私の実家には世界文学全集なるものがあった。
結構備えている家、むかしは多かったよね。
本がだーい好きだった風屋少年は、
中学生になって大人の本が面白いと知るや、
片っ端から読み始めたわけだ。
シェイクスピア、ダンテ、スタンダール、魯迅・・・
それこそ手当りしだいに。
そのうち何度も読み返したくなる本が現れてきた。
アルフォンス・ドーデとヘルマン・ヘッセ。
それから高校卒業後までの長い付き合いになる作家達だ。
特にヘッセの「郷愁(ピーター・カーメンツィント)」は
20歳を過ぎてからも、早春の暖かい日には必ずページをめくったものだ。
合間を縫って絵本・童話もよく手にとった。
宮沢賢治や浜田広介、そして何といっても斉藤隆介。
「三コ」の雄大さに憧れ、「ベロだしチョンマ」に驚愕した。
絵本や童話は高校・大学を経て、今でも時々手にする。
当時のBGMは、ソニーのラジカセでエアチェックした
あるいはレコードを小遣いで買ったり、友人から借りて録音した
吉田拓郎やかぐや姫、赤い鳥、岡林信康などのフォーク、
はっびいえんど、荒井由実などのニューミュージック、
そして中学時代後半はクラプトンだ。
高校に入ると、まず哲学に興味を持った。
・・・といってもたいしてカッコよくない理由がきっかけだったけど。
入った高校のバンカラに憧れ、旧制高校に憧れ、
旧制高校生がよく読んだというデカルトや西田幾太郎に憧れたのだ。
当時どれだけ理解していたかギモンだが、
ニーチェ、キェルケゴール、ヘーゲルを読んでみたりした。
もちろん最初はプラトンから入ったし、
旧制高校生のバイブル「三太郎の日記」もあちこち探して手に入れた。
これまたそのうち、難しい中にも興味のある本が現れてくる。
アルベール・カミュだ。
サルトルを読んだ時にはよく分からなかった実存主義が、
カミュによって解きほぐされていく感じがしていた。
もちろん小説も読んだよ。
当時デビュー作「限りなく透明にちかいブルー」で
いきなり芥川賞をとった村上龍は強烈だったなぁ。
ランボーやボードレールの詩を読んでいたのもこの頃。
影響を受けて、自分で詩を書いたりもしていたし、
友人達とガリ版の同人誌を作ったりもした。
で、その当時のBGMはジャズに変わっていた。
ハービー・ハンコック、チック・コリア、スタッフなどフュージョン系から
エラ・フィッツジェラルドおばさんのスキャット、
重いビリー・ホリディ、マル・ウォルドロン・・・
秋吉敏子や渡辺貞夫などの日本人の大御所も聴いた。
ほとんど読書のBGMとして聴いたので
タイトルすらよく覚えていないけど(^^;
・・・という、今日はツラツラ思い出話。
結構備えている家、むかしは多かったよね。
本がだーい好きだった風屋少年は、
中学生になって大人の本が面白いと知るや、
片っ端から読み始めたわけだ。
シェイクスピア、ダンテ、スタンダール、魯迅・・・
それこそ手当りしだいに。
そのうち何度も読み返したくなる本が現れてきた。
アルフォンス・ドーデとヘルマン・ヘッセ。
それから高校卒業後までの長い付き合いになる作家達だ。
特にヘッセの「郷愁(ピーター・カーメンツィント)」は
20歳を過ぎてからも、早春の暖かい日には必ずページをめくったものだ。
合間を縫って絵本・童話もよく手にとった。
宮沢賢治や浜田広介、そして何といっても斉藤隆介。
「三コ」の雄大さに憧れ、「ベロだしチョンマ」に驚愕した。
絵本や童話は高校・大学を経て、今でも時々手にする。
当時のBGMは、ソニーのラジカセでエアチェックした
あるいはレコードを小遣いで買ったり、友人から借りて録音した
吉田拓郎やかぐや姫、赤い鳥、岡林信康などのフォーク、
はっびいえんど、荒井由実などのニューミュージック、
そして中学時代後半はクラプトンだ。
高校に入ると、まず哲学に興味を持った。
・・・といってもたいしてカッコよくない理由がきっかけだったけど。
入った高校のバンカラに憧れ、旧制高校に憧れ、
旧制高校生がよく読んだというデカルトや西田幾太郎に憧れたのだ。
当時どれだけ理解していたかギモンだが、
ニーチェ、キェルケゴール、ヘーゲルを読んでみたりした。
もちろん最初はプラトンから入ったし、
旧制高校生のバイブル「三太郎の日記」もあちこち探して手に入れた。
これまたそのうち、難しい中にも興味のある本が現れてくる。
アルベール・カミュだ。
サルトルを読んだ時にはよく分からなかった実存主義が、
カミュによって解きほぐされていく感じがしていた。
もちろん小説も読んだよ。
当時デビュー作「限りなく透明にちかいブルー」で
いきなり芥川賞をとった村上龍は強烈だったなぁ。
ランボーやボードレールの詩を読んでいたのもこの頃。
影響を受けて、自分で詩を書いたりもしていたし、
友人達とガリ版の同人誌を作ったりもした。
で、その当時のBGMはジャズに変わっていた。
ハービー・ハンコック、チック・コリア、スタッフなどフュージョン系から
エラ・フィッツジェラルドおばさんのスキャット、
重いビリー・ホリディ、マル・ウォルドロン・・・
秋吉敏子や渡辺貞夫などの日本人の大御所も聴いた。
ほとんど読書のBGMとして聴いたので
タイトルすらよく覚えていないけど(^^;
・・・という、今日はツラツラ思い出話。