風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

2008-11-30 | 風屋日記
花まきさんのブログで
何度か名前を見たことがあるあさみちゆきさん。
ちょっと気になる存在だったものの
今までその歌声を聴いたことはなかった。
・・・と思ってたら
昨日盛岡市の広報にあさみさんの名を発見。
なんでも盛岡市内の蔵元の主催により
酒蔵コンサートが行われ、
あさみさんも何度か出ているとのこと。
そのことや、あさみさん自身のことが
広報の後ろの1ページを全面使って書かれていた。

へぇー、基本的に演歌なんだねぇ。
ギター持って立つ写真の姿を見ていると
演歌というイメージじゃなかったからちょっと意外。
でも基本的にはギター1本で歌うのね?
ジャンルに限らず、大仰な構成が苦手な私。
酒蔵で弾き語りの演歌ってのも興味あるなぁ。

へぇー、NHKのど自慢でチャンピオン大会に出たんだねぇ。
その後は井の頭公園で歌っていたのか。
公園で弾き語りの演歌・・・結構新しいかも(^_^)
そのうち機会があれば
CDではなく生で聴いてみたいミュージシャンだね。

ってゆーか、公園や酒蔵でのライブ、
あー自分で歌いたい!!(笑)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とりぱん

2008-11-29 | 風屋日記
幼稚園から高校まで同級生、
そして大学時代も偶然アパートがすぐそばで、
毎日のように私の部屋でビールなど飲む仲間だった友がいる。
彼が就職したのは大手出版社である講○社。
雑誌フ○イデーや週刊現○の編集者だった頃は
私の出張や彼の帰省で会うたびに
取材中のできごとや記事のウラ話などの話を聞いたものだったが、
今はすっかり偉くなってしまって、
会っても仕事の話はそんなにしなくなってしまった。

彼の仕事とは割に遠くない業界にいる関係で
私の会社の製品を時々彼あてに送ることがある。
まぁ「こんなの作ったから見てよ」程度の軽い気持ちなのだが
今回送った後、彼もお返しと思ったのか
週刊雑誌連載で評判になり、単行本も人気のマンガを送ってきた。
それが写真の「とりぱん」。

実はこの本、northendさんのブログでタイトルだけは知っていた。
どうやら盛岡の、
それもnorthendさんのご自宅の近所に作者はお住まいで、
自分の家の庭に置いた餌台に集まる野鳥のことや
自分の普段の生活、周囲の出来事などをマンガにしている。
当人は身分を隠して生活しているらしく
northendさんもどこの誰かまではわからないらしい。

読んでいると、私の次男のアパートのすぐそばにあるT松の池や
岩T山(笑)、盛岡と秋田を結ぶ国道46号線が次々に出てくる。
岩手の自然や鳥達の観察日記風の4コママンガがとても面白い。
何と言っても絵やストーリーのユルユル感がたまらない。
まるでこの土地の時間のスピードみたい。
同じ場所の空気を吸っているからわかる風の肌触りや
仰ぎ見る空の高さなどが絵から伝わり、親近感を覚えつつ
その可笑しさにニヤリとしながら4巻を一気に読み終えた。
私の後は母ちゃんや、会社の人達が・・・(笑)
どうやら5、6巻も出ているようなので続きを買おうと思っている。

さてこの本、「第○羽(話)」みたいなシリーズの最後
(連載1回あたりの最後かな?)には
作者が季節を感じたり、夜空を仰いだりする
印象的なシーンが1ページいっぱいに描かれている。
そこに書かれた一言ひとことが妙に心に沁みるのだ。
一番心に残っているのは
~コワい話に「とって食われる」という言葉を最近見ない。
 「とって食う」ことばかり考えて
 「とって食われる」ことを考えなくなったモノは
 いつか誰かに退治されてしまう気がする~
というもの。
自然や神への「恐れ」や「畏れ」を忘れたニンゲンは
傍若無人に踏み込んではいけない領域にまで足を踏み入れ
あまつさえそれらの破壊を始めている。
そのホコ先はいつか自分たち自身に向けられるよ・・・と
都会に住むワンゲル出身の親友に教えられた気がした。

「とりぱん」HPはココ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ことばの加齢変化

2008-11-28 | 風屋日記
朝日新聞日曜版beの連載コラム「のぞきまど」。
ここ1ヶ月ほど「ことばの加齢変化」というテーマで書かれている。
書いているのは国立国語研究所や姫路獨協大の国語学の先生方。
これがとても面白い。

日本人はその土地土地で年齢により言葉を使い分けるという。
確かにここいらでも、地域のおじさん方と話していて
「あぁ私はまだまだ土地になじんでいない(or 青い)なぁ」
と感じることがあるが、それは使う言葉の違いだろう。
例えばうちの母ちゃんのことを
地域のひとり前の(って言い方も変だけど ^^;)のおじさん達のように
「オラ家(え)の嬶(かが)」とはなかなか言えない。
朝のモグの散歩時、すれ違う人達から「寒なハ」と言われても
「ンだなハ」と返せず「そうですね」と言ってしまう。
齢50手前にしてこれだ。まだまだだなぁ(^^;

ところでこのコラムの中で、
それなりの年齢を重ねた人が使うようになる言葉の例として
「そうですなぁ(そうですね)」・・・関東
「そうですやん(そうやん)」・・・関西
「そうかしら(そうやろか)」・・・関西
などが挙げられていた。
関西の言葉のヒ゛ミョーなニュアンスはよくわからへんけど(笑)
「そうですなぁ」は確かによくわかる。
加えて、私がいつも感じているもうひとつの表現がある。

東京に行って電車の中で人々が話している言葉を聞き、
特に年配の女性がよく使う表現が気になっていた。
以下は先日の上京時に京王線の中での年配の女性同士の会話
「アナタここ空いてるから座った方がいいわよ」
「ダメよ。座っておしゃべりしてるうちに乗り越しちゃうわよ」
「アラそんなのお互い様だから気になんかしやしないわよ(笑)」
この「~わよ」という表現が首都圏の年配の女性独特だと感じるのだ。
他にも「アナタ(アンタ)」「しやしない」などもそうだが、
普通は一般的(全国的)な女性の言い方に見えるこの表現、
実は他の地域であまり聞くことがないんじゃないかと思わない?
首都圏というよりも関東地方なのかな?
少なくとも若い女性が使っているのを聞いたことはない。

「年配の」と書いたが、私はこの表現(言い方)が嫌いじゃない。
小さい頃、家族で東京に遊びに行くと
在京の親戚のおばちゃん達がこぞってこんな言い方をしながら
優し過ぎるほど優しく、明るく、いい意味でのお節介(笑)で
私たち子どもの相手をせっせとしてくれた。
世話好きな彼女達の人の良さや飾らない人柄や包容力が感じられ
私はこの表現を聞くと包まれているような心地よささえ感じる。

果たしてこれらの言い方は加齢によるものなのだろうか?
それともその年代特有のものなのだろうか?
年代だとしたら10年後、20年後にはなくなってしまうのか?
なくなって欲しくはないなぁ。
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怒り

2008-11-27 | 風屋日記
 67歳、68歳になって同窓会に行くと、
 よぼよぼしている、医者にやたらにかかっている者がいる。
 彼らは、学生時代はとても元気だったが、
 今になるとこちらの方がはるかに医療費がかかってない。
 それは毎朝歩いたり何かしているからである。
 私の方が税金は払っている。
 たらたら飲んで、食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ。
 だから、努力して健康を保った人には何かしてくれるとか、
 そういうインセンティブがないといけない。
 予防するとごそっと減る。
 病院をやっているから言うわけではないが、よく院長が言うのは、
 「今日ここに来ている患者は 600人ぐらい座っていると思うが、
  この人たちはここに来るのにタクシーで来ている。
  あの人はどこどこに住んでいる」と。
 みんな知っているわけである。
 あの人は、ここまで歩いて来られるはずである。
 歩いてくれたら、2週間したら病院に来る必要はないというわけである。
 その話は、最初に医療に関して不思議に思ったことであった。
 それからかれこれ 30年ぐらい経つが、同じ疑問が残ったままなので、
 何かまじめにやっている者は、
 その分だけ医療費が少なくて済んでいることは確かだが、
 何かやる気にさせる方法がないだろうかと思う。

11/20の経済財政諮問会議における麻生首相の発言である。
「毎朝歩いたり何かしている」人は病気にかからないというのだろうか。
国指定の難病にかかって7年前に8歳で亡くなった姪や
戦時中の若い頃にかかった結核のために
晩年は10年間も病院に出たり入ったりした挙げ句
16年前に亡くなった親父は「まじめにやって」なかったのか?
あまりにひどい言葉で声も出ない。
毎日高級ホテルのレストランやバーに出入りしていれば
きっと医療費をかけずにさぞかし健康でいられるのだろうな。

それよりもっとショックなのは、
この発言に対する某巨大掲示板への書き込みの大勢。
「マスコミが問題にすることじゃない。どこからどう見ても正論」
「病気のほとんどは不摂生なんだろ? 当たり前の発言じゃないか」
「みんなが健康になると長生きが増えて、逆に医療費が増える。
 金のかかる年代には適度に死んでもらった方がいいのに余計なことを言った」
これがこの首相を支えているといわれる層の発言。

「選挙より緊急経済対策を」
「中小企業の年末資金調達に支障が出ないような対策を」
と声高に叫んでいた人が「第二次補正予算は年明けに」だそうだ。
その対策だって「金さえ撒きゃ票になる」式の人を小馬鹿にした政策。
こんな人間しか首相にできないほど与党の人材が枯渇しているなら
さっさと選挙をやっちまった方がいい。
それがこの方々の大好きな「美しい日本」のためになる。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芋蔓会説明資料を受けて

2008-11-26 | 風屋日記
今日は別の話題を用意していた。
もう既に記事もある程度できていて、資料も用意してある。
(それほど大層な話題じゃいけど ^^;)
でも平舘さんにこんな記事を書かれたら、
私もそれを受けなきゃいけないじゃないか(笑)

芋蔓とは本当によく名付けたと関心する。
地中に長く延び、いくつも枝分かれする芋蔓。
全く知らない同士が何らかのつながりで会ったはずなのに
土に隠れて見えなかった別のつながりを発見して
様々な縁があったことを再認識・・・というのが
白堊スポーツを中心とした芋蔓会の正体だ。
こっちで知り合った人が実は既にあっちでつながりがあった。
別々に知り合ったあの人とこの人同士が
実はその人たち同士で強いつながりがあったなど、
こりゃ確かに面白い。

しかも各々の方がそれぞれの立ち位置で異彩を放っている。
自らが異彩を放っていなくても(例えばワタシ ^^;)
異彩を放つ知人を知っていて、それがまた繋がる。
私は芋じゃなくてもいい。
ただの蔓としてコーディネーター役がうってつけかも。
私なんかが芋にならなくても
影山さんや平舘さん、shishiさん、hirafujiさん、tamakiさんなど
大きな芋(笑)がたくさん蔓の中程についているではないか。
sawamura監督もそうだし、
平舘さんの今回の記事には名前は無いけれど
中村さん、佐藤さん、ラッキーの店主さん
そして忘れちゃいけない私の大学の先輩O監督などもまた
(中村さんは文字通り 笑)大きな芋だ。

この前は新たにPちゃんご夫妻やよしぞうさん、
おこりんぼ母ちゃんさんなども次々に掘り出されてきた(笑)
Pちゃんご夫妻などは平舘さんつながりとは別に
私の会社の上での親しいつながりなどもわかって更にびっくり。
世間が狭いのか、盛岡が狭いのかわからないが(^^;
今後何をやるにしても、誰かしらが何かできそうで、
これだけつながりができると何でもできそうな気がする。

人はひとりで何でもできる必要は無い。
(影山さんのように何でもできる人もいるけど)
自分はできなくても、できる人を知っているというだけで
それは自分にとって大きな力になるはず。
私自身は何の役にも立たないけれど
何だか自分まで何でもできる気がするのも
芋蔓会があってこそのことだと・・・ちゃんと自覚してます(^^;
皆さんを見習って日々勉強(笑)

平舘さんの記事はちゃんとプリントアウトした。
今晩母ちゃんに見せる予定。
あ、もといっ!!
桜雲台さんが奥様に見せるのだそうです(^^;
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リーグ最終戦

2008-11-25 | 風屋日記
    1Q 2Q 3Q 4Q 合計
学芸大  0  7  7  7 21
東海大 14  0  0 21 35

いい試合だった。
結果的に敗戦だったものの
勝っても負けても7位は変わらない。
内容的には手応えを感じることができたろう。
徐々にではあるが1部の試合になってきた。
せっかく少しずつ進化しているSNAILS。
ここでまた2部に後退するのはもったいない。
13日の入替戦に勝利し
もう一度1部への挑戦権を得て欲しい。

試合後行われた、現役、スタッフ、OBOG、保護者合同の
リーグ戦打ち上げの中でOBのひとりが言っていたが、
次の試合は入替戦ではなく「1部決定戦」。
ポジティブに、楽しみながら自分達の力を最大限発揮しよう。
観戦に行くかどうか迷っていた私だったが、
選手達やOBOGの方々の熱意に背中を押されるように
昨日夜行バスのチケットの予約をしてきた(^^;

決戦は12月13日(次男の誕生日 笑)13:45キックオフ。
場所は調布のアミノバイタルフィールドにて。
対戦相手は昨年1部から2部に落ち、
1年間捲土重来の時を待ちこがれていた横浜国立大マスティフス。

※関東学生アメリカンフットボール連盟の仕組みは
 1部と2部それぞれがA・Bブロックでのリーグ戦を行い、
 各々1部の8位が2部の1位と、1部の7位が2部の2位と入替戦を行う。
 今年度1部Aブロック8位の一橋大は2部Aプロック優勝の神奈川大と
 そして1部7位の学芸大は2部2位の横国との対戦となる。

※写真は東海大戦の試合前、選手全員で校歌を熱唱のシーン。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南部の国の冬景色

2008-11-24 | 風屋日記
実家の金魚。
茶室の外にあるモミジに囲まれた池は
茶室ができる前、私が小さい頃からある。
金魚たちも何代かにわたって住み着き、
人が近寄るだけでそばに寄ってくる。
今日の水面は
裸になった木々と冬空を映す。

昨夜NHK-hiで映画「壬生義士伝」を見た。
公開当時に映画館で見た以来。
故郷南部の国を思う主人公の吉村貫一郎を演じる
中井貴一さんの熱演に改めて涙した。

南部の国の厳しい冬はこれから本番。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新穀感謝祭

2008-11-23 | 風屋日記
いわゆる新嘗祭。
山の神に収穫を感謝する日だ。
ちなみに勤労感謝の日は
古くは新嘗祭(宮中では神嘗祭)だった。

今朝7時に夜行バスで花巻に着き
朝食を食べてひとっ風呂。
身を清めた後に着物と袴を着け神社へ。
今日は感謝祭の式と権現舞の奉納だけだ。
終わったら直会はパスして
家に帰ってちょっと寝よーっと(^_^;
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

都会の朝

2008-11-22 | 風屋日記
6時に池袋着。
少々寒いが空気が澄んでいて気持ちいい。
まだほの暗い繁華街は昨夜の残滓が残っていて
何だか退廃的な気分になるので場所を変える。
また例によって出身大学のある私鉄沿線。
新聞を持ってマックにしけこんでいる。

さっき新聞を買うためにコンビニを探して
駅前商店街をぶらぶらしたのだが
改めてここはいい街だね。
学生時代になぜここいらに住まなかったのか、
この辺のアパートに住んでいたら
もっと違った時間を過ごすことができた気がして
30年前の自分の選択をちょっと後悔。

これから試合のある調布に向う。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オジサンのメルヘン

2008-11-21 | 風屋日記
「なぎさの媚薬6~天使の階段」
  重松清 著 小学館文庫

男はここまで優しくなれる。
カッコなんてよくない。
みっともなく泣き、悩み、のたうち、頭を抱え、戸惑いながら
それでもこれほど優しい気持ちを持つことができる。
それだけでも胸がいっぱいになってしまった。
相変わらず「男(というよりオジサン)のメルヘン」なんだけどね。

以前ココに書いた「なぎさの媚薬1」から始まったシリーズ6作目。
これまでのシリーズとは全く違う雰囲気のストーリーとなった。
何しろなぎさ自身はほんのちょっとしか出て来ない。
それでもその存在感はストーリー全体の裏側を覆っている。
この作品におけるなぎさを表現するために
これまでの5作があったんじゃないかと思うほどだ。
この本を読む時点でたいがいのオジサン達はなぎさが何をするのか
主人公よりも熟知しているので(笑)
それを踏まえて本書は進んでいるような気がする。

もちろん、相変わらずなぎさは優しい。
全身で悩める男を包み、過去へと誘ってくれる。
でも本作のなぎさはこれまでの「誰かを救う」ためではなく
主人公自身を救うためにその「媚薬」を使うことになる。
いずれ誰しも迎えるであろう死。
人々はそれを自分にどう納得させ、受け入れていくのか。
映画となった「その日の前に」に通じるテーマが
この作品の底流にも流れている気がする。
私自身の死は・・・
本作中に出てくる篠沢さんの終焉の迎え方を羨ましいと思った。
昨夜のドラマ「風のガーデン」にも出てきていた
ターミナルケアのあり方にも繋がるテーマになっているのだ。

ところで著者自身が「官能小説」と言っているにもかわらず
読後ムラムラするよりも泣けてくるのはなぜ?(^^;
それって「官能小説」としては失格なんじゃないの?(笑)

なぎさの媚薬シリーズの中で今のところオジサン方にお薦めなのは
シリーズ1となった「海の見えるホテル」と本作。
前者は青春時代を思い出して胸キュン間違いなし(笑)
後者は自分のこれからの人生後半期と死の迎え方を考えさせられる。
ところでこのシリーズ、
女性の方々がもし読んだらどのような感想を持つだろうか。
「男にとって都合のいいことばかりで非現実的っ!!」かな?(笑)
はいはい、その通り。なにせメルヘンなので(^^;

    ◇      ◇      ◇

さて、また今晩の深夜バスで上京。
もちろんアメフト観戦&応援だ。
スネイルズのリーグ最終戦vs東海大・・・とはいえ、
入替戦に回ることが決まってしまったから実はもう1試合ある。
12/13の入替戦も見に行くかどうか、現在検討中(^^;
相手は横浜国立大。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪だけど・・・

2008-11-20 | 風屋日記
08雪1

08雪2

08雪3

まだまだ木々や枝にくっつく雪。
こんなクリスマスのような景色は岩手では冬のはじめの雪だ。
本格的な冬の雪はサラサラしていて木々や枝、電線にはくっつかない。
何しろ雪玉すら作れないのが岩手のアスピリンスノーなのだ。
朝もまだ-4度程度。日中も3度まで上がる予定。

母ちゃんから聞いた昨日の幼稚園での4歳児との会話。
「あのねー、テレビであしたゆきふるっていってたよ」
「あら、ホント~!?」
「うん。ゆきがふったらタンサさんくるんだよね」
「タンサ??? あぁ・・・(サンタね ^^;)」
かわいいなぁ(^_^)
きっとお母さんから言われたのは「雪が降ったらサンタが来る」じゃなく
「サンタは雪が降らないと来ない」だと思うんだけど、
きっと頭の中で表現を変換しちゃったんだね(笑)



手がかじかんだためブレブレの写真で失礼します(^^;
写真を撮ったときはまだこの程度の雪だったけど、
10分ほど経ってから本格的な降りになり
家を出る時にはもう道路は圧雪状態になっていました。
盛岡でも8時に会社についた途端の降りで周囲は真っ白。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

主人公の条件

2008-11-19 | 風屋日記
先週、仕事の関係で脚本家のジェームズ三木さんの講演を聞く機会があった。
正直言って出席したのは仕事のためでほとんど期待はしていなかった。
というより、何年か前のスキャンダルのイメージが強くて
腰が引けたまま参加したというのが本当のところかもしれない。
人間、イメージだけで判断してはいけない。
とても良い話で、最初から最後まで我が意を得たり!!と
思わず膝を打つという内容だった。

まずは「相手に物事を伝えるときは相手の身になるべし」との話。
話し言葉では相手に25%しか言いたいことが伝わらず
書いたものでも50%しか伝わらないのだとか。
それはほとんどの場合表現に問題があるのだという。
「相手の立場でもう一度見直すことが必要です」との話。
例えば、日本は長い歴史の中でアジアの他国に占領されたことがない。
一方で朝鮮半島や台湾、あるいは中国の一部を占領し、
あちらこちらたくさんの国の領土を戦場にしてきた。
「『なぜ日本だけが各国から責められるのか』という論調を見かけるが
 相手の国にしてみれば一方的に蹂躙されたのだから当たり前。
 私はことさら北朝鮮の肩を持つつもりは毛頭ないが
 北朝鮮や韓国、中国の立場に立って客観的に日本を省みないと外交なんて無理」
というのが三木さんの論旨だった。その通り!!
「病院に行った時、受付のところに張り紙があり
 『お小水はこちらへ』と書いてあるのを見てびっくりした(笑)
 これも読む人の立場に立って書いていない。
 『お小水のカップはこちらに』と書くだけで理解してもらいやすくなる」
には「なるほど」と思いつつも大爆笑。

当日の三木さんのメインテーマは「主人公の条件」というもの。
ドラマや映画に登場する主人公の人物像には一定の条件があるというのだ。
ひとつは「トラブル解決能力」、もうひとつは「人生を持っていること」。

人間が社会の中で生きていくというのはトラブルだらけ。
人間関係も、勉強も、仕事も大きなトラブルだ。
そして人は成長していく中でそれらのトラブルを解決していく経験を通し
徐々に解決方法を身につけて大人になっていくという。
ところが今の親達はその貴重な経験を子どもから取り上げている。
親が友人を選び、自分で勉強方法を身につける前に塾で受動的な勉強をさせ、
学校で自らクリアしていかなければならない困難な状況には
親が学校に怒鳴り込んで(あるいは直接教委に訴えて)解決してしまう。
トラブルをどれだけたくさん解決したかがその人の価値となるはずなのに
ほとんど解決経験がないまま年齢だけ重ねている若者のなんと多いことか。
将来の日本を考える時、高齢化社会以上の大問題だ・・・とのこと。
まして「偏差値」なーんていう、たったひとつのトラブル解決能力の
しかも一部分だけを取り上げて人間を評価するなどナンセンス。
どうせ評価するなら解決したトラブルの数を評価すべきだという。

そして人が生きていく上で「人生を持つ」ことも重要と言っていた。
目の前、足下の「生活」ではなく、広く、高い視野の「人生」。
例えば「たくさん金を儲けたい」というのは単なる生活でしかない。
金を儲けて何をするか・・・というのが人生。
ところが今は金儲けそのものが目的となってしまっているところが問題。
そうなると人は歩むべき方向性を見失ってしまう・・・とのこと。

どちらについても私も全く同意見。
私がこれまで書いてきた「哲学」を三木さんは「人生」と表現した。
三木さんの話を聞いて勇気ももらった。
「平和憲法なんてのは理想主義。他国から攻め込まれたらどうするのだ?」
という声が多数派を占めてきつつあるこの時代、
攻められて反撃した後の我々はどうすべきかがそこには語られていない。
可能性レベルの対処方法という「生活」を語るのではなく
カントのように堂々と「地球上からあらゆる戦争を無くしたい」と
人生(哲学)を持っていてもいいのだな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャッチコピー、見出し

2008-11-18 | 風屋日記
見るともなくついていたTVから
「麻生 自己中」という声が聞こえ、驚いて画面を見た。
正しくは「麻生 実行中」だったのね(^^;
でも声だけ聞くとどうも「ジコチュウ」にしか聞こえない(笑)
まさか担当した広告代理店がそこまで皮肉を込めた訳でもあるまいが
案外うまい表現だな・・・と笑ってしまった。

今朝の朝日新聞に載っていた雑誌広告の大見出しが
「漢字も空気も読めないKY総理」
これも大ウケしてしまった(笑)
なるほど「漢字」も「K」だわな。うまいっ!!

それにしてもキャッチコピーや見出しの作り方は奥が深いね。
いい表現と皮肉まじりの表現が紙一重。
うまいこと別な意図も滑り込ませることもできる。
ビジュアルなものもだけど、言葉の表現っておもしろいなぁ。
大学時代の文章表現演習では
こんな表現の仕方を教わってはいないけど、
やっぱり天性のものがないとできないのかなぁ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

募集

2008-11-17 | 風屋日記
♪ひばりさんが話題にしていた植物。
そう、あの服にくっついてくるヤツね。
子どもの頃は友達とぶつけっこしてよく遊んだっけ。
いくつか種類があるけれど、
当地では総じて「バガ」と呼ぶ。
「バカ」ではない。「バガ」と訛る(笑)

息子達が母ちゃんが勤める幼稚園に通っていた頃、
母ちゃんは自分が担任する組の子たちを担当するため
運動会も遠足も私がうちの息子達といつでも一緒だった。
長男が年長さんのときの秋の遠足の時のこと。
私が長男と仲良しの男の子達に「バガ」の存在を教え、
歩きながらみんなでワイワイぶつけ合っていた。
すぐそばをを歩いていた、
隣の組の担任は私の小学校~高校の幼なじみで同級生。
(母ちゃんとも同い年同士仲がいい)
「あ、楽しそう。昔良くそうやって遊んだよねぇ。
 お父さんが一緒だとそういう遊びを教えてもらえていいなぁ」
と彼女もニコニコ。見ているお母さん方もニコニコ。
「私もうちの組の子達に教えようかな。
 その草、なんて名前だっけ?」と聞かれた私は得意げに
「バガ!!」と一言。
彼女は一瞬キッと睨み、私にだけ聞こえる小さな声で
「そんな名前教えられるワケないでしょっ。正式名称よっ!!」
「知らねー」とワタシ(笑)
彼女は名前を聞くべく、
かなり前を歩く他の先生のところへ行ったのだった。
あとで「アメリカセンダ草」という名前を教えられたけど
初めて聞いたな、そんな名(^^;

・・・ということで、
ココをご覧の皆様がお住まいの地では何と呼んでいるか募集中(^_^)
各地で面白い呼び名がありそうです。
ちなみに♪ひばりさんの愛媛県では「ぬすっと」だそうです。
コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

表千家

2008-11-16 | 風屋日記
お袋の流派。
教員退職後に始めたお茶の世界だが、
何せ凝り性のお袋のこと。
数年前には師範の免状をもらったとのこと。
(正式には何と言う免状かわからないが)
食うために免状を取ったわけではないので、
今は、お茶とともに力を入れている
英会話教室仲間で海外に滞在予定の若い人達に
外国で困らないための日本文化の体験に
短い期間お茶を教えたりしているようだ。
まともなお弟子さんは私の妹夫婦のみ(笑)
私?…時間的にも無理だなぁ(^_^;

私が大学を出て帰ってきたら
いつの間にか私の部屋が茶室になってた。
私もそんだけのギセイを払ってるから(笑)
まぁせいぜい有効に活用して欲しいな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする