風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

9月30日

2011-09-30 | 生活の風景
とんでもなく長いようで、
でもあっという間に過ぎたような1日。
世の中にはいろんな人がいるものだと学んだ気がする。
疲れたな。

さて、早いもので明日から10月。
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墨東綺譚

2011-09-29 | 読書
やァ参った。
普段いい気になって駄文を撒き散らしている自分としては
久しぶりにこんな漢文調の名文を目にすると
矢鱈恥ずかしくなってくる。

「わたくしは下谷浅草の方面へ出掛ける時には
 必ず思出して公園に入り池の縁に杖を曳く」

「つまり彼は真白だと称する壁の上に汚い種々な汚点を見出すよりも
 投捨てられた襤褸の片にも美しい縫取りの残りを発見して喜ぶのだ。
 正義の宮殿にも往々にして鳥や鼠の糞が落ちていると同じく
 悪徳の谷間には美しい人情の花と香ばしい涙の果実が
 却って沢山に摘み集められる」

うーむ美しい。
そしてこんな文章を読んで仕舞うとすぐ影響されている自分に嗤う(笑)
舞台は当時の向島区玉ノ井(現代の墨田区東向島)。
また旧玉ノ井辺りを散策したくなってきた。


ところでこの作品が書かれたのは昭和11年。
その年代の「現在」を面白く感じたのは2点。
まず、当たり前のことだが
「先の震災に・・・」「震災前には・・・」「震災後は・・・」
関東大震災がほんの10年ちょっと前のことであり、
壊滅的な打撃を受けた東京の町の復興ぶり、変化などを書いていたり
「明治33~4年頃には・・・」「明治に育ったものとして・・・」
明治時代が近い(笑)
ちなみに今年は明治144年かな?
明治は45年の7月までだからカウントしないこととすると
明治44年生まれは今年100歳になっているはず。
間もなく明治生まれはこの世から姿を消す。

もうひとつの興味は昭和11年当時の風俗。
銀座線工事が急ピッチで進み、
市電(今の都電)やバスが交通手段として確立し、
繁華街には円タクが流しているという近代東京の姿がそこにあった。
電車は日付が変わる頃まで走り、人々は夜更け過ぎまで飲み歩き、
夜中の12時ともなると終電に急ぐ人や客待ちの円タクで混雑・・・
今と変わらないじゃないか。
(ただし荷風先生はこの風潮を「震災後の新風潮」と嘆いている)

本書に併載されている「作後贅言」にあった1文が目を引いた。
「(今の東京の風潮について)この現象には現代特有の特徴があります。
 それは個人めいめいに、他人よりも優れているという事を人にも思わせ、
 また自分でもそう信じたいと思っている・・・その心持ちです。
 優越を感じたいと思っている欲望です。
 明治時代に成長したわたくしにはこの心持ちがない。
 あったところで非常にすくないのです。
 これが大正時代に成長した現代人と、われわれとの違うところですよ」
それこそ平成の現代と同じじゃないか。
最近の一部の若者達のいうような
「戦後の民主主義教育が個人主義を産み、社会が崩壊しつつある。
 戦前の教育に戻らなければダメだ」
というのは事実・歴史誤認であることがよくわかる。
日本人(だけではないが)は近代~現代への流れとともに
そして文明、文化、生活の「進歩」「改善」とともに
その倫理や理念、哲学がそのスピードについていけず、
変遷しつつあるのだ。

「濹東綺譚」永井荷風 著 角川文庫

※タイトルの書体では「濹」の字が出て来ないので代わりに「墨」を使った。
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秋の3曲+1

2011-09-28 | 音楽
夏の日差しに焼かれた心が
ひりひりと敏感になっているせいだろうか。
それとも涼しい風がふと肩の力を抜いてくれるせいだろうか。
秋になると、日常の中、
例えば歩き疲れた街角で、あるいは何気なく入ったカフェの中で
どこからか聴こえてくる曲に足を止め、コーヒーカップを持つ手を止め、
体全体に染み入るような曲に身を浸すことがある。
今日はそんな曲を紹介。

「Just the two of us」
幾人ものアーティストがカバーしている名曲だけれど
何といってもGrover Washington Jr.が一番。
なにしろsazのGroverのバックに入っているのが
Eric Gale (guitar)、Richard Tee(Fender Rhodes Piano)、
Marcus Miller(bass)、Steve Gadd(Drums)、
そして作曲者のRalph MacDonald(Percussion)という
なんとも豪華メンバーによる演奏なのだ。
Richard Teeのrhodes pianoのイントロが流れた瞬間
体中がその曲に染まってしまう。
クールで優しいlove song。

「Killing Me Softly with His Song」
これまたたくさんのカバーがあるスタンダードの名曲ながら、
でもやっぱりRoberta Flack。
あの懐の深い、厚く優しい声は他の追随を許さない。
シャウトではないのに圧倒的なあの存在感は一体何なんだろう。
青春時代の思い出の曲でもある。

「Smile」
音楽家ではない人が作ったスタンダードナンバー。
作曲者はあのCharlie Chaplin。
音符も読めなかったと言われているが
ピアノやバイオリンを独学で身につけて弾いていたらしい。
その中から産まれた、優しく、ちょっと悲し気な
映画の中の彼の姿そのもののメロディーライン。
D D9 Dmaijor7 D9 D と流れるようなコード進行が美しい。

そして+1曲。
「Close to you」
これまたたくさんの人達が歌っている有名な曲だが、
一番知られているのはやっぱりThe CARPENTERSだろう。
Burt Bacharach作曲による静かで優しいメロディーが心地いい。
恋する女の子の気持ちを歌ったかわいらしい歌だが、
Karenの静かな声が彼のそばにいる幸せな歌詞に優しく合っている。
こんな風に思われたいな(笑)
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プロ野球ドラフト会議

2011-09-27 | スポーツ
10月27日に開催が決定とのこと。
今年も楽しみな若い選手達がいる。

高校生投手では甲子園を沸かせた
光星学院の川上くん、聖光学院の歳内くんの東北勢や
夏の甲子園で花巻東との死闘を繰り広げた帝京の伊藤くん、
「山陰のジャイアン」ことズングリパワフルな島根開星の白根くん。
唐津商の北方くんや、まだプロ志望届は未提出だが金沢の釜田くんも
その快速球には目を見張った。
甲子園では見ることができなかったけど
東海大甲府のショート高橋周平くんも
高校生ながら即戦力と言われていて興味深い。

社会人では何といっても
一昨年まで富士大のエースとして北東北大学リーグで活躍、
4年時の全国大学選手権では
決勝までほとんど一人で投げきった三菱重工神戸の守安くんを
個人的には一番注目している。

大学では菅野くん(東海大)藤岡くん(東洋大)野村くん(明治大)の
いわゆる「投手3羽ガラス」と近畿大の150km/h横手左腕中後くんに注目。
もちろん阪神などが即戦力で狙う慶応大4番の外野手伊藤くんも楽しみ。
だけど大学はまだ秋季リーグ戦の最中だから
まだまだこれから志望届を出してくる選手達が出てくるだろう。
早稲田の土生主将や岩手の一関一高出身の明治大ショート阿部くんなど
なじみの選手達の名前がどんどん出てくるんじゃないかと
とてもワクワクしている。

一番の注目は岩手大の三浦くん。
何球団かからのオファーを受けているとのことだが、
地方国立大からの指名があればそれは大きなニュースとなる。
普段は優しい笑顔でニコニコしている三浦くんだが
いざマウンドに立つとものすごい精神力と気合いで強気の投球が特徴。
アンダースローからのキレのいいストレートとスライダーが武器、
1年春から休むこと無く連戦連投のスタミナで、
北東北リーグ通算勝数新記録も作った実戦的選手だと思うんだ。
大学入学時からプロに入りたいと公言して憚らなかった三浦くん。
直接知ってる選手がプロって、もし指名されたらとても嬉しい。

え?まだ三浦くんのプロ志望届が出されてないって?
大丈夫。
連盟からプロ志望届用紙を手に入れたのは
チームの主務を通じてこの目で見ている(笑)
今気持ちを込めて書いてるところじゃないかな。
三浦くんが指名されるかどうか・・・自分の息子の指名を待つように
今からドキドキしているのだ。
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昨日の夕暮れ

2011-09-26 | 生活の風景
めっきり秋めいた空。
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寅さん記念館

2011-09-25 | 
懐かしい
ミニチュアの街並み。
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柴又

2011-09-24 | 
好きな街だ。
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四半世紀

2011-09-23 | 生活の風景
今日は25年目の結婚記念日。
盛岡で仕事が入ったから特別なことは何もできないけど、
せめて仕事が終わったあとで2人で東京へ行き
この3日間を一緒に過ごそう。
プチ旅行気分。


今日はさわや書店上盛岡店にて14時~15時半まで
「間取り★探偵」(三栄書房)の著者トークショー&サイン会。
そのあと新幹線に飛び乗る予定。
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台風一過

2011-09-22 | 社会・世界・平和
震災時に続いてまた災害による帰宅難民が多数。
混雑した駅ではかなりイラつき、怒声を張り上げる人もいたとか。
そんなもん、駅員はもとより誰かに当たったってしゃーない。
自然災害の前に、人間はかくも弱い存在だ。

そして何より忘れちゃいけないのは
「人間は完全じゃないから、人間の作ったものも完全はあり得ない」
ということ。
地震や台風が来れば、いかな最先端技術を駆使した電車も止まる。
それを理解・覚悟しながら利用するかどうか、それは自分の責任だ。
「絶対に大丈夫」と言われても
人間が作った以上「絶対に安心・安全」はあり得ない。
飛行機も、ジェットコースターも、
そして原発も。
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とんぼのめがね

2011-09-21 | 音楽
とんぼの めがねは
水いろ めがね
青いおそらを
とんだから とんだから

とんぼの めがねは
ぴか ぴか めがね
おてんとさまを
みてたから みてたから

とんぼの めがねは
赤いろ めがね
夕焼雲を
とんだから とんだから

(額賀誠志作詞・平井康三郎作曲)
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プリンセス・トヨトミ

2011-09-20 | 読書
旧知ながら
この作家の著作は初めて読んだけど
素晴らしいストーリーテラー。
特に男は
秘密の組織やら基地(地下道や施設)やら
少年の頃から育まれた
ワクワクドキドキが詰め込まれている。
そして姫を守るという絵に描いたようなストーリー。
歴史の裏側の伝説にまつわるロジックも見事な
血沸き肉踊るエンターテイメントだ。

ところが、読み進むとそれだけの作品じゃないことがわかる。
父と息子が大きなテーマ。
ホロリとさせる。
それを知らん顔しながら見守る女たち。
いい話だなぁ。
ますます大阪へ行きたくなってきた(笑)

「プリンセス・トヨトミ」万城目学 文春文庫
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現役引退

2011-09-19 | スポーツ
大学最後の打席は
このチームの最終打者となった。
サヨナラ押し出し四球。
4年間お疲れ様。
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モグ

2011-09-18 | 生活の風景
お昼寝。
14歳を過ぎ、寝てることがめっきり増えたなぁ。
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お八幡さま

2011-09-17 | 文化


 
きのうまで
盛岡八幡宮の祭典。
写真がみ組火消しの盛岡山車。
花巻の山車とは全然違う。
花巻は祇園祭のような物悲しいお囃しと稚児行列が前を行く。
盛岡は阿波踊りのような威勢のいいお囃しで
半纏姿が山車を曳く。
それぞれの出身者にとって、それぞれが故郷の山車。
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ばじりこ亭

2011-09-16 | 食べ物・お店
盛岡市高松、
高松の池に程近いところにこの店はある。
周囲には近くの岩手大学の学生が多く住んでいるので
若い客が多い気軽に入れるパスタ屋さん。
ランチで行ったことしかないが、
この雰囲気は夜も良さそう。
フォカッチャが300円台だったり、
ハンバーグランチが650円だったりと値段もリーズナブルで、
何より美味しい。

元々は東京で長いこと店をやってたらしいが、
10年ほど前に奥様の故郷にやってきたとのこと。
東京で営業してた場所は学生時代馴染みのある街だったので
その街の話題で盛り上がり仲良くなった。

北の街の小さな店。
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