風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

土地の匂い

2006-08-31 | 風屋日記
8月も終わる。
当地の学校はもう10日も前に2学期が始まっているし
今朝なども長袖じゃないと寒いぐらいなので
もうすっかり秋の気分なんだけど、
関東から南や西はまだまだ夏なんだろうね。

  ★      ☆      ★      ☆

さて、2016年オリンピックの国内立候補地が決まったらしい。
正直にいうとあまり興味はないな。
東京と福岡との立候補地争いそのものが
ちょっとどうかと思っていたので。
やっぱり東京ですか。
ふーん。

石原さんは元国会議員だよね。
そんでもって日本の中心である東京の知事であるわけだ。
相手の足を引っ張ったり、中傷したりしながら
東京にだけお金を集めてどういうつもりなんだろう。
以前から自分のことしか考えていない発言に眉を寄せていたけど、
今回もまた同じ感慨を抱いてしまったよ。
おまけに勝負が決した後、相手の応援弁士である
姜尚中東大教授のことをを取り上げて
「怪し気な外国人」発言。
えー!? これって問題発言じゃないの?
どうしてTVや新聞でもっと取り上げないわけ?
負けた相手に追い討ちをかける捨てゼリフ・・・
少なくとも品性のかけらも感じられない言葉ではある。

巨人ファンには悪いけど、
今回のことは何だかジャイアンツvsホークスに見えていた。
少し負けが込んだだけで指導者や選手達に文句をつけ
金にモノを言わせて他チームの4番や大物メジャー選手を連れてくる。
ふんだんに金をかけて、
もう目一杯ビルが立ち並んでいる都内を強引に再開発し
オリンピック会場の確保をしようとした今回みたい。
コンクリートとガラスとアスファルトに被われ、
無味無臭、無機質な街がまたできそうだ。

対してホークスは地元九州出身選手を大切にし、
地元のファンにきちんと向かってのチーム運営でしょう。
ひとりひとりの選手の性格や能力を生かし
無名の若手もどんどん抜てきしつつ
毎年優勝争いに名を列ねているよ。
FUKUOKAという町の風土や特性を生かした会場案に
ホークスが重なって見えるんだ。
その土地の匂いがちゃんと感じられる。
ファン達もチームが勝つから応援しているんじゃなくて
チームや地域を愛しているから負けていても席を立たないんだ。
愛国心のように「郷土愛」を強要されているわけじゃないよ。
それが普通だし、ホントだと思うよ。

トーキョーって特別な街なの?
有り余るほどのお金を、更にまた使おうとしているの?
そのお金はどこから来たんでしょうね。
東京都が作らなくても、黙ってても国がちゃーんと
国立の美術館、博物館、劇場、競技場などを東京に作ってくれる。
その上で集中した資本が地方へ触手を拡げ、
「都会の会社(店)からの出先(例えばチエーン店)」
という名で地方からお金を搾取していく。
集めても使わないお金を、
今度はどんどん湯水のように首都圏の再開発に使う。
それでいて
「熊しか通らない高速道路より、首都高を無料にしろ」ですか。
これ以上膨れ上がってどうするんだろう。

それにしても石原さんといい、小泉さんといい、
はたまたナベツネさんもそうだけれど、
なーんか口調や話す内容が似てる気がするんだよなー。
気のせいかなー。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試合結果

2006-08-30 | 風屋日記
花巻北高 0 0 2 0 0 2 0 0 2 6
遠野緑峰 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2

新チームにとっては、記念すべき公式戦初勝利。
スコアだけ見ると堅実な試合運びに見えるけれど、
ずーっと見てる人間にとっては
なかなか追加点が入らずにイライラ、ヤキモキ。
でも両チームともつまらないエラーや四死球のない、
とても締まった好ゲームだった。

日曜日に行われる、次の試合に勝てば県大会出場決定。
花巻地区は、昨年の甲子園出場校である花巻東、
力が拮抗している花北青雲(甲子園経験校)、花巻南、
花巻北と同じく旧制中学時代からの古豪遠野高(甲子園経験校)、
そして我々の花巻北があり、
地区から3チーム出られるといえどもなかなか県大会へ進出できない。
一昨年の長男たちの時には花巻東を倒して、5年ぶりの県大会出場だった。
それから2年。
次はたぶん遠野高になると思うが、センバツ目指して頑張れ!!

・・・ということで、また次の試合に乞うご期待。
え!?うちの次男の成績?
4番サードで出場し、4打数1安打、得点1。
ちなみに1安打はバント安打。
相手のサウスポーがなかなか良く投げていたから
次男のような左バッターが打つのは大変でしょ。
守りはちょっと魅せたけどね。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有給休暇

2006-08-30 | 風屋日記
台所から隣の畑を見たら、リンゴが赤くなっていた。
何でも、リンゴは昼間の気温が下がりはじめると
だんだん赤くなっていくのだとか。
他の畑ではまだ青いのもあるから
これは早く赤くなる品種なんだろうけど、
それでも秋の気配のひとつではある。

「秋の気配」オフコース
高校時代、好きな曲だったな(笑)


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜☆


「今の論壇を見ると、
 国際的にも国内的にも困難な課題に直面する中、
 硬直した『現実』観に立って、
 脊髄反射的に言葉を繰り出すだけの言説が少なくない。」
              朝日新聞「論壇時評」より

うむ。確かに。それにしてもうまいこと言うなぁ。
南原繁から丸山眞男へと続く思想的な系譜ってすごいよね。
憧れはするけど、追いてはいけないぞ(^^;


★。、::。.::・'゜☆。.::・'゜★。、::。.::・'゜☆


さて今日は有給休暇をとっている。
まぁ、夏休みの一環だ。
月末なのにムリヤリ仕事の都合をつけてみた。
何せ今日は次男が主将を勤める高校野球部の秋季大会地区予選。
新チームになって初めての公式戦だ。
応援に行かなくちゃ。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

神楽 大舞台

2006-08-29 | 風屋日記
今週末は全国神楽大会@花巻市大迫町
ポスターもあちらこちらに貼られ、
地元ではTVCMも。
これだけ規模の大きな神楽大会は初めてだけど
そこは国の重要無形文化財に指定されている
岳神楽・大償神楽(総称早池峰神楽)、黒森神楽という
山伏神楽の代表格を抱える岩手県ならでは。
全国からは

寺崎の法印神楽(宮城県石巻市)
江戸の里神楽 (東京都稲城市)
津軽神楽   (青森県弘前市)
花祭り    (愛知県東栄町)
松前神楽   (北海道松前町)
鈴石の太々神楽(福島県二本松市)
石見神楽   (島根県浜田市)
根子神楽   (秋田県北秋田市)
椎葉神楽   (宮崎県椎葉村)

が出演することになる。
我々の出番は初日の9月2日(土)、
午前10時頃の予定。
こういう大きなイベントに出してもらえるのも
大変有り難いことだ。
加えて今年は、花巻の鎮守である鳥谷崎神社の例大祭である
花巻祭にて、本拠の鳥谷崎神社の式での神楽も
たぶんうちの神楽としては初めて依頼されている。
それは花巻祭中日の9月9日(土)。
大きな出番が続く。

・・・ここ数日仕事が忙しいので
今日は長男のmixi記事から受け売り(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

盛岡冷麺

2006-08-28 | 風屋日記
昨日来盛したrwwaさんと久しぶりで食った。
明月館の冷麺もうまいね-。

それにしても、最初に行ったぴょんぴょん舎は
他県ナンバーの車が駐車場から溢れてた。
すごいね。
全国的に有名になっちゃったからかな?

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏と秋

2006-08-27 | 風屋日記
ヒマワリとコスモス。
コスモスがいっぱいの季節に生まれた長男の
19回目の誕生日ももうすぐ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不定期連載 風屋の「正しい岩手弁講座」vol.5

2006-08-26 | 風屋日記
今日は野球部時代を思い出しながら、例文を作ってみよう。

◆やんべ
このブログでも何度か取り上げている、
岩手弁の特徴的・・・というより岩手県人の県民性をよく表す言葉。
要は「いい案配」→「いいあンべ」→「いあンべ」→「やんべ」
という音便形なので、厳密にいうと方言ではないけれど
標準語の「いい案配」とはニュアンスがちょっと違う。
「的確に」というより、少々投げやりな「テキトーに」という意味に近い。
身近なところでは、飲み会の時に水割りなど作ってもらう際、
「濃さは?」という問いに「あぁ、やんべに頼みます」みたいな使い方。
とても便利♪


◆くぐつ(くぐつね)
形容詞なんだけど、どういう意味かってのが説明難しいね(^^;
ちと違うけど「口うるさい」「屁理屈屋」が近いかもね。
酔っぱらって誰かにグダグタ愚痴やら文句やらいう人いるでしょ?
あーいう人を「くぐつね人」という。
できるだけ近寄りたくはないし、「くぐつ」と思われたくもない。

【例文】
「やんべな練習ばりしてるど、コーチくぐつくなるじぇ」
(テキトーな練習ばかりしてると、コーチがうるさくなるぞ)

「くぐつね先輩にぁ、やんべに相手してればいがべじゃ」
(喧しい先輩にはテキトーに相手していればいいだろう)


◆おだづ
これは更に意味の説明が難しい。
「はしゃぐ」でもないし「浮き足立つ」でもないし「慌てる」でもない。
それらに「慢心する」とか「手を抜く」まで混ぜ合わせたような意味(笑)
これは毎日のようにコーチが怒鳴る言葉なんだ。
耳で覚えた言葉じゃなくて、身体で覚えた言葉かな?

【例文】
「こりゃー!! ファーストぉ!! おだづなー!!」
(こら!! ファースト!! 『やんべ』にプレーするな!!)

「大丈夫だ。おめーらだばおだづごどだげ気ィつければ勝でるっ!!」
(大丈夫だ。お前らなら地に足をつけていれば勝てる)


◆たごまる
例えばステテコの上にスラックスを穿こうとして、ステテコがめくれた状態。
ふとんの下に毛布が丸まってしまった時などにも使える。
ステテコや下ズボンの衰退とともに使われなくなってきた絶滅危惧語でもある。

【例文】
「ペッコ待で。ユニフォーム着てらっけ、スラパンたごまってしゃんた」
(ちょっと待て。
 ユニフォーム着てたらスライディングパンツが『たごまっ』てしまった)
                           ・・・訳不能



自民党の総裁選が近いけど、
マスコミばかりが「おだ」って政策論争が盛り上がらない。
派閥のスキ間に「たごまって」る人達も黙ってないで
「やんべ」に「くぐつぐ」なった方がいいと思うなぁ。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重箱の隅

2006-08-25 | 風屋日記
宮沢賢治さんの「雨ニモマケズ」について
「ヒドリ論争」をご存知だろうか。
~ヒデリノトキハナミダヲナガシ~と覚えている一節が
実は原本の手帳には「ヒドリ」と書いてあり、
「これは『日取り(日雇い)』のことだ」
と言い出した研究者達と従来からの説の研究者達との論争だ。
かなり白熱した議論が数年にわたり、
全国紙の文化欄もにぎわしたりしたものだった。
ほんの数年前のことなのに最近は見ないねぇ。

ちなみに、基本的に私は「ヒデリ」派。
だってその後に続くフレーズが
「サムサノナツハオロオロアルキ」だもの、
どう考えても「ヒデリ」と「サムサノナツ」が符合する。
それにこの手帳は死後に病床から発見されたもの。
かなり字も乱れているし、書き間違いもあるっしょ。

まぁそんなことはどうでもいい。
ここで話題にしたいのはその論争の中身のこと。
やれ「賢治の全作品の『ヒデリ』と『ヒドリ』の割合は・・・」とか
やれ「花巻地方の方言を詳細に調べてみると・・・」とか
何だか読んでいて嫌になる。
そんな重箱の隅をつついて何になるんだろう。
どっちだってあの詩の根源的な意味はまったく変わらないと思うよ。



なぜこんな話題にしたかというと、
「冥王星を惑星にするかどうか」のニュースを見たから。
つい「ヒドリ論争」を思い出しちゃった。
どっちだっていいじゃん。
冥王星が惑星だろうと、そうではなかろうと、
それは地球人がどう定義するかってだけの話だよね。
それによって宇宙は変わりはしない。
・・・というより、宇宙のスケールに比べるとちっちぇ(笑)



こんな風に感じることはたくさんあるよ。
竹島(独島)が日本と韓国どっちの領土かなんて
誰も決められないでしょ。
どちらも「歴史上固有の領土」というけれど、どこまで遡るの?
だったら島を独立させるか、
あるいは島の存在を無視して周囲を公海にしちゃえばいい。
どうせどちらも欲しいのは海底の天然ガスや石油などの資源なんでしょ?
それぞれの国がそれぞれ場所を決めて開発すればいい。
南極みたいに共同開発 & 開拓って手もあるわな。
中国も混ざりたい? ・・・どうぞどうぞ。
3国共同保有地にしてもいいよ。

そうなると、次はエルサレム市国の独立だな(笑)

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋は来ぬ

2006-08-24 | 風屋日記
やっと撮影できたトンボ。
蝶などと違って、近寄るとすぐ逃げるので難しかったんだ。
周りにはオニヤンマもいくつか飛んでいたけど、
なかなか降りてこないからもっと撮影は難しいね。

昨夜まで蒸し暑い日が何日続いただろう。
今朝はひさしぶりに空気が澄んで、爽やかな朝。
日射しは強いけれど、6時過ぎにTシャツで外に出たら肌寒いほど。
空も高くて気持ちいい。

気がつくと、いつの間にか虫の声。
モグと一緒に森の近くまで行ってみたら、
草むらからの虫の声と森の中からの蝉の声のコラボレーション。
何だか夏と秋がせめぎあっているようだ。

そういえば一昨日、ネットでこんなニュースを見つけた。

   ☆    ★    ☆    ★    ☆

「ツキノワグマ、リンゴ3千個食い荒らす」…青森・弘前

21日午前5時半ごろ、青森県弘前市大和沢のリンゴ畑で、
リンゴが食い荒らされているのを畑を所有する男性(74)が見つけた。
弘前署で調べたところ9本の木で約9割、計約3千個(約16万円相当)が
食い荒らされたり地面に落ちたりしていた。
幹にツメ跡が残り枝も折れていたことからツキノワグマによる食害とみられる。
調べによると、
男性が最後に畑を見回った今月15日の昼ごろには異常はなかったという。
被害が大量に出ていることから、複数のクマか、
あるいは同じクマが何度も侵入した可能性もあるとみている。
男性の家族は
「せっかく育てた果物が食い荒らされてショック。
 クマは一回味を覚えるとまた食べに来るという話も聞くので、不安です」
と話している。
               (読売新聞) - 8月22日3時12分更新

   ☆    ★    ☆    ★    ☆

熊が出たり、リンゴに被害が出たり、もうそんな季節か。
我が家の周囲でも数年前に熊騒動があり、
一晩中パトカーが近所をぐるぐる走り回っていたことがあった。
まして我が家は3方をリンゴ畑に囲まれている。
1ヶ月ほど前には家から車で10分ほどのところで
小屋の中に熊が4時間立てこもった事件が全国で報道されたし、
そろそろモグの散歩時には熊除けのラジオをぶら下げて行こうかな。
突然秋を見つけた、朝。

雲も薄く、まもなく9月。
又三郎が風に乗ってやってくる季節。
花巻祭には「祭の晩」の大男も見にやってくるのだろうか?
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当の幸せ

2006-08-23 | 風屋日記
昨夜10時前、居間でパソコンを開いていた長男が
「雨だ!!」と網戸の外を眺めた。
突然大粒の雨が音を立てて降り始めたのだ。
部活から帰る途中であろう次男にメールしてみる。
「今どこ? 雨大丈夫か?」
次男からの返信
「南インターのとこをチャリで走ってる。雨?降ってないよ」
南インターは我が家から1kmも離れていないところだ。
10分もしないうちにズブ濡れの次男が帰ってきた。
「メール打ち終わった途端、大粒の1滴目をくらった」
とのこと。
雨音を縫うように、涼しい風が居間へ入ってきた。

稲穂

りんご

雨上がりの今朝も
湿度こそ高かったものの曇って涼しかった。
稲穂の頭も垂れ始め、リンゴの実も大きくなってきた。
1週間ほど前から市街地のあちらこちらに
9月の第2金・土・日に行われる花巻祭の山車小屋もでき始めている。
夕方には太鼓の練習のための花巻囃子が
どこからともなく聴こえてきているのだろう。
先週末と今週末で各神輿の魂入れ+地固めも終わるはず。
何せ100台を越す神輿がくり出すことになるので、
地固めだけでも飲み屋街にはかなりの経済効果(笑)
そういう意味では、祭はもう始まっているのかも知れない。
豊作やささやかな幸せを願う祭。

  ☆    ★    ☆    ★    ☆

日本の四季、自然、文化はとても好きだよ。
ちょうど今頃のような季節の変わり目を感じながら
昔からの伝統の祭に心を踊らせるのも、
何気ない風景の中で、何気ない日常を送ることも。
でも私が愛しているのはそういう風景であって「国家」じゃない。
「愛国心を持とう」なんてのは余計なお世話だ。

「憲法改正」「日本版NSC」
平気な顔で淡々と語る首相候補者の顔がTVに映る。
他の候補者に比べて、かなり有利な立場にあるという。
その空気を読んだその政党の他の議員達は
「勝ち馬に乗らないと組閣人事で冷や水を飲まされる」
「長いものには巻かれろ」的な発想で
なし崩し的に彼の支持に回っているらしい。
「東アジアに対する強硬路線とインド・オーストラリアとの協調路線」
「ホワイトハウスとのホットラインの設置」
「教育基本法前文の改正」
これまでに彼の候補者が述べている政策だ。

いいのか?
本当にいいのか? これで。
議員達も経済界の人達も、そして一般の国民諸氏も
自分の利益のことばかり考えるのではなく
本当に守るべき文化やみんなの幸せを
じっくり考えるべき時ではないのか?
もう一度問う。いいのか?

私は反対だ。

 -世界がぜんたい幸福にならないうちは
     個人の幸福はありえない-
                 宮沢賢治
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私たちがすべきこと

2006-08-22 | 風屋日記
今日の朝刊に右傾化する若者のことが特集されていた。
曰く
「学校も家庭も社会も信頼できず、未来が不透明な中、
 心のよりどころが『国』になっている」
そうなんだよ。
いつの時代でも若者は既成概念への疑問を持ち、
自分を取りまく社会の価値観に異論を唱える存在だ。
1960年から私たち位の年代にとって
既成概念や社会の価値観は『伝統的日本』であり
若者はそれに異を唱えるべく反戦、平和を唱ってきた。
ところがその年代が大人になるとそれらが社会の概念となり、
今の若者にとっては「疑問を呈すべき価値観」に変わってきたのかも。

曰く
「8月15日に靖国神社に集まった若者達は、一様に真面目で
 しかも少しばかり生きることに不器用にも見えた」
確かに私が知っているそういう子たちも
イマドキの若者達からは「ダセー」と言われそうなほど
とても真面目で真摯に社会のことを考えている。
だからこそ簡単に「プチナショナリズム」などと揶揄できない。

そして今朝の記事の中で何より感心したのは
日中韓の若者達がナショナリズムに走り、お互いの言葉で傷つけあい
それをだんだんエスカレートさせていく様を表現したひとこと。
「Patriot Game」
うーむ、映画のタイトルじゃないけど
たったひとことで見事に現状を言い当てている。
納得。

・・・って、そんなことで納得している場合じゃない(^^;

   ☆    ☆    ☆    ☆    ☆
206 名前:名無しさん [2006/06/19(月) 05:55 ]
  チョンがフランス相手に引き分けに持ち込みました。
  実力的に驚きはしないが最悪だ・・・スイス頑張れスイス。
208 名前:名無しさん [2006/06/19(月) 23:04]
  チョンには負けてほしい。
  だがアジア勢の成績が悪いと次回W杯の枠が減る
209 名前:名無しさん [2006/06/20(火) 19:50]
  チョンは今回も国の威信をかけて頑張ってるな。
  ご苦労だ頑張れ
210 名前:名無しさん [2006/06/21(水) 21:14]
  教員を目指す大学の方がチョンなどと侮蔑専用語を使うのはよくない
  私は非常に悲しい
212 名前:名無しさん [2006/06/21(水) 22:27]
  教育界にシナ、チョンを崇拝している売国奴がいることが悲しい。
  子供たちを洗脳してしまうのだから
   ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

これらは某国立大学のコミュニティ掲示板への
ワールドカップの最中の書き込み。
これらを読んでみてどう思うだろうか。
61年前に日本人が痛み、考え、苦しんだことが全く伝わっていない。
それは戦後2世である我々の責任だ。

危機感はあるが、ひとりひとりのできることは限られている。
私たちの世代が少しずつでも、社会の信頼を高め、
そして愚かな歴史から学ぶべく根気よく口にすることで
徐々にでも彼らの考え方を変え、
広く世界を見る視野の高さを身につけてもらうことができれば・・・。

これまた今朝、通勤途上に聴いたFMラジオで流れていた話。
エクアドルに伝わる寓話とのこと。

  ある森が燃えた
  そこに住む動物達はみんな一目散に逃げた
  その中で、たった1羽の鳥が泉と森を往復し
  燃え盛る火の上に口に入れた水を1滴ずつ落としていた
  それを見ていた動物達はみな
  「そんなことして何の役にたつんだ?」と笑った
  そのことばを聞いた鳥は平然として
  「私は私ができることをしているだけです」
  とひとこと言うと、また水を汲みに飛んでいったとさ
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日

2006-08-21 | 風屋日記
今日は私の誕生日。
そして会社の健康診断の日。
ワインの代わりに
バリウムで乾杯(^^;




さて今年の結果はどうかな?



コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生きていた証

2006-08-20 | 風屋日記
埼玉に住む叔母から
今回新しく上梓した叔母の詩集が送られてきた。
私家版じゃないよ、ちゃんと出版社からの刊行だ。
叔母といっても私の母の弟の奥さん。
直接血のつながりはない叔母だ。
70歳を過ぎ、30年ぶりに出版した詩集。
でもこの詩集だけ読んでいたら
とてもそれだけの年齢の方が書いたものとは思えない。
すごい。
来し方を淡々と振り返り、
色鮮やかな思い出の風景に描いている作品ばかり。
それも、これも、
みんな叔母のこれまでの人生を生きてきた証。

小さな便箋に達筆の字の手紙が添えられ
「特に○○くんに読んでいただきたく思います」
と私の名前が書かれていた。
自分の息子より1歳上というだけの甥に
わざわざ郵送してくれた詩集。
私がかつて文学を志し、
おまけに現代詩のようなものを書きなぐっていたことを
恐らく知っていたからこそだろう。
彼女の息子には詩集を見せてもいないはずだ。
ありがたく今読ませてもらっている。
じっくりと、何度も繰り替えして。

かくありたいと思うけれど
彼女のように繊細に震える心はとうに無くし
脂ぎって鈍感な中年男に詩作は似合わない。
残念だが、私の人生の上では、
そういう季節は過ぎ去っていってしまったなぁ。
将来、何らかの形で生きていた証を残したいとは思うけど。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Anniversary

2006-08-19 | 風屋日記
実は昨日が「風屋日記」の誕生日。
晴れて満2年が過ぎた。
昨日までのエントリー数は728件。
案外少ないもんだな。
1日も休まずに必ず1回更新すれば730件。
一ヶ月以上休んだ時期もあるけれど
1日に数回のエントリーもあるからこんなものか。

書きたいこと、書かなきゃいけないことがあっても
もうひとつエネルギーが足りなくて
はぐらかし記事をエントリーしたことが何度もある。
そう考えると、
新聞などに毎日コラムを載せる人ってのは
やっぱすごいわなぁ。

「風屋日記」がスタートした翌日の記事
そして更にその翌日の記事を振り返ってみた。
2年前の今日は長男が高校2年生。
1ヶ月間のタイはチェンマイでの短期留学から帰った日。
2年後にはこうなったんだなぁ・・・と
昨日ケガの治療のために再帰郷した長男を思った。
次男も当時は中学3年、軟式野球を引退した直後だ。
それが今じゃ高校野球にどっぷり浸かって主将まで務めている。
私や家内の仕事も大きく変化しているし、
あっと言う間の2年間とはいえ周囲の状況はガラっと変わっている。
さて、更に2年後はどうなっているのだろうか。
第一私はまだ生きているのか?(笑)


ともかく今日から3年目に入る。
今後ともよろしく。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日帰り出張

2006-08-18 | 風屋日記
東京に来ている。
新幹線のお蔭で日帰りだが、
朝6:19の始発に乗り、帰りは22時半。
そして明日も仕事(>_<)
やれやれ・・・。

暑いなぁf^_^;

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする