風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ひとり ひとつ

2020-09-30 | 社会
男と女は違う。
男同士でも、女同士でも違う。
なんなら一緒に育った兄弟姉妹でも違う。
音楽好きでも、クラシックだったり、ロックだったり
ロックでもメタルだったり、70年代ブリティッシュだったり、
映画好きでも洋画だったり邦画だったり
ラブストーリーだったり、ヒューマンだったり、ホラーだったり。
使う言葉や文化も違うし、生活慣習も違う。
嗜好品も違えば、恋愛対象も違い、性自認も違う。
できることとできないことはひとりひとり違う。

要は「マジョリティ」ってなんなのかってこと。
なんらかの共通点を持った同士がコミュニティを作るのはいいけど
もちろんそれが全てではないし、価値観まで共通ではない。
誰か他の人のことを完全に理解するなんてのは絶対に無理だ。
ひとはみんな「ひとり」で、ひとつひとつの命。
東日本大震災の時に北野武さんが
「数万人犠牲になったひとつの事件が起きたんじゃない。
 ひとつの命を失った事件が数万件一度に起きたんだ」
と語っていたけれど、それだけひとりひとりの命は大切だ。

だから今回のコロナ禍で
「今日○人亡くなった。累計○人の犠牲」とか
「世界中で死者が○百人を超えた」とか
犠牲者を数で語っていることに強い違和感を覚える。
自死を選んだ役者さんのことを
あれこれわかった風に詮索するのも違うんじゃないかなと思う。

そして、そんな大切なひとりひとりが
誰かの目を気にしたり、誰かのために何かを我慢したり、
ましてや誰か(何か)のために命をかけさせられたりということは
間違っていると強く思う。
「不謹慎だ」とか「ゲス」とか「世間に謝れ」とか
本人たちをよく知らない人間が非難するのもどうなんだろう。
自分とは違うイデオロギーや政策に対して
異議を唱えることは、その国の国民として当然の権利だが
人間性までどうこう言うのはおかしいと思う。
(その任にあらず・・・というのは人間性とは違う)

この世界が
「個」を大切にする社会であって欲しいと強く願う。
だって元々、社会という組織は
個々が生きやすくなるためにあるのだから。
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秋の3曲

2020-09-29 | 音楽
この季節になると聴きたくなる曲。
20歳前後のころの思い出。




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大呂麺

2020-09-28 | 食べ物・お店

なにげに久しぶりのモダンチャイニーズ蓮さんで
この日(9/24)から登場の新メニュー。


いつみちゃん得意の薬膳的なメニューなのかな?
体が温まってボリュームも満点。
セットで頼んだ小籠包も意外にボリュームあるよね(^^;


もちろんお馴染みの杏仁豆腐も。
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花巻のまち

2020-09-27 | 社会

ここ数年、若い人たちが頑張って
まちにも活気が出てきているけれど、
この流れを加速させるにはまだまだ取り組めることがある。
産学官的にも、消費経済的にも、労働力的にも
地元にある富士大学と商店街をうまく組み合わせること。
脱都会を図るベンチャーやIT系企業を
花巻に誘致するための環境整備。
そして観光客を改めて誘致するためのプロモーション
および公共交通機関のさらなる整備だ。
公共交通機関については、単なる旅客体勢だけでなく
イメージ戦略というか、
いわゆる「映える」作戦も必要だと思う。

それらの実行には当然お金が必要。
民間の力で町全体の資産価値を高めると同時に
地元産農産物や工芸品など
花巻ならではの「売り物」をもっと戦略的にPRしたい。
私が関与できそうなことがまだまだある。
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2020-09-26 | 生活の風景


もうぼちぼちと稲刈りが進んできた。
いつもなら花巻まつりが終わると
ほてった空気を冷ますように、
稲刈りが始まるという時期だけど
今年は静かな収穫作業。
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ワンディシェフの大食堂

2020-09-25 | 食べ物・お店


先週土曜日は、久しぶりに土沢商店街にある
ワンディ シェフの大食堂へ。
日替わりシェフによるバリエーションあるランチが人気だ。
この日は「ぐりとぐらのおもてなし」さん。
少しずつ多品種のおかずが美味しい。
ボリュームがイマイチに見えるが
デザートもあってお腹いっぱい。
特に大根もちが美味しかったなぁ。

下記は9月後半のメニュー。


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リスペクト

2020-09-24 | 風屋日記

先日仕事でぶどう農家を取材した。
実はここの主は私の高校時代の同級生。
高校卒業後、千葉大工学部を経て、
かねての目標通りメーカーのエンジニアとなり
あちこち海外赴任をしてきたとのこと。
ヨーロッパに赴任していた時にワインにハマり
50歳を超えて日本に帰ってきた時には
もう自分でぶどう栽培からワインづくりまでやろうと
あちらこちら生産地を見てきた由。
55歳で早期退職
「会社は自分の代わりがいるからね」と笑う。

花巻に帰ってくるつもりはなかったようだが
たまたま花巻市が行ったグリーンツーリズムで縁ができ
ぶどう生産地である大迫に移住することにしたそうだ。
これまで3年間ワイン用品種のぶどう生産を行い
醸造は委託していたのだったが
いよいよ来シーズンから自分のワイナリーを立ち上げるとのこと。
着々と地道に目標に向かっている。

その前にも野菜農家取材の際に別の同級生に会った。
彼の場合は、以前の障がい者サポートの仕事を退職して
障がい者や高齢者を雇用できる事業をしようと
野菜農家を始めたのだそうだ。

この歳になると、同級生たちはみんなそれなりの地位にいる。
会社や役所、学校などで、部長や役員、校長、副校長など。
みんな頑張ってるな・・・とリスペクトしつつ
目的を持って農業の道を選んだ彼らもまた心からリスペクト。
それぞれの道を、地に足をつけて確実に歩んでいる。
同級生たちの活躍や頑張りは見ていて嬉しい。

友がみな 我より偉く見ゆる日よ 花を買いきて妻と楽しむ

あ、その妻もそれなりの立場で頑張っているのだった(^^;
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またひとつ

2020-09-23 | 生活の風景

花巻市図書館前にあるこの建物は
花巻市教育委員会→教育委員会文化財課→森林組合
と変遷を辿って、今般取り壊されることとなった。
実は教育委員会になる前は
かつてこの場所にあった岩手県立花巻農業高校の一部。
当時の花巻農業高校本校舎は
この地に建って以来の木造の立派な校舎で
かつてここの教諭だった宮沢賢治さんも教えた建物。
写真の建物は本校舎の後ろに最後に建てられた
おそらく実習棟か実験棟だったものだと思う。
移転時、他の施設はすべて壊されたのだが、
ここだけはまだ新しかったためにそのまま流用された。
とはいえ、私が物心ついた50年以上前からある。

花巻農業高校時代の遺構は
もうひとつ煉瓦造りの小屋が残っているけれど
この建物が壊されてしまうと
当時の面影を残すものはほとんど無くなるな。
こうやって、昔の花巻の風景はだんだん無くなる。
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かかし祭り

2020-09-22 | 生活の風景

紫波町のふる里センターにて開催中。
時事ネタなどもあってなかなか面白く見た。


アマビエは時節柄何体もあった。


マスクをしたチコちゃんとアベノマスク。
安倍さんのマスクに小ささに笑った(笑)


人気のフワちゃんも。


朝ドラ「エール」の音さん(二階堂ふみさん)。


ここにもチコちゃん。
似てる(^^)


もちろん元祖かかしも。


小池知事(笑)
安倍さんと並べてみればもっと面白いのに。


岩手が生んだ三大名投手。
雄星くんに大谷くん、佐々木郎希くん。


アマビエがアイ〜ンしてる(笑)


変なおじさんとバカ殿。
志村けんさんリスペクトも多かった。


一番笑った岩手放送神山アナ。
似てるなー(^^)
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今日は敬老の日

2020-09-21 | 生活の風景
昨年、孫が幼稚園で作ったプレゼントをもらった。
「おじいちゃん、長生きしてね」と書いてあった(^^;
(それは幼稚園側で用意した印刷文章)
一気に老けた気がした(笑)
そして今年も。




そっかー
そういう歳だということを自覚しなきゃいけないかー😅

ということで
全国の高齢者の皆様、今日もご安全に。
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祖父の足跡

2020-09-20 | 風屋日記
私の祖父は山口県出身だと何度か書いた。
明治7年に生まれ、法律を学ぶために単身上京した由。
大日本帝国憲法は明治22年施行だから、当時祖父は16歳。
政府は長州閥が席巻していた頃でもあり
星雲の志を抱いて上京したのであろうことは想像に難くない。

その後どういう経緯か陸軍に入り職業軍人に。
盛岡駐屯地に赴任になったことが岩手に根を下ろす契機となった。
結婚は盛岡でだから、たぶんまだ20代。
明治20年代後半から30年代前半のことだろうと思う。
(長男は明治36年誕生)
日清戦争は明治27年勃発、日露戦争は明治37年勃発。
ってことはどちらかに参戦している?
と思って調べようとしたのだが
残念ながら公的に残っている軍籍は
昭和に入ってから(満州事変ごろから)のものだけらしい。
どこかに明治期の軍籍は残っていないものか。

なお、祖父は結婚後すぐに退役し
どうやら秋田の花岡鉱山に勤めたと聞いた。
長男、次男の戸籍では秋田県出生になっているようだ。
そしてその子たちが就学する頃までに花巻のまちの西の奥
今は豊沢ダムに沈んだ豊沢の集落に入り炭焼きを教えたと聞いた。
つい先日、豊沢出身の方に資料を教えられ
その中に祖父の名もあった。
その頃のことをもっと知りたいのだが、それも資料が乏しい。
その後、教えた炭焼きで生産された炭を首都圏に出荷するために
花巻のまちに出てきて炭屋を営んだとのこと。
首都圏に出荷した炭も在庫のうちに関東大震災ですべて焼け
炭屋もダメになったという。
昭和に入ってからは、岩手木炭協会の役員やったり
花巻町議会議員になったりしていたようだ、

歳のせいか、自分の系譜が知りたくて仕方ない。
とはいえこれだけ系譜が間延びしていて古い話になると
なかなか資料が残っておらず調べるにも苦労する。
どなたか古い軍籍を調べる方法を知らないだろうか。
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ホロホロ鳥

2020-09-19 | 食べ物・お店

木村拓哉さん主演のドラマでも
またNHK昼の番組でも全国的に有名になった
花巻の石黒農場のホロホロ鳥。
その加工品を仕事で撮影しつつ試食した。
美味い(^^)
自由に動き回れる肥育方法で、身が締まっている。
歯応えしっかりで旨味たっぷり。
あぁ、これにチーズがあれば永遠に赤ワイン飲めそう(笑)

ホロホロ鳥はアフリカ原産のキジ科の鳥。
フランス料理によく使われる、高タンパク低脂肪の食材だ。
アフリカ原産なので寒さには弱いのだが
ここでは近くの花巻温泉から温泉を引いてきて
肥育舎の床下に通し、暖かくしている。
周囲は熊や鹿、猪なども頻繁にやってくる山の中。
自然が豊富なところでホロホロ鳥はのびのびと育つ。


花巻がふるさと納税返礼品としても出している
全国、世界に誇る食材、いかがでしょうか?
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基本に立ち返っての提言

2020-09-18 | 世界・平和
人間社会は一定のルールを決めて成り立つ。
そのルールは構成員全員で決めるというのが民主主義。
ひとりひとりの人間が社会という集団を構成し、
相互扶助しながら生きるための方法だから
これは不変な定義だろう。
町内会でお金を集め、それを町内の人たちのために使うのと
公平に税金を集めて社会保障に使うのと
組織の大小だけの問題でなんらかわりはない。
そしてみんなの意見をまとめ、使い方を決めるのがトップだ。
それを基本に・・・

トランプ大統領へ
自分の選挙のために世界を撹乱するのはやめなさい。
自分の選挙のために自国内の分断を図るのはやめなさい。
他人を攻撃するのはやめなさい。
特に自国民を攻撃するのは、
自分を選んだ人たちを攻撃することだから
それは天に唾する行為と変わりない。
自国内で頻発のハリケーン災害、山火事などの
根本的対応のための地球環境問題にも取り組むべき。

中華人民共和国、朝鮮民主主義人民共和国指導者へ
「人民」「共和国」を謳っている以上、
あなた方は「人民」のための存在であるはずだ。
そんな民たちを苦しめ弾圧することはやめなさい。
あなた方の国の基を支えているのは「人民」なのだから。
まして北朝鮮では「民主主義」を謳っている。
今の国の形を築いた故金日成氏も
決して独裁や国の私物化は望んでいなかったはずだ。

中東や中央アジア、アフリカ、アジアにある
いくつかの独裁政権にも同じことを言わなければならない。
個人の欲や権力維持のために自国民を犠牲にしてはいけない。
あなた方は単に自国民から信託を受けた形だけ。

そして、すべての国の為政者には
核兵器や戦略兵器の削減にも是非取り組んでいただきたい。
防衛だとか、脅威に対抗だとか
どんなに口当たりのいい理由をつけようとも
それらは単に「人を殺す道具」。

もちろん、ここまで書いたことは
日本の為政者たちにもそのままあてはまる。
世界で起きている様々な問題は
ほとんどが為政者たちの私利私欲によるものだ。
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カンタぶどう

2020-09-17 | 食べ物・お店


カンタが地域おこし協力隊として花巻に来て5年。
任期終了前からぶどう農家となり
彼が育てたぶどうを食べるのももう3年目だ。
甘い❗️
昨年は甘味と酸味がバランスしていたが
今年のぶどうの糖度は遥かに高くなっている。
キャンベルってこんなに甘かったっけ?
ソッコーで1房食べてしまった。
同梱のサニールージュも大きくて爽やかな甘さ。

見知らぬ土地に来て辛く感じたこともあったろう。
文化の違いに戸惑ったこともあったろう。
それでも彼は常に笑顔で、今じゃ大迫町のアイドルだ。
任期を終えた後も大迫に残り
とうとう家を買ってしまった(山も 笑)。
笑顔で走り回りながら手探りでぶどう畑の世話をし
収穫し、ワインまで作っている。

いつもはニコニコ明るいカンタにも
内に秘めた想いがある。
彼のぶどうを買うと彼の想いが綴られたカードが入っている。


想いは届く。
彼の周りにいる私たちひとりひとりに。
そして彼が育てるぶどうに。
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御礼

2020-09-16 | 風人堂
人と本、人と映画、人と音楽、人と人の出会いの場を目指し、
花巻のまちの中に文化の拠点を作るべく、
BOOKS & THEATER Cafe 風人堂開店しようと
8/6から始めたクラウドファンディングが昨日終了しました。
おかげさまで90人の方から622,000円の応援をいただけました。


残念ながら目標金額には届かなかったのですが、
それでも応援くださった方々から熱いメッセージなどいただき、
またこのクラウドファンディングとは別な形で
応援いただけるお話をもらうなど、
心強い後押しをいただきましたこと、心から御礼申し上げます。

ここからいよいよ具体的に動き始めます。
正直言って応援いただく人数や金額が積み上がるたびに
責任が増して、プレッシャーも感じてきましたが
ここから先は皆さまの想いを形にする番です。
私なりに精一杯できることで
たくさんの方々にとっての楽しみとなる場を作り
まちに賑わいを作る一助になれればと考えています。

ここがゴールではありません。
今からがスタートです。
今後ますますの応援、ご支援よろしくお願いします。
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