昨日の通勤時のラジオでだったと思うけど
世界中の子ども達がお互いに知り合い、交流することを目的とした
NGO「パンゲア」という団体の存在を知った。
9.11のテロを偶然免れた方が、
こういう争いごとをなくすためにはお互い理解しあうことが大事
と設立したものだという。
その主旨には心から全面的に賛同。
以前NHKで見たのだが、確か浜松辺りのことだったかな?
イスラエルとパレスチナの青少年達を10名ずつ日本へと招き、
それぞれ1人ずつ2人1組で日本の家庭にホームステイさせる試みがあった。
お互いに傷つけあっている民族同士でもあり
最初は口すら利かなかったんだとか。
そりゃそうだよねぇ、家族や親戚、友人が殺されているんだもんねぇ。
でもホストファミリーの力もあり、日が経つにつれて
お互いにポツリポツリと話し始めるようになり、
ある時期を越えると泣きながら自分の思いを吐き出すようになるのだとか。
そうなってしまえばもう友達。
自分のことだけではなく相手の痛みも知ることができるし、
相手のことを気遣えるようにもなる。
帰国時「国同士が仲良くなれるよう自分にできることを考えたい」
と口々に言い、帰国後の再会を誓いあって帰ったという。
これまたとても素晴らしい取り組みだ。
どちらもカタツムリの歩みのような地道な活動であり、
すぐには効果は表れないのかも知れない。
でも子ども達、青少年達が大人になるにつれ、
じわりじわりとその意識が拡がっていくだろう。
私の息子達やその神楽仲間達が経験した
アジア子ども文化祭(ACCF)も
それが目的のひとつだと考えている。
生活環境改善や教育支援などもNGOとして大切な活動だが、
私は「お互いに触れ合い・交流し・理解し合い・認め合う」活動がしたい。
出会った時の子ども達の目の輝きとその後できる強い絆は
何ものにも代えがたいものだと思うから。
NGO「パンゲア」の活動はネットを通じて行う分、
直接触れ合うことはできない。
でもまず知り合うことが大事なのだから、第1歩と考えれば良い。
その活動を通じて他国、他文化、他民族に興味を持ってくれる子ども達が
次々に出てきてくれることを願って止まない。