雪の朝
起きてすぐカーテンの隙間から外をちょっと覗いて
「お」と短く、小さく一声
あとは黙々と着替え、犬を外に連れ出す
フードをかぶっていても横なぐりが頬に冷たい
長靴で積もった雪をサクサク鳴らす
犬は腹まで積もった雪の上を漕いで行く
雪の朝
道行く人々は下を向き
車を走らせる人々はゆっくりと
そして黙々と職場へと向かって行く
時々降り続く雪を仰ぎ見ながら
渋滞している道路に少しあきらめの表情を見せながら
来るべきものが来ただけ
驚いても、愚痴っても仕方のない自然現象だけど
全国の天気予報で「北日本は雪が積もるでしょう」と
簡単に流されるほど簡単ではない雪国の生活
たかが数センチ積もっても
いつもと違って大変なのは都会とそれほど変わらない
ただ多少備えができているだけ
ここで暮らす人々は、それでも決して文句も言わず
淡々と、黙々とすべてを受け入れ
そして静かに暮らす
今日も昨日と変わらない日常
雪の朝
起きてすぐカーテンの隙間から外をちょっと覗いて
「お」と短く、小さく一声
あとは黙々と着替え、犬を外に連れ出す
フードをかぶっていても横なぐりが頬に冷たい
長靴で積もった雪をサクサク鳴らす
犬は腹まで積もった雪の上を漕いで行く
雪の朝
道行く人々は下を向き
車を走らせる人々はゆっくりと
そして黙々と職場へと向かって行く
時々降り続く雪を仰ぎ見ながら
渋滞している道路に少しあきらめの表情を見せながら
来るべきものが来ただけ
驚いても、愚痴っても仕方のない自然現象だけど
全国の天気予報で「北日本は雪が積もるでしょう」と
簡単に流されるほど簡単ではない雪国の生活
たかが数センチ積もっても
いつもと違って大変なのは都会とそれほど変わらない
ただ多少備えができているだけ
ここで暮らす人々は、それでも決して文句も言わず
淡々と、黙々とすべてを受け入れ
そして静かに暮らす
今日も昨日と変わらない日常
雪の朝