風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

60年近く生きていると

2020-02-29 | 世界・平和
昔、警察署の取調室に入ったことがある。
自分が何かやらかしたわけではなく、
知人が出した被害届の参考人として話を聞かれただけだが
コンクリートで囲まれた殺風景な狭い部屋に
ひとつ置かれたテーブルと向かい合わせに置かれたパイプ椅子。
入り口とは反対側の椅子を勧められた時にはちょっと不気味だった。

裁判に絡んだことがある。
盛岡地裁から仙台高裁まで行った。
争いごとが嫌いな私にとって、相手の弁護士の尖った言葉は
心に突き刺さって気持ちがひるんだ。
こちらの弁護士がとても優秀で、全く問題なかったが
それでも心が荒み、嫌な気持ちしか残らなかった。

自殺した人の家族に寄り添ったことがある。
悲しむよりも怒った顔で、こちらの話は耳に入らないようだった。
当時高校生の娘さんがうちの息子と同い歳でやりきれない思いだった。

のちに複数人を殺して逮捕され死刑になった人と
事件前に会ったことがある。
ちょっと威張りがちだったがとてもフレンドリーな人だった。
人を殺して捕まり、刑期を終えた人とも会ったことがある。
どうやら反社会的組織に属している人のようだった。
強面の顔ではあったが、(私には)話していて優しい人だった。

たくさんの人たちの笑顔や嬉しそうな顔、嬉し泣きの顔も見たが
たくさんの人たちの泣く顔、打ちひしがれる顔、怒りに燃える顔も見た。
60年近く生きているといろんな経験を持つ。
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2020-02-28 | 生活の風景

車の方が避けて行く
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盛岡にて

2020-02-27 | 風屋日記


昨日は盛岡でいろいろと。
主に2つのプロジェクトについてミーティングだったが、
本業の方はさすがに話は早い。
もうひとつの方は初めて取り組むことだから
なかなか具体的にどう動けばいいか手探りになっている。
それなりに急がれることなので、ちょっと焦る。

あと2つ、新しいプロジェクトを抱えている。
そちらも同時並行で進行中。
様々なことをすぐに思いつくのだけれど、
それらを実行するにはひとつひとつ手間がかかる。
還暦を間近にしての新しい挑戦ばかりだから、
それぞれ意欲的に取り組んではいるのだが、
時間が足りない。
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冬のごっつぉ

2020-02-26 | 食べ物・お店
岩手の冬のごっつぉ(ご馳走)といえば
何といってもひっつみ。


「すいとん」と言えば全国的に通用するだろうか。
でも、少なくとも私のイメージでは
すいとんは薄くペラペラした団子が入っている感じ。
ひっつみはその名の通り「指でひっ摘んで団子を入れる」ので
すいとんよりも少々ごろりとしているイメージだ。
ダシが効いていて根菜もたくさん食べられボリュームもある。
生姜なんぞちょいと入れると体が温まる。
昔からの伝統食だ。
冬の岩手に来た観光客にはぜひご賞味いただきたい。

で、この日はひっつみと同時に箸休めとして
いぶりがっことチーズを組み合わせたものが食卓に。


酒のつまみとしても最適。
やめられない、止まらない(笑)
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春間近か

2020-02-25 | 生活の風景



白鳥たちが群がる田んぼは我が家の近く。
毎日我が家の屋根の上を群れでここに出勤してきて
落ち穂を一心不乱に食べる。
この日の陽光は明らかに冬のそれとは違い
キラキラ輝いていた。
白鳥たちが北へ旅立つのもまもなくなのだろう。
そのための体力をつけるために、食べて蓄えているのかも。

今年の冬は心配になる程雪が少なく、
一日中氷点下の真冬日も1日か2日しかなかった。
かつては3月上旬ごろ「今日から春」という日があったが
ここ10年ほどは2月下旬には春を感じていた。
今年はさらに早そうだ。
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2月23日

2020-02-24 | 生活の風景
昨日はまず午前中仕事。
キラキラみらい☆クリエイション主催の
第3回 花巻こどものまち「未来町」の取材だった。


この取り組みを始める際に資金集めのために行った
クラウドファンディングにもささやかに支援していたし、
第1回目から注目してはいたんだけど、
行ってみたのは初めて。
面白い❗️
次回は私も参加者(出店者)になってみようか。

次は銀河モールで行われていたハンドメイドマルシェへ。


出店者も来客もなかなかの規模だ。
聞けば年4回ペースで開催しているのだとか。
いいコミュニティにもなっているようだ。
私もいい出会いがあった。
これだから人と人の結びつきは面白い(^^)

昨日最後は、上町のどでびっくり市。
まさかの暴風雪警報の中、準備も大変だったろうし
足元もぐちゃぐちゃで大変だったのでは?
テントの屋根から雪が融けた水が落ちてきて
ギグバックやアルミケースなどビショビショになりながら
ライブタイムも盛り上がっていた。


アットホーム、手作りイベントいいね(^^)
欲を言えば、もっと早く計画→広報して欲しかった。
冬開催は初めてだっただろうから
これからに期待かな。

イベントたくさんの日曜日。
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本末転倒

2020-02-23 | 世界・平和
「貯金」と「預金」の違いをご存知だろうか。
「貯金」とは文字通りお金を貯めること。
財布の中に貯めようが、金庫に貯めようが、蔵だろうが(笑)
「貯金」とはすべからくお金を貯めるという意味だ。
「預金」は「金融機関にお金を預けること」を意味する。
当然金融機関を使って(「預金」して)「貯金」する人もいる。
今でも高齢者を中心に「預金通帳」のことを「貯金通帳」と言うが、
恐らくそれは第二次世界大戦当時、国からの呼びかけで
「お国のために金融機関に『貯金』して質素な生活を」という
植え付けられたある種の倫理観が残っているせいだろうと想像する。

金融機関は「預金」された原資を元に融資して利ざやを稼ぐ。
それが金融機関のビジネスの根本だ。
だからある意味「預金」とは金融機関への「投資」とも言える。
「投資」には当然「預金利息」というリターンがある。
そうう意味では株式と似たものと考えられる。
「預金」はあくまで任意のものだから、
考え方によっては「好意によって金融機関の原資として投資」したと
表現することができるだろう。
金融機関では原資があればあるほど融資に回せるわけだから
言ってみれば「商売の武器」を豊富に持ちたい。
ということで、預金者囲い込みのために給与振り込みや口座決済、
最近ではキャッシュレス決済などを推奨してくる。

さて、最近の日銀によるマイナス金利政策の影響で
金融機関の経営が厳しくなってきた。
そこでどうやら預金口座に「銀行口座維持手数料」を課すことを
各金融機関は考え始めたと言うニュースが少し前に流れた。


これって、ちょっと考え方を変えると
企業への投資(株式購入など)するだけでお金取られるってこと?
投資ってのは資金運用のためにする場合が多いから、
逆に手数料を取られるのなら誰も投資なんかしなくなる。
口座決済などが増えてコストが嵩むようになってきたと言うけれど
元々は顧客を囲い込むために金融機関自身が始めたことじゃないの?
はじめは誰もそんなこと頼んじゃいない。
勝手に始めておいて「コストが嵩むから手数料を」って
そりゃ詐欺がよく使う手口だよね。

でも、本当の問題はアベノミクスによるマイナス金利政策だろう。
金利安くして、企業が融資を受けやすくし、
設備投資などにお金をつぎ込んでもらうことにより好景気を期待、
その効果として購買意欲を高めてデフレを解消する。
簡単に言うと、アベノミクスはそういうことになる。
融資を受けてどんどん設備投資できる企業にとっては大歓迎だ。
お金を持っている人も、より潤沢な資金で資産運用できる。
そうじゃない人たちは? 一般庶民はその影響で手数料を取られる。
金があるところへはますます金が集まり、金に余裕ないところから搾取。
それがアベノミクスの本質だ。
第一、デフレ解消と言うけれど、それは物価上昇という意味。
金がない人たちはますます生活が苦しくなるという寸法だ。
消費税増税も同じ考え方だよね。
家計に占める支払い消費税の割合は、
可処分所得が高いほど少なく、低いほど高い。
これが全額社会保障に当てられるならば誰にでも恩恵はあるが
そうでなければ明らかな金持ち優遇税制だ。
(ヨーロッパ各国では消費税率高いけど、
  社会民主主義に則ってその分社会保障がしっかりしている)

マイナス金利で恩恵を受けているのは大企業ばかりじゃない。
実は一番メリットあるのは国だ。
なにせじゃぶじゃぶ金融緩和している影響で
国家の負債額は減らないどころか増え続けているからだ。
プライマリーバランスなんざ知ったこっちゃないと
防衛費(軍事費)や経済対策費につぎ込み、
果てにはもりかけ云々や桜云々にも税金が投入される始末。
国の将来のための先行投資であるべき教育や文化、
一般国民に直接的に影響ある社会保障や地方交付税は
減らされていく一方だ。

すべて本末転倒。
これにより、当然格差は広がる。
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今年のプロ野球

2020-02-22 | スポーツ


今年はオリンピックの関係で開幕が早いせいか、
追い込んでいるキャンプのニュースが報じられている。
森下や森川、佐々木朗希などルーキーや新外人選手たち、
松坂、菅野、藤浪、柳田などの
注目のベテランやケガや不調から復帰組の話題が中心だ。
個人的には注目の若手、砂川リチャードがいるソフトバンク、
佐々木朗希やFA組など積極的な戦力アップを図った千葉ロッテ、
花巻の富士大出身者が多く活躍する埼玉西武、
大物メジャーリーガーアダム・ジョーンズを補強したオリックスなど
パシフィックリーグが楽しみだ。

そして何と言っても阪神。
中継ぎのジョンソンやドリスが抜けたとはいえ、
昨年FA移籍の西や今年FAの中田、青柳、高橋遥人が揃う先発、
昨年活躍の岩崎、島本、守屋や、怪我からの復活を期す桑原、
そしてベテラン藤川が揃う投手陣の厚みは盤石。
そこにガルシア、エドワーズ、ガンケル、スアレスと助っ人も揃う。
ベテラン岩田や、不振から脱しつつある藤浪も。
打線はマルテと大山、木浪と北条、福留と高山、梅野と原口など
どのポジションも競争が激しくなってきているので
少なくとも昨年よりは得点力がアップするだろう。
ってことで、勝手な予想。

(投手)
先発 西、中田、青柳、ガルシア、秋山、小野、才木、岩田、高橋、望月から6人
中継 エドワーズ、ガンケル、スアレス、能見、桑原、岩崎、島本、福永から4人
抑え 藤川

(打線)
1 SS 北条
2 CF 近本
3 3B マルテ
4 1B ボーア
5 LF 中谷
6 RF 糸井
7 2B 糸原
8 C   梅野

代打陣 大山、木浪、福留、上本、高山、原口、サンズ、陽川、植田、俊介

・外人選手は枠があるので調子がいい選手優先で使う。 
・中谷の5番はギャンブルだが、ボーアと糸井の間で育てる。
・上記打順によりジグザグ打線を組むことができる。
・もちろん調子により、先発メンバー入れ替えもあり。
・外人選手がストレートを狙いやすくするため、近本の出塁がカギ。

どうでしょ。
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鍋焼きうどん

2020-02-21 | 食べ物・お店

鍋で煮込むうどんということはわかるけど
なぜ鍋「焼き」なのだろうか。
もしかしたらすき焼きみたいに
先に具を鍋で焼き、そこにつゆとうどんを入れるから?
とにかく食べていて汗が出るほど体が温まる。
冬には欠かせないメニュー。
喫茶きょうらくさんにて。
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Machicoco便り vol.63

2020-02-20 | マチココ

花巻まち散歩マガジンMachicoco18号は本日発売。
下記ご協賛店にて販売しています。
今回から花巻商工会議所さまにご協賛いただくこととなり
これまで販売できていなかった石鳥谷、大迫地区は
商工会議所のそれぞれの支所にて販売できることとなりました。
お気軽にお買い求めください。
なお、「サワジンのあったった」は事情により今回お休みです。


Joe's Lounge(ジョーズラウンジ)
花巻市大通り1-4-14 小友ビル1F
tel.0198-29-5655


Lit Work Place(リットワークプレース)
花巻市大通り1-7-40
tel.0198-41-3049


大原ホンダ 
花巻市下小舟渡540-11 
tel.0198-23-2024


有限会社宮沢新聞店 
花巻市末広町2-17 
tel.0120-343-838


株式会社上町家守舎
花巻市上町6-2 マルカンビル1F 
tel.0198-29-5588


茶寮かだん 
花巻市花城町11-12 
tel.080-2823-1048


中舘内科クリニック
花巻市不動町2-1-4
tel.0198-41-1515


Barbershop switch(スイッチ)
花巻市御田屋町1-60 
tel.080-3328-9777


株式会社三田商会
花巻市御田屋町1-33 
tel.0198-22-3030


株式会社風童社
花巻市桜町4-240-1  
tel.0120-249-166


株式会社星光舎
花巻市桜木町3-27-2
tel.0198-22-3177


HAIR & MAKE EARTH 花巻店
花巻市桜台2-23-2 
tel.0198-21-3288


合資会社末廣 パティスリーアンジュ
花巻市星が丘1-1-18 
tel.0198-21-1488


社会福祉法人 大谷会
花巻市湯口字松原53-1 
tel.0198-25-2125


高木丘クリニック
花巻市高木18-61-2 
tel.0198-22-0103


スターブリッジいわて株式会社
花巻市松園町1-6-1 
tel.0198-23-0771


花巻商工会議所
販売:本所 花巻市花城町10-27 
tel.0198-23-3381
販売:石鳥谷支所 花巻市石鳥谷町好地6-10-3
tel.0198-45-4588
販売:大迫支所 花巻市大迫町大迫3-203
tel.0198-48-3230


cafe’Restaurant B&B 無ら里(ブラリ)
花巻市一本杉35-19
tel.0198-24-2026


だいわブルーベリー園
花巻市鍋倉字地森7 
tel.0198-24-4888


どんまいプロジェクト花巻
販売:ファームプラス
花巻市上根子字下田60-2
tel.0198-33-0594


田舎labo
花巻市湯口字蟹沢13-1 
tel.0198-29-5991


株式会社文化タクシー
花巻市双葉町6-2 
tel.0198-23-3181


松葉商店
花巻市東和町土沢5 区380 
tel.0198-42-4325


株式会社とうわ地域資源開発公社
販売:東和温泉
花巻市東和町安俵6区135 
tel.0198-42-4311


たく整骨院
花巻市上町12-12 
tel.0198-22-7763


医療法人廣正会寺内歯科医院
花巻市西大通り2-13-13 
tel.0198-41-1818


カシワタニ動物病院
花巻市西大通り2-371-2 
tel.0198-22-2494


須田内科医院
花巻市円万寺字下中野46-4 
tel.0198-38-1121


一般財団法人高村光太郎記念会
花巻市太田3-85-1 
tel.0198-28-3012


白鳥の停車場
花巻市高松26-3[ 童話村内 ]
tel.0198-31-2040


キクヤ
花巻市東和町土沢5 区405 
tel.0198-42-2632


花巻南温泉郷 湯の杜 ホテル志戸平
花巻市湯口志戸平27-1
tel.0198-25-2011


医療法人百帆会
耳鼻咽喉科・わたなべとしや診療室
盛岡市北飯岡1-2-67 
tel.019-656-4133


ユキノハナ動物病院
花巻市不動町1-8-1 
tel.0198-29-5488


株式会社中央コーポレーション
花巻市東宮野目第11-5
tel.0198-26-3033


社団医療法人ひとみ会 花巻中央眼科
花巻市西大通り2-1-10
tel.0198-41-2700


医療法人報恩会
とみつか脳神経外科クリニック
花巻市御田屋町1-41
tel.0198-23-2100


鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1 
tel.0198-25-2311


特定非営利活動法人ライフデザイン花巻
販売:Ji・Baコミュニティカフェほか
花巻市湯本2-54-8
tel.0198-27-4407


賢治の広場
花巻市上町3-4 岩田ビル 1F
tel. 0198-24-0818


小山田泰彦司法書士
土地家屋調査士事務所
花巻市花城町12-6
tel.0198-22-4194


株式会社木村設計A・T
花巻市下小舟渡237-3
tel.0198-23-3818


カフェレストランきゃびん
花巻市矢沢4-62-27
tel.0198-31-3023


鏑八幡神社
東和町土沢5 区169 
tel.0198-42-4333


ゲストハウスmeinn
花巻市末広町2-13
tel.0198-33-4167


モダンチャイニーズ蓮
花巻市末広町2-13 1F 
tel.0198-33-0836


ブックス銀河
花巻市下小舟渡118-1
イトーヨーカドー花巻店2F
tel.0198-22-4548
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ダイジョウブ

2020-02-19 | 文化
作家村上龍さんに「だいじょうぶマイフレンド」という作品がある。
映画にもなり、ファンタジーとして扱われているが
実は昔この作品を読んでいて気持ち悪くなったことがある。
それ以来ページを開いていないので、今もそうなるかわからないが
とにかく得体の知れない何かどす黒いものを作品全体に感じた。
何よりも、その「ダイジョウブ」という言葉が気味悪かった。
なにがどう「ダイジョウブ」なのだろう。
わけのわからない状況の中で「ダイジョウブ」と言われるほど
気持ち悪いことはないのではないだろうか。
女性が男性に襲われている時に言われる「ダイジョウブ」、
深刻な病気の自覚ある時に医者に言われる「ダイジョウブ」、
詐欺の疑いを持った時に相手に言われる「ダイジョウブ」、
戦前回帰しつつある社会に怯えている時、為政者に言われる「ダイジョウブ」。
そんなシチュエーションの時と同じような「ダイジョウブ」を
龍さんのこの作品のタイトルに感じたのだった。

以前「正義という言葉は信用できない」と書いたが
「ダイジョウブ」という言葉はそれ以上信用できない。
自分も時々使うけれど、ちょっと反省。
何がどう「ダイジョウブ」なのかをはっきりさせるべきだ。

先日ラジオを聴いていて、
パーソナリティーがゲストの女性シンガーに
彼女の歌のタイトルに引っ掛けて「あなたと会えて夢のようです」と
半分冗談のように言った時、彼女は大笑いしながら
「そういうの、ダイジョウブです」と言っていた。
私の頭の中に「???」がたくさん並んだ。
どういう意味だ?これで会話が成り立っているのか?
そのあとのパーソナリティーの
「あ、そういうおべんちゃらは要らないってことですね?」を聴き
ようやく意味が繋がった。
「そんなこと言ってくれなくてダイジョウブですよ」という意味か。
でもそれなら「そういうの要りません」と言えばいいのでは?
というよりそう言うべきだろう。
でないと言われることがダイジョウブ」なのか
それとも「言わなくてダイジョウブ」なのかがわからない。
言われた相手によってはまったく逆の受け取り方をするかも知れない。
最近そういう「ダイジョウブ」を若い人から聞くことが多いるが、
意味するところを間違ってはいけないと考えてしまう。
これもまたちょっと気持ち悪い「ダイジョウブ」だ。
言語文化のゼネレーションギャップ。
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「地域人」

2020-02-18 | 読書

大正大学地域構想研究所で発行している月刊誌。
知名度的にはそれほどでもないが
大学の研究機関発行の割には難しい内容ではなく
それでいて結構深掘りもしていてなかなか面白い内容。
「LOCAL」とか「SOCIAL」とかいうキーワードに
興味を持つ方々には大変お勧めの雑誌だ。
大正大学は仏教系の大学なので
将来出身地に戻ってお寺を継ぐ学生がたくさんいる。
そんなOBたちが地域のランドマークたるお寺で
地域課題に積極的に取り組むためにこの研究所があるのだと
以前聞いたことがある。なるほど。

2年半ほど前には「まきまき花巻」と「マチココ」を
ローカルメディアとして取り上げていただいたこともある。


今回もちょっとしたご縁があり、
次号に原稿を書かせていただいたのだが、
そんなこともあって最近のバックナンバーを数冊買ってみた。
写真の号は昨年11月発行で、特集内容が今の私にドンピシャで、
このタイミングでご縁があったというのは不思議だ。

そしてもうひとつ驚いたのが
連載で掲載されている作家森まゆみさんのエッセイ
「暮らすように町に泊まる」だった。
森さんといえば、私がマチココのヒントにさせていただいた
「谷根千」をいう雑誌をかつて発行していた方。
この雑誌で東京の谷中、千駄木、根津という下町に脚光が当たり
今では観光客が大勢押し寄せる新たなコンテンツとなった。
その森さんが、ちょっと前に花巻のゲストハウスmeinnに
泊まって行ったという情報があり驚いたのだが、
どうやら「地域人」のこのエッセイ取材だったようなのだ。
最近2号の子このエッセイは釜石〜宮古〜盛岡。
先月知り合った釜石のゲストハウス東家の女将も登場していて
なんだか嬉しくなってしまった。
できればお目にかかって話をしたかったなぁ。

いま文化や思想、哲学、空気、そして人の温もりや匂いは
大都会ではなく、都市の下町や地方にこそある。
それを改めて気付かせてくれた「地域人」と森さんのエッセイだった。
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Machicoco便り vol.62

2020-02-17 | マチココ

花巻まち散歩マガジンMachicoco18号は20日発売。
特集は路地。
ここはどこでしょう?という写真満載。
まきまき帽子は石鳥谷中央商店街です。
顔と手は大迫のチンドン屋 早池峰一座を。
チャレンジングドアは花巻駅前のLit Workplaceです。
花巻まにあはまきまき花巻ライターまっちーこと
町田美生さんに書いていただいています。
お楽しみに。
なお、今号では事情により、人気の「あったった」お休みです。

Machicocoは下記ご協賛店にて販売しています。
今回から花巻商工会議所さまにご協賛いただくこととなり
これまで販売できていなかった石鳥谷、大迫地区は
商工会議所のそれぞれの支所にて販売できることとなりました。
お気軽にお買い求めください。

Joe's Lounge(ジョーズラウンジ)
花巻市大通り1-4-14 小友ビル1F
tel.0198-29-5655

Lit Work Place(リットワークプレース)
花巻市大通り1-7-40
tel.0198-41-3049

大原ホンダ 
花巻市下小舟渡540-11 
tel.0198-23-2024

有限会社宮沢新聞店 
花巻市末広町2-17 
tel.0120-343-838

株式会社上町家守舎
花巻市上町6-2 マルカンビル1F 
tel.0198-29-5588

茶寮かだん 
花巻市花城町11-12 
tel.080-2823-1048

中舘内科クリニック
花巻市不動町2-1-4
tel.0198-41-1515

Barbershop switch(スイッチ)
花巻市御田屋町1-60 
tel.080-3328-9777

株式会社三田商会
花巻市御田屋町1-33 
tel.0198-22-3030

株式会社風童社
花巻市桜町4-240-1  
tel.0120-249-166

株式会社星光舎
花巻市桜木町3-27-2
tel.0198-22-3177

HAIR & MAKE EARTH 花巻店
花巻市桜台2-23-2 
tel.0198-21-3288

合資会社末廣 パティスリーアンジュ
花巻市星が丘1-1-18 
tel.0198-21-1488

社会福祉法人 大谷会
花巻市湯口字松原53-1 
tel.0198-25-2125

高木丘クリニック
花巻市高木18-61-2 
tel.0198-22-0103

スターブリッジいわて株式会社
花巻市松園町1-6-1 
tel.0198-23-0771

花巻商工会議所
販売:本所 花巻市花城町10-27 
tel.0198-23-3381
販売:石鳥谷支所 花巻市石鳥谷町好地6-10-3
tel.0198-45-4588
販売:大迫支所 花巻市大迫町大迫3-203
tel.0198-48-3230

cafe’Restaurant B&B 無ら里(ブラリ)
花巻市一本杉35-19
tel.0198-24-2026

だいわブルーベリー園
花巻市鍋倉字地森7 
tel.0198-24-4888

どんまいプロジェクト花巻
販売:ファームプラス
花巻市上根子字下田60-2
tel.0198-33-0594

田舎labo
花巻市湯口字蟹沢13-1 
tel.0198-29-5991

株式会社文化タクシー
花巻市双葉町6-2 
tel.0198-23-3181

松葉商店
花巻市東和町土沢5 区380 
tel.0198-42-4325

株式会社とうわ地域資源開発公社
販売:東和温泉
花巻市東和町安俵6区135 
tel.0198-42-4311

たく整骨院
花巻市上町12-12 
tel.0198-22-7763

医療法人廣正会寺内歯科医院
花巻市西大通り2-13-13 
tel.0198-41-1818

カシワタニ動物病院
花巻市西大通り2-371-2 
tel.0198-22-2494

須田内科医院
花巻市円万寺字下中野46-4 
tel.0198-38-1121

一般財団法人高村光太郎記念会
花巻市太田3-85-1 
tel.0198-28-3012

白鳥の停車場
花巻市高松26-3[ 童話村内 ]
tel.0198-31-2040

キクヤ
花巻市東和町土沢5 区405 
tel.0198-42-2632

花巻南温泉郷 湯の杜 ホテル志戸平
花巻市湯口志戸平27-1
tel.0198-25-2011

医療法人百帆会
耳鼻咽喉科・わたなべとしや診療室
盛岡市北飯岡1-2-67 
tel.019-656-4133

ユキノハナ動物病院
花巻市不動町1-8-1 
tel.0198-29-5488

株式会社中央コーポレーション
花巻市東宮野目第11-5
tel.0198-26-3033

社団医療法人ひとみ会 花巻中央眼科
花巻市西大通り2-1-10
tel.0198-41-2700

医療法人報恩会
とみつか脳神経外科クリニック
花巻市御田屋町1-41
tel.0198-23-2100

鉛温泉 藤三旅館
花巻市鉛字中平75-1 
tel.0198-25-2311

特定非営利活動法人ライフデザイン花巻
販売:Ji・Baコミュニティカフェほか
花巻市湯本2-54-8
tel.0198-27-4407

賢治の広場
花巻市上町3-4 岩田ビル 1F

小山田泰彦司法書士
土地家屋調査士事務所
花巻市花城町12-6
tel.0198-22-4194

株式会社木村設計A・T
花巻市下小舟渡237-3
tel.0198-23-3818

カフェレストランきゃびん
花巻市矢沢4-62-27
tel.0198-31-3023

鏑八幡神社
東和町土沢5 区169 
tel.0198-42-4333

ゲストハウスmeinn
花巻市末広町2-13
tel.0198-33-4167

モダンチャイニーズ蓮
花巻市末広町2-13 1F 
tel.0198-33-0836

ブックス銀河
花巻市下小舟渡118-1
イトーヨーカドー花巻店2F
tel.0198-22-4548
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暮らしたいまち

2020-02-16 | 文化

もしも、もしもの話だけど
もしも将来地元を離れなければならなくなったら
住みたいと思っているところは沖縄、
しかも那覇のような都会ではなく、できれば石垣島。
もうおじいだから、琉球古民家の縁側で
日がな一日三線爪弾いて暮らしたい(笑)
みんなでワイワイ泡盛囲みたい。
たまには街に出て、民謡酒場で音楽楽しもうかね。

ほかにこれまで「ここに住みたいなー」と思ったのは
東京の下町や博多、大阪の谷町あたり。
どこも昔からの伝統的生活慣習や文化が残ってて
しかもそんなに都会じゃなく騒がしくない。
静かにそのまちに溶け込んでささやかな日常を生きたい。

「暮らしたいまち」ってそんな場所じゃないのかな。
逆に考えると、花巻がそんなまちになれば
たくさんの人たちがここに住みたいと思ってくれると思う。
決して、新しいビルが建ち、おしゃれな店があり、
名の知れたチェーン店が軒を連ねているまちではないはず。
ここなりの文化をちゃんと持っていて
人々がフレンドリーで自分の生活を営んでいるまち。
そんなところなら住んでみたいよね。

結局は「ひと」かな。
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「彷徨」

2020-02-15 | 読書

ある意味、今の自分の原点と言えるかもしれない。
大学1年の時に南院科の仲間たちと作って売ったミニコミ誌だ。
B6判で、なんと本文54ページに色上質の表紙くるみ。
懐かしいのはザラ紙にガリ版印刷、袋とじってこと。
確か1週間で合計4時間しか寝ずにガリ切った思い出がある。
我が家は両親とも教員だったので、鉄筆を持っていた私が
全ページ原紙に書き込んだのだった。
もちろん写真なんか入れられず、文字と多少のイラスト(マンガ)だけ。


これも私が描いた(笑)その時の編集部の様子(^^;
(当時私は「プー(Poo)と呼ばれていた)

何部作ったんだっけなぁ。
確か50とか、100とかだった気がするけど、
行きつけの喫茶店に置いてもらって1部200円で販売した。
当時素人の雑な作りだし、大して売れはしなかったけど、
「本作る」という意味では原点ではある。
(中学時代にひとりでZINEのようなものを、
  高校時代にはやはりガリ版で文芸同人誌は作ったことはあり)

「Vol.1」とか書きながら、1号だけで終わった1冊。
内容はとても読めるような代物じゃない(笑)
が、捨てられない。
「精神の彷徨をするのが青春時代」という意味で誌名は「彷徨」。
高校時代の同人誌は「酩酊船」 ^^; と
どちらも誌名はアルチュール・ランボーの詩より。
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