イラストレーターの名前を知ったのは
確か大学時代、古本で買った漫画雑誌「ガロ」ではなかったか。
高校時代に永島慎二さんに傾倒し
その後つげ義春さんにも興味を持っていたので
彼らが活躍していた場所「ガロ」に憧れていたのだ。
そこで見つけた、儚げな少女を描いた1枚のイラスト。
それが林静一さんの絵だった。

すぐに林さんの作品を調べ
マンガ「赤色エレジー」を文庫で買ってきた。
貧しく若いカップルの同棲を描いた暗い暗い作品だったが
その実験的な展開や、セリフのリアルさが
まだ20歳ほどの自分にも実感として感じられて、ハマった。
特に最後の主人公の一言。
「朝が来れば、明日になれば・・・昨日もそう思った」
が痛いほど胸に迫ったことを覚えている。
大事にしていたこの本は
当時最も親しかった友人にプレゼントしたので手元にない。
どうやら今も大切に守ってくれているようだけど。



その代わりというわけではないが、
アルバイトして金を貯めて買った画集を今も持っている。
「現代の竹久夢二」とも言われる儚さと色気。
一般的には小梅ちゃんのCMで、
あるいは我々から上の世代にははっぴいえんどの
デビューアルバム「ゆでめん」のレコードジャケットで知られ、
実はあの宮崎駿さんと東映動画の入社が同期だったとか、
ジブリでおなじみの高畑勲さんとも仕事をしたとか
実はとてもすごい人なのだ。



でもそんな知識はどうでもいい。
この静謐な世界にふっと入り込みたくなり
今でも時々、もう絶版になってしまったこの画集を
コーヒー片手に開いてみたりする。
すると途端に20歳ごろのことが目の前に蘇ってきて
しばし思い出の波間に揺れてみたりするのだ。

思えば遠くへ来たものだ。
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私の考え

2017-10-25 | 世界・平和
北朝鮮による日本への攻撃はない。
彼の国の立場に立って考えてみよう。
日本は大国アメリカに追随するだけの、
いわばジャイアンにいつもひっついているスネ夫。
ジャイアンに本気で対抗するためには
スネ夫を攻撃したってのび太には何のメリットもない。
逆に倍返しでフルボッコにされるだけだ。
北朝鮮にとって相手(または敵)と言えるのは
ジャイアン(アメリカ)だけなのだ。
さてそんなスネ夫(日本)はどうあるべきか。
のび太とジャイアンの仲を取り持てるのは
スネ夫にしかできないことじゃないだろうか。
腰ぎんちゃくでいるのは外交とは言わない。
顔を合わせて話し合うことは人間にしかできない特性。

憲法の改正は全くの反対じゃない。
時代とともに改正するのは必要なことだと思う。
しかし、特に前文および2章と
ほとんどの3章には絶対に手をつけるべきではない。
ここは日本のアイデンティティとも言えるところ。
世界に誇れる、日本ならではの憲法だ。
胸を張っていい。
改正すべきは唯一第3章の第24条にある「両性」だろう。
婚姻を男と女に限定しているのは
LGBTの人たちの基本的人権が侵されていることになる。
ちなみに、護憲活動で公共施設を借りようとする時
「政治目的云々」により拒否されることがあると時々聞く。
現憲法は「日本国憲法」なのだから
これは前文および第99条違反ということになる。
また今回の選挙で「高等教育の無償化」を憲法に・・・
と一部政党から改憲提案があったけれど
それは第23条と第26条でその内容を包括しているので
あとは法律だけ決めれば良い。
もっと言うと
「もりかけ」問題は第15条2項違反だわな(笑)

当然のことながら原発は即時停止。
廃炉作業などは順次行うべきだろう。
フクイチで身に沁みた危険もさることながら、
危険回避や周辺自治体の理解を得るための支出が多すぎるし、
(低コストのエネルギーというのはまやかしだ)
何よりも廃棄燃料について確固たる処分方法が無い状況。
地中深くなんてのはナンセンスだ。
いつ噴火や地震、地殻変動があるかわからない中、
後世の人々を危険に晒すだけだろう。
捨てる方法がないゴミを排出し続けるエネルギーが
果たして本当に人間社会の役に立っているのか。

一部の大企業が恩恵を受けるだけのアベノミクスは反対だ。
また国債乱発による大規模財政出動も。
もし財政出動を行うなら、社会保障や教育に向けるべきだろう。
経済特区を用いたり、企業努力による景気浮揚策は
もともと「小さな政府」を目指す経済政策であるはず。
にもかかわらず無尽蔵な国庫負担を強いるやり方は
全くその考えに反したことだ。
戦中戦後の日本における経済混乱は
戦時中の国債乱発による国の債務超過が原因。
同じ愚を犯そうというのか。
ちなみに私は大きな政府による欧型社会民主主義を推す。
一般国民の将来不安があるうちは消費活動が活発化しない。
社会保障制度によって将来不安が無くなれば
それなりの消費活動も活発化するだろう。
また教育は将来の国づくりのための先行投資だ。
もちろんすぐに結果となって現れるものではないが
先行投資がない企業に将来がないのと一緒で
国に関しても同じことが言えるだろう。

社会というものは人の集まり。
集団が秩序をもって機能するように社会のルールがある。
人と人、会社と会社、地域と地域、集団と集団、国と国が
お互いに理解しあい、話し合い、ルールを守ることによって
そのコミュニティは機能する。
個人同士でも、地球規模にあっても同じこと。
「自分first」「自分の仲間first」「自分の国first」では
社会は機能しなくなることをひとりひとりが認識すべきだ。
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ここからがスタート

2017-10-24 | 世界・平和
なぜ今なのかよくわからない選挙が終わった。
要は「与党が勝てるタイミングで、ボロが出ないうちに」解散したという、
多数派の与党にしては何とも姑息で肝っ玉のちっちぇ策だったわけだが、
選挙戦になったらホントの争点は隠し続け、
今に始まったことじゃない「少子高齢化」が国難といきなりの訴え。
おまけに、実際被害があった米軍ヘリ事故は知らん顔しながら、
同国高官が「標的はアメリカのみ」と公式発言していたにもかかわらず
「北朝鮮からの危機」を煽り続け、
自らの「もりかけ」問題について、国会中は「選挙で説明」、
選挙が始まると「国会で説明」、選挙に勝つと「低迷に説明してきた」と
まぁ舌の根が乾かないうちにヘラヘラ宣う。

私は基本的に、自民党がやることになんでも反対じゃない。
加藤紘一、野中広務、後藤田正孝が居た頃の自民党なら
お手並み拝見というスタンスでいた。
だけどね、安倍や麻生、石破、岸田はダメだワ。
底が浅いというか、姑息だというか、おぼっちゃま体質だというか、
国のことを考える前に自分たちのことしか考えていない。
それに違和感持ちながらも(違和感持つぐらいならまだ救われるけど)
意を唱えることをしない、保身の自民党員たちについても
自分の当選に汲々とし、一斉に泥舟に乗り込んだ希望の党候補者と
何ら変わりはしない。

さて、ちょっと口が過ぎたけれども(笑)
しかし今回の選挙はとても良い結果を生んだと思う。
民進党員は踏み絵を踏まされ、それ以外の人たちは「排除」されたわけだが、
逆の見方をすれば「我先に逃げ出す人たちがリベラル勢力から排除」されたわけだ。
これまでは正直言って投票先に困っていた。
維新と一緒になった民進党の本当の姿はよくわからなかった。
以前から胡散臭いと思っていた保守系、タカ派系の方々が
結果としてリベラル陣営から「排除」され、
硬い志を持ち、ブレない人たちだけで立憲民主党ができたから。
有権者にとっては新たな選択肢ができ、その主張もわかりやすい。
枝野さんは「自分のスタンスはあくまで保守」と言ってるけど
その主張はとてもわかりやすく、頷けることも多々ある。
かつての加藤さんや野中さんのような感じね。
信用おける。

さてここからだ。
私たちの主張を預けられる枠組みがようやくできた。
何しろドタバタだったから、野党第1党と言ってもまだ全然足りないけど
それは成立経緯から見て仕方ない。
でも「核」ができたってことはとても良かったと思う。
それを拠り所に、政治を一般国民の手に取り戻そう。
外交も、経済も、社会保障も、教育も
本当に国民ひとりひとりが納得できる国の形を作っていこう。
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Machicoco便り vol.16

2017-10-23 | マチココ


花巻まち散歩マガジン「Machicoco」
第4号の特集は「着物で歩こう」ということで、
9月のよく晴れた日、2日間を使って撮影を行いました。
時期的にはまだ単衣の季節だけれど
発行時期に合わせて、暑いのを我慢して袷を着て。

すると、撮影を近くで見ていた方々から
あちらこちらで
「あら、良いねー」「素敵ねー」
「早く言ってくれれば私も着てきたのに(笑)」
という声を多数いただきました。
「そうか。みなさん着物を着たいんだ」
「なかなか着る機会ないからねー」
と、撮影に携わったスタッフと話し合い
「でも一人だけ着ると目立つからなー」
という声もあり、
「それならみんなで着る日を作ろう」と考えたのが
「着物散歩DAY」です。

特別なイベントは行いません。
ただこの日はタンスから着物を出していただき
みんなで着てまちを歩く日にできたらなと思います。
着物で散歩する方がひとりでも多くいると
着て歩くのにも抵抗がないと思います。
「みんなで渡れば怖くない」式です(笑)
ただ散歩するのも、案外楽しいものですよ。
歩くと、普段気がつかない花巻の魅力を発見できます。
(STAFFが歩いてみて実体験済み)
もちろん、市民だけではなく
市外から着物で花巻を訪れていただくのも嬉しいです。

この趣旨に賛同していただいた何軒かのお店で
この日に合わせた特別対応をしていただくことになりました。
「着物で行けば特典」「着物散歩DAYに合わせた特別メニュー」など
それを楽しみに歩いていただくのも良いと思います。

その他のお店で、独自の対応していただくのも大歓迎です。
案外、着物が似合うまち「花巻」。
周囲の方をお誘いして、みんなで着物で歩いてみませんか?
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ファームプラス1周年

2017-10-22 | 生活の風景






昼から夜まで
三々五々集まってBBQ。
ごちそうさまでした(^^)
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

2017-10-21 | 映画・芝居・TV


先週末の真夜中にNHK BSで放送された
この映画を録画し、とりあえず駆け足でざっと鑑賞。
1998年ごろの映画だからちょっと古いものだ。
映画は見てなかったけど、当時CDは聴いていたので
(しかも大好きで、かなりヘビロテで聴いていた)
流れる曲が懐かしくもあり
また歌や演奏している人たちの顔や演奏姿が見られ
すごく良かった。後でゆっくり見よう。永久保存。

特にこの写真に写っているイブライム・フェレールや
コンパイ・セグンドの声にとても惹かれていたので
実際の彼らが(年配者だとは聴いていたものの)演奏当時に
イブライムが71歳、コンパイに至ってはなんと91歳と知り、
ひっくり返るほど驚いた。
なにせ声が若い。
一緒に演奏し、プロデュースしたライ・クーダーが
「キューバのナット・キング・コール」と称したイブライム、
大人の男の色気たっぷり、艶っぽいコンパイなど、
キューバの片隅から見いださなければ、
誰にも知られることがなかったアーティストだったに違いない。
イブライムなんてライ・クーダーに発見されるまで
靴磨きの仕事をしていたというから驚きだ。
(この辺は伝説のBluesmanサン・ハウスみたい)

CDだけではなく、映画を見て良かったことは
彼らひとりひとりの人生が語られていること。
そして何より、とても楽しそうに演奏しているシーン。
アメリカによる経済封鎖で貧しい国キューバは
映画が撮影された1998年当時でも
走る車は1950〜60年ごろの、まるでクラシックカー。
それもボコボコになったボディーにペインティングされている。
スラムのようなダウンタウン、路上に立ちすくむ人々の姿。
でもね、どこか心の豊かさみたいなものを感じるんだ。
語られる人生は、現代日本に暮らす我々にしたら悲惨なものだけど
彼らはそれを当たり前のものとして受け入れ、自然に生きている。
「音楽は最高さ」と笑顔なのだ。
そこには周囲からがんじがらめに枠にはめられる日本とは違い
レールなどない中で、自分の力で生きてきた強さも感じる。
そしてカリブの強烈なリズムと哀愁漂うメロディー。
91歳にして「生きている限りロマンスは必要さ」と不敵に笑い、
「まだ子どもを作りたい」と語るコンパイに脱帽。
なるほど色気たっぷりなわけだ。

彼らの音楽には、人間の根源的なものが全て詰まっている
・・・というと言い過ぎだろうか。
でもそれだけの強さと哀しみに溢れてるんだよなぁ。
キューバ・・・行ってみたい。
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物欲 2017秋

2017-10-20 | 音楽
ここんとこ、ほぼ24時間頭の中が仕事onlyで
何をやっていても仕事の段取りや企画ばかり考え、
他のことに頭を使う余裕がなくなっていた。
だから、いつもなら年に1〜2度出かける夫婦旅行も
かじりかけてたお茶の修行も、
2年続いていたイーハトーブ音楽祭への出演も今年は無く
ライブ鑑賞に出かけるのも最小限。
去年誘われて参加した50歳野球も今年はパスしてしまった。
割に負担がかからない夫婦でのライブ出演も
なにしろ普段の日は楽器を手に取る気にもならず
半年ほど放ったらかしで練習もしてないので
どこかにエントリーという気にもならなかった。

そんな時にいきなり連絡があり
「2日後の北上パルオーガニックフェスタで演奏を」
という話をもらって大慌て。
半年前にマルカン1階で行ったライブの曲を急遽おさらいし
先週末に一夜漬けのぶっつけ本番、やっつけライブを3曲ほど。
もちろん自分的には「ありゃ〜(^^;」の出来で
どうも納得いかなかった。(当たり前 笑)
マルカンライブの時もそうだったけど
(歌ももちろんだけど)ギターの音がしょぼいんだよねぇ。
フルバンドだと音に厚みが出るからごまかせることが
デュオになると顕著に現れる。

そんなこと感じながら我々の後に出演した方々の
セッテイングやサウンドチェックを見ていた。
おー!! 音に厚みがあり、なんだかエア感も良い感じに効いている。
DI兼用のエフェクターを見てみたら ↓ コレ使っていた。



ZOOM A3という機種らしい。
イコライザーやエフェクトいじって音に厚みを出せば
下手なギターも多少はごまかせそうな気がする(笑)
何よりもコーラス欲しいなーと思っていたので
これは良いかもしれない。
DIとしても使えるから一石二鳥。

そして何より気に入ったのは
ギター(ピエゾ)用のPHONE入力の他に
もう1系統マイク用のXLR入力端子が付いていること。
弾き語りだったり、ギターからの2系統入力に対応してるんだね。
実はイーハトーブ音楽祭などの大きなハコ用に
三線に ↓ こんなピックアップつけることを考えていたから



このプリアンプ使えばブーストにもなるじゃん。

本機の特徴らしい、ギター種類のモデリングや
ディレイ、コンプなどは必要ないし、
三線を差すマイクチャンネルにはエフェクト要らないし、
(枯れた音が良いのでヘタにリバーブなんぞかけたくない)
ギターの方もとりあえずコーラスとリバーブぐらいでいいから
使い方だってそれほど複雑なことしなくて良さそうだ。
一番良いのはギターと三線のボリュームバランスが取れること。
本機からキャノンのシールド1本でPAやアンプに繋げられるのもgood。

ということで、
このプリアンプとピックアップを現在検討中。
BOSSのAD10やVE8も良さそうだけど
お値段が倍近いからねぇ(^^;
来年のイーハトーブ音楽祭までには購入を考えよう(笑)
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Machicoco便り vol.15

2017-10-19 | マチココ


花巻まち散歩マガジン Machicoco 第4号は明日発売。
今回の特集は「着物で歩こう」と題し
花巻のまちの着物散歩を提案しています。
この提案に絡め
11月3日(金・祝)の文化の日に
「着物散歩DAY」を私たちは提案したいと思います。
近々ご案内を改めてUPしますが、
この呼びかけに協賛していただくお店もいくつかあります。
秋の1日、家族で、ご夫妻で、友人同士で、カップルで
着物を着てまちに出てみませんか?

今号の「顔と手」は石鳥谷の染屋たきうらさん。
職人ワザによる絞り藍染をご紹介します。
リレーエッセイ「花巻まにあ」には
東和町の武政美紀子さんに書いていただきました。

なお、今日13:20ごろからは
花巻コミュニティラジオのFM oneにて
毎月レギュラー番組「マチココスタイル」放送があります。
花巻以外の方も、ラジオアプリ「myTuner Radio」で聴けます。
第4号発売直前情報が満載。

放送も、本誌も、着物散歩DAYも、乞うご期待!!
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おばけ屋敷

2017-10-18 | 風屋日記
季節外れの話題だけど(笑)実は思い出話。

高校時代の3年間にわたり、文化際(桜雲祭)では
仲間が集まってお化け屋敷をやっていた。
工事現場から大量のコンパネを借りてきて、
(初年度はリヤカーで運んだ)
前の晩から学校に泊まり込み、徹夜でルート作り。
(当時はそういう事も許されていた・・・というか強行した 笑)





普段はただの教室に立体交差の迷路を作り、
電器屋の息子に頼んでデカいスピーカーと音響機材を借り
おどろおどろしい音響効果も抜群。
確か中央コントロールセンターも作り
迷路の中の人の通行がセンサーでわかるようにしたり
受付とコントロールセンターとのホットラインも作った気がする。





迷路の中は真っ暗なので
通路天井に穴があると明かりが漏れる。
上からこんにゃく垂らすヤツらは汗だくになって毛布をかぶり
ストイックに下を通る客を狙ったものだった(笑)

お化け役は3年連続のヤツらばかり。
病みつきになるみたいだねぇ(^^;
小遣いでファンデーションやらリップやらを買ってきて
自分やるメイクアップも年々レベルアップしていった。
お化け役レギュラーだったヤツらは、
現在、県教委のお偉いさんだったり、医者(2人)だったり、
はたまた議員さんだったり(笑)
若かりし頃はこんなことも面白がってやってたのよ(^^)



高校2年の時には、有志のアイスクリーム屋とコラボ。
なにせお化け屋敷は入場制限をかけていた事もあり
入り口前に長い行列ができていたから
隣で営業のアイスクリーム屋は大繁盛だったわけだ(笑)
写真は文化祭終了後、両団体による合同記念写真。
今も親しく付き合っている友人たちもたくさんいるが
こうやってみると亡くなってしまったヤツらも数人・・・。

あれからかれこれ40年。
おじさん、おばさんたち(爺さん、婆さんたち?)の青春物語だ。
みんなそれぞれの人生を歩んでいるわけだけど
今も会えば当時のノリになれるって嬉しいね。
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秋晴れ

2017-10-17 | 生活の風景


箒で掃いたような雲とリンゴ。
こういうところに住んでいる幸せを感じる。



平地でも葉が色づいてきた。
あと1ヶ月もすれば雪の季節。
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