いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

2014-04-18 17:14:40 | 超・いぶたろう日記
本当に素敵だなと思える人々との出会いがあって。
僕なんかにはもったいないくらいの道を示してくださった。

本当にありがたいなと思える仲間たちがいて。
僕なんかにはもったいないくらいの信頼を寄せてくださった。

迷いに迷い、悩みに悩み、
僕は多分とても僕らしい決断をした。

どこまでもバカ正直。
だけど、僕からそれをなくしたら、
あとになにが残るだろうか?

なんてわがままな生き方してるんだろう。
なのに僕の周りには素敵な人ばかりだ。
ただただ、感謝の気持ちでいっぱいだ。
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スクープ

2014-04-18 02:51:36 | 超・いぶたろう日記
スクープ【scoop】
新聞・雑誌などで、他社を出し抜いて重要なニュースをつかみ報道すること。また、その記事。特種(とくだね)。

いまさらテレビのワイドショーにツッコミを入れる作業も、
ヒマ人以外の何ものでもないよな、と自嘲しつつ。

たまたまついていたテレビの番組内で、
女優さんと会社社長の結婚が報じられていて、
そしてそのニュースを一番に報じたスポーツ紙の担当記者が、
それはそれはもう誇らしげに一面見出を手に画面いっぱいに映っていたのですよ。
「この特大スクープをものにした○○記者です!」
みたいな紹介でね。

まあ、テレビやスポーツ紙でこういう話題をありがたがるのはしょうがないとして。
僕が引っかかったのは、「スクープ」ってなんだろう?っていうとこ。

いや、あのね、
「芸能人の交際やら結婚が重大ニュースと言えるのか?」
というありがちな視点はまあ、おいといて、ですよ。
政治経済が重要で、芸能界のニュースがどうでもいいという、
固定観念とかではなくて。

僕はね、スクープっていうのは…

・社会的に与える影響が非常に大きい
・隠されていることが大きく公益に反する

という定義の他に、

・それを一面にすることで新聞がたくさん売れる

という基準なのではないかと思っているのですよ。
それでこそ、スクープを抜いた記者はボーナスをもらうべきだし。

ところがね。

いまどき、女優と会社社長の結婚くらいで、新聞売れますかね?
駅の売店で一面見て、ふーん、で終わりじゃないのかな。

てか、気になったら、webで調べたらもう概要わかりますよね。
そしたらもう、スクープとしての価値なんてないんじゃないかな-。

何がどうなっているんだ?と思えるような事件なら、みんな新聞を手に取るかも知れない。
だけどこの一件は
「あ、結婚したんだ-、ふーん」
で、それ以上何の広がりもない話でしょう。

まあ、いまどきニュースはみんな携帯・パソコンでしょ、
という前提を持ち出すと、
スクープ論から離れて新旧メディアについての話になっちゃうけどね。

でも、いまだにテレビの世界では、そして新聞の世界では、
そのニュースが実際にもっている社会や売上への影響力を度外視して、
とにかく知らない話を最初に言い出したら「スクープ」として英雄視されるんだなあ、と。
そしておそらく、新聞・テレビがいまだに情報収集の中核にある人々からすれば、
そういう古い価値観がいまでも色濃く残っているのだろうなあ、と。

そういう人々が多くの割合を占める世代というのは確かにあって、
その世代が「豊富な経験」を根拠に決断を下す立場にいる組織というのがたくさんあって、
とすると現場の若い、デジタルネイティブの世代とは埋めがたいギャップがあるよなあ、と。

トシをとっても、アタマの中が固まらないように、
常に新しい物事に触れていく、というのはとってもとっても大切なことなのよね。
僕は最近のアニメもゲームもAKBもさーっぱりわかりませんけども、
〈売上が立っている=大きく支持されている〉
ものについて、頭ごなしに価値を否定しちゃうと、
ビジネスチャンスにつながる視野までも失ってしまうかもね。
まあ、若い世代に迎合すれば良いっていうもんでもないだろうから、
個人としての好き嫌いは別にしっかりとっておくべきだろうけど。

スクープに話を戻すと。
古い凝り固まった価値観に支配された層が、紙面の決定権を握り、
実際の購買層の肌感覚を真摯に探ろうとせず、
旧来の「どこよりも耳新しい話=スクープ=偉業」
という図式が頭を埋め尽くしているのだとすれば、
小保方さんの件で、なぜ男女関係の話なんかが出てくるのか、
ってのもわかる気がしますね。

ああ、でも旧来のメディアを購読している層は、
紙面編集の判断を下す層と一致しているのか。
そんならいいのか。

でもなあ。

新聞やテレビが公のメディアで、ネットが私的な裏メディアみたいなのって、
もう違うと思うんだよなあ。
社会への影響力も、ある一線を境に、世代によっては完全に逆転してると思うし。
この辺がもっと顕在化してくる社会変化を期待してるんだけどなあ。
たとえば選挙で律儀に投票にいく高年齢者と、選挙なんかいつやってるかも知れない若年層と。
ちゃんと投票する人が多い世代は旧メディア支持層であるだろうことも合わせて考えると、
なんかこう、世の中全体のベクトル的に、希望が持てない。
あと20年くらいはしぶとく古い価値観が幅をきかすのかなあ。

などなど、まとまりませんが。

スポーツ紙って、あとどのくらい生き残るメディアなんだろう。
僕としては、東スポだけには生き残って欲しいんだけど。

「人面魚、重体」
「マドンナ、痔だった」
「秋山宇宙飛行士、宇宙でも朝○ち」

などなど、有名すぎる独自視点でのスクープの数々。
裁判所が名誉毀損裁判の判決文で
「東スポの記事は嘘という前提で読者は購入している」
とし、具体的事実の流布という名誉毀損の構成要件を認定しなかったほどの、
強靱な独自世界。

あの見出しを目にしてしまうと、どういうオチなのか期待を抑えることができず、
ついついポケットの小銭をはたいてしまう。
その意味では、ナンバーワンのスクープ紙、なのだ。
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