風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

暑い日

2005-07-31 | 風屋日記
きょうで7月も終わり。
居間のカレンダーを8月に変えようとして手が止まる。
破こうとした7月のカレンダーの14日のところに
「最後の夏!! 開会式 & 1回戦」と黒々と書いてある。
翌15日にはもっと大きな字で「2回戦!!」と。
息子の字はそこで終わっていた。

いつもの月の変わり目と同じように
いつも通りカレンダーを1枚破いて捨てるのだけれど、
その1枚1枚が私や家族の歴史であり、大切な過去の記憶だ。
2005年7月は19年になろうとしている私達家族の歴史の上で
特別な月のひとつとなった。
この10年、長男の生活のかなり大きな部分を占めていた野球との決別。
長男の人生はこれから第2段階に入る。
そしてそれは巣立ちも意味する。
特別な月。

手を止めてしばらく感慨に耽った後、一気に7月分を破いた。
思い出を振り返るのはいいが、立ち止まる訳には行かない。
明日はまた新しい1日なのだから。

暑い日。
薄暗くなった表ではヒグラシが鳴いている。
息子達はまだ帰ってこない。
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昨日

2005-07-30 | 風屋日記
夜も8時半すぎ。
田圃のまん中にある鄙びたラーメン屋 兼 ドライブイン。
煤けた蛍光灯の外灯に蛾や小さな羽虫が群がっている。
店の中ではタオルで捩り鉢巻きをしたオッサン2人がビールを飲んでいる。
カウンターでは表に停めてあった大型トレーラーの運転手と思しき男がひとり、
天井近くのテレビのお笑い番組に時折無表情で目を向けながら
黙々とお勧めメニューのとんかつ定食を食っている。

私と息子2人は彼らとはちょっと離れた席に座り、
私はカツ丼、息子達は焼肉定食の大盛りを注文して、
それぞれ地元紙やスポーツ新聞を拡げた。
長男はざっと目を通したスポーツ紙を次男に預けると、
壁に貼ってある「祈!健闘 花巻東高」の写真入りポスターを念入りに見始める。
写真の中で並んでいる花巻東ベンチ入りメンバーをひとりひとり指差しては
「こいつが○○、となりがエースの○○」とひとりごと。
テレビのお笑いタレントの声が遠慮がちに店に流れている。
しばらく待つと、まるで仏壇の一杯飯のように盛り上げた大盛りごはんとともに
焼肉定食が2つ運ばれてきた。

昨日は家内が首都圏へ出張。
学校では課外学習のまっただ中だが、
昨日だけは東北大学のオープンキャンパスがあり欠席者が多いということで
また随行のため先生方も足りなかったために、全学年課外学習は休み。
ついでに次男の野球部の練習も休みだったので、
2人とも友人宅や図書館でそれぞれ夏休み課題 & 受験勉強をした(と思う)。
川にも遊びに行ったらしいけど(笑)
私の帰宅を待って夕食を食べに出掛けたわけだ。

夕食を終え、家に帰る。
長男の推薦入試の願書取り寄せ手続き書類の書き方を教えながら
またスカパーのGAORAで阪神-ヤクルト戦を見ながら、
3人で野球のことやら大学のことやらを話し、
それぞれシャワーを浴びて息子達は自分の部屋に籠っていく。
私はしばらくパソコンに向かったあと、寝る前にタバコを1本口にくわえた。

いつもと違って家内はいないものの、
いつもと変わりのない日常。
昼間の蒸し暑さの残る台所で煙を吐き出しながら
窓の外の、古くなって点滅している外灯をなんとなく眺めた。
田圃とりんご畑の中で、外灯の下以外は漆黒の闇。

いつもと違って家内はいないものの、
いつもと変わりのない日常。
会社では回りにたくさん人がいるし、家に帰ると家族がいる。
それでも昨日、私は確かに孤独を感じていた。
嫌な孤独じゃないよ。
なんとなく心がシーンとしていて、
誰かと話をしても、冗談に笑顔を見せても
自分だけひとり別なところにガラス越しで存在しているような、
心も体もどこか実体がないような、そんな静かな孤独。



今日もなんとなく・・・ね。
どこかで静かに蒸し暑い曇り空や道行く人達を眺めながら
ゆっくりコーヒーを飲みたいな。
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調味料バトン!!??

2005-07-29 | 風屋日記
あらら・・・よくみたらにっちさんのは「調味料バトン」、
sunriseさんのが「お料理バトン」だったのね。

どうりで全く違う訳だ(苦笑)
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お料理バトン

2005-07-29 | 風屋日記
にっちさんのところから回ってきた「お料理バトン」に答えようと思ったら
・・・あら、私の知ってる内容と全く違う(@o@)
以前sunriseさんのところでみたのは全く別物なのだろうか?

ということで、せっかくだから両方答えちゃえ(笑)

-にっちさん版-

【Q1】次のメニューにどんな調味料をかけますか?薬味は含みません。
・目玉焼き→塩
・納豆→納豆のタレとネギのみじん切り、おかか・・・はフルコース
・冷奴→しょうゆとネギのみじん切り、おかか
・餃子→しょうゆと酢とラー油・・・定番でしょう
・カレーライス→何もかけません。あえてかけるならマサラソース(だっけ?)
・ナポリタン→タバスコ(粉チーズはパサパサするのでかけない)
・ピザ→タバスコ
・生キャベツ→塩がいちばん V(^0^)(プレーンドレッシングが2番)
・トマト→そのままガブリ
・サラダ→ものによるなぁ・・・
 普通は塩だけでOKだけど、マカロニサラダにはとんかつソースなんだなぁ。
・カキフライ→タルタルソース
・メンチカツ→とんかつソース or 塩
・コロッケ→ウスターソース(クリーム系は何もかけないかな)
・天ぷら→天つゆもいいけど、これも塩がいちばん!!
・とんかつ→これこそ塩!! 肉の旨味が出るんだ。安い肉なら味噌ソースがお勧め。
・ご飯→納豆バターうまいよ。普段は何もかけないけど。

【Q2】周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか?
→チーズ入りおにぎり(母ちゃんと結婚して一番驚いたのはコレ!!)

【Q3】それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか?
→ごはんにマヨネーズって一般的? あまりマヨネーズは好きじゃないので。

【Q4】バトンをまわしたい5名は誰ですか?
→sunriseさん版を参照のこと


-sunriseさん版-

【Q1】レパートリーの数は?
→両手の指で間に合うなぁ・・・。

【Q2】最後に作った料理は?
→たぶん去年の秋に作った、ココナツミルク入りネパールカレー
 (本当はタイカレーを作ろうと思ったんだけど・・・)

【Q3】最後に買った食材は?
→なんだろう・・・先週お使いをして買ったゴーヤ?

【Q4】渾身の自作料理or思い出に残る自作料理は?三つ挙げてください。
→みっつ・・・(-"-;
 ネパールカレーはここんとこ私の定番。
 長男がお腹にいてつわり状態の母ちゃんの指示の元、3時間かかって作った芋の子汁
 大学の頃、別れ話の暗いムードを振払うため作り、逆に顰蹙だった麻婆茄子(笑)

【Q51】好きなお店を三つ挙げてください。
→ここに岩手のこと書いてもねぇ・・・
 タイ料理「バンコク」@盛岡
 オムライスが美味しい洋食屋「はいから屋」@花巻
 30cmの高さの箸で食べるソフトクリームがあるマルカンデパート大食堂@花巻
 (昭和40年代そのままのレトロなスポットになりつつある 笑)
 他にも権メンがうまいラーメン屋「高権」や
 シェフが亡くなって今は休店中のカフェレストラン「マッシュマンズカフェ」
 小さなホテル&レストラン「ぶらり」 など・・・花巻もいいとこたくさんあるよ。

【Q6】三人にバトンを渡してください。
→こっちは3人ですか。人数なんか限定せずにみんなでどうぞ
 mkさん、ka@さん、和さん、mackさん、+Lachaさん、tomoさん、ekoさん、
 bittiさん、はなまるさんにまむさんもいるなぁ・・・男性陣もよろしく!!
 エントリーの際にはTBなどしてくださると、読んでおられる方も飛べますので。
 よろしく。
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昼食

2005-07-28 | 風屋日記
今日の昼食、レッドカレー@タイ料理「バンコク」
仕事で外出ついでに寄ってきた。
味はもちろん、
店内に流れるタイポップ、モーラム、ポンラーンがいい。
また行きたいな・・・タイ。

今日は日射しは強いけど空気は乾いていて、山も近く見える。
風が爽やかで初秋のよう。
外をぶらりと歩きたくなるような気持ちいい天気。
35度なんて猛暑に喘ぐところに住まう方々に申し訳ないみたい。
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苦手

2005-07-26 | 風屋日記
ちょっと前のことになるが、
仕事でお息に帰宅して「ただいま~」と言ったら
居間から「あ、夕飯のおかずは冷蔵庫の中。味噌汁はないから麦茶ね」
という母ちゃんの声。・・・もちろん母ちゃんは持ち帰り仕事中だ。
「ハイハイ」とごはんをよそい、麦茶を入れ、
いそいそ冷蔵庫を開けてみたら、そこにあったものは・・・
7・8切れの小さく切られたマグロの刺身が小皿の上に。
目がテン状態で「これだけ?」と聞いたら
「あ、ごめん、今日は山かけにして食べたのよ。何とかして食べて!!」
と母ちゃんの笑顔・・・。
仕方なくそれだけの刺身でささやかな夕食を済ませたのだった。

そう。私は山芋・長芋・とろろが苦手。
どこがキライとか何がイヤとかいうのではなく、体が受け付けない。
つまり「キライ」なのではなく「食べられない」のだ。
1度仕事の会合で昼食にとろろ蕎麦が出たことがあり、
全く食べないわけにもいかないので、目をつぶって流し込んだが、
直後からトイレに駆け込むはめになり、しばらく大変な目にあった。
たぶん私の前世は山芋であり、共食いを受け付けないのだろう。

オクラも苦手。
あの中途半端な青臭さがダメだ・・・がとろろ程ではない。
目をつぶって飲み込むぐらいはできる。
辛いものも、タラコも好きなのに
辛子明太子が苦手。
どうやらトウガラシの臭みがダメみたいで、
タラコの生臭さとのマッチングはかなりヤバイ。

でもネバネバが嫌いなわけじゃないよ。
納豆大好きだしね。
湯豆腐食べた翌朝、ネギやおかかに程よくツユがしみ込んだ
湯豆腐の漬けタレを納豆にまぜる幸せ・・・(^-^)
大根おろしをまぜるもよし。
塩で食べるという手もあるぜ。
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岩手県代表決定!!

2005-07-25 | 風屋日記
高校野球岩手県予選が終了、代表が決まった。
わが校の隣ともいえる私立花巻東高等学校。
昔の花巻商業時代から数えて、3度目の甲子園だ。
なお、花商として初出場時の投手だった阿部成昭さんは
その後巨人と近鉄で外野手として活躍した、私の中学校野球部の大先輩だ。

花巻東高校の現チームのスタートは最悪だったはず。
昨秋の新人戦地区予選でわが校に延長で敗退し、
センバツへの挑戦権はおろか、県大会にすら出られなかったのだから。
現に監督や主将は「昨秋の敗退の悔しさをバネにここまでこれた」と口を揃えている。
その後の練習が厳しかったことはいうまでもないだろう。
新人戦後の市長杯、今年の春の大会と、大会毎に力をつけて、最後の夏に花が開いた。
しかもベンチ入り20人中3年生は8人だけだ。
かなり辛く厳しい競争による選手選択をしてきたのだろう。
昨日の決勝終了後、大喜びの他の選手の中で
夏井主将だけが号泣していたシーンがそれを物語っている。
決勝もそうだったけど、ほとんどの試合が延長や逆転、サヨナラだったしね。

1年春からレギュラーだった夏井主将すらそうだが、決して突出した選手がいたわけではない。
投手だってエース番号の小笠原くんは決勝での出番すらなかった。
2年生トリオである及川くん、菅原くん、奥谷くんの3投手、
そして中学校時代はファーストだった、昨日最後に投げた高橋くん。
5人の投手による継投は強い投手力を物語っているものではない。
捕手の伊藤くんだって中学時代は投手だったし、
(うちの長男たちが中総体で負けた相手のエースだった。
 ちなみに相手の捕手だったのがわが校の今年のキャプテン)
昨秋、今春と4番ファーストだった沢口くんも背番号は3ながら控えに回っていた。
登録選手選びの厳しさが感じられる顕著な例は、
春ベンチ入りした3年の熊林くんが今夏はベンチ入りからもれ、
代わって入ったのはなんと1年生の熊林くんの弟。
また昨日投げた高橋力太くんは双子で花巻東野球部に在籍しているが、
片割れの竜太くんはベンチ入り登録からはずされている。
厳しい・・・。

ということで、何かと縁のある花巻東の甲子園出場。
もちろん応援するし、ぜひ勝ち進んで欲しい。
何せ花巻東の現チームに公式戦で土をつけたのは、
昨秋のわが校と今春の大会における(3連覇を狙う)盛岡大附属だけなのだから。

それにしても、代表が決まった途端に、
ネット上あちらこちらで代表校への誹謗中傷、こき下しが始まっている。
大概の学校では大した問題にもならないことから憶測による悪口まで。
この「ネット上の揚げ足取り」や「匿名の煽り」が私は大キライで、
そのために出入りしなくなった掲示板もあるほどだ。
他人の些細なことすら許すことのできない、懐の狭い社会を象徴している感じ。
高校生は基本的にまだ子どもなので、多少色んなことはあるわい。
犯罪行為ならともかく、いちいち勝ち誇ったようにあげつらうのはどうかと思うよ。
岩手県代表は甲子園では通用しない・・・というのは技術的なものではなく、
周囲からのそういうプレッシャーや目に見えない攻撃も一因だと思うけど。

花巻東高野球部の諸君。
大丈夫、君たちが血の滲む努力をした結果掴んだ栄冠だということを私達は知っている。
胸を張って、自分達の野球を精一杯してくればいい。
この10日間に球場を去っていった84校の分まで。

ところで、今大会を見てふと気づいたことがある。
甲子園まで6~7試合を連勝しなければならない夏の県予選。
勝ち残れるのは技術に優れたところより、力のあるところより、
どんなチームが相手でも揺るがない気持ち、毎日連戦が続いても萎えない気力、
精神的、肉体的タフネスを持つところが最後に笑うんだね。
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カラオケ

2005-07-24 | 風屋日記
写真のEricが熱唱しているのは
テキサス男らしく、古いアメリカンフォークロック・・・ではなく、
なんと「聖闘士☆星矢」の主題歌(苦笑)
この歌の前にはアニメ「ベルサイユのバラ」(よく知らないがそうらしい)
の主題歌を歌っていた。

だいたい、このカラオケBoxに入った時に
「ここでは英語の歌しか歌っちゃダメなの?」という
生徒仲間への私の問いに対して、いきなり後ろから
「えー!? せっかくカラオケに来たのにヤダよー!!」
とブーたれたのが、何を隠そうEricだ。
それも思いっきり日本語で(笑)
(・・・ってか、Ericに言われたかねーよ)
そして真っ先に入れた曲が「ベルバラ」だったわけ。

アニメおたくのEric・・・市の国際交流員だ。


(暗いところで撮ったので、ボケててすんません)
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Good-bye party

2005-07-23 | 風屋日記
今夜は、私の通う英会話教室「Speak up」のインストラクターだった
SimonとShiokaの帰国を見送る「Good-bye party」。
私の属するバンド「大地座」も、7/2のフラニーラストライブ以来の出番だ。
・・・といってもPAもない生音での、いわば余興。
Piano担当のべんちゃんも都合で欠席なので、
Guitar & Vocalの私とGuitarのMcatさん、Bassのshishiさんの3人だ。

レパートリー1曲と、Good-bye party向けに新たに練習した曲が2曲。
だけど英語の曲は難しいね~。
もしかしたら会話よりも難しいかも知れないなー。
どの音にどの言葉がはまるのか、音節と音の区切り方が分からないので、
原曲の歌い方を何度も何度も聴いてみた。
いつもならサラッと言葉を続けて雰囲気だけ出してもごまかせるけど、
Native相手だとそうもいかず・・・(^^;
ましてSimonは大学で音楽を専攻し、ベーシストでもある。
ヘタな演奏できないんじゃないかというプレッシャーも感じることがあるけど、
アマチュアのオヤジバンドなりに頑張る。

レパートリーは他にもあるので、
いざとなったら予備の曲を演るって手もあるし、
間違ったって一瞬のことだし(実はこれがLiveのいいところ 笑)
歳とるにつれてツラの皮が厚くなってきてるよなー(笑)
ま、何とかしましょう。

・・・ってか、昨日会社で突発的な事件があり、
今日も引きずるその対応で、時間通り行けるかどうかの方が心配だ。
何とか間に合うように頑張ります >bertさん、Mcatさん、shishiさん
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うた歌い

2005-07-22 | 風屋日記
おら うた歌い
歌でメシ食ってないから 好きなうた歌う
誰か聴いてようが 聴いていまいが
うたの好きな仲間達と 大きな声でうた歌う

おら うた歌い
昔を思い出したりしながら 好きなうた歌う
ヘタだと思われようが ひとりでも大勢でも
伴奏やハモリがあれば なおさらいい気にうた歌う

 歳をとっても いくつになっても
 ラッカーの剥げたギターを抱える
 ララ 気のいいジジイになりたい

おら うた歌い
仕事のうさをはらしながら 好きなうた歌う
酒を飲んで酔ってようが お天道さんの下だろうが
皺くちゃ笑顔見せたり 涙ながしてうた歌う

 歳をとっても いくつになっても
 ラッカーの剥げたギターを抱える
 ララ 気のいいジジイになりたい

               (Lyric by 風屋)


・・・shishiさんかべんちゃん、曲よろしく・・・
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歌の情景

2005-07-21 | 風屋日記
 お前と2人でこうしていると あいつらが入ってきそう
 いつでも会えるさって別れたけれど もうあそこには帰れないんだな
 今が少しずつ 遠くなったけど
 お前の言葉はあの頃と何も変わってないな
 歩道橋 捨て看板 立体駐車場 行く場所なんてどこにもない
 でもこうしてこの街で飲んでる景色は
 防波堤で見たあの日の夢の景色だ
                (「防波堤で見た景色」BEGIN より)

一昨日の夜、フォーク酒場「昭和」での情景はまさにこの歌詞の通り。
その時私が歌った歌だけど、シチュエーションぴったりだったでしょ?>Cさん
あの頃のSの部屋や、みんなでよく行った喫茶店「森の詩」を思いながら、
私はよくこの歌を歌う。

でもね、この歌で思い出す情景はまだあるんだ。
例えば大学2~4年の頃に住んでいた私の高円寺のアパートの部屋。
当時、いつでも一緒にいたYがいて、私の友人達もよく集まった。

例えば、今はもう既にない花巻の喫茶店「絵夢」。
休みで帰省した時や、大学を出て帰ってきてからは毎日のように行った。
私と家内との一部始終はあの店が知っている。

例えば「絵夢」の斜め向いにあった「ライムライト」。
いつも同じメンバーがとぐろを巻いていた店。
私のギターはあの店のマスターがきっかけだった。

たくさんの情景が私の周囲を通り過ぎてきた。
たくさんの人との出合いもあった。
友人達、仲間達との、私にとってあの日の夢の景色だ。
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出張

2005-07-20 | 風屋日記
昨日岩手を発って東京へ出張。
夜は前回同様フォーク酒場「昭和」へ。
もちろん、同行も前回と同じ大学時代の同級生C女史だ。
前回は初めて行ったせいもあり、
やたらとうまい常連さん方のギターの弾き方に注目。
なんか黙々と聴き、黙々と見、黙々と飲んでいたと思うが、
今回はだいたい様子も分かったし、
何よりカウンターではなくボックスだったので、
昔懐かしい歌を聴きながら、思い出話にも花が咲いた。
何だかとても懐かしく、優しい気分になることができた。
いたいた、そんな奴、あったよね、そんなこと。
そしてその後ろにはこんな曲がかかっていたよなーと、
とても甘酸っぱい気持ちで店を出た。

△△△△△
今日の午後は竹芝桟橋の隣にあるホテル「アジュール竹芝」へ。
この写真は13階から見た景色だ。
周囲にたくさん人がいてちょっと恥ずかしかったけれど・・・撮影。
東京湾がとてもきれいだった。

今回の出張の最中、
プライベートでひとりの若い女性に会い、話をした。
色んなことに自分で終止符を打つ決心をし、
新しい第1歩を今まさに踏み出そうとしている。
未知の未来に不安な面持ちながら、もちろん希望に目は輝いていた。
これまでの過去のことを、静かに、でもきっぱりと話し、
これからのことを語ってくれた。
私のようなおじさんにはその姿が眩しくて・・・。
話を聞き、相談に乗るつもりが、
逆にこっちが元気づけられたような気がする。
アジュール竹芝からの写真はそのお礼のつもり。
東京は大きくて、都会で、巨大なビルに押しつぶされそうだけど、
でもこんなきれいな景色もある。
自分のペースで生活しながら、そういう景色も楽しめばいい。
頑張って。

帰りの新幹線で読もうと、東京駅の書店で文庫本を購入。
「アジアンタムブルー」大崎善生。
正直言うと、最近のいわゆる「感動もの」の小説はよくわからない。
この小説ももしかしたら有名なのかも知れないが、
私としては何となく「乗っている間に読み終えられる長さ」で選んだ。
読んでいる最中も「そんなに都合よくいくかよ」とか
「なんかどっかで読んだことがあるような部分もあるぞ」とか
(実際、高校時代のエピソードの部分は
 渡辺淳一氏の初期の小説に似ているような気がする)
いろいろ心の中でツッコミを入れながら読み進んだが、
読み終えると心が「しん」と静かになっていた。
人を静かに、ただ愛するという感情を思い出していた。

何だか、やたらと優しい気分になれる出張だったなぁ。
やっぱり蒸し暑かったけどね(笑)
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真夏の東京

2005-07-19 | 風屋日記
私は8月生まれであるにも関わらず、夏が苦手だ。
「燃える男」なのかどうかわからないが、
他の人とは体感温度が最低3度、場合によっちゃ5度は違う。
体感温度だけではないらしく、
この季節になると家内から「暑いから3m以内に近寄らないで!!」
と言われたりもする(^^;

もちろん汗もかく。
北国である当地ですら今日のような暑い日は大変だから
まして首都圏ではもう生活できないだろう。
(大学時代、よく5年もいたよなぁ)
だいたい、寒ければその分着ればいいけど、
暑い時には裸だって暑いんだから(笑)

東京の梅雨が明けたらしい。
都会の真夏の到来だ。
そして今日、これから東京へ出張・・・_| ̄|○
6月から9月中旬までの東京出張は極力避けていたんだけど、
まったく行かないって訳も行かず。
やれやれ・・・。
家内からは「タイに行ってきたんでしょう!?」と言われたが
それとこれ、こことあそこじゃ気分が違うかな(笑)
だいたい、タイではスーツ着てなかったしさ。
Tシャツにサンダルならば、真夏の東京でも耐えられると思うけど。

というわけで、明日のエントリーはお休みするかも知れません。
よろしく。
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合宿

2005-07-18 | 風屋日記
知人の別荘「玉千館」に音楽仲間が集まった。
バーベキューをして飲んだり、
次から次へギター抱えたり、マイク持って歌ったり。
なにしろ「ひとり一芸」が条件だったもんで。

いつものバンドメンバーだけじゃなくて、
他のバンドのメンバー同士が一緒になったり、
普段は決してやらないだろうジャンルを楽しんだり。
音楽仲間ってのはこういうのがおもしろい。
実際に集まったバンドは4つ? 5つ?
ま、うちらもフルメンバーじゃなかったし、
バンドとして集まったというよりも、
本当に音楽が好きな人間が大集合という感じではあったけど。

ただ、ふと気がつくと、
私やサワダ氏、せがたく、ジョージさんが
他の参加者達とはひときわ離れて年長者だった。
いい歳して、一緒にワイワイやってていいのかいな・・・と思ったり。

うーむ・・・。
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戦い終えて2

2005-07-17 | 風屋日記
うちの長男はものに執着がないというか、欲しがらない。
家族でぶらりと服屋へ行っても、
「別にほしいものないし、ヒマだから車で寝てる」ってな感じ。
お年玉も結構前からたまっていると思うのだが、
ここ何年かに買ったものは、自分の部屋に置くミニコンポの他には
日タイ辞典とタイ語文法の本ぐらい。
確かに、どう考えても少部数発行の本ばかりなので高価ではあるが、
それでもせいぜい8千円程度だ。


スパイク

昨日、長男が部室から引き上げてきたスパイク。
買ってからほぼ1年。
歯が擦り切れて短く、爪先には穴があき、中もボロボロだった。
他の部員の親達から話を聞くと、
夏の大会1ヶ月前ぐらいにはみんなスパイクを新調するか、
あるいは歯の付け替えなどの手入れに出したらしい。
物に頓着しない長男らしいといえばそれまでだが、
こんなスパイクを履いてプレーしたんだなぁ・・・と、ちょっと感慨。

実は6月末までサードだった彼。
ファーストに移ったはいいがファーストミットがない。
「買おうか?」と尋ねたら
「金かかるし(3~4万円)、どうせ型つける時間がないからいい」と、
実は本番で使ったのは、私が会社の野球チームで使った軟式用。
皮の薄さは守備用手袋でカバーし、何度かヒモも取り替えながら使った。
県内にも色んな選手がいるだろうが、
軟式用のグラブやミット使っていたのは彼くらいなんだろうな-。

親バカではあるけれど、その健気さにまたウルウルきちゃう訳だ。



すんませんねー、何日も続けて同じネタで(笑)
ま、それも今日が最後ですので。
コメント (3)
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