フリーの立場になって正式には2年4ヶ月。
(実質的には3年)
初めの頃の手探り&おっかなびっくり生活が無くなり
だいぶ時間の使い方のペースが掴めてきた。
とはいえまだまだ平日昼間にプライベートな時間を持つのは
周囲の目が気になったり、罪悪感を感じたりもする。
会社に所属している頃は
いかな役員として「24時間年中無休」を唱えていても
退社後や週末何事もなければプライベートな時間だった。
夏や冬にはまとまった休みもあった。
何かしら突発的なことが起きて対応せざるを得なくても
それは非日常業務であり、イレギュラー対応。
立場的に「しなければならないこと」でしかなかったと
いまになってつくづく思う。
フリーランスになると、本当の意味で24時間年中無休。
例えば高校野球で母校の応援に行ったりする時間を
平日でも取ることは可能だけれど
やるべき仕事が減るわけではないので
その分をどこかで補わなくてはいけない。
それどころか、夜でも、週末でも、年末年始でも
(イレギュラーではなく)普通に仕事をせざるを得ない。
会社というものは大人数が居ても、ひとりでも
やるべきことは全く同じ。違うのは扱う人数の多寡だけだ。
社保業務も、源泉税計算も、経理も、財務も、決算も
そして営業も全てひとりでこなさなくてはいけない。
いきおい、本来収入に結びつくべき業務はその後になる。
「フリーランスはやりたい仕事ができる」とよく言うけれど
まずそこまで行き着くのにハードルがたくさんある。
もうひとつ。
勤務時間や勤務日が定められていない立場で
(法的にはそういうわけわけじゃないけど)
なおかつやるべきことが目の前に山積みとなっていると
プライベートな時間を持つ余裕が持てない。
物理的な余裕もさることながら、一番は気持ち的な問題だ。
興味あるライブに行ったり、自分のライブを考えたり、
お茶の修行や個人的趣味の読書の時間さえも。
(昨日書いた本は、本当に久しぶりに読んだ小説)
神楽は趣味というより「なすべき役割」みたいなものだし
それに空けなければならない日時が決まっているので
スケジュールに組み込みさえすれば良いのだが
能動的にプライベートな時間を設けることは
どうしても後回しになり、結果棚上げになってしまう。
(実は健康診断すらできていない)
まぁやらされる仕事と違って苦にはならないんだけどね。
かっこいいこと書くようだけど
ご飯食べてても、テレビ見てても、車運転してても
次から次へと企画ややりたいことが頭に浮かんでくる。
それを考え始めるといてもたってもいられなくなり
すぐに考えをまとめ始めることになる。
具体的に可視化するにはそれなりの時間や手間が必要。
そうなるとどうしても時間がもったいない。
そんなことの繰り返しだ。
そんな仕事漬けが苦じゃないってこと自体どうかと思うんだ。
時間が使えないわけじゃないから
周囲からいろいろ誘われるとそれには応じられる。
自ら時間を取るってことが後回しになるだけだから。
すこし気持ちに(意図して)余裕持たなきゃダメだね。