いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

夢ととるか嘘ととるか…

2014-04-12 22:11:34 | 超・いぶたろう日記
小保方さんの件、侃々諤々。
だけど何だかもう、これ以上素人が何かを公の場で口にしたところで、
どんな結末に転んでも恥をかくような気がするので、僕はやめとくの巻。
おおむね、次の2つが注目されているような感じ。

1)藤沢数希氏のブログ「金融日記」
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52007102.html

2)「ねずさんの独り言」
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2233.html

なんかこの2つの視点って、原発問題の時にもこんなわかれ方をしたようなデジャブ感が…。

1)の視点と考察は鋭いなと思うし、スゴイ説得力なんだけど、
メークの仕方にまで難癖つけてる感じはちょっといただけない。

2)については
「みんな知らないだろうけどこんな秘密・利権・陰謀が隠されてる」みたいな言説の典型な感じで、
あまり情報や知識を集める手間をかけていない人が飛びつきやすいロジックなんじゃないかな、
と感じている(この説を支持する人を揶揄するつもりじゃないんですが…)。

んで、僕が個人的に気に入っているのは小田嶋隆さんのこれ。

3)小田嶋隆「ア・ピース・オブ警句」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20140410/262713/?rt=nocnt

研究の現場に居る人、論文の読み方を知っている人、専門的な知識を有する人以外は、
この立場に身を置いておくのが一番賢明なのではないか、と教えてくれた感じ。
すんなり入ってきた。

僕個人の見解はというと、これ以上小保方さん個人を叩くようなやり方は、
マスコミのネタ元になるという以外、何も生まないよなー、と。
会見であれだけ時間があったのに、反論内容があれだけなんだもんなあ。
別に擁護するわけじゃないけど、何が何でも断罪しなきゃと思うほどのことでもない。

そう、仮に彼女がわざとインチキしてたとしてもだ。
そんなに『悪いこと』とも思えないんだよね。
ちゃーんと、バレちゃったんだし。

まあ、科学者の良心として…という問題はあるけど、
エセ科学者とかトンデモ科学者って元々多いし。
科学というものは99%仮説だという視座って重要。
盲信が弊害を生むのは科学も宗教も同じ。
いまだにマイナスイオンとかコラーゲンとかに飛びついてる人にはイイ薬になるかも知れない。

日本の科学界の信頼性が…なんていうのも、なんだか非常に日本的な心配(笑)。
もっと個人の責任として帰結するんじゃなかろうかねー。

そこでだ。
「ドラえもん」だと思えば良いんじゃなかろうかと。
夢のある新発見・新発明で、誰もが驚いて、ときめいて、
その分腹が立ってるんだろうけど、
最初からマンガだったと思えばOKじゃないかな。
どっかの会社が「ドラえもんのひみつ道具を実現する」っていうプロジェクトやってるらしいけど、
あんな感じで、みんなで「いつかはSTAP、今度こそ」で追いかけていけばいいじゃない。

勘違いしちゃったのが後に引けなくなったのか、
ごまかそうとしてどんどんエライことになってしまったのか、
それとも、本当の本当に大偉業なのか。
そんなの僕に識別できるはずもないので、
ここで知ったかぶって、あるいは個性派の視点を気取って変なこと書いても、
あとで恥をかくだけだよなーと。
何もそんなリスクを負ってまで言及しなきゃいけない問題でもないよね。

でも、何だか話題にしたくなっちゃうんだよねー。
誰もが一度は通った、コピペの誘惑の経験、
そこに深くまとわりついてくる話題だからかもしれない。
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