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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

秋の気配

2008-08-31 | 風屋日記
ってか、もう秋なんだけどね(^_^;
一昨日行った表参道でも
トンボがたくさん飛んでたし。

実りの秋も間近。
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ナショナリズム

2008-08-30 | 風屋日記
ナショナリズムは「民族主義」と訳されることが多いけど
実際には「国家主義」なのではないかと思う。
国家という、
単に法に基づいているだけの実体のないものの利益を第一に考え、
それに忠誠を誓い、果ては命まで捧げる。
極端な国家主義の前には個人という概念すら希薄になる。
もちろん「民族」も。
マイノリティは黙殺され、全体に滅私することを求められる。
あたかも
会社のために命を削る企業戦士たちのように。
革命に命を懸ける新左翼たちのように。
特殊な世界で自分たちだけの価値観に生きるカルト教団のように。

なんて偏狭な思想だんだろうと思う。
「国家」や「会社」や「思想」や「教義」などという
ある種の枠組がなければ「自分」のアイデンティティーを持てず
その枠組の維持のために命まで捨てるという矛盾。
今、世界のあちこちで起きている紛争や殺し合いやいがみ合いは
ほとんどの場合、大国のナショナリズムが発端。
メールや電話より、会って話した方が人間関係を築けるように、
対話、あるいは会話でもいい
直接会って話すことにより緊張は緩和できるのではないかと
アメリカやロシア、中国やイラン、北朝鮮を見ていて思うのだ。

人間は哀しいものだなぁ・・・と、
昨日、初めて酔流亭さんにお会いし、話したことを反芻しながら
帰りの新幹線の中で考えた。
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雨の合間

2008-08-29 | 風屋日記
寂しげに立つ東京タワー。
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新幹線車中にて

2008-08-28 | 風屋日記
「自分だけよければ」という昨今の風潮の中、
自分のことより困っている人達を考え、
一身を投げ打って東奔西走。
とはいえ鹿爪らしい顔をするわけでもなく、
明るい笑顔はみんなに愛されていた。
これで農業を教えていたというのだから
まるで宮沢賢治さんじゃないか。

アフガニスタンでの事件はショックだった。
彼の地の人達のために生活を捧げていた人が
その地の人達に殺されるなんてことがあっていいのか。
彼が所属するNGOの人が言った
「犯人については、憎むというより情けない」
という言葉が耳に残っている。

アフガニスタンには私の知っている人も
NGOの活動で行っていた。
最近は話を聞いていないので
今も現地にいるかどうかは不明だが、
そのプロジェクトもペシャワール会に近かったらしいから
相当怖い思いをしたに違いない。

ところでふと疑問に思ったのだが、
4年前にイラクで日本の若者が拉致され殺された時は
「自己責任」の声が巷に溢れ
前年の人質事件からの流れで
被害者を揶揄する世論が圧倒的だった。
翌年フリーの報道カメラマンがイラクで射殺された時も
割に冷ややかだった印象がある。
今回の事件に対する雰囲気と
世論や報道が大きく違うのは何故だろう。
やっていたことが違う…というのは理由にならない。
みんな「自分の意志」で「困っている人達の元」へ
「自分のできること」で助けるために駆け付けたのだ。
(最初な青年は自分ができることを探しに)

人の死は無情。
いかに「生まれた時から死に向かっている」としても
志半ばでの死は悔やまれる。
今日私と入れ替わりに長男が急遽帰ってくる。
海で溺れて亡くなった小学校~高校の同級生の、
今夜のお通夜、明日の葬儀に出るために。
学年1番の成績だったにもかかわらず
難関大には行かず「地元にいたい」と
岩手大に入ったというしっかりした彼。
親御さんの嘆きはいかばかりか。
ご冥福を祈りたい。
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寝られない

2008-08-27 | 風屋日記
ソファを買い、wowwowを契約して4日。
寝られない・・・(^^;
TVをつけていると次から次に面白い番組が始まり、
ついソファに寝転がって観てしまう。
昨夜はBS2でつい「北北西に進路を取れ」を最後まで観、
(親父が好きで小学校時代から何度も観ている)
そのあとで別なやはり映画?に釘付けになり
「さて、そろそろ寝ようか」とTVを消そうとしたら・・・

ふと回したwowwowで
1976年のモントルージャズフェスティバルに出演した時の
STUFFのライブ映像が始まってしまった。
かー(>_<) かっくいー♪
ファンキーでメロウなサウンドがツボにばっちり。
高校時代にCrusadersとともによくレコード聴いたよなぁ。
アフロをなぜか七三に分けたメタボのリチャード・ティーが
ニコニコしながらリフを弾く。
どっから見てもカタギには見えない強面の
ゴードン・エドワーズのBassがファンキーにリズムを刻む。
数年前にクラプトンとともに来日したスティーブ・ガッドは
まだ若く黒々とした髪の毛をアフロにして
今よりデカい頭でエネルギッシュなドラミング。
場末のチンピラスタイルのコーネル・デュプリーのギターは
テレキャスターにしては粘っこくメロウに響く。
そして正統派ジャズギターのエリック・ゲイルの頭は
この頃すでにザビエル状態(^^;
まぁファッションやヘアスタイルはともかくとして
もうカッコよくて仕方がない。
NYでそれなりに評価され、名を挙げていた
スタジオミュージシャンたちが集まってできたSTUFFだから
うまいのは当たり前だけど
手伝いじゃなくて自分たちのやりたい音楽を演ってるという
嬉しさ、楽しさが音から伝わってくる。
音楽はやっぱ楽しくなきゃね。
・・・ということで就寝は1時(^^;

今夜はクラプトンやシェリル・クロウが出るらしい。
また寝られない・・・(笑)

    ◇      ◇      ◇

アフガニスタンで日本人NGOスタッフの伊藤和也さんが
タリバンと思われる集団に拉致された。
伊藤さんの所属するNGOペシャワール会は
医師中村哲さんを支援する目的で作られた団体。
井戸を掘って生活環境を整え、
子ども達の健康を守るのが主な活動と聞いている。
中村医師の話は以前盛岡で聞いたことがある。

アフガニスタンには私が関係しているNGOからも
私の知っている方が行っている。
アフガンで行っているアフガン人のための活動を
アフガン人ではない原理主義者達に邪魔されるいわれはない。
今回の拉致事件を強く糾弾し、
伊藤さんの一刻も早い救出と無事を祈りたい。
と同時に、これ以上の犠牲が出ないよう願う。

    ◇      ◇      ◇

さて明日~明後日と、また東京出張。
暑くなければいいけれど・・・。
心配で寝られない(笑)
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合宿に最適

2008-08-26 | 風屋日記
長男の所属するアメフト部は
毎年8月に10日ばかりの合宿を行っている。
場所は昔から長野県の木島平、夏合宿のメッカだ。
合宿中の写真を見せてもらったのだが
全面土のグランドなので、今年は雨にたたられ
毎日泥だらけの練習だったらしい。
実際はわからないが、写真で見る限り固そうな土だから
シーズン前の怪我も心配される。
(一昨年の長男の怪我は土のせいかどうか不明)
ホントは芝のグランドでみっちり練習したいのだろうが。

今年関東リーグ1部に昇格したスネイルズは
今年度1年生も多数入部した関係で
いつもの宿泊場所に収まりきらなくなってきていて
来年から合宿地を変えるべくいろいろ物色したらしい。
結論は・・・グランドは同じ場所で宿泊場所のみ変更。
大丈夫かなぁ。

実は岩手県内には
全面芝のコンディションのいいグランドがたくさんある。
例えばここ花巻のスポーツキャンプ村
2002年の日韓W杯の時、キャンプ地候補になったところだ。
メイングランド1面とサブグランド3面、ほか1面が
すべてきちんと手入れのされた芝。
温泉は豊富にあるから宿泊場所もたくさんあるし
疲れを癒す源泉掛け流しの安い宿もキャパは充分にある。
何より涼しい土地なので思い切り練習に傾注できる。
長男のチームのみならず
全国のサッカー、ラグビー、ラクロス、グランドホッケー、
そしてもちろんアメリカンフットボールには最適だ。

私の知る限り、県内には他にも
八幡平市の上寄木グランド安比スポーツパークなど
複数の全面芝グランドを持つ施設がいくつかある。
岩手を合宿所に選ぶ上でデメリットは距離だけ。
それも新幹線で約3時間、高速道路で6時間程度だ。
確かにアメフトのように人数の多い、
しかも用具類の運搬もたいへんな種目は金がかかるが
怪我を心配しながら練習するよりはいいと思うのだ。

要は岩手県人の宣伝下手なんだろうね。
県内ニーズなんてたかが知れているから
あれだけ環境のいいグランドが使われないというのは
すごくもったいない気がするんだよなぁ。
ココをご覧になっている運動部の関係者の皆さん
岩手での合宿、いかがなもんでしょう?

今日は洞門さんから振られた話題でした(^_^)
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雨の日曜日

2008-08-25 | 風屋日記
肌寒く朝から屋根に当たる雨の音が聞こえていたので
起きるのものんびり、ゆっくり。
8時からのサンデーモーニングを見ながら
母ちゃんと2人、パンで簡単な朝食と相成った。
毎週欠かさず見ている、大沢親分と張本さんのスポーツコーナー。
その時は北京オリンピック400mリレーの銅メダルの話題だった。
母ちゃんが突然、傍らに置いていた
長さが30cmもあろうかという我が家で取れたきゅうりを手に
「ちょっとそっち向いて後ろに手を伸ばしてみて。
 ハンダーハンドってさぁ、こんな風に・・・」とやってみる。
「(笑)だからこれがこうなるから、
 多少遅くはなるけど確実なバトンワークなんだよ」と私。
「あ、なるほどねー」と、またパンを口に運ぶ母ちゃん。
ふと顔を見ると、上目遣いでこっちを見ている。
「わたし今、きゅうりをバトンにしたの後悔してる」
「何で?」
「なーんかブログに書かれそう・・・」
書いちゃった(^_^)

今月はじめに買ったソファが午前中に届いた。
↓こんなの。ワンタッチでリクライニングができる。

ソファ

お昼寝&夕食後の一休みのために母ちゃんが惚れ込んだ一品(笑)
狭い居間の中にデカいプラズマTVとリクライニングソファ。
うーむ、2点豪華主義で怠惰なしつらえだ(-"-;
息子たちが家を出てから徐々に楽チンgoodsが増えてきている。
しょーがないか。老後生活の始まりだもんね(^^;

さて、新しいソフアに2人ですわって
あーでもない、こーでもないとあちこち触りながら
ふとTVをつけてみた。
「そーいえばさぁ、wowwowってどうやって申し込むの?」
「ハガキか電話じゃねぇ!?」
「申し込んでからどれぐらいで見られるようになるのかなぁ」
「4~5日か、もしかした1週間ぐらいかかるかもな」
「ちょっとwowwowに回してみてよ」
画面には「携帯やPCで申し込むと15分で見られる」とある。
「あら・・・申し込んでみない?」
「は? あっそう。まぁいいけど・・・」

母ちゃんの目的は、その日wowwowで6時からの
サザンオールスターズコンサートの生中継にあった(笑)
申し込みを終えた後の母ちゃんは突然生き生きと活動的になり
やれ夕食の買い物だとか、膝掛けを買わなきゃだとか
雨の中をあちこち連れ回された。
そして6時。
風呂も済ませた母ちゃん、夕食も完璧に目の前に並べられ
サザンのコンサートが始まった。
夕食後はこれまた買ったばかりの膝掛けをかけ、
リクライニングソファに鎮座して
涙を流しながらじっとコンサートに食い入る母ちゃん。
学生時代からのファンだもんね。
とはいえ、なかなかコンサートにも行ったことなかったし。

昔懐かしいナンバーのメドレーは私にも思い出を運んでくる。
2人並んで、それぞれの学生時代の別々なシーンを思い出しながら、
そしてエリーから続いたバラードに鼻を啜りながら、
こんな風にこれからの毎日が流れて行くんだな・・・とふと思った。
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2008-08-24 | 風屋日記
あっという間に
稲の花が咲き、穂が出、頭を垂れ始めた。
当地が暑くなってきた、ここ2週間程のこと。
空梅雨だったとはいえ
ここまでは順調だったが…。

ここ数日の寒さで
穂が黒くなってきた田圃があるらしい。
まだ8月なのにこの寒さは
いかに北国といえども異常だ。
誘致企業や地場産業がいくら頑張っても、
やっぱりココでは米が取れてナンボ。
予報ではあと一週間雨が続くらしいけど、
もう一度日差しは戻ってくるだろうか。
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風物詩2

2008-08-23 | 風屋日記
とはいえまだ8月。
庭に咲くちっちゃいひまわり。
かわいいっしょ?(^-^)
昔あった
サングラスかけて踊るおもちゃみたい。
ちょうどあのぐらいの大きさ。
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風物詩

2008-08-23 | 風屋日記
今年も
この看板が立つ季節がきた。
我が家からほんの60mほどの
モグの毎朝の散歩道。
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ごっつぉ

2008-08-22 | 風屋日記
実は昨日、
前日に長野での合宿を終えた長男が
アメフト漬けの約10日間を過ごした後のオフを利用し
運転免許書き換えのために1泊2日だけ帰ってきた。
仕事がらみの人と会ってそのまま帰宅することにした私と
免許センターのある盛岡駅前で合流。
2人で花巻まで帰ってきた。

晩メシは母ちゃんの提案で
花巻市内のホテル花城にあるレストラン「マグノリア」。
写真は一応誕生日のごっつぉ(ご馳走)。
(カタカナでゴッツォと書くとイタリア語みたい 笑)
でもたぶん長男がいなければごっつぉもなかったと思うので
まぁこの一瞬の帰省がプレゼントってことで。
私が注文したのは、メニューとして注文するのは
たぶん20年ぶりぐらいになるサーロインステーキ。
学生時代はバイト代がはいると食べに行ったものだけど
この歳になるとまた味覚が変わっていて、
たまに食べるからこそいいんだよね。
かつては500g~700gを平気で食べていたけれど
今回は180g。量も充分。美味しかった。

長男と母ちゃんは花巻の特産である白金豚のグリル。
それも柔らかくておいしそうだったよ。
白金豚はかつて「プラチナポーク」と振仮名がついてたけど
実は宮沢賢治さんの命名。
全国的なブランド肉になるまでもう少し。
3人で合宿の思い出話、この秋のシーズンの話、
9月から始まる教育実習の話、進路の話などをのんびりと。
ごちそうさまでした。

さて昨日からいきなり涼しくなった岩手。
昨日の昼間、会社の寒暖計は13~15度を指していた。
昨夜は毛布にくるまってちょうどいいぐらい。
さっき今年初めてのトンボを見かけたよ。
もう秋。
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ということで

2008-08-21 | 風屋日記
今日が誕生日。
特別な感慨や思い入れはないけれど
とりあえず
この歳まで恙無く生きてこられる体をくれた両親に感謝。
そして何億年もの間の無数の偶然が積み重なり
天文学的な数字の確率の末の私という存在に感謝。
まぁ結果の産物といえばそれまでだけど。

それにしても、50歳間近となった。
5年ほど前までは謙遜気味に「おっさん」と名乗ってたけど
頭を見ても、腹を見ても、顔の皺も、視力も(^^;
もうどこからどう見ても脂ぎった立派な中年オヤジだ。
今さら異性の目を気にすることも、妙な期待もなく
ただ自分の人生が終わるまで淡々と生きていくつもり。
こんな私につきあって一緒に生きてくれてる母ちゃんにも感謝。

例年通り、食事もプレゼントも特別なことは何もないけれど
まぁせいぜい早く帰ってのんびりしようかな。
あまり早くても7時半前だと母ちゃんはまだ仕事で
暗い家に帰ることになるけどね(笑)
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世論の過剰反応と相互監視の怖さ

2008-08-20 | 風屋日記
経済の低迷によるものなのか
それとも保守回帰による「品格」形成のためなのか
どうやら政府から「贅沢品排除」の号令が出ていたらしい。
恐らくそれは単なる声明か、せいぜい方針だけの話だが、
たぶんマスコミや世論によってブーストされた「方針」は
だんだんひとり歩きを始めたのだろうと思う。
いずれにせよその時点では
地域の自治会や青年会によって贅沢品調査が行われていた。

それは「調査」とは名ばかり。
勝手に集団でどやどや各家庭に上がり込み、
何の基準もなく「贅沢品」を指摘し糾弾している。
果ては「贅沢品購入」の告発を行い、
連行された人たちは二度と帰ってくることはないと
なぜかその時点で私は認識している。

我が家に「調査団」がやってきた時、
息子たちはまだ小学生で、家族4人固まっていた。
母ちゃんに子ども達を別の部屋に連れて行かせ
私ひとりが意気軒昂な調査団と対峙していた。
ひとつひとつの家具家財が取り上げられるたびに
私はそれがいかに必要なものであるかの説明を続ける。
結果が言い渡された。
私と子ども達2人を告発するという。
何とビデオデッキが贅沢品だと指摘された。
彼らから見えないような手振りで
子ども達を外に連れ出し逃げるよう母ちゃんに合図し
私は「なぜプラズマTVじゃなくてビデオなのか」について
説明を求めつつ時間稼ぎをしている。
深い絶望の中で。

・・・これが今朝方見た夢の概要。
とても悲しく、後味の悪い夢だった。
「調査団」を見た長男の「来た!!」という短い叫び声や
いつもは仲の良い近所の人たちの意地悪そうな顔が
今も脳裏に焼き付いている。

「ヘンな夢だね」と侮るなかれ。
古くは中世ヨーロッパの魔女狩りや幕末の安政の大獄。
また治安維持法下の戦前日本における赤狩りや人種・差別、
隣組同士で国家に対する忠誠度の探り合いもかつてあった。
卒業式の君が代不起立への世論の過剰反応もそのひとつだろう。
中国の文化大革命時の紅衛兵も近いかも知れない。
アメリカでも9.11後テロを憎まない人は白い目で見られたという。
ある種の考え方に過剰に反応し、相互監視により告発する。
そしてそれが段々エスカレートしていく。
相手が国家権力そのものや明らかな権威ではない分
そして「世論」という相手の実体を捉えきれない分やっかいだ。

こんなことが近い将来正夢にならないことを心から願う。
実際にはマジョリティがはびこる今のようなネット時代には
ごく簡単にこういう事態になってしまうのだけれど。
ちなみにこの夢を見て私がうなされたかどうかについては
母ちゃんは「爆睡してたから知らない」そうだ。
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5年目の生活

2008-08-19 | 風屋日記
実は昨日が風屋日記ちょうど4年目。
今日から5年目に入る。
始めたのは長男が高校2年、次男が中3の時。
確か次男の春の遠征につきあって仙台へ行った時に
mackさんから「ココログ始めました~」とメールをいただき
その時初めてブログなるものを知ったのだった。

4年前の夏は長男がタイへ1ヶ月間の短期留学。
風屋日記は帰国の迎えに行く前日に確か始めたんだよな。
あれからこの4年間いろいろあった。
長男が帰国すると、今度は次男のACCFへのスタッフ参加。
半年後には次男の高校受験。
1年後の長男の高校野球最後の夏~大学受験と合格、引っ越し。
2年目の夏には長男の怪我による入院もあったっけ。
3年目には次男の高校野球最後の夏を見届け、
そして大学受験~合格、引っ越し、入学。
とうとう夫婦2人の生活が始まった。
結婚してまもなく22年。
もしかしたら最も激動の4年間だったのかも知れない。
それらの記憶が詰まった風屋日記。
自分にとっても思い出の玉手箱のような存在かもね。

さて、母ちゃんによると
私は最近毎晩のように夜うなされているらしい。
自分じゃ全く記憶にないし、ヘンな夢を見た覚えもない。
でも「特技は熟睡」という母ちゃんを起こすぐらいだから
かなりうなされているのかも知れないな。
疲れてるのかな。

そして昨夜はうなされるのではなく
「そこだっ!! 行けー!!」と長いこと叫んでいたとのこと。
ホントかよ(^^; ぜーんぜん記憶にないなぁ(笑)
もしかしたら寝る前に見てたなでしこジャパンの夢?
まぁうなされるよりはいいけれど、母ちゃんは迷惑だよなぁ。
2人になってますますお互い気遣わなければならない生活。
「うるさいから」と家を追い出されることが記事になる前に
ちゃんと気をつけなきゃね(笑)
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天璋院篤姫

2008-08-18 | 風屋日記
昨夜のNHK大河ドラマ「天璋院篤姫」にて
幕府の威信を維持すべく
強引に公武合体を唱える家臣に天璋院が
「目先のことにとらわれるな。本筋を見極めよ。
 意地や見栄のために道を誤ることなかれ」
(こんなセリフじゃないけど、大体こんな意味)
と言ったことに喝采を叫んで見た。
すでに意味がなくなった諫早湾の干拓事業を
意地で押し進めたりなどしている中央省庁の官僚たちや
特にもNHK幹部はここんとこちゃんと見てたかい?

このセリフですぐに思い浮かんだのは
私自身が体験した雇用能力開発機構の無能ぶりだった。
わざわざ出向き、複数の職員に色々指導を受けながら
3~5cmの厚さほどの書類を提出したにもかかわらず
「所長の許可が下りませんでした」の一言で
払ってもらった助成金は申請の1/3にも満たない10万円足らず。
どう考えても納得のいかない判断しか下してくれない。
相談に行くと職員の皆さんがいつもヘラヘラ歓談中だったり、
椅子に反っくり返って新聞読んでる最中だったり。
役職者のほとんどが天下りらしいと後で聞いた。
いいご身分だ。

ところで昨夜のドラマの記憶も新しい今朝、
日経を開いたら「雇用能力開発機構廃止」の見出しが。
ようやくだよ(^^;
まだまだ文句を言いたい国の機関はあるけれど
少しずつでも正常化してくれるなら、まぁそれでもいいや。

昨夜は「篤姫」のあと、
戦時中の日本軍の中国での行為をルポしたNHK特集、
その後で「世界ウルルン滞在記スペシャル」で
戦争に傷ついた子どもたちの治療に当たっている
ドイツの「平和村」の様子を見た。
どちらも目先のことにとらわれて陰謀や暴力に走った結果
関係ない人達までが取り返しのつかないほど傷ついている。
見ていてとにかく腹が立った。
天璋院さん、世界中の為政者に一喝してくれないかな。

ということで、
昨夜はなかなか風呂に入るきっかけを掴めず、
布団に入った時は日付が変わった後だったのだった(笑)
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