風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

今年が暮れる

2012-12-31 | 風屋日記
黙々と
雪が降り積もりながら
2012年が終わる。
今年あった
いろんなことを思い出しながら
新しい年を迎えよう。

今年1年お世話になりました。
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歩きにくい

2012-12-30 | 生活の風景
ようやく
だいたいの年賀状投函。
慌ただしい年の瀬の花巻。
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日本の伝統文化、慣習

2012-12-29 | 文化
前日の記事の続き。
というか、同書を読んで改めて感じたこと。

最近、電車の中の広告で
「江戸仕草を身につけよう」というものを目にする。
道ですれ違う時や電車の中など、公共の場で
いらぬ争いを招かないよう見知らぬ相手を気遣う仕草を
身につけて行動しようというものだ。
道を譲る、戸を押さえて待つ、他人の気遣いにはお礼をなど
言葉にしてみるとごく当たり前のささやかなことだが、
それによって人と人との間に温かいものが生まれる。
それらは今も地方にはちゃんと残っている。

現代の、特に都会は異常なほどの競争社会。
他人を押しのけることこそあれ、気遣うことは稀だ。
他人より上に立つ、他人より前に出ることで
勝ち組、負け組を勝手に定義し
勢い皆負け組になりたくなくてますますとんがっていく。
バブル経済と競争原理を全面に立てた小泉改革により
金の有無がすべてのモノサシとなって勝ち負けが決まるようだ。

強い日本、活力ある日本、愛すべき国家を作る前に
まずは江戸仕草を身につけ、伝統的慣習や伝統芸能を尊重し、
日本ならではの価値観の中で社会を構築することこそ
日本という国への本当のの愛情だと思うのだが・・・。
果たして「強い日本」「活力ある日本」を声高に訴え、
ことあるごとに「愛国心」を国にする人々は
それら伝統的慣習や文化についてどれだけ知っているのだろう。
逆に「金主主義」に走っている人たちほど
有無をいわさず声高な気がしているのだが。
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「吉原はこんな所でございました」

2012-12-28 | 読書
人権擁護、性差別に関して
吉原という地に良くない感情を覚える向きもあろうが、
江戸時代から、少なくとも昭和33年まで
(もしかしたら現代に至るまで)
ひとつの文化を形成した場所として興味がある。
地名からしてある種の哀しさや苦しさ、辛さとともに
優しさをも感じられる響きを持つ。

例えば病気の妻から亭主の馴染みの花魁に
「うちの亭主をよろしく」との言付けがあった話。
例えば戦地に赴く前に寄った兵士の浮き世への未練からの
「必ず帰って迎えにくるから」との言葉に対して
そんな兵士全員に「必ずだよ。待ってるよ」と
笑顔で送り出した岩手出身の花魁の話。
例えば芸を売る吉原の芸者衆が
「私たちは(色を売る)花魁のお陰で芸で食べていける」
と花魁達に心から感謝していたという話。
例えば泊まりの客が朝浴衣姿のまま派を磨こうとすると
そっと後ろから濡れないよう袂を引く花魁の気遣い・・・
そんなリアルな逸話を読むにつけ
「吉原の人情」という昔の男性達の言葉を実感する。
そしてまた、昭和33年の売春防止法施行までは
(建前上の社会的ヒエラルキーはあったにせよ)
彼女達への差別はそれほど無かったのではないかと感じさせる
数々のエピソード。
知ってるつもりでもほとんど初めて知る吉原の生の姿に
感慨を新たにする思いだった。

大正12年に3歳で吉原の引手茶屋「松葉屋」の養女となり、
戦前、戦中、戦後を生き抜きながら
後の料亭松葉屋を切り盛りしてきた女将の思い出記。
とはいえただの思い出ではない。
売られてきた女の子達の時代から現代の風俗店にいたるまで
優しく暖かい目で見ていた著者の思いや言葉は
その時代を知らずに読んでいる我々が無意識に持つ差別の目や
特殊な思いなどをいつの間にか溶かしてしまい
逆に彼女達に畏敬の念すら感じさせてくれる。
吉原にだけ後まで残っていた江戸文化や昔気質なども面白く
これが現在の下町の「粋」の源流になっているのだなぁと
つくづく感じた。
できることならこの時代を経験してみたかったとも思う。

「吉原はこんな所でございました」福田利子:著 ちくま文庫
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「てぃんさぐぬ花」

2012-12-27 | 音楽
てぃんさぐぬ花や
爪先(ちみざち)に染(す)みてぃ  
親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 
肝(ちむ)に染(す)みり

  ホウセンカの花は 爪先に染めて
  親の言うことは、 心に染めて

天ぬぶり星(ぶし)や
ゆみばゆまりゆい
親(うや)ぬゆし言(ぐとぅ)や
ゆみやならん

  天の星々は 数えようと思えば数えられるけれど
  親の言うことは 数えられない

夜はらす舟(ふに)や
にぬふぁ星(ぶし)見(み)あてぃ
我(わん)なちぇる親や
我(わん)どぅみあてぃぬ

  夜走る舟は 北極星が目当て
  私を産んでくれた親は 私を見てる

宝玉(たからだま)やてぃん
磨かにば錆びす
朝夕肝(あさゆちむ)磨ち
浮世(うちゆ)渡ら

  例え宝石でも 磨かないと錆びてしまう
  朝晩心を磨いて 世の中を生きていこう

誠(まくとぅ)する人(とぅ)や
後(あとぅ)や何時(いち)までぃん
思(う)む事(くとぅ)ん叶(かな)てぃ
千代(ちゆ)ぬ栄(さか)い

  誠実に生きる人は いつまでも
  思うことも叶って 永久に栄える

なしば何事(なんぐとぅ)ん
なゆる事(くとぅ)やしが
なさぬ故(ゆい)からど
ならぬ定み

  成せば何事も 成ることだが
  やらないから 成らないのが当たり前

                (沖縄民謡)


沖縄の人間じゃないから
その地の方言を使うのは憚られるのだけれど
でもやっぱり沖縄の歌はウチナーグチで歌いたい。
あの柔らかく包み込まれるような言葉は
どこか懐かしいメロディーに良く合う。

意味もわからないまま、
いい歌だなぁと聴いたり歌ったりしていたけれど
こうやって訳してみるとますます心に沁みる。
初めてこの曲を聴いた夏川りみさんのバージョンで
てぃんさぐぬ花(鳳仙花)
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片付け

2012-12-26 | 生活の風景
クリスマスの夜、
まだ9時前なのに
銀座和光のディスプレイから
ツリーやリースを撤去してた。
そんなもんなのかな。
段取り良すぎ(^^;
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浅草にて

2012-12-25 | 生活の風景


路地から
冬空に伸びるスカイツリー。
近くの工場からは門松の出荷風景もあり
ここではクリスマスというより
年の暮れという風情。
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Merry Christmas

2012-12-24 | 生活の風景
スカイツリー根本、
ソラマチのクリスマスイルミネーション。

日本でも、韓国や北朝鮮でも
中国、インド、ミャンマーでも、
シリア、ソマリア、ナイジェリアでも、
パレスチナやイスラエルでも、
少数民族も、スラムや難民の人達も
世界中の人達が
笑顔で日常を過ごせる日が来ますように。
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おぎゃー作家

2012-12-23 | 文化




新宿駅内の
とあるカフェで原画が並べてあった。
おぎゃー作家丸山伊太朗氏の絵画展とのこと。
そういやこのタッチ
絵本か何かで見たことがあるような。
力強い命が描かれている。
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「世界滅亡」騒動

2012-12-22 | 世界・平和
中国、人類滅亡唱える宗教組織信者800人拘束

『終末の日』の集団自殺を防止、アルゼンチンの山が閉鎖に

本日ついに人類滅亡『名古屋へ逃げろ!』
    悪ノリ続出、『終末説』に踊らされる



人間って愚かだな・・・。
もちろん自分も含めて。
でもだからこそ
哀しくて愛おしい存在なんだけど。
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ソボクなギモン

2012-12-21 | 世界・平和
安倍さんは
国債をどんどん発行して金融緩和を図り
円安に相場を導いて
物価上昇率を2%押し上げてデフレ脱却すると言う。
要は今、何兆という国の借金を更に増やすと言うのだ。
国の債務が増大することにより加速度的に円安が進み
逆にインフレを招くおそれがあることを覚悟の上?
物価が上がってもタイムリーに景気浮揚に繋がらなければ
消費低迷を招いて更なる不況を呼ぶ可能性も覚悟の上?
それでなくとも対中、対韓強硬路線に走れば
東アジア情勢不安定により国債価値も円も下落するだろう。
それも覚悟しているのだろうか?

国防軍を創設するのだと言う。
自衛隊と国防軍ではどこが違うの?
戦わないことが前提の自衛隊ではなくて
戦うことを目的とするのが国防軍ってこと?
だとしたら、例えば今回
シリア情勢悪化に伴いゴラン高原から自衛隊が撤退したけど
国防軍だと犠牲者が出ることを前提に駐留を続けるってこと?
人が死ぬことは覚悟の上なの?
人に「死ね」と命令する覚悟があるの?
いざとなったら自ら先頭を切って命を懸ける覚悟はあるのか?

教育改革を断行し、教委のあり方も見直すのだと言う。
教育は国にとっての大切な先行投資。
これを間違うと2~30年後以降の日本が道を誤る。
それを理解した上で、将来にわたって責任を負えるのか?
教育の問題は教育の中身や体制だけではなく
地域や家庭、少子化などの社会問題も合わせ、
総合的に考える必要があるし、
何よりも教育に力を入れるなら
口だけではなく金も出す必要があると思うのだが、
果たして総合的な社会問題として取り組むと同時に
教育予算の大幅増額を図る覚悟はあるのか?
幼児教育の問題は?
もし本当にそういうことに取り組む石があるのなら
待機児童対策のための数合わせでしかない
認定子ども園構想など机上の空論でしかないのだが。

総理大臣になったらまず憲法改正に取り組むと言う。
震災被害復興より、原発対策より、社会保障制度改革より
まず真っ先に・・・ということらしい。
憲法とは「政府」というスキームのベクトルを定め、
それを律するものなのだが
政府自身が先導を切って改正に取り組むというのは
その主旨を鑑みてどうなんだろう。
やりたい放題にできちゃうんじゃないの?
何より現憲法のことをボロクソに言うけれど
(前都知事は「変な日本語で理解不能」とまで言ってるね)
現憲法も御名御爾により公布されていること忘れてない?
憲法を悪し様に言うってことは
日本国天皇を面と向かって批判してるのと一緒だよね。
そこまでわかった上であえて言っているのなら
それはそれでリッパな覚悟だと思うけどね。
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2012-12-20 | 生活の風景




岩手の冬は
連日氷点下が続くし、雪は降るし、
道路が凍って運転は怖いし、
あまり肯定的に語られることは少ないが
実は乾いた空気が澄んでいて
晴れた日など自然の風景が素晴らしい。
ポジティブシンキング(^^)

毎度毎度同じアングルで恐縮だが
盛岡の本社3階から見た月曜日の岩手山と
夜半に雪が積もった
昨日朝のリンゴ畑越しの夜明け。
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2012-12-19 | 風屋日記
今年を振り返るのはまだちょっと早いし
仕事上もまだまだ今年中に片付けることはあるけど
大きな選挙も終わったことだし
12月ももう半ばを過ぎたので今年1年を思い返してみた。

10大ニュースとしてランク付けは難しいほど
今年はたくさんのうれしい事があった。
もちろんそればかりではないけれど
結果オーライってことで・・・。

今年の漢字は「金」だそうだが、
自分的には「縁」だなぁ。
たくさんの方々と新たに知り合い、
あるいは輪が広がった年だった。
自分自身は特別なことを何もしていないのに
周囲のたくさんの方々にお世話になり、巻き込んでいただき、
仲間として扱ってもらい、縁が広がった。

とにかく家族や親族、家族に関わっていただいた方々、
そして押上をはじめとする東京、花巻、盛岡の友人たち、
公私両面でお世話になった仕事でつながりのある方々、
ブログやmixiやfacebookでつながっている方々など
ワタシに関わっていただいたすべての縁に感謝。
今年1年ありがとうございました。
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John

2012-12-18 | 世界・平和
12月は
「Imagine」や「Happy Christmas」など
John Lennonの歌が街角にたくさん流れる月。
でも、復興や財政赤字対策、社会保障整備など
急務の政策より何より
選挙で勝った途端に憲法改正をぶち上げたり
それに諸手を挙げて賛成する
自民党総裁や前都知事、大阪市長たちの耳には
Johnの歌は届かないんだろうな。

♪All we are saying is give peace a chance♪
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盛岡の朝

2012-12-17 | 生活の風景
めっさ寒い寒い。
選挙結果も受けて
テンションダウン(-"-;
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