風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ちょっと昔の花巻 写真散歩

2021-08-27 | 散歩
10年〜30年前の花巻のまちの写真を知人からお借りし
先々の資料のためにスキャンしてデータ化した。
個人的にも思い入れのあるほんの一部の写真を勝手にUP(^^;
今はすっかり変わってしまったものの
馴染みのある花巻のまちの姿がここにある。


花巻デパートの屋上(?)から見たかつての上町商店街。
賑やかだったころが窺い知れる。
今は時間限定で路駐できるようになっているが
このころはそうなっていなくてもたくさんの車が路駐中。
それだけ周囲の目もゆるかったのだ。
恐らく1980年代の写真じゃないかなと思われる。
ワタシが20代のころ。


若い人にはどこの写真かわからないと思うが
実はここは市役所からマルカンへ向かう館坂の風景。
かつてはこんなにも道路が狭く、家々が立ち並んでいた。
今はこの2倍ほどの広い道路となり、
右側には大きなマンションが建っている。


これは昔の税務署の写真。
今はマンション向かいの駐車場となっているところ。
当時は駐車場を広くとってある施設は少なかった。


この古い木造長屋はつい最近まであったので
若い世代も覚えている人が多いだろう。
市役所の北側で、ついこの前まで工事をしていて
今は道路が広くなり建物は少ない。
長屋の一角に有名な菱川お菓子屋さんがあった。


こちらは鍛治町。
渡辺商店やFURUKUMAさんはまだあるが、
その間に宮弥書店があった。
明るい雰囲気だった上町の誠山房や吹張町の芳文堂とは違い薄暗く、
こっそり大人の本を立ち読みする本屋として知られていた。

ここから先は、今はもうない同級生の家。


マルカン向かいの井形酒店。
今は1階にローソンが入っている復興支援住宅だ。
戦前からの建物で、蔵の壁に空襲時の火災の跡が残っていた。
ここの主人だった同級生は我々の神輿の幹部だったので
花巻まつりの時は毎晩神輿の打ち上げがここだった。
蔵の前の駐車場にブルーシートを敷き
売るほどある(笑)焼酎を大量消費したものだ。
メインストリートが真ん前なので
神輿の出番が終わった後は飲みながらよく山車を眺めた。
建物とともに、彼ももういない。


鍛治町の、正式には高喜電器?高喜楽器?
ギターなんかも扱っていたよねぇ。
店頭のビクターの犬の置き物が目印だった。
ここも老舗で、宮沢賢治が花巻農学校教員だった時代、
通勤途上にあるこの店でレコードを何度も買い、
発売元のビクターが田舎の店でそれだけ売れていることに驚き
様子を見にきたという逸話が残っている。
この同級生の家には、特に高校時代何度か遊びに行った。
実はその同級生が
今は花巻まち散歩マガジンMachicocoのカメラマン。
屋号を受け継ぎ、高喜写真事務所を名乗っている。
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2 コメント

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Unknown (老婆心ながら…)
2024-05-29 11:35:23
井形酒店さんの跡地にはサービス付き高齢者向け住宅が建っているのでは?
復興支援住宅がある場所は、昭和50-60年代ならば喫茶店の一相さん(のちのJ-one club)と誠山房さんの土地だったと記憶しております。
返信する
コメントありがとうございます (風屋)
2024-05-29 11:50:25
井形酒店の跡地は
現在高齢者向けグループホームですね。
一相は昔お蕎麦屋さんでした。
ローソンの場所は誠山房ですね。
ご指摘のとおりです。
返信する

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