風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

アメリカンフットボール

2007-10-10 | 風屋日記
高校時代、雪が積もった日の体育はラグビーだった。
雪の上なら転んでも痛くはないし、
素人ばかりのタックルは迫力なんざありはしないので
ほとんど怪我なく安心してラグビーができた(笑)
そしてこのラグビーが楽しいんだな。
雪が積もる度に体育が待ち遠しかったりして。
普段大人しいヤツが鼻血をまき散らしながらボールを持って突進、
意外な一面を見たりできるのもおもしろかった。
体育でラグビーの時は、いつも私はNo.8。
どうしてもフォワードがしたくて
でもそういうポジションは大概体のデカい柔道部などが担っていたので。
柔道部のヤツよりはまだ足が速かった私がNo.8をやらせてもらった。

大学を卒業し、結婚をしてからのことだが
私は盛岡のクラブチームでアメリカンフットボールを始めた。
私の大学は強豪校で知られていたので身近だったし
何よりその前年あたりからNFLをテレビで見るようになり、
そのカッコよさに憧れたからだ。
「高校時代はラグビーも経験したしな」という気持ちもあった。


仕事の都合でたった2年間しかできなかったけれど、
生まれて始めてのアメリカンフットボールは想像以上に楽しいものだった。
いわば「頭脳と体のパワーを最大限生かせる陣取りゲーム」
サイズが無ければスピードで、スピードも無ければ頭脳で
相手に向かうことができる。
フォーメーションも数限り無く考え付くことができるし
それをものにしたチームが強い。
(昨年末の甲子園ボウルや今年正月のライスボウルでは
 法政大がトリッキーなフォーメーションを連発していたねぇ)
関東一部リーグ16チーム中、国立大が4チーム締めてるってのも
アスリートだけのスポーツじゃないって証拠(になるか?)
格闘技みたいに危険なスポーツに見えるけれども
実は私のように未経験者でも簡単に始められるものでもある。
逆に防具をつけずにぶつかるラグビーの方が今ではコワイ(笑)

そんなアメフトだが、
日本がアメリカに次ぐ強豪国であることは以外に知られていない。
今年初めて日本で開催されたW杯では
優勝したアメリカとの決勝でも互角に戦い、
最後は延長で破れて準優勝だった。
NFLEL(NFLヨーロッパリーグ)のプロ選手が揃っている
ドイツやスエーデンにも簡単に勝ったんだよ。
日本チームのサイズは到底比較にならないくらい小さいけれど
スピードが全然違うんだ。
もっと注目されていいスポーツだと思うんだけどなぁ。

さて、今年のシーズンも中盤を迎え白熱してきている。
関東大学リーグ1部において
Aブロックは法政、早稲田、日体大、一橋大が4勝0敗で並び、
いよいよ上位チーム同士のぶつかり合いが始まる。
Bブロックは慶応、明治、日大の3校に絞られつつある。
関西学生リーグでは
Dv.1の関西学院と立命館の2強ガチンコ勝負が迫ってきた。
社会人のXリーグも、昨年Vのオンワード・スカイラークスに
IBMが土をつける大金星を挙げた。
これから12月までの2カ月間目が離せない。
乞うご期待。

今日は元の体育の日にちなんでアメフトの話題でした。
コメント (3)
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