花巻駅橋上化に伴う駅舎新築工事が
来年度中にも具体的に動き始めるという話を聞いた。
「東北の駅100選」に選ばれているという現在の駅舎は
1960年竣工なので、私と同い歳。
かつて2階にあった精養軒支店のレストランも懐かしく
また盛岡の会社に通うため毎日利用した身としては
とても残念な気持ちもあるのだが、決まったのであれば仕方ない。
こうなったら新しい駅を中心とした周辺環境の整備を
観光都市花巻の視点で考えた方がポジティブな考えだろう。
観光案内の地図やサインなどはもちろん新設必要だろうと思う。
ところで、これまでの出入り口である東口は
バスターミナルやタクシー乗り場があり
市役所、マルカンビル、茶寮かだん、雨ニモマケズ詩碑、
宮沢賢治記念館や宮沢賢治童話村などの玄関口となっているから
これまで通りのベクトルで整備されるのだと思うが
近年、観光コンテンツとなっている
花巻東高校や大谷翔平・菊池雄星モニュメント、
大規模産直のだぁすこ、日居城野運動公園、ルンビニー美術館などは
西口方面にある。
しかもこれらはすべて、かつての花巻電鉄花巻温泉線廃線跡の
サイクリングロード沿いにあるから面白い。
なんなら花巻電鉄車両で人気の馬面電車展示場も。
このサイクリングロードを新たな観光道路にするってのはどうだろう。
サイクリングロードは花巻駅西側、旧花巻電鉄花巻駅跡からスタート。
県道の下を潜り抜けて花巻温泉方面へ向かう。
ここを電車に乗ったつもりで歩いてみるのも楽しい。
市道に沿って、住宅のすぐ脇を通る。
途中には公園も。
左の建物が花巻東高校。
その手前にはルンビニー美術館もある。
木立を抜けると日居城野運動公園が見えてくる。
右は陸上競技場、左は昔のゴルフ場である他目的広場。
単線だった花巻電鉄は、
この「グランド前」停車場ですれ違っていた。
その跡が今も残る。
「グランド前」停車場の西の端。
住宅街の軒先を抜けたり、公園の脇を通り過ぎたり、
木立の隙間から陸上競技場や他目的広場を眺められたり、
歩いてみてもなかなか素敵な散歩道だ。
(撮影時は自転車で通ったけれど)
花巻駅から反対側(鉛温泉線跡)へ行くと
馬塚電車が展示してあり、かつての市庁舎だった市民の家もある。
市民の家は昭和4年に旧花巻町と花巻川口町が合併し
新花巻町になった時に建てられた、総檜造りのりっぱな建物。
歴史的に価値ある建物の有効活用も望まれる。
改めて、とても魅力的な道だ。
もう少し整備すると、観光ルートとして使えそう。
スタート地点の花巻駅西口から花巻東高校まで徒歩約20分。
自転車だと10分かからずにサイクリングできる。