風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

プロ野球考

2007-10-19 | 風屋日記
昨夜はプロ野球のクライマックスシリーズを楽しんだ。
帰ったらもう試合の後半だったから
ダルビッシュと成瀬のガチンコ勝負は見られなかったけど、
それでも1球1球面白かったよ。

昨日は日ハム-ロッテのパ・リーグと巨人-中日のセ・リーグの
両方ともテレビ中継があったけれども
私も、そして勉強そっちのけで早く帰って来た次男も
興味を持ったのは9:1ぐらいの割合でパ・リーグの方だった。
阪神が出られなかったからだけじゃないよ。
もしセ・リーグが巨人-阪神だったとしても6:4でパ・リーグだったな(笑)

我が家ではスカパーのプロ野球セットを契約しているので
普段やってるプロ野球全6試合ともどこかのchで見ることができる。
今年はあまり見ていないけれども、見る時はいつもパ・リーグだった。
それほど最近のパ・リーグは面白い。
主力が抜けても結果を出した日ハムの明るさと積極性。
若い選手が伸び伸び野球を楽しんでいる印象のロッテや西武、
高校を卒業したばかりの若いスターがチームを引っ張って成果を出した楽天、
若い投手陣が踏ん張り、重量打線が火を拭いたソフトバンク。
私的にはオリックスの印象が薄いけど、
でも即レギュラーを取った六大学から入った新人の大引のプレーは見たい。

一方セ・リーグは、若い選手も出てきているけれど
やはり中心はよく知った顔のスター選手たちという印象を受ける。
確かに高橋由伸や、赤星、谷繁、ラミレス、嶋、藤川など
お客を呼べる束らしい選手たちはたくさんいるし、
金本、前田、工藤のようなベテランや、青木、鳥谷などの若手もいい。
でもパ・リーグに比べて色褪せて見えるのはなぜ?

個人的な印象だけどね。
テレビ中継の影響なのかわからないけど、
セ・リーグってのは「勝ってナンボ」の印象がある。
選手のプレーに驚嘆したり、野球そのものを楽しむよりも
勝たなきゃ意味が無い・・・みたいな。
それにもうひとつ。
どうしても親会社や関連会社などの企業が目についてしまう。
日テレによる中継は思いきり関連会社の巨人よりだし。
それに比べてパ・リーグは地域に密着していて、
その人達による熱狂的な応援もまた楽しかったりするのだ。
チームの名前に地域名がついて無いのは西武とオリックスだけ。
あとは北海道、東北、千葉、福岡と全国各地の地域名がついている。
その辺がメジャーリーグみたいだよね。
そういうところがとても好ましく感じるのだ。

日ハムのダルビッシュや森本、ロッテの今江やTSUYOSHI、大松、
ソフトバンクの和田や川崎、西武のおかわり君、中島、銀二朗、
楽天のマーくん、嶋などなど、
若い選手たちが活き活き、伸び伸びプレーしているのを見ると
何だかこちらまで嬉しくなってしまう。
これは私がおじさんになったからだけでは無いと思うよ。
だってうちの次男坊も、
セ・リーグの選手達より彼らを身近に感じ、とても憧れているから。
コメント
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