風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

しっかり

2007-07-31 | 風屋日記
ここ数カ月、何度「しっかり」という言葉を聞いただろう。
「やるべき改革はしっかりと行っていきます」
「何ごとにもしっかりと向き合っていかなければならない」
「しっかりやれとの国民の声に後押しを受けてます」
何をどう「しっかり」やるのか、具体的なものが見えない。
財政改革や公務員改革をしっかりとやるのか、
経済や社会保障を考えた税制改正をしっかりやるのか、
それとも憲法改正や教育改革をしっかりやるのか、
さっぱりわからない。

・・・ってか、
それらを「しっかりやろう」としすぎて
強引に強行採決までした手法やら
もっと根本的にそれらの施策そのものへの「NO!」が
今回の選挙の結果だと思うんだけど・・・。
選挙で大敗したことを受けて「しっかりやらなければ」ってのは
ある意味空気を全く読んでないように感じるのは私だけ?
まずは自分達の考え方やら施策やら手法やらを
じっくり省みることこそ一番必要なことなんじゃないのか?
選挙前も選挙後もまったく同じような漠然とした話ばかりじゃ
いったい何のために選挙したのかわからない。
一国のTOPの言葉なのに
社民党の党首の次に貧弱なボキャブラリーじゃ困るんだよな(^^;

    ◇      ◇      ◇

さて明日から8月。
あっという間に、嵐のように過ぎた7月はいろんなことがあった。
プライベートでは12年間の追っかけ生活が終わり、
仕事の上では6月からの新たな役割が徐々にその重さを増し、
8月からはいよいよ本格的に結果を出さなくてはならない。

手足が忙しいわけじゃないけど、頭のハードディスクが目一杯。
何せ1つ2つならいざ知らず、
3つも4つものことを同時にできないぶきっちょな私なので
かなりいっぱいいっぱいになりつつある(-"-;

とはいえ課せられているのは「must do」ばかり。
しっかり結果を出さなきゃ・・・と
いつしか某首相のようなセリフを吐いている私だった(笑)
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

追悼

2007-07-30 | 風屋日記

花巻市内にかつてあった「フラニーカフェ」は
3年前に閉めてしまうまで、
プロアマ問わず不定期でライブを行っていた店だった。
そこでのライブを実現すべく結成したのが大地座。
残念ながらそれが実現したのは閉店が決定したあとの
ラストライブだったのだが。

マスターはレコードやCDの収集でも知られていた。
JAZZやアメリカンロックなどジャンルは多岐に及ぶ。
JBLのデカいオーディオを店内に設置し、
リクエストに応えてデラニー&ボニーなどの
珍しい隠れた名盤をかけてくれたりしたものだ。

そのマスターが約1ヶ月前突然亡くなった。
昨日の夜はマスターを偲んで関わった人達が集まり、
思い出話をしたり、追悼演奏をしたりという会が開催された。
「フラニー」でライブをした経験のある人達も多く、
入れ代わり立ち代わりでの演奏。
かくいう私も2曲ばかりソロで歌ったのだが、
いやはや(^^; 久しぶりのソロはボロボロ・・・。
8/11のイーハトーブ音楽祭は大丈夫だべか(-"-;

楽しかったといえば、会の主旨上一般的には語弊があるけど
みんなで集まってワイワイ思い出話をしたり、演奏したり
そういう会をやってくれ・・・という遺言があったらしいし、
そういうことが好きだったマスターだからいいよね。
店のマスコットだったマスターの愛犬も亡くなったという話に
約1名泣き出した人もいたけど、概ね明るく楽しい会だったよ。

写真はBlues Singerやなぎ氏の追悼演奏。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明けはまだだけど

2007-07-29 | 風屋日記
何も予定のない日曜日。
母ちゃんは朝早くから投票立ち会い。
受験生の次男はもちろん課外で学校(^-^)
昨日まで連日忙しかったから
ひとりでゆっくり休んだ。
でもこれからの週末はこんな日ばかりだね。

セミの声が心地いい。
時折吹く涼風も気持ちいい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひまわり

2007-07-28 | 風屋日記

「ひまわり」という古いイタリア映画があった。
第二次大戦で行方不明になった夫の消息を追って
旅を続ける女性の物語。
列車の車窓から見えた一面のひまわりが
この映画のモチーフだったのだが、
あんなに哀しく荒涼としたひまわりもある。

梅雨明け宣言はココはまだだけど、
もう毎日荒涼とした暑い日々が続いている。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦手 vol.2

2007-07-27 | 風屋日記
私が高校3年の頃にスペースインベーダーが大流行し、
それから今日に至るまでに様々な形でTVゲームは進化してきた
・・・ようだけど(^^;
実は私はソレ系にはまったく興味がないし、プレーしたことない。
というよりも、目まぐるしく変わる画面に酔って具合が悪くなってくる。
ショッピングセンターやレンタルビデオ屋において時々
「1等はPS(またはDS?)プレゼント」なるキャンペーンをやってるが
そんなモノより図書カードの方がはるかに嬉しいなぁ(笑)

デジタルゲームだけが苦手なら歳のせいにもできるけど
正直にいうとゲーム全般が苦手なのかも知れない。
Danchoさんやnanaponさんがよくブログに書いている将棋も
そして囲碁やトランプ、バックギャモンのようなゲームに至るまで
どういうわけかあまり興味がないんだよなー。
家族でも友人同士でも、私以外の人達が各種ゲームに興じていても
私ひとりだけ本を読むなり別のことをしていることが多い。
麻雀は学生時代によくやったけど、
これまた勝ち負けにはあまりこだわることがなく、弱かった。
自分の作りたい手を何とかして作ることは面白かったけど
せっかくテンパイまで作った手を壊してまで
安全パイを選ぶことができず振り込んでしまう。
勝負になっていないんだな(笑)

ギャンブル系も苦手。
競馬はギャンブルとしてではなく
ひとつの文化として興味を持っている人も多いけど
そういう意味でも・・・ごめんなさい、あまり興味ないや。
宝くじはジャンボの時だけは習慣で買ってるけど
ロト6やら自治宝くじやら、よくわからないし
この先も買うつもりはない。
それらをマメに買うようになったら
私のような意志薄弱者はズルズルいきそうだしね。

艶かしいお店もパス。
そんなに秘密めいたところじゃなくても、
若い女性方が何人かいるところはダメだなぁ。
話は合わないし、気を使ってしまってこっちが疲れてしまう。
若い頃、バイト先のヒトにバニークラブに連れていってもらったけど
(しかも六本木で会員制のかなり敷居が高いとこだったらしい)
はじめは社会勉強のつもりが、もう2度とカンベンして欲しいと思った。
銀座のクラブのホステスさんをやってた友達はいたよ。
頭もよくてとてもいいヤツだった。
そういう人達や、例えば風俗で仕事している人達から
苦労や人生観や日常の話を聞くことならばとても興味はある。
ある意味、ワーカホリックの会社員より人間臭さがあってほっとする。
でもお店で客として会うのパスしたい。

あ、あと料理することも苦手。
味オンチなもんで、私が作るとヒンシュク買います(^^;





あ、もうひとつ。
こんな立場から大きな声では言えないけど、
ナイショで書くと・・・
競争相手を押し退けての商売ってのが苦手かも。
コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花巻点描

2007-07-26 | 風屋日記
JR花巻駅前にある
花巻市国際交流センター「なはんプラザ」には
宮沢賢治さんの「銀河鉄道の夜」をモチーフとした
からくり時計がある。
1時間に一度文字盤が開き、
哀愁を帯びたメロディーとともに汽車が回って、
ブランコに乗って降りてきた男の子と女の子が
メロディーに合わせて首を振る。

これ、好きだなぁ。
駅前にあるせいなのか、メロディーのせいなのか
はたまた汽車の汽笛の音のせいなのか、
郷愁と旅情をかき立ててくれる。
通りかかった時にちょうど文字盤が開くと
急いでいてもつい立ち止まって1分ほどのイベントを
時間を忘れて見ちゃうんだ。

いつもは写真を撮ることも忘れて見てしまうけど
今回はようやく写真におさめることができた。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三者面談

2007-07-25 | 風屋日記

昨日は次男の三者面談。
今回はいよいよ具体的な受験ターゲットが絞られることになる。
実は次男の担任は野球部顧問(副部長)。
そんなこともあるし、
まぁ私は仕事柄大学の実体や進路に関しては詳しいので
我が家では長男の時から進路に関する3年の三者面談には
基本的に母ちゃんではなく私が行くことになっている。
ということで昨日の18:20校門をくぐった。

6月の定期考査の結果をはじめとした各種資料を渡され、
さていよいよ面談という時、担任のK先生は開口一番
「将来はココ(グランドを指差す)に戻りたいんだろ?」
次男の将来の夢は教員になって高校野球の指導者になること。
「だったら首都圏の強豪校で野球を学ぶ道が近道だけど、
 野球の指導者が優先なら教免担当教科は何でもいいのか?」
うむ、私もここ数カ月言い続けてることと同じことを言ってる。
彼の希望を叶える一番の近道は
六大学か東都大学リーグのどこかの学部へもぐり込み
社会科(地歴・公民)の免許を取りつつ野球に4年間をかけること。
メンバー入りできなくても良いから、
できるなら学生コーチでも経験させてもらうことだと思う。
そして入学前から練習に参加するために推薦を狙いたい。
その旨も、野球部父母会の飲み会の時に担任に伝えてあった。

そして実は先週の土曜~日曜の2日間、
次男は長男の誘いをもらい、
長男の大学のオープンキャンパスに出掛けてきていた。
もちろん先生もそれを知っているから
東京新大学野球リーグ一部で強豪校の仲間入りをしている
長男の大学が当然第一志望だと思ったろう。
しかし次男は
「いえ、地元で体育の免許を取りたいと思います」
と胸を張って答えた。

実は日曜の夜帰宅した次男と話し合った時、次男は
「今回改めて実感したけど、オレは東京の空気が合わない。
 やっぱり地元にいたい」
と以前からの希望を主張していた。
こればかりは親の意見を押し付けるわけにはいかない。
「わかった。受験も、そして大学卒業後も精一杯頑張ってみろ」
と私もその時に答えていたのだ。
その代わり、
「センター試験の結果が悪くても志望しない方向に変えたりしない」
「第一志望がダメだったら首都圏の私立で野球をする道を選ぶ」
「第一志望の学科は後期募集はないので
 チャンスを広げる意味で11月の実技による推薦をダメ元で受ける」
という3つの条件を次男と確認し合っていた。

それらの話を聞いた先生もすべて納得してくれ、
「推薦試験も二次試験も実技があるから
 実技のためのトレーニングと受験勉強の二股は厳しいけど
 野球部で身につけた根性を見せ、必死に頑張ってみろ」
とエールを送ってくれた。
野球を引退してからそれまで、今一つ切り替えができず
何となく迷っている風だった次男の顔が一気に明るいものとなり
「ハイッ!!」と大きく返事をしていた。
よかった。
漠然と勉強してもどれだけ身につくのかは疑問。
野球でも勉強でも、目標を持ちモチベーションを高めることが
何よりも大切なことだと思うのだ。
親としては環境の良いところで野球をさせてやりたかったが
彼の志望大学硬式野球部も、最近は北東北大学リーグの一部で
プロ選手を排出している強豪相手にいい結果を出している。
頑張れ。

写真は三者面談の後の帰宅時に見た夕日。
暑かった一日だったけど、
空気が澄んでいたから赤く染まった雲がきれいだった。
車の私とは別に自転車で帰った次男もこの夕日を見てたかな。
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ギモン

2007-07-24 | 風屋日記
単純なギモンなんだけど
選挙の時に金を使って投票してもらうのは
公職選挙法違反だよね?

じゃあ今朝のニュースになっていた
「ジョブカード導入に合わせて
 職業訓練を受ける人達への無利息融資」ってのは
自民党に投票してもらうために金を使ったことにならないの?
どう考えても選挙対策でしかないよね?
しかもこちらは税金だし・・・。
その利息や事務手続きにかかる人件費の財源が
一体どこから出るのか不明なままに
しかも当初予算にもない臨時の財政出動なのに
簡単にそんなことで金を使っちゃっていいのかね。

年金問題の対応も次々に対策を打ち出しているけど
それらもみんな税金で賄われる。
これまでの杜撰な事務手続きと今回のやり直しと
税金が二重に使われていることに対しては
何の謝罪もないわけだ。
それでいて議席を守るためにどんどん金が使われる。
どう考えても「票を金で買う」のと違わないと思うんだけど。

今朝の朝日新聞に、
各地で苦戦している与党候補者のことが載っていた。
とうとう言うに事欠いて、自民党候補者が
「次から次へとバカな閣僚ばかり。
 こんなどうしようもない自民党を立て直すには私が・・・」
それもアリか? 大笑い(^^;
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝!! 甲子園出場!!

2007-07-23 | 風屋日記
岩手県大会を勝ち抜いたのは私立の花巻東。

 専大北上 1 0 0 0 0 0 0 2 0 3
 花巻東高 0 0 0 0 2 0 0 0 2X 4

私立とはいいながらメンバーは全員岩手県出身者だし、
昔から地元に密着してきた学校だ。
次男の野球仲間も昨日の準決勝で満塁ホームランを打った。
花巻市内の中学校では、中総体が終わった後、
市内各中学校から希望者を集めてKボールの選抜チームを作る。
次男がサードで参加した時のエースが右の本格派小原くん。
センター兼2番手ピッチャーが満塁ホームランの山蔭くん。
この2名が今回の花巻東のメンバーに入っている。
ちなみにその時ファーストを守った子が
今回、次男のチーム花巻北でエースだった。

とにかく花巻東高の野球部の子たちは元気がよく、
誰にでも大きな声で挨拶してくれるから好感が持てるんだ。
春の県大会前に花巻北と花巻東で練習試合した時も
グランドに入るなり「ちわっ!!」と帽子をとっていた。
そういう子たちは応援したくなるよね。
次男たちも仲の良いヤツが何人もいるから
準々決勝も、準決勝もTVの前で精一杯声援を送っていた。
「オレ、花巻北が不合格だったら東で野球やろうと思ってたんだ」
と昨日も言っていたよ。

甲子園でも頑張れよ。
次男たち、県大会で散った球児たちの分まで。
コメント (10)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まぐろや

2007-07-22 | 風屋日記
昨夜は花巻で「イー音プレイベント」を見ようと思ってたけど
諸般の事情によりka@さんとごはんを食べに夜の盛岡へ。
PTA関係でよく知っている花巻の知人が
盛岡に居酒屋を出したということを以前聞いていたのだが
歩いている時にちょうど発見したので、初入店。
オーナーである知人は魚の卸が本業なのでチョー期待♪
その名も「居酒屋まぐろや」。

突き出し

まずは泡を頼んでプッハー□D\(^_^ )
突き出しはローストビーフの薄切りに茹でホヤ、
そして蟹の爪なる貝の一種・・・フジツボの仲間かな?
磯の香りがプンプン。

お造り

さっそくお造り。
赤身に中トロにトロ・・・ウマー

中落ちサラダ

↑これは中落ちサラダ。
中落ちってくらいだから引っ掻いた感じかと思ったら
ほとんど柔らかいづけ赤身・・・ウマー

揚げだしマグロ

こちらは揚げだしマグロ。
女性に人気とメニューに書いてあったぞ。

まぐろや賄い丼

事件は最後に起きた。
「そろそろ帰りの電車の時間だから、最後にメシでも」
とさっきからメニューで気になっていた「まぐろや賄い丼」を注文。
ちなみにka@さんは「そばアイス」なるデザートを楽しんでいる。

賄い丼・・・来た来た(嬉
どんぶりのごはんが見えないほどに
づけ赤身のような中落ち入りのひきわり納豆。
ソレ!!とさっそくひとくちパクリ・・・



え゛



山イモのみじん切りが入ってるぢゃんか(T_T)

哀れ、賄い丼はそのままka@さんの胃袋へ。
んまかったすか?


※今日はmackさん風にレポしてみました(笑)
コメント (8)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現実

2007-07-21 | 風屋日記
先日話題にした
「最後の言葉」重松清・渡辺考 講談社文庫
より。

終章「次の世代に伝えたい」の中で
遺されていた兵士たちの日記を高校生たちに見せるにあたり、
重松氏は次のように書いていた。
「家族に向けて切々と綴られた戦場の言葉が、
 携帯メール世代にどう受け止められるのか。
 斜に構えた冷笑か、照れ笑いか、
 教科書通りの平和への祈りを口にしてやりすごすのか、
 放っておいてくれと怒りだすのか・・・。
 反応に多くは期待しない。
 ただ受け止めたと、
 その証だけ見せてくれれば嬉しい」

申し訳ないが、重松氏は高校生たちを買い被っている。
私が以前訪問し、かなりアツく論争したことのある
ブログ主催者の高校生は次のように書いていた。
「今日平和教育の授業と称して沖縄戦の映画を見せられた。
 残念ながら僕はついホロリとしてしまったのだが
 それは日教組のヤツらの思うつぼなのだ。
 僕は早く学校を卒業したい。
 あんな洗脳教育から早いとこ足を洗いたいのだ。
 同級生の女の子は映画を見て『気持悪くなった』
 と言っていた。
 そんな精神衛生上よくないものを見せる神経がわからない。
 国家が蹂躙されれば、屈辱を受ければ
 命を捨てて守るのは当たり前だろう。
 人が命をかけて大切なものを守るために戦う姿は美しい。
 でも傷つき死んでいくところを見せられると
 若者は『戦いは悪いもの』と洗脳されてしまう。
 こんな教育が日本中で行われているのだ」

残念ながらこの彼は特別な存在ではないらしい。
その証拠に、彼のブログには彼に賛同する若い人達が
全国からたくさんコメントを寄せていたから。
彼らは「支那」と「朝鮮」の悪口を言い、
「ヤツらになめられないよう命をかけて国を守ろう」と言い、
それに反論する私を「媚中」「媚韓」と罵倒した。
そしてそれらの若い人達自身も
それぞれ自らのブログを立ち上げ発言している。

重松氏が会った高校生たちは
それぞれ真摯に「言葉」と向かい合ってくれたようだ。
しかしそうではない若者たちもマイノリティーではない。
そんな現実が今の日本だ。

ちなみに彼ら「ネット右翼」たちは
麻生太郎氏をカリスマのように崇めていたなぁ。
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨

2007-07-20 | 風屋日記
しとしと細い雨が降る。

軒からぽたぽた雫が落ちる。

道路はきらきら光って見える。

雲がどんより、薄暗い。

ぼんやりタバコの私がいる。

梅雨。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最後の言葉

2007-07-19 | 風屋日記
「最後の言葉」重松清・渡辺考 講談社文庫

太平洋戦争の時、戦場に残された日記を取り上げたルポ。
読み終えたけど何も言うべき言葉を持たない。

人気作家重松清氏をして
「私がしている仕事は言葉の冒涜かも知れない」
と言わしめたほど日記に記された言葉の重み。

ぜひご一読を。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文化人類学

2007-07-18 | 風屋日記
かつてこんな話題こんな話題を書いたことがある。
文化、生活習慣、価値観、基準の違いは
民族の違いだったり、宗教の違いによるばかりじゃない。
身近なところでは男女の違いだって大きいはずだ。
いや、極端にいうとひとりひとり違うかな。
それらもすべて文化人類学の範疇であることを
nanaponさんのブログの記事で気づいた。
ううむ、なるほど。

ところで、ジェンダーに関わることでひとつ。
実は私は男が自分の妻を「嫁」と呼ぶことに抵抗がある。
TVで芸人さんたちが「うちのヨメは・・・」などと言うのを聞き、
何となく所有物のような響きを感じてしまう。
別にそういう言い方が悪いと言うつもりは毛頭ないし、
気にし過ぎかも知れないけど
少なくとも私はその言葉を使うことはないな。
その辺の価値観も個人差だと思うけどね。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラストライブ

2007-07-17 | 風屋日記
花巻市街地活性化や文化振興などを目的とし、
中心商店街各所でたくさんのプロやアマチュアライブを行う
イーハトーブ音楽祭
8月11日~12日の2日間にわたって初開催される。
主催者の方々とも親交が深い我々大地座ももちろん参加。
8月11日17:45~18:15、上町商店街から少し入った
大堰川原のBステージでオリジナルを含む4曲ご披露の予定。

そして諸般の事情により、これが大地座ラストライブとなる。
今後私が音楽活動するかどうかはわからない。
大地座でコーラスの楽しさを知ったから
今さらピンで演るのはつまらないし、
かといってまた1からメンバーを探すのも
今までのメンバーが良かっただけに
何だか面倒に感じている。

次男が引退し、一気に時間はできたけど、
仕事上の勉強もしなければならないので
まぁしばらくはのんびり過ごそうか。

いずれ私がバンドで演りたかったのは
今回のイベントのようなワイワイ楽しいライブ。
最後だからたくさん楽しみたいな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする