いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

久々に観戦して

2018-09-18 01:23:00 | トラ、トラ、トラ。
僕は30年来のタイガースファンで、
ゲームだけでなく応援もすごく楽しんでいた方だけれど、
実際観てみると昨今の応援の仕方にはちょっと
違和感を禁じ得ない部分もあるなあ、と。

まず、六甲おろし。
イントロに合わせて
「♪つ〜よい〜、つ〜よい〜、阪神タイガース〜♪」
とやるの、あれは小学生の替え歌みたいであまりにセンスがない。

さらに、歌詞の合間に「そ〜れ行け行け〜」と合いの手を入れるのも
いかにも下世話な感じがする(昔はこんなのなかったよね??)。

六甲おろしは虎党にとっての厳粛なる「国歌」のようなものであり、
イントロは聴き入るべきところだし、
あの格調高い歌詞に合いの手なんぞは要らないのだ。

あと、僕が個人的にキライなのは(これは昔からだけど)
相手チームの投手がKOされて交代となったときに、
「蛍の光」を歌って挑発的にさよなら〜と手を振るというもの。

相手チームへの敬意を欠いたあれは非常に気分が良くないし、
おそらくタイガースの選手も恥ずかしいなあ…と思っているはず。
「くたばれ読売」も気持ちはわかるけど(失礼)、
やっぱみんなしてあんな大声で言うのは
ちょっと品性を欠くなあと思わざるを得ない。

そもそも、そんなことしたって
相手チームにもそのファンにも余計に敵愾心を煽るだけだし、
ライバルとしてというよりも、
単に人間性の点で嫌われるだけなんじゃないだろうか。

さらに、これも昔からのことで、誰しも思うことだろうが、
リアルに目にする狂信的な阪神ファン(特に外野席)の在り様は、
さすがの僕でもちょっと引く。
暴走族風の刺繍をあしらった特攻服に、
読んでいるこちらが恥ずかしくなるようなヤンキーポエムや当て字熟語が踊る。
完全にひと昔前のセンスなのだ。

また、球場内をのっしのっしと闊歩するDQNの皆さんも、
ヤクザ顔負けで実にガラが悪い。
今すぐにそのタイガースのユニホームや法被を脱いでいただきたい。
昔から言われることだが、
狂信的なファンほどタイガースの品格を貶めているのだ。

対してベイスターズファンの、年代性別問わず、
みんなで楽しく応援しようというイマドキのスタイル、
しかもその洗練されたこと。
試合の前後・合間にも色々なイベントでファンを巻き込んでいて、
みんなで踊ったりプレゼントがあったりしてものすごく楽しそうだ。
熱心なファンはいても、無駄に周囲を威圧するような怖い人もいない。
球場もものすごい盛り上がりだ。
僕が子供だったらきっとこちらのファンになる。

昔はドームでも神宮でも横浜でも、
ビジターなのにタイガースファンの方が多かった。
でも少なくとも僕が観た横浜の盛り上がりは、
間違いなくホームチームのものだった。
何より球団のファンサービスへの真摯な取り組みが実を結んでいることが体感された。
選手も協力的で素晴らしいと思う。

翻ってタイガースはどうだろう。
タイガースは観客動員数こそ一位だけれど、
対東京、対巨人という古いコンプレックスに下支えされた
関西中心のコテコテリピーター以外に、今後ファン層の展開はあるんだろうか。
ファンが数多くいてもこんな「痛い」ファンばかりじゃ、
同じ虎党としてもツライ。
選手もイヤそうにしてる時があるのが伝わってきてますますツライ。
ライバルチームのファンが嘆く気持ちもよくわかる気がする。

いずれにしても、スポーツはもうちょっと爽やかに楽しみたいと思うのだ。
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