風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

9月も終わり

2018-09-30 | 生活の風景


夏が終わると季節は駆け足。
9月もあっという間に終わりだ。
北国では10月にはもう冬支度が始まる。
鮭の遡上も、紅葉の時期も間近。
11月に入るとタイヤ交換も必要だ。
もういつ雪が降ってもおかしくない季節なので。

仕事を考えると気ばかり焦る。
この歳になると、走りながら考えるのはしんどいし(^^;
なにより私の性格上慌てると碌なことがないから
少し落ち着いて考える時間を持とう。

ちゃんと周囲に視線を配り見渡せているか?
俯瞰で物事を考えられているか?
足元ばかりじゃなく
少し先を見ることができているか?
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自我

2018-09-29 | 風屋日記
若かった頃を思い出す時
楽しかった高校時代(卒業したくなかったぐらい)や
苦悩とともに必死で生きた、思い出深い大学時代と比べ
中学時代は苦い思いばかりのつまらない3年間だった。
今この年齢で振り返ってみると
乾いた大地に水が染み込むようにインプットに徹した高校時代、
多少の痛みを伴いながら、さらにスケールの大きいインプットと同時に
どうやってアウトプットしようか
苦闘した大学時代と位置づけることができる。

中学時代は恐らく、自我の芽生えとともに
全体主義的な、大勢に迎合するような、
みんなと同じ方向を向かなければいけない雰囲気に違和感を持ち
それでいてひとり我が道を行く勇気もなく
中途半端なままで、来るべきインプットする日のための
器作りをしていた気がする。
高校時代は、自分は自分でいられたが、
中学時代の自分はある意味自分じゃなかった。
もっと言うと
迎合していたクラスメイトたちから見えた自分は演じた自分、
家に帰ってからの自分は家族から良く見える自分、
ひとりで本を読んでいた時の自分だけが本当の自分。
それでも学校や家庭での自分に嫌気がさし
「自分」というものを模索していた迷える自分だった。

中学で迷い、迷走し、高校で自分を取り戻し
大学時代に殻からの脱皮でもがき、
就職と結婚によってようやくひとりの人間として
歩み出せた気がするのだ。

先日の朝ドラのセリフが耳に残り
ふとそんなことを考えていた。
「友達は作るものじゃない。できるものだ」
だから周囲に迎合できず悩んでいる中学生たちに言いたい。
いまはまだ雌伏の時。
本当の自分を実感する時がきっと来る。
だからその時まで、見聞きし、読み、考えながら
じっと心の栄養を蓄えておこう。
インプットの時までに、自分の器を深く大きくしておこう。
それが自分を獲得した時に間違いなく生きてくる。
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夜のとしょかん、第14夜。

2018-09-28 | 読書


ひとことで言って、楽しかった。
今回はヴィーガンパイのはちすずめ菓子店主である
店阿部静さんがメインゲストながら
パイやリノベーションによる菓子店開店の話というよりも
図書館のイベントだけに、本の話が中心。
直前に進行役を仰せつかっていささか慌てたけれど(^^;
せっかくの機会なので静さんのレシピ本を例に
本作り、出版について、裏話も含めていろいろ話を引き出した。
この本に関わることについては
静さんも、デザインを担当した菜摘さんも気心知れているので
話を振ると、ちゃんと期待通りの話をしてくれる。
そういう意味でも楽しい時間だったし
聴講された方や図書館職員の方々が
「面白い話が聞けた」と言ってくださったのも嬉しかった。

まぁ45分という時間の中ではほぼ充実したトークになったかな。
本作りについて、出版については
まだまだたくさん話したいこともあったけれど
今回の趣旨を鑑みればこれでOK。
またの機会ということで(^_-)
とにかく、出版業界のためにも、
本の魅力を再確認してくれる方々が
少しでも増えるお手伝いをすることができればと思うのだ。
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今日です

2018-09-27 | 読書


オガールにある紫波町図書館でのイベント。
本の裏側に興味ある方々はぜひ参加してみてください。
トークの中心である美人さんたち2人に会いたい人も(笑)
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焼きプリン大福

2018-09-26 | 食べ物・お店


個人的に「花巻3大スイーツ」を規定している。
ひとつは、言うまでもなく
ご存知マルカンビル大食堂のソフトクリーム。
ふたつ目は花巻人のソウルフードである、
照井だんご屋さんのおちゃ餅。
そして最後のひとつが産直案山子の焼きプリン大福。
なんとふわふわの大福の中にプリンが入っている。
柔らかいものに、
もっと柔らかいプリンが入っているので、
お上品に食べられず、
これはもうかぶりつくしかない。
とても優しい味だ。
個人的には「カフェ味」が好きなんだけどね(^_-)

花巻空港そばの案山子と、
新花巻駅と宮沢賢治記念館の間にある
カフェレストラン「キャビン」さんで食べられる。
花巻へおいでの際には是非。
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夜の図書館

2018-09-25 | 読書


あえて読書カテゴリーで。
27日の夜、オガールにある紫波町図書館にて
こんなイベントがあります。
7月に「おいしいヴィーガン パイ&キッシュ」を出版した
はちすずめ菓子店の阿部静さんを中心に
本書に関わったスタッフによるトークショー。
全国発売された本を、
花巻のスタッフだけでいかにして作ったのか、
どんな想いが本書に込められていたのか、
製作過程における裏話も含めてのぶっちゃけトーク。
多少なりともご興味のある方、ご都合の良い方は
夜の図書館へ出かけてみてください。

秋の夜長はやっぱり本でしょ(^_-)
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「賢治さんとおさんぽする、秋」

2018-09-24 | 文化


昨日は午後からマルカンビル1階にてイベント。
「花巻てならいキッチン&ライブ
 賢治さんとおさんぽする、秋」
PAやら、ライブやらいろいろとお手伝いだった。

第1部は
兵庫県在住ながら年に何度も花巻を訪れていただいている
賢治研究家・料理研究家の中野由貴さんのトークと
それにまつわる料理をいただくもぐもぐタイム。



料理といっても
キッチン使用が限られていることと
参加人数がなかなか確定できなかったこともあり?
賢治さんも食べていたであろう花巻産の野菜や果物中心。
結構な人数の方が参加されていた。
中には林風舎の宮沢和樹さんも!!
好評だったみたい(^^)

第2部はフリーライブ。
このイベントを主催された「みのおてならい」の方のご主人と
そのお仲間によるビートルズカバーやオリジナル。
リゾネーターギターがいい感じの枯れた音を出していた。
ここまではPAも絶好調。

しかしその後の我々のステージになると
いやーハウるハウる(^^;
マイク4本(1本は三線用)にライン2本(ピアノとギター)で
狭いところに並んだ挙句、ちょいとライン系上げすぎたか?
特にピアノの低音がハウっていたなぁ。
目一杯チャンネル使ったことも悪影響になったのかも。

今回の反省は
・三線はマイク取りではなく、やっぱりピックアップ使えば良かった。
 三線用のマイクでキャノン使ったため、ギターはDI使わず直結。
 それも良くなかったかな?
・スピーカーはちゃんと前に出して、モニター使うべし
 ズボラしてモニター端折るべからず
・チャンネル使うときはちゃんと余裕持ったミキサーじゃなきゃダメだね
あと、前から思ってたけど、少し予算的に余裕できたら
もう少し出力大きいパワードスピーカーが必要だなぁ。

という反省点をメモっとこう(笑)
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9月23日

2018-09-23 | 生活の風景


本日はマルカンビル1階でこんなイベント。
ちょっとだけライブ演りマス。

そして今日は我々の32回目の結婚記念日。
長いこと一緒にいるなぁ。
これまであっという間だったような気もするけど
当時のこと思い出すとやっぱり昔だ(^^;
ついでに(笑)
今日は親父とお袋の59回目の結婚記念日でもある。
おめでとう。

で、今日は午前中撮影があり、
14時半からは上記のイベント参加。
特別なことは何もない(笑)
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カンタくんのぶどう

2018-09-22 | 生活の風景




東京からやってきて
地域おこし協力隊員を3年勤めあげ
期限後はぶどう農家になったカンタくんの初収穫。
贈答用のキャンベルの掛け紙とリーフレットは
花巻の売れっ子デザイナー菜摘ちゃん作だ。
なんか、とてもうれしい。

甘い新品種が最近はたくさん出てきているので
キャンベルを久しぶりに食べたけど
あっさりとした甘みがとても美味しい。
じんわりと胸に迫る嬉しさとともに味わった。
ごちそうさま。
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「新 神楽と出会う本」

2018-09-21 | 読書


神楽に関する学術書は古くから数多あるものの
一般向けに全国を網羅した神楽紹介本は実はそう無い。
神楽そのものに興味ある人はいろいろ見ているかもしれないが
実際に伝承している人たちは、実は他地域の神楽に触れる機会が
これまたあまり無いのかもしれない。
私のように伝統的生活慣習から興味ある人間はともかく
地域の神楽を伝承している神楽衆たちにとっては
自分たちの芸能の肥やしになる情報には興味あるだろうが
比較文化的アプローチや古典芸能、郷土芸能全般に対する興味は
もしかしたらそれほど無いのかもしれないからだ。
まして伝統的芸能は生活慣習とセットになっていることが多いので
単に芸能だけ見てもその本質が理解することは難しいから。

だからこそ、この著者のような第三者の目が大事だ。
特にこの方は元々がミュージシャン。
神楽における音楽(お囃子など)に注目した考察は
これまでに無いアプローチではなかろうか。
(舞の所作や衣装、道具などの研究書は数あれど)
使う楽器やリズムなどの関する記述も詳しいが
個人的には口唱語や神歌が取り上げられていることに興味を持った。
それこそ初めてじゃないの?
神歌は神楽の拍子を奏でる時に合わせる歌。
口唱語も太鼓や笛、舞などのリズムを口で覚えるものだ。
中でも神歌で歌われる意味についての考察は面白い。

そして何よりこの本の再々の特徴は
記述されている各地の神楽の動画がyoutubeにUPされていて
紹介ページの最後のQRコードによって実際見られること。
これは便利だ。
本作りに多少なりともタッチしている者としては
その裏側にある膨大な労力にも敬意を払いたい(^^;


「新 神楽と出会う本」三上敏視:著 アルテスパブリッシング
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神田の稲刈り

2018-09-20 | 文化


春に田植えをした、注連縄で囲った神田にて
この前の日曜日稲刈りが行われた。
残念ながら神楽メンバーの予定が合わず
権現舞奉納はできなかったけれど、
神事に続いて子ども達中心に
ベテランの大人のサポートで作業。
曇ってはいたけど雨にもあたらず済んだ。
秋の好日。

このもち米は元旦祭にお供えする餅となる。
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「賢治さんとおさんぽする、秋」

2018-09-19 | 文化


花巻まち散歩マガジンMachicocoの
コンセプトにもつながるこのイベントが
9/23にマルカンビル1階で開催される。
主催されるのは大阪の「みのおてならい」さんで、
文化庁「市民から文化力プロジェクト」の参加事業とのこと。
花巻の中からばかりじゃなく
こうやって遠隔地からも花巻で文化的イベントを催してもらい
市民とのつながりができるのは関係人口構築にも良い。
ありがたい話として、私も多少お手伝いさせていただきます。
以下は「賢治さんのもぐもぐタイム」を担当される
「ゆきねこ」さんのブログより。

    ★    ★    ★    ★

花巻はおさんぽするのにいいところ
ちょっとレトロな町並みや 少し歩けば
森や林、川の流れや広い空、そうしてトマトやりんご、
お米に雑穀 チーズにワイン......
おいしいものも目の前の畑や田んぼ、果樹園に。
そんな花巻をふるさとにもつ宮沢賢治さん。
時代を超えてその作品世界に流れる
花巻の洒落たエッセンスとゆるゆるした明るい時間
第1 部は 賢治の作品世界から花巻の野菜や果物のある風景を探訪
ちょっぴりの試食つき
第2 部は 花巻人と関西人の音楽ライブ紡がれる音の世界は未知数なり
花巻× 賢治×音楽で おさんぽを楽しむプログラム
秋のひとときどなたもどうぞおでれんせ

と き 2018 年 9 月 23 日(日) 14:30 ~ 16:30

ところ マルカンビル 1f 岩手県花巻市上町6-2

参加費 第 1 部 1 ,000円 (税込) 第2部 無料
     ※第 1 部は事前申込が必要です。

プログラム
【第 1 部】 賢治さんのもぐもぐタイム 14:30 ~ 15:30
  賢治の作品世界から~花巻の野菜や果物のある風景を探訪 ちょっぴりの試食つき~
  案内人:中野由貴(なかのゆき)花巻と宮沢賢治ファンの料理研究家
宮沢賢治作品に登場する野菜畑や、自身と野菜のエピソードを紹介しながら、
現在の花巻の野菜や果物のある風景を探ります。
おはなしのあとは花巻食材でもぐもぐタイム。
今回は花巻のトマト、りんご、雑穀、チーズ、白金豚(加工品)を味わいます。
(小さな試食です。都合により食材は変更になることがあります。ご了承ください)。

【第 2 部】 でくのぼうライブ 15:30 ~ 16:30
  花巻人と関西人の音楽ライブ~紡がれる音の世界は未知数なり~
  出 演  風音(かぜおと)/戌丑(いぬうし)

主 催 みのおてならい
    ★お申込はこちら → みのおてならいHP


※この催しは文化庁「市民から文化力プロジェクト」の参加事業として認定されました。
  
花巻市のHPにも掲載いただいています。ありがとうございます
  
・・・  ・・・  ・・・  ・・・  ・・・

主催の「みのおてならい」さんは初の国内おでかけ講座。
箕面(みのお)では
2016年に「賢治さんとお茶っこ体験」講座を開催させていただきました。

事務局のみなさんとこうして岩手で一緒に集えるのも、
思い返せば、しあわせの学校で2010年に盛岡で賢治さん講座がご縁でした。

そののち、しあわせの学校の2013年「もっとずっときっと祭
などでもご一緒し、以来、ほぼ隔年に花巻で再会をしてきましたが、
今回、こうして花巻×関西で集まれることがとてもうれしいです。

風音さんは、いつも花巻でお世話になっているマチココ編集長率いるグループ。
戌丑さんの「戌」さんは、初花巻と伺っています。

もぐもぐタイムは準備の都合、事前の申し込みをお願いします。
ライブは無料です。
ぜひ秋の花巻におでれんせ(おこしください)!
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2018-09-18 | 生活の風景




あきは来ぬ 秋は来ぬ
一葉は花は露ありて
風の来て弾く琴の音に
青き葡萄はむらさきの
自然の酒とかはりけり

秋は来ぬ あきはきぬ
おくれさき立つ秋草も
みな夕霜のおきところ
笑ひの酒を悲みの
盃にこそつぐへけれ

秋は来ぬ あきはきぬ
草木も紅葉するものを
たれかは秋に酔はさらむ
智慧ありかほのさみしさに
君笛を吹けわれは歌はむ

(島崎藤村「若菜集」より)
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蕎麦畑

2018-09-17 | 生活の風景




今、蕎麦の花が満開。
まもなく収穫の時を迎える。
折しも黄金いろの田んぼでも稲刈りの季節。



秋空にトンボが舞う。
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お神楽ビデオジョッキー

2018-09-16 | 神楽・芸能


「神楽と出会う本」著者で、
音楽家/神楽・伝承音楽研究家の三上敏視氏が来花。
各地の神楽など伝統芸能映像を見ながら
参加者とワイワイ飲む会が明日計画されています。
めったにない機会。

参加希望の方はこちらへ参加表明願います→facebookイベント
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