風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

明日から11月

2008-10-31 | 風屋日記
この秋初めて
この前の日曜には初ストーブ、昨日は出勤時の初コート。
そして今朝は初霜に初白鳥の声。
昨日の最低気温は3度を割り、今朝は0度近かったのかな?

昨日は晩秋から初冬にかけての気候により
気持ちが滅入ってくることを書いたけど
私的には季節がここまで来ればもう気持ちが切り替わる。
ストーブやダウンジャケットの用意もできて
さぁ来い(笑)
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比較文化

2008-10-30 | 風屋日記
ここ数日、ブログ仲間の方々のエントリーに訃報が相次いだ。
rinrinさんimuimuさんmiredoさん
それぞれ割に近しい方々のご不幸だったようだ。
そういう季節なのだろうか。

たぶん今回相次いだ訃報は違うと思うが、
青森、秋田、岩手の北東北3県は自死が多いことで知られる。
経済的に厳しい地方であることも影響しているとは思うが、
(統計などはないけれど)実はこの季節に多いのではなかろうか。
というのも、秋が深まり徐々に寒さがやってきて
間もなく雪に閉ざされるこの季節は
こんな私でも何となく気持ちが滅入りがちになるからだ。
雪が降ってしまえば気持ちは切り替わるのだけれど
「間もなくですねー」と挨拶を交わし合う微妙な季節。
畑や田んぼは寂しい姿となり、木々は徐々に衣を脱ぎ捨てる。
数日おきに冷たい雨が降り、
そのたびに山々の白い帽子はだんだん下へ降りてくる。
とにかくストーブなしでは過ごせない真冬と違い、
家の中でもストーブはギリギリまでつけない。
寒さで段々体は縮こまり、意識は内へ内へと籠っていく。
この気持ちは北東北独特のものなのだろうか。
他の地域ではこの季節、どのような意識で過ごすのだろう。

ところで花巻地方で人が亡くなると
まず通夜(というかお逮夜あるいはお念仏というが)があり、
だいたい3日後に近親者だけで火葬に付し、
葬儀は5日目ぐらいを目安に暦を見て決めるという段取りとなる。
お念仏とは檀家となっている寺の念仏講の方々が先導役となり
大きな数珠をみんなで回しながらお経を唱えたりご詠歌を歌う会。
近隣の人達が参列者の中心だったりすることが多いイベントだ。
盛岡でも同じ順番ながら、お念仏はあまりないらしい。
そして参列者は火葬か葬儀かどちらかに出れば良いこととされる。
だから火葬でも受付を出すし、たくさんの人が参列する。
高々40kmぐらいしか離れていない花巻と盛岡ですら
少しずつ慣習や火葬・葬儀の扱いや礼儀が違うのだから
全国的なフューネラルイベントはどれだけ違うのだろうか。

東京辺りでは告別式を行い、
終了後に近親者だけで火葬に向かうやり方が一般的なのかな?
当地で先に火葬を済ませるのは、
葬儀までの間にしなければならないことがたくさんあり、
日数がかかるから遺体がもたないためだろうとは私の勝手な想像だが
それじゃもっと南の地方ではどうなんだろうとの興味もある。
こういう生活習慣の違いを調べるのは立派な比較文化学。
他国、多民族も含め、その違いを知り、理由を調べてみたいものだ。

当地のやり方についていいなと思ったのは
親族や家族が火葬によって気持ちの整理をつけることができ
葬儀は比較的静かに、しめやかに送ることができることだ。
特に喪主となると自分ひとりの悲しみに暮れているわけにはいかない。
少なくとも親父の時は先に火葬でよかったな。
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その日の前に

2008-10-29 | 風屋日記
何らかの理由により(追い出されたり^^; 死別など)、
仮に私が一人暮らしになったら・・・と想像してみることがある。
花巻からの長距離通勤する必要がなくなるので
盛岡のマンションなぞ借り、夜帰宅後はジョギングなどしたりして
悠々自適の生活を妄想してみたりする。
ところで一昨日は母ちゃんが飲み会で夜不在だった。
次男を誘って晩メシを一緒に食べ、ひとりで暗い家に帰った。
風呂をいれて入り・・・あとは何もしない。
TVすらつける気にならず、パラパラと雑誌を眺め、
そろそろ寝ようかという頃に母ちゃんが帰ってきた。
一人暮らしの悠々自適なんてのは単なる妄想だと思ったよ。

TVを見ながら感想を言い合い、息子達からメールが来れば報告し、
今日の仕事で感じたことを話したり、聞いたり・・・
2人で暮らしているからこその会話や感情や考え方がある。
それがひとりになったら、たぶん感情も思考も半分以下になるだろう。
一緒にいる相手がいるからこそ気持ちが豊かになるのかなと
imuimuさんのエントリーを読みながらふと感じた。
味覚も、風景への感動も、季節の肌触りも
それを伝える相手がいるからより強く鮮明に感じられるんだよね。

話題の映画「その日の前に」の重松清さんの原作を読んだ時も
かなり真剣に想像してみたことだけど
それからも時々、私が死ぬときのことも少し考えてみる。
いつも切り替えの早い母ちゃんは私と違って案外平気かもしれない。
仕事もあるから経済的には何とかなると思う。
息子達は、少しは悲しんでもらえるかもしれないが
後悔しなくていいほどこれまで一緒にたくさん転げ回ってきた。
あとは自分たちの歩んでいくべき道をそれぞれ見つけ
前を向いてくれるだろう。
仕事はいちばん心配していない。
自分が心配するほど実は何も問題ないんじゃないかな。
それぞれみんなが考え、きちんと実行に移して
何事もなくやっていけるだろう。
できることなら、余命がわかるなら
最後の半年程は仕事を離れて自分の周囲へのお別れをしたいものだ。
ということで、私の死は周囲にそれほどの影響を与えないだろう。
寂しくはない。逆にそれを嬉しく思う。

ところで、事故かなにかで突然死ぬ場合を除き、
先の予想ができる場合はできるだけココでカミングアウトし、
お読みいただいている皆さんにお別れをしたいと思う。
ネット上のつきあいは、いくら親密でもあくまでデジタル。
ある日突然更新が止まってしまったとしても
いくら心配したところでその理由はわからないし、
それはとても寂しいものだ。
毎日のpvはせいぜい300ぐらいだけど、
これだけ長い間ブログを続けてきて
自分の死に際して、身辺整理の中で一番気を使うのは
もしかしたらココの締めくくりなのかもしれないな。
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標準家庭

2008-10-28 | 風屋日記
二ユースや新聞でおなじみの「標準家庭」。
国が何かしらの統計を取り、結果を発表する時によく使われる。
例えば・・・ということだとは思うのだが、
さて一般的に言われる「夫婦と子ども2人」という標準家庭、
(この場合専業主婦家庭で、子のうち1人は特定扶養)
一体日本にある総世帯の何%を占めているのだろうか?

手元にまったく何の資料もなくて申し訳ないが
少なくとも現在の出生率は1.5人を割っていたと思う。
ってことは2人以上の子がいる家庭ってのが方が少ないのかな?
また、これは私の周囲だけ見た印象ではあるけれど
仕事をしていない専業主婦はあまりいない。
正規、非正規を含め、何かしら仕事をしている人が多いのだ。
給与水準の高い大企業などの場合、
全国への転勤もあろうから
落ち着いて仕事ができないという例が多いかも知れないが
地方在住者は大抵中小企業や零細企業勤務者だったりするので
夫婦とも働かなければ食べていけないという事情もあるのだろう。

断っておくが、私は「妻は家庭にいるべき」なんてさらさら思わない。
人それぞれ、様々な理由で仕事をしたりしなかったりだろうし
それを無理に家庭に入ったり、働いたりしなくていいと思っている。
仕事をしている女性はいくつになってもステキだと思うしね。
個人的には若い頃から、仕事を続ける人と結婚し、
夜は2人でお互いの仕事の話をしながらお茶でも飲むってのが
将来の夢だったから、まぁ今の状況はその通りになれているかな。
私の同僚には
「妻は家庭のことを完璧にこなし、夫の着るものもすべて揃えるべき」
なーんて価値観のヤツもいて、彼の熱い主張には少々辟易してるけど(笑)
自分の着る物ぐらい自分で選んで買いたいな、私は。

話がそれた(笑)
要は、ここで言いたかったのは、
全世帯のマジョリティかどうかの根拠を示すことなく
簡単に「標準」なーんて言葉を使っていいのかなということ。
そんな表現を使われると、そうなくちゃいけない気になるよねぇ。
どうして個人ごとの例ではいけないのだろう。
「減税額は平均すると一人当たり○○円になります」でいいじゃん。
もしそれで漠然とし過ぎているというなら
就業者平均とか平均年収額で縛りをつけてもいい。
一般的でもない世帯像を例に挙げるよりはいいんじゃない?

「2007年調査では、15歳~34歳のフリーターは181万人。
 課税最低限の収入(所得税、夫婦・子2人で325万円)に満たない層も多い」
ってのは先日のとある日経の記事の一節。
標準家庭という括りそのものの根拠もはっきりしてないのに
フリーターの収入を標準家庭のモノサシに当てなくとも・・・(笑)
なんで個人の課税最低額をモノサシにしないんだろう。
個人になると・・・えーっとね(^^;
配偶者控除+(扶養控除×2)+特定扶養控除=1,390,000円だから
3,250,000 - 1,390,000=1,860,000円・・・かな?
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初ストーブ

2008-10-27 | 風屋日記
昨日は雨の日曜日。
月末ということもあって前日の土曜は仕事だったし
夜はちょいと飲み会があって帰宅が夜中だったこともあり、
心地よい雨音に背中を優しくトントン叩かれて
朝は遅くまで寝ていた。

さてぼちぼち寒い季節が到来ということで、
懸案だった次男坊のアパート用のストーブを買いに外出。
見つけた遠赤外線ストーブが割に安い金額だったので
自宅の台所用にもと2台購入した。

買い終えた時にはもうお昼が過ぎていたので
体を温めようと久しぶりのつばめ食堂へと急ぐ。
母ちゃんと行くのは9ヶ月ぶりかな。
写真は私の注文「辛いソーセージと秋野菜のクリームパスタ」。
程よくこってりしていて美味しかったよ。
母ちゃんは朝食が遅かったからと
これまたココアと木の実ケーキの軽いランチ。
この店のココアは甘すぎず、濃すぎず、
ちょうどいい美味しさでココア好きの母ちゃんもイチ押しだ。

帰って早速台所でストーブをつけてみた。
暖かい(*^_^*)
優しい暖かさに1度触れてしまうともう離れられない。
・・・ということで、
夜はとうとう居間のFFファンヒータも稼働開始(笑)
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かっぱり

2008-10-26 | 風屋日記
水溜りに足を突っ込み
靴の中が濡れてしまうことを
当地の言葉で「かっぱり取る」と言う。
場所や人により
「かっぱ取る」「かっぽりする」など
言い方は少しずつ違うけどね。

今日は冷たい雨。
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競技レベルUPのためには

2008-10-25 | 風屋日記
高校野球の場合、全国大会である甲子園大会はもちろんのこと、
各県の大会ですらそれぞれの地方で放送される。
子ども達は選手やプレーに憧れ、自分も甲子園を夢見るようになる。
それに伴い野球の競技人口は増え、
それにつれて高校経験者による大学での競技継続者も増える。
他のマイナーなスポーツ関係者は
「放送されりゃこっちだって」とつい思ってしまうだろうが、
実は人気があるから放送されるのであって、その逆ではない。
ただ段々相乗効果によって底辺が拡大しているだけだ。

それではメディアに頼らず
どうすればマイナースポーツにも脚光が浴びるのか。
答えは簡単。その競技を一般の人達が身近に感じられればいい。
例えば自分の子どもや孫がやってる競技を大人達は見に行くはず。
自分が経験の無い競技でも理解してしまえば興味を持つ。
それと同じで、地元にチームがあり
多少結果を残して話題になれば応援者も増えていく。
今秋の北東北大学野球リーグみたいにね。
(春までのリーグ戦は観客が少なく、本当に寂しい試合だったが
 例えば優勝がかかった試合は信じられない観客数だった)

アメリカンフットボールの専門雑誌TOUCHDOWN先月号に
「東西学生王座決定戦」である甲子園ボウルが
日本学生選手権に改革される道筋ができつつあるとの記事が載った。
実質、関東と関西以外の大学チームには
ほとんど道が開かれていなかった甲子園ボウルを
全国の大学日本一決定の大会にしようという動きだ。
ところがアメフト経験者やファンの間で
「今の状況でさえ関東は3強、関西は2強、他大学は追いつけない。
 まして関東、関西以外のチームは更に力の差があるだろう。
 門戸を拡げるどころかもっと狭め、1部チームも減らして、
 リーグ戦そのもののレベルを上げるべきだ」
との声がけっこう沢山あるようだ。
(今のままじゃ甲子園ボウルの勝者は
 全国1位ではなくて東西のNo.1でしかないんだけどね)

なぜ一握りのチームだけが強いのか。
それは競技人口が少なく、高校チームも関東と関西に集中しているために
高校での経験者が強いチームに集まってしまうためだ。
リーグ戦そのもののレベルを上げるには底辺拡大が大前提。
そのめには関東、関西以外の地域の大学チームをテコ入れするしか無い。
(見たことも無い競技をいきなり高校で作るのは無理があるからね)
日本一を目指すことができる環境でよりモチベーションを高めてもらい
一般の人達や高校生達が競技そのものを目にする仕組みを作る。
(観客がいればもっとモチベーションも上がるよね)
そして底辺を徐々に拡大していけば優秀なアスリートが各チームに分散し
3強、2強以外のチームも力をつけてくるだろう。

少なくとも地方に住む私の周囲にいるような
「アメフトなんて東京辺りの一部のモノ好きがやってるだけだろう?」とか
「チャラチャラしてモテたいためにやってるスポーツ?」とか
「地元にもチームがあるの? へー、遊びみたいなもん?」とかいう言葉が
普通に出てくる環境では、地方からの名プレーヤー排出は無理。
アスリート達は野球やサッカー、ラグビーなどに流れていく。
それらの選手達の目をアメフトに向けさせるためには
興味を持ってもらうことが何といっても一番大事だよね。
地元に根ざしたPR活動が実を結び
飛躍的にファンが増えたプロ野球のロッテや日本ハム、楽天みたいに。

・・・ということで、甲子園ボウルの日本学生選手権化に賛成!!
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覚悟

2008-10-24 | 風屋日記
「オレはいつ死んでもいい覚悟はできてる。
 ただ苦しんで死ぬのは嫌だ。
 苦しむぐらいなら早いとこ楽にして欲しい。
 それと、延命治療ってのも勘弁だ」
昨夜の倉本ドラマ「風のガーデン」の中での
奥田瑛二扮する末期がん患者二神のセリフ。
1字1句同じじゃないけど
だいたいこんな感じのことを言っていたと思う。

さすがは倉本聰さんだ。
私が何度かココで長々と書いたりしていた気持ちを
たったこれっぽちのセリフで100%表現してしまった。
そう。
死に対する私の気持ちはまったくこの通り。
それを伝えるのはとても難しいことだけどね。
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アジア映画

2008-10-23 | 風屋日記
昨夜NHK BS2にてタイ映画「風の前奏曲」を見た。
タイ式木琴であるラナートの
伝説的演奏家ソーン・シラパバンレーン師の人生を追った作品だ。
何より絵がきれい。
19世紀後半の美しい地方の森や川などの風景。
人々の衣服や住居、文化、伝統音楽、
そして素朴でネイティブな生活が残る当時のバンコクの様子。
楽器と演奏がメインテーマなので音楽も楽しめた。
若き日のソーン師がふと目に留めた美しい少女を見ながら弾く音色や
晩年の場面でソーン師のラナートと息子が弾くピアノとのコラボは
その場面と音色だけでも見てよかったと思わせるものだった。
演奏技術を競う白熱した場面以外は、時間を行き来しながら、
全編を通して静謐な中に物語は進む。

それにしても主人公の晩年である1930年頃、
日本軍の侵攻に伴い戦争の気配が漂う緊迫した時代に、
「近代国家に生まれ変わって生き残る」政策に則り、
伝統文化をバカバカしいほど愚直に排除しようとする軍隊を見、
そんな時代があったのかと初めて知って驚いた。
まるで明治維新直後の富国強兵を急ぐ時代の、
あるいは神国日本を盲信し、集団カルトに陥っていた戦時中の、
朝鮮半島で創氏改名を押し付けた時代の
日本を見ているようではないか。
いや、そればかりではない。
ナチス礼賛時代のドイツ、文革時代の中国もそうだった。
イスラム原理主義に支配されていたかつてのアフガニスタンも。
伝統文化や生活慣習は人間の営みそのもの。
それを破壊し、力づくで変えようとするのは愚の骨頂だ。
この映画の後半には、そんな訴えや静かな反戦思想が
さりげなく織り込まれている。
主人公の死の直前、軍の将校の心を動かした
「太い根を張る古い大樹は嵐が来ても倒れない」という言葉は
その直後に人々の足を止めたラナート演奏とともに
映画が終わった後も余韻として心に残った。

ところでNHK BSのアジア映画。
今日の放送はイラン映画「予感」だそうだ。
予告編であらすじを見た。
妻との仲にすきま風を感じていた広告会社を経営する主人公は
偶然出会ったひとりの美しい女性に惹かれていく・・・
アメリカから「テロ支援国家」「ならずもの」と名指しされ
イスラム国を含む世界各国から孤立している
特殊な国と見られがちなイランだけれど、
なーんだ。人々の生活は、例えばアメリカとも変わらない。
このあらすじだけ見たらどこの国の映画かわからないよね。
もちろん予告編の映像もそうだった。
街角のオシャレなカフェで見つめ合う主人公と美しい女性。

同盟国だとか、敵対国だとか、国家体制、利害関係・・・
マスコミで報道されるようなそんな表面的なことと関係なく
どんな地域の、どんな国の人々も願うことは一緒だし
同じような環境に住む人々は同じような生活をしている。
それを知ることってとても大事なことだと思うんだ。
敵を「鬼畜米英」だと思っていた戦時中の日本人達に
「アメリカでもイギリスでもどこでも、
 大好きなお父さんの帰りを子ども達は待ってるんだよ」
と教えてあげたい。
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晩秋

2008-10-22 | 風屋日記
朝もや。
それを払い除けるような眩しい朝日。
気温がひと桁の冷たい朝の空気は
もやとなって地面に沈み、
暖かい小春日和の日が昇る。

今日も日中は20度ぐらいまで上がるのかな?
あと半月もすれば雪の季節になることが
ちょっと信じられないここ数日の天気。
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海鮮丼だっ!!

2008-10-21 | 風屋日記
先週、ひょんなことから
会社の近くで見つけた居酒屋欣成丸
店の前に「ランチあり」という看板があったので入ってみた。
店内には釣り竿やら海で使うブイやらが飾ってある。
鴨居にはいくつもの見事な魚拓。
その時にはミックスフライ定食を頼んだのだが
ホタテやエビや白身魚など、新鮮で熱々のフライが美味しかった。
つけあわせの煮物や海藻たっぷりのみそ汁もただものじゃない。
「毎週火曜日のランチは海鮮丼だから、またいらして下さい」
との粋な雰囲気のママさんの言葉に誘われて、
今日また行ってみたのだった。

いやーすごい。こいつぁご馳走だ。
酢飯じゃないってだけで、ほとんど上ちらし。
量も半端じゃないし、もう満腹。ごちそう様でした(^_^)
なんとこれで600円なり。(ってか、毎日ランチは600円)
何でもここの親父さんは船を持っていて
毎朝早くに三陸まで車を走らせて釣ってくるのだとか。
そしてそれを、かつて仙台の小料理屋を経営していたママさんが
昼も夜も料理してくれるのだそうだ。
うまいわけだ。
夜のメニューも見てみたけど、ほとんどの品が400~600円。
新鮮で美味しい魚を安く食べられると評判らしい。
今度は夜来てみなくっちゃ。

最近どうも気持ちが沈みがちだったけど、
海鮮丼食べてお腹いっぱいになって、何だかいいキブン(笑)
よっしゃ!! って気になるよね。単純なワタシ(^^;
また来週の火曜日に行ってみようという気に早速なってるけど、
60種類を回しているという他のランチメニューも興味あり。
これから何度か通うことになりそうだよ。

♪ひばりさんの娘さんのうれしいニュースもあって
天気同様、今日はとても晴れ晴れ(笑)
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Yesterday once more

2008-10-20 | 風屋日記
先週NHK-BSで放送された
Carpentersの2時間リクエスト番組。
頬が痩けてなおにこやかに歌うKarenの姿を
言葉もなく静かに最後まで見た。
ラストが老いたRichardのピアノソロで
「Yesterday once more」ってのはハマり過ぎ。

それにしても
「Cross to you」は名曲だなぁ。
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紅葉

2008-10-19 | 風屋日記
街路樹も色付いて。
秋晴れの中
母ちゃんと自転車並べてお出かけ。
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下北サンデーズ

2008-10-18 | 風屋日記
こんな世界がキライだった。
いや、正確に言おう。キライじゃなくてコワかった。

大学に入学してすぐ演劇部へ。
別に芝居に興味があったわけでも、俳優目指したわけでもない。
モノ書きになりたかった私は文芸部や同人誌を探したが
今で言う「腐女子系」かテキトーなサークルしか見つからず
仕方なくシナリオ書く勉強でもしようと入ったのだ。

結局シナリオを1度も書くことなく
思っても見なかった出演者チームで発声練習や演技訓練。
2度ほど舞台も踏んだ。
ほんの半年ほどの間にスタニスラフスキーも別役実も読んだ。
鬼の演出家や部長である主役女優、シブい脇役が光ってた1年生Sと
飲みながら激論を戦わせたこともあった。

最後は「みんなで仲良く」「男女(笑)なかよく」という
大方の部員のぬるま湯サークル的な雰囲気に嫌気がさし
(学生運動後だった当時は全体的にそんな雰囲気だったねぇ)
演出家とその助手役、部長とSの
将来はプロを目指したい反主流派4人+私は一緒に演劇部を辞めた。
私はそれっきり芝居の世界から足を洗ったつもりでいたのだが、
なぜか一緒に辞めたヤツらからは一目置かれていたらしく
特に同級生の脇役Sからはその後もよく誘いを受けた。
(部長はその後劇団円へ、Sはアングラの世界に潜っていった)

演劇の世界に更に踏み込むことは、やっぱりダメだったなぁ。
とうとう最後までイマイチとけ込むことができなかった。
あの特殊な世界とその価値観が肌に合わない気がしたし、
第一ズルズル深みにハマる怖さを感じてもいた。
というより自分の中で「これ以上足を突っ込むとヤバイ」と
リミッターがかかったような気がする。
ドーランも大キライだったしね(笑)

芸術でもスポーツでも、どんな世界でも
本当はそんなリミッターを持たない人間が成功していく気がする。
後先考えず、周囲の目も気にせず、色んなものを犠牲にして
どこかブチ切れながら(笑)
自分の目指す世界にまっしぐらに足を踏み入れていく。
そういう人間だけが自分の夢を掴むことができるんだろう。
この本には
私にとって懐かしく、そして愛すべき愚かしい世界に住む
そんなまっすぐな人間達が出てくる。
いつか親の目で彼らを見ている自分がちょっと寂しい(笑)

「下北サンデーズ」石田衣良:著 幻冬舎文庫 571円
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木曜日のTV番組

2008-10-17 | 風屋日記
最近、wowwowを契約したこともあってBSをつけることも多く、
ドキュメンタリーや紀行もののTV番組は時々見るが、
バラエティーやドラマはほとんど見ることは無かった。
でもここんとこ、木曜日21時からの
読売テレビのバラエティー「秘密のケンミンショー」は
時間が合えばチャンネルを回すことにしている。

方言や伝統的慣習、比較文化などが好きな私にとって
多少大げさにTV表現されることを差し引いても
この番組のネタは宝の山だ。
特に言い方、方言などの表現方法や食文化は多いに興味あり。
昨日の放送で一番ウケたのは、
山形県でトランプのハートを「あかもも」と呼ぶということ。
「『あかもも』じゃないけど『もも』って確かに言った!!(笑)」
と母ちゃんと2人で大爆笑。
そう。ここいらではハートを「もも」と言った。
そしてスペードのことを山形では「くろもも」と言うらしいが
私ら小さい頃ここいらでは「すぎ」と言ったものだ。
もちろん形から言って「杉」の「すぎ」。
クラブは「みつば」・・・言葉通り。ダイヤはそのまま。
だからトランプしてる時は
「すぎの5」とか「みつばの11」とか「ももの9」とか
普通に言っていたことを昨日の番組で思い出したのだ。

木曜22時からは、先週からドラマを見ることになった。
評判になっている「風のガーデン」。
緒形拳さんの遺作として始まる前から話題だったドラマだけど
倉本聰さんの最後の(と言われている)渾身の作品。
「北の国から」の全シリーズも、前作「優しい時間」も
倉本作品は割と意識して目にしてきた私だが
主人公の中井貴一さんもほぼ同年代で死と向き合う役、
やせ細り、やつれた緒方さんが逆にその風貌を生かした演技、
「優しい時間」の主題歌で
私が惚れ込んだ歌「明日」を歌った平原さんが
今回も主題歌とを歌いつつ役者としても登場・・・など
これだけ材料が揃ったら見るしか無い。
昨日が2回目の放送。
静かに、淡々と、ストーリーは進んでいく。
中井さんが演じる主人公を見ていて、
何となく身につまされながら、私も静かにこれからを見守る。
コメント (11)
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