風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

シャンティ

2007-10-09 | 風屋日記

シャンティ国際ボランティア会(SVA)の機関誌「シャンティ」。
今回からカラーとなり、レイアウトも一新。
なかなかいいデザインだ。
おまけに特集はミャンマー難民ということでタイムリー。

ミャンマー南部カレン州に住むカレン族は
軍事政権による迫害や強制労働、虐殺などから身を守るため
自治・独立運動を興して政府軍と内戦状態にある。
そこからタイへ逃げ、国境近くのメーソットにある
難民キャンプに保護されているのがミャンマー難民だ。

今の軍事政権のミャンマーにはもう戻れない。
かと言ってタイ政府は難民キャンプ以外の地への移住を認めない。
そこで2005年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)により
難民達の第三国定住プログラムが開始されている。
アメリカ、カナダ、オーストラリア、北欧など
世界10ヶ国の受入国に移住させるプログラム。
(その中に日本は入っていない)
彼らは母国の言葉や文化を捨て、受入国に溶け込む努力をし、
誰も知る人のいない行ったこともない地に移住する。
子どもの教育や就職支援などのサービスは受けられるが
かといって生活が保証されるわけではない。
もちろん差別もあるだろう。
そんな中で彼らは生きていかなければならない。

受け入れられる人はまだいい。
教育を受けておらず、特別な技術も持たない人達
(要は受入国に役立つ見込みのない人達)は
いつまで経っても受入先が決まらないという。
そんな人達はいつまでも劣悪な環境の難民キャンプから
抜け出すことができないのだ。
SVAはメーソットにも事務所を置き、
そんな難民の子ども達への教育支援も行っている。

私たちがしなければならないことは知ること。
もちろんそれ以上の支援ができるならば
無理せずできる範囲内での支援をすればいい。
・・・が、まずは知ること。
今世界でどんなことが起きているのか。
どんな人達がどんなことで困っているのか。
SVAの会員になればこの機関誌「シャンティ」で
少なくともSVAの活動を通して知ることができる。

    ◇      ◇      ◇

さて、12日(金)は東京出張。
当日夜は長男のところへ泊まり、
13日の長男の大学のアメフトの試合を見に行く予定。
試合は11時からだけど14時前には終わると思うので
その後ダッシュで神宮球場へ行き
東京六大学の試合を見たい(^-^)
13日の夜は長男のアルバイト先の居酒屋で
SVAを退職したルーアさんのご苦労さん会を
私と長男でする予定。
楽しみ。

どこかで交わる時間ができそうな方は連絡下さい(笑)
コメント
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