風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

8月が終わる

2022-08-31 | 生活の風景

全国的にやたら梅雨明けが早かったり、
その割には北日本の梅雨明けが遅かったり、
梅雨が明けても雨の日が続いたり、
晴れた日はとんでもない猛暑になったり、
天候だけじゃなく
コロナ感染が第7波になって全国に蔓延したり、
戦争で憂鬱な毎日だったり、
なんか例年と違う落ち着かない夏の日々だったけれど
それでも秋の気配が感じられるとしんみりする。
昼間のセミの声より夜の虫の声の方が賑やかになってきて
トンボたちが我が物顔で飛び回る。
田んぼは黄金色に、蕎麦畑は白一色に。
日は短くなり、秋祭りのお囃子がそろそろ聞こえてくる。
8月が終わる。夏が終わる。


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オノマトペル

2022-08-30 | 音楽

今週金曜日はこれ。
大沢温泉湯治屋の昭和レトロなホールにて。
19時ごろからのライブとなる。
オノマトペルは様々な大物ミュージシャンのサポートを行う
新進気鋭のピアニスト工藤拓人さんと
CMで歌声がお馴染みの横沢ローラさんのデュオ。


今回はその2人に、これまた各方面で活躍中の
チェロ奏者橋本歩さんがサポートで入るスペシャルユニット。
今回は盛岡での下記の2つのライブのための来県だが、
以前来花した時に大沢温泉を訪問した2人が
このホールを見て、どうしてもここで演りたいと熱望し
実現したスペシャルライブ。

盛岡のライブの方はさらに有名ミュージシャンのサポートが入り
その独特な世界がスケールアップして醸し出される予定。
横沢ローラさんにとってはお父さんの故郷盛岡での
凱旋ライブになるだろう。
GWに花巻で行った2つのライブも好評だったオノマトペル。
この機会にぜひ。



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徐々に戻りつつある日常

2022-08-29 | 神楽・芸能

昨日の幸田神楽鑑賞会も3年ぶりとのこと。
我々上根子神楽も
一昨年、昨年と出番が激減していたが、
今年はやたらとお声がけいただく機会が多い。
去年は1年を通して4〜5回の出番しかなかったものの、
今年は6月3回、7月4回、今月も2回目だ。
再来週になると3年ぶりの花巻まつり(縮小開催)で
初日の権現舞、鳥谷崎神社渡御随行のほか
2日目の郷土芸能まつり出演が予定されている。
こうやって、withコロナの日常が
少しずつ戻ってくるのは嬉しいことだ。

他団体との交流も楽しいな。
写真は幸田神楽さんの「翁舞」
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幸田神楽観賞会

2022-08-28 | 神楽・芸能
本日13時より、幸田神楽観賞会が開催され
我々上根子神楽もお招きを受けてゲスト参加する。
釜石線小山田駅近くのふれあい幸田館(幸田公民館)にて。
複数団体の神楽を一度に見ることができます。
ご都合の良い方はぜひご来場ください。
上根子神楽の演目は、久しぶりの「岩戸開き」です。
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一旦立ち止まって考えてみた

2022-08-27 | 仕事
誕生日前後に、いろいろ考えることがあり
いま何でもかんでも引き受けたりしている仕事を整理し
少し守備範囲を絞り込もうかなと考えている。
「やらなければいけない」ことに追われ
「やりたいこと」に全く着手できないばかりか
どんどん視野が狭くなってきたことの危惧を覚えたためだ。
考えてみればもうそこそこの年齢。
残された時間は限られつつある。
そんな貴重な時間を
「やらなきゃいけないこと」に振り回されたり、
費やしたりしたくないと考えた。

メディアに関わる企画を立て、プロデュースする。
取材して原稿を書く。メディアのコンテンツを作る。
書籍やweb、ツールの編集をする。
若いクリエイターやプレイヤーを育てる。
地元の観光やまちづくりに関わる。
それらを第一義として
それ以外のことは二次的に考えようと思う。
平均寿命を考えると、残された時間はあと20年。
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盛岡市門 諏訪神社例大祭神楽奉納

2022-08-26 | 神楽・芸能

先日の日曜日にお招きをいただいて。
誕生日だったその日も終日これ😅

上根子神楽はあちこちに遠征しているが
実は盛岡はかなり久しぶり。
花巻より都会なので、反応はどうなんだろうと
不安と期待を少々抱きながら向かった。

門地域は市街地にも近く、新しい家々が並んでいて
ベッドタウン化している手代森より市街地寄り。
国道396号線沿いで、
4号線や新しい宮古街道である106号線も近い。
周辺には赤十字病院やふれあいランド岩手があり
東北道の盛岡南インターへのアクセスも良い交通の要衝。
・・・というイメージだったのだが
実際に山の中腹、鬱蒼とした木立に囲まれた神社に着くと
そこには出店のテントが並び、浴衣姿の人たちも多く、
近隣の人たちが三々五々集まっている風景。
昔ながらの産土のお祭りといった風情だ。
いいなぁ、この雰囲気。

江戸時代の年号が書かれた賽銭箱があったので
たぶん歴史あるお社なのだろう。
考えてみればすぐそばを北上川が流れているところ。
新たに開発された住宅地というより
古より人が住んでいたところなのだろうと思った。

祭式のお手伝いの後は門さんさ踊りの方々が奉納(写真)。
その後我々の神楽奉納があった。
演目は「鳥舞」「八幡舞」「権現舞」。
禰宜さんからは
「この辺りの人たちは神楽が身近じゃないので説明も」
ということで事前に少々話もさせてもらった。
目が肥えた花巻の人たちの前でのご披露もいいが、
初めてご覧になる方々に見てもらうのも楽しい。
権現舞の最後はたくさんの方が頭を噛んでもらいに並んだ。
これこそ伝統文化。

そして今度の日曜日は
同じ花巻市内の早池峰岳流幸田神楽観賞会にお招きをいただき
我々上根子神楽もゲスト出演の予定。
ふれあい幸田館(幸田公民館)にて13時より。
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誕生日

2022-08-25 | 食べ物・お店
誕生日当日は終日神楽で終わったのだったが
帰宅すると「ケーキ買ってきたよ」という言葉が。
おや、珍しい。


もちろんホールケーキじゃない😁
孫の野球の試合を見に東和町に行ってきて
その帰り道に買ってきたという
パティスリーカノンさんのケーキ。
ごちそうさまでした。
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誕生日前日、気仙沼へ

2022-08-24 | 
実は先週の土曜日は、
誕生日が近いというタイミングってこともあり
数ヶ月前に仙台でのJUJUのコンサートのチケットを取っていた。
ユーミンのカバーアルバムが気に入っていたので
生で見たい(聴きたい)と思ったからだった。
(盛岡会場はチケットが取れず)
金曜日までは新幹線の時刻を調べたり、
土曜日に予定されていた仕事がらみのイベントの段取りを依頼したり
久しぶりに遠出してのコンサートを楽しみにしていた。

当日の朝、家内が懸念を口にした。
「コロナ第7波で、勤務先から遠出や人が集まる場所回避を言われている」
コンサートそのものもだが、新幹線や電車も不安だという。
少し考えたが、不安を抱きながらでは楽しむこともできないし
せっかくのコンサートにひとりで行くのもどうかなと。
それにもし自分だけ行って仮に感染したとしたら
家内が回避した意味もなくなる😅
ということで、支払い済みのチケット代はもったいなかったが
仙台行きは諦めることとなった。

とはいえ誕生日イブ。
車でなら感染リスクも少ないし、最近海を見ていないという話になり
急遽予定を変更して、車で海へと向かうことにした。
行き先は5年前にひとりで行った気仙沼。

まずは気仙沼在住の知人みったくんおすすめの海鮮食堂へ。


船主組合直営の店とのことで期待が膨らむ。
でもなんか見たことがある店構え。


店内に入って気がついた。
5年前にみったくんに連れてこられた店だった🤣
でも美味さと安さで大満足。


私は誕生日ってことで、よくばりランチ2,500円也。


家内はレディースセット1,200円也。


追加メニューでかつおレアカツを。

よくばりランチに付け合わせのカマトロステーキが絶品!
みったくんもおすすめだった。
ランチだけで、もう気仙沼に来たことに大満足。

ランチ後は朝ドラ「おかえりモネ」の資料など見た後で
家内が大学時代に行ったことがあって思い出という唐桑半島へ。


「海が見たかった」と言って、小雨の中をしばし佇んでいた。
大島にも行ってみたいと思っていたが、
モネ資料を見るのに思いの外時間をとってしまって断念。

唐桑から直接下道で陸前高田へ。


東日本大震災祈念公園内にある
「東日本大震災津波伝承舘」を急ぎ足で見学し
お土産を買って帰途についたのだった。

コンサートのチケット代はもったいなかったが
新幹線代を考えると、安上がりだったかな。
天気はイマイチだったけど
ようやく夏らしいこと、誕生日っぽいことができた。
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「さまざまなわたし」vol.5

2022-08-23 | 仕事

 

4月から執筆している連載記事5回目が
8/19に発行された週刊金曜日に掲載。
今回はMtFのトランスジェンダーの方を取材した。
毎回様々な方々のお話を聞き、とても勉強になっている。
この連載を始めるにあたって
関連書籍を買いあさって読んだり
ネット情報を調べたりしてきたのだが
直接お話を聞くと、頭で理解したつもりの知識など
とても浅いものであることを思い知る。
ひとりひとりが違う。
たとえこの連載を100回続けていても
おそらく学べるのはほんの一部の人のことだけだろう。

そりゃそうだ。
ひとはひとりひとり違うのだから。
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東家

2022-08-22 | 食べ物・お店

蕎麦で有名な東家なので
久しぶりで仮店舗になっている大通りの店に行ったら
お盆ということもあって、遠くから来たと思しきお客様たちが
結構たくさんわんこそばに挑戦中だった。
でもねー、私的には東家といえばカツ丼なんだなぁ。
ということで、3種類ある同店のカツ丼の中で
今回は久々の金柑丼。
昔よりも付け合わせのかけ蕎麦が小さくなったけれど
この歳になるとこのぐらいがちょうどいい。
金柑丼は鶏団子のカツで作ったカツ丼だから
これまたあっさり食べられる。
美味しゅうございました。
ご馳走様でした。
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8月21日

2022-08-21 | 風屋日記
これまで出会ったすべての人たちに感謝。
これまで為すことができたことに感謝。
とにもかくにも屋根の下で布団で寝られて
3食食べることができてきたことに感謝。
そして様々なことをたくさん経験してきて
今になって好きなことが仕事にできていることに感謝。
これまでを振り返ると感謝ばかり。
そうやって62年生きてきた。
これからあと何年生きられるかわからないけど
これからのことすべてにも感謝しよう。

今日は誕生日。
自分におめでとう。
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スープカレーしっぽ 再び

2022-08-20 | 食べ物・お店

2度目にして
限定10食のNo.1メニューにありつけた。
チキングリルカレー。
皮はパリパリで香ばしく、
中はジューシー柔らかいチキンの旨味😊
もちろん野菜ゴロゴロのスープカレーも美味しいが
このチキンだけでもご飯行けちゃう感じだ。
とはいえ、固めに炊かれたサフランライスは
カレーにピッタリなんだけどね。
エスニックな雰囲気たっぷりのひと品。
ご馳走様でした。
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10人のお坊さん

2022-08-19 | 映画・芝居・TV

たまたま目にしたこの番組。
どうやら今年1月〜2月に放送されたものの再放送らしい。
様々な宗派の男女のお坊さんによって
その日のテーマに沿った講話を1回あたり3人ずつ放送している。
話だけなので一見単調な番組なのだが
見て見るとなかなか奥が深く、また考え方もいろいろで面白い。
今回の再放送は今日が最後らしいが
もっと続けて欲しいと思った。

一番面白いと思ったのは
天台宗や真言宗など歴史が古い宗派は哲学的な話が中心である一方
一般の民衆救済のために成立した浄土宗や浄土真宗は
私たちひとりひとりにとって身近なわかりやすい話だったこと。
なるほどなぁ。
どちらの話もそれぞれ心に響くんだけどね。
大学時代の講義でも宗教学は面白く受講した思い出があるけれど
もう一度自学してみようかなぁ。

今回の放送で一番心に残ったのは一昨日の放送。
テーマは「生きる意味」だった。
天台宗の方からの
「お釈迦様が生まれた時に言った『天上天下唯我独尊』という言葉は
 『世の中で自分が一番偉い』と誤解されているが
 実は『人間ひとりひとりがそれぞれの使命を持っている
 という意味なのです」
浄土宗のお坊さんからの
「『分別』というと一般にはいい言葉と思われていますが
 それは『人を分けて考える』ということ。
 どんなひとか、自分と同じ・違う人かを分けて考えずに
 『無分別』というのが人として生きる上で大切なことだと思います」
特に「無分別」はすーっと心の中にその言葉が入ってきた。
性別や国籍や人種や文化の違いなど瑣末なこと。
右利きか左利きか、メガネをかけているかかけていないかと同じ。
もちろん性的指向も性自認も。

先日取材した人から
「ダイバーシティ」という言葉に違和感がある」
と言われた。
「多様性」とは前提として「人としての違い」がある。
それを認めようというのが「ダイバーシティ」。
確かにそうだと思って聞いていた。
でもね「無分別」ならすんなり理解できるよね。
深い。

たまたま見始めた時にはなんとなく聞き流していたから
この番組をもう一度始めから見たい。
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丸18年

2022-08-18 | 風屋日記
2004年8月18日から
はじめは「風屋日記」として始めたこのブログ。
2週間程度の長期休暇が数度ありつつも、
18年ほぼ毎日更新を続けてきて、今日から19年目。
もはや生活の一部として日課となった。
日記みたいなもん?
当時息子たちは高校2年と中学3年。
(長男は夏休みを利用してタイへの短期留学中だった)
私は毎日あくせく盛岡に通う勤め人だった。


自分的には、
野球における素振りみたいなもんだと思っている。
考える仕事や書く仕事も多い中、
普段からブログ内容を考え、文章を構成し、
書き続けていることで「書く機能」が鈍らない。
素振りやノックを毎日こなすことで自由に体が動くみたいに。
「毎日続ける必要がない」とか
「その時間や労力を仕事に使えば」とか言われるけど
これだけ続けると苦にならないし、
ルーチンになってしまっているから書かないと気持ち悪い。
まぁ、手書きじゃないから続けられるんだけどね😅
おかげで、クオリティはともかく😁
書くスピードだけはまぁ早くなったかなー。
2500〜3000字ぐらいなら
3時間ほどあれば書けるようになった。

個人に割り当てられるgooの容量も
もう残り少なくなっている感じなのかな?
もし限界になったら
(仕事のことだけに限定している)noteに移行して
社会と仕事に絞った形にしようかな。
でも、それも寂しいかな。
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「プロだけが知っている 小説の書き方」

2022-08-17 | 読書

 
別に小説家に転身しようとして買った本じゃない😅
物書きのスキルと物語を作るスキルは別物。
自分には後者の能力はないと感じているから
それはもう大学の頃には諦めていた。
文章講座的なことやライター指導などを仰せつかることもあり
小説家ならその時どんなことを指導するのだろうかと
自分の勉強のために買ってみた本だった。

でもね、なかなか面白い😊
そんな機会はこれまでもこれからもないと思うけど
もしも誰かから「小説を書き方を教えて欲しい」と言われたら
たぶん自分でもわからないながら同じように答えるだろう。
うんうん頷きながら得心しつつあっという間に読了。
しかもこの内容なら書いてみたくなる人が増えるだろうなと
さすがは人気の作家の著作に関心しながら。
とはいえ、読みながらモチベーションが上がった人は
最後にたぶん冷や水を浴びせられる。
そうそう、そうなんだよねぇ。
その現実を知ることは実はとても重要。

読んでいて心に留めたくなった部分を挙げたい。
「書き出しからの落差で読者は引き付けられる」
「説明文ではなく、物語を動かすことで人物を描写する」
なるほど。
特に後者は小説だけのコツじゃない。
指導や説明の時に使わせていただきます😁

「プロだけが知っている 小説の書き方」森沢明夫:著 飛鳥新社
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