いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

内省的な思考なるもの2022

2022-07-15 14:37:24 | 超・いぶたろう日記
"You are so smart, but too pure."

みたいな人物評をいただくことがまま、ある。
いままでの所属先で、不思議なくらい異口同音に言われてきた。
「クレバーかと思ったら妙なとこで純粋」とも。
小賢しく小うるさく書生くさいということか。
褒められてるのか呆れられてるのか、
どういう顔して受け止めればいいか戸惑う。

とはいえ、自覚としては、
割と直情的でそんなに頭がイイとも思えないし、
知識にもモラルにも所々穴の空いたこじらせ中年くらいにしか思っていない。
なのに、異なる環境で評価が似通うというのは不思議だ。

おそらくは下手に語彙が多く、おまけに無駄によく書きよく喋るので、
なんとなくアホではなかろう程度の印象は与えているのだろう。
でも自分で純粋とかいうのは抵抗あるなあ。
おそらくは、権威や権力に自分の中の道理や筋道を歪められるのは、
何よりガマンならないので、その辺りかなあ。
組織や周辺に配慮して「大人になりなさいよ」と言いたげな人からすれば、
道理にこだわる「変な純粋さ」、
つまり子供じみたヤツと捉えられてしまうのか。

さらには好き嫌いがかなりハッキリしていて、
イヤなものはイヤ、とテコでも動かないところがある。
それでいて、これも父母譲りなのだが、情にほだされやすいから、
純粋と言うよりはお人好しだろう。
その辺ならたしかに自覚がある。

いぶろぐでも時々やる、非常に内省的な、公開自分語りである。
この投稿にいったいなんの益があるのか、自分でもよくわからない。
でも我が心にうつりゆく由なしモヤモヤを言語化する、
その一点では気持ちがスッキリする。
読み手にどう思われるかは、知らない。
よほど暇なら読み流すぐらいはしてくれるだろう。
暇つぶしになれば嬉しい。
僕だって病院待ちの暇つぶしにこれを書いているのだ。
月は隈なきをのみ観るものかは。

閑話休題。

さて、もしこの人物評が当たらずといえども遠からず…ということであれば、
僕のいまの仕事[独立した学習塾]は、
かなり天職に近い適性があるのではなかろうか。
「賢そうに見える」と「子供の前で本気で理想を語れる」のは、
なかなかこの業界向きのスキルではある。
何よりこの飽きっぽい僕が20年も続けられているのだし。

でも、なんてバカにされやすいスキルなんだろう。
堀江とかひろゆきみたいな価値観からすればカスみたいなもんか。
社会的認知度よりも心の自由。
自分をコントロールしろと小うるさいビジネス本的価値観からも程遠い。
同業者でありながら、前職では経営者から、
「ピーターパンでいたいんだろう」
とか言われたっけ。
いや全然上等だけど。いまの体重で飛べるかな。
飛べない豚は……なにを失礼な。くぅれなぁいダァァァァ!!!

いつも同じようなことを言ってるような気がするけれど、
成功とかステイタス、名声や収入を得ることが「目的化」してしまうと、
かえって自分の資質や適性に合わない制約やストレスが増えるばかりで、
あまり幸せになれないような気がしている(僕は)。

なんかいっつも同じようなことを言っている気もするが、
成功とかステイタス、名声や収入を得ることが「目的化」してしまうと、
かえって自分の資質や適性に合わない制約やストレスが増えるばかりで、
あまり幸せになれないような気がしている(僕は)。
だから、僕は就職活動なんかしなくて正解だったし、
バンドは売れなくてよかったのである。

名声も収入も、自分があくまで自然体でやりたいようにやり、
その「結果」としてのボーナスであればよいのだが、
はじめから自らに課したゴールにしてしまうと、
なかなかそこに辿り着けない自分にイライラするだろうし、
他者の様子をうかがっては焦ったり嫉妬したりして、
むしろ不幸の種になるのではないか(僕には)。

何かを失いたくない一心で、何かを演ずるというのも窮屈な話だ。
自分の良識を、人格を、理性や品性を、
人によく思われたいという目的でいくら演出しても、
その助平根性は滲み出る。

幸不幸の基準は他者との比較には、ない。
あくまでも自覚によるものだ。

僕は賢くも純粋でもないかもしれないが、
誰と比べるべくもなく、いつだってとても幸せなのである。
少なくとも、自分の幸福を自覚する達人であることは、大いに自負している。
揺るぎなき自己肯定感の大魔王と呼んでいただきたい。

Rebirthの退散から明日で17年が経つ。
早いもんだ。
この17年、僕は相変わらず僕なんだなあと自分でも思う。
みんなにもそう思ってもらえてたら嬉しい。
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