いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

苦手なものはしようがない

2009-11-23 15:33:27 | 新・いぶたろう日記
友人の結婚披露パーティに行きました。
その友人はとてもイイヤツです。
お祝いしたい気持ちは山ほどあります。
誘ってくれたことも嬉しいし、喜んで行ったのも事実です。

しかしながら。

誠に申し訳ないことですが、
実は私はそういうパーティが苦手なのです。

そう言うと意外な顔をされることが多いんです。
ハイテンションのライブを展開し、
イベントやパーティの司会を得意とし、
飲み会でもずーっと楽しそうにしゃべっている、
そんな私の姿しかご覧になる機会がなく、
私を「宴会男」だと思っておられる方はそのようです。

ですが、つきあいの深く長い方はよーくご存じの通り、
はたまたこのブログを隅から隅までお読みになってもお解りの通り、
私は非常にワガママで頑固で偏屈な面を持っております。
人が集まるところで誰よりも楽しそうに盛り上がるのも私ですが、
人混みを嫌い、無意味にはしゃぐ人々を冷たい目で眺めるのも私でして、
一見矛盾しているようで、理解されにくいのですが
私の中には明確な基準があるのです。

正確に言うと、ある条件を満たす環境において、
私の宴会モードは発動するとでもいいましょうか。
以下、極めてセルフィッシュな話なので、
本日の話題は大多数の方にとってどうでもいい度が高いと思われます。
物好きな方以外は読み飛ばして下さい。

「形通りにやらなきゃいけない」のが苦手なんだと思います。
「みんなやってるから」「みんなやらないから」という理由で、
言動を制約されたり、あるいは強制されたり、
自分のスタイルを拘束されることを異常に嫌う面があります。
それは多かれ少なかれ誰にでも当てはまることでしょうけれど、
私の場合は大多数の人が許容するものにすら、
「何もそこまで」と思うほどに嫌悪する、非常に厄介なものです。
説明してもわかってもらえないことがほとんどです。
そうなると大変に居心地が悪いので、
私は早々に「個」のスペースに入り込んでしまいます。
身勝手なヤツだと批判される所以です。

私はもっと自然体でやりたいだけなんです。
何言ってんだかわからない、機転も利かない、通り一遍のことしか言えない、
テレビの真似ばっかやってるヘッタクソな司会のヘッタクソな仕切りの下で、
無意味に不自然にはしゃいでる酔っぱらいに囲まれて、
窮屈なカッコして、うまくもないわずかな料理でごまかされて、高い金取られて、
そういう時間・空間が本質的に許せないんだと思います。

(決して誤解のないよう、別にその友人のパーティがそうだったという意味ではないよ。一般論ね)

ドラマとか映画みたいにこなしきろうとする、
無理にカッコつけてる、あの空気もイヤです。
あんまり覚えてない人と、無理に近況の話しなきゃいけないのもイヤです。
大して仲良くなかった人と、微妙な距離で空間を共有しなきゃいけないのもイヤです。
ありとあらゆる無難な美辞麗句が飛び交い、
どっかから切り取ってきた既成品の言葉が充満し、
そのどれもが義務感を伴って響く、
あの感じが死ぬほどイヤです。

どうしてこう、大人になると面倒くさいんでしょうか。
昔のようにつまんない遠慮しないで、誰かの家に集まって、
時間も気にしないで好きに騒いでる、
そういう昔のノリの延長でできないもんでしょうか。
どうにもこう、義理と気遣いが先立って、
本当に祝う気、祝われている気がしない感じがイヤなんだと思います。

誰もそんなつもりはないんでしょう、
どうしていいかわからないから、とりあえず世間一般の様式に照らして、
無難にやってるだけなんでしょう、
しかし私は面白くないんです。
「結婚披露パーティは来客のためにやるもんじゃない、
お前を楽しませるためにやるもんでもないだろう」
という反論もおありでしょう。
そういう人はそれでアリです。私は参加しませんけどね。
私に言わせれば、結婚式もパーティも、
すべて周りの人への感謝を形にするために行うもので、
来てくれた人も十二分に楽しんでもらって、
「ああ、来て良かったな」と思わせなければ、
やる甲斐がないと思うわけです。
この点、自分が主役になる機会に乏しい一般の人と比べ、
散々自分が主役になる場を与えられてきた私とは、
この「晴れの舞台」に対する感覚が違うのは致し方ない気がします。

つまり、
「安くないお金を払って、貴重な時間を割いて来てくれた人に対する
サービス精神、責任感、プロ意識みたいなもの」
が染みついてしまっているということだと思います。

これはやっかいです。
哀しいことに、
私はどんなイベントに行っても、いち観客に徹することが出来ません。
どうしてもどうしてもどうしても、
照明・音響のタイミング、司会の進行、スタッフの手際、
そういうものばかりに目がいってしまいます。
それが良かったら、自分の次の機会に吸収しようとし、
それが悪かったら、反面教師にしようとする、
そういう可愛くないクセがどうにも抜けないのです。

というわけで、
・染みついてしまった職業病的な何か
・持って生まれたワガママ
・自然体をこよなく愛する心
・うそくさい良好な人間関係の演出が嫌い

以上により、私は結婚披露パーティが苦手だという結論に達しました。

こんなこと書くと以降、敬遠されるだろーなー・・・(笑)
いや、別に今まで呼んでもらったことが迷惑だったというつもりはないよ。
苦手なだけで。
だから僕が当日黙って隅っこに座っていても、
時間になったらすーっと帰ってしまったとしても、
気にしないで居てくれるなら、呼んでくれれば行きます。
主役にはお祝いの気持ちを伝えたいんですから。

ああそうだ、司会で呼んでくれればいいんだよ。
そうだ、そういうことだな(笑)。

自分がやる機会に恵まれるかわかりませんが、
自分が式やパーティをやるとしたら、
絶対に司会は譲らないでしょうね(笑)。

以上、どうでもいい話でした。
Comments (4)
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