いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

今日のそれ違うよ

2006-01-15 02:12:29 | せんせいとよばれて
社会。話題は四国。
瀬戸内地方の愛媛、香川といったあたりは、
太平洋や日本海から来た、湿っぽい空気を含んだ季節風が、
中国山地や四国山地に遮られ、降雨量が少なく乾燥している。
そのため香川県などは昔より水の確保に悩み、
あちこちに「ため池」を作って対応していた。
また、水を大量に使う稲作もあまりできず、もっぱら畑作で小麦を生産。
これが「讃岐うどん」になるわけだ。

そこで中3の女の子、一言。

「へ?なにしょれ?たぬきうどんじゃないの?」


……讃岐うどんのたぬきうどんもあるんだよ。
合格したらごちそうするね。がんばれ。
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ちゃりん。

2006-01-15 02:00:49 | いぶライダー闘いの記録
これ、何だと思う?

あのさ、バイク乗りってどうも社会的には迫害されてる気がするんだよね。
不良だとか危ないだとかのイメージは今もって強いみたいだし、
車道走ってても通るクルマ通るクルマ意地悪するし、
高速道路の料金はクルマの半分もスペースとってないのにほとんど安くなんないし。
思った以上にマジョリティだけど、社会的にはまだまだマイノリティだったりもする。
それが故の不公平・不平等は少なくないなあと思うわけですよこれ。
ひどいよなあ。バイクだって安くない税金払ってんだぜ。
政府は早急にバイクの地位向上を図るべきだ~!
道路公団民営化したのに、相変わらずムダな税金つぎ込んで、
誰も使わない道路作るのには熱心なのにねえ。
んな金あったら先にバイクのETCどうにかしろよ!!
あとはあれだ、「出産無料化」。
いーじゃねえか、金かかる出産なんてみんな避けるにきまってんだろ。
少子化対策本気でどうにかしたいんならそれくらいのことやれよ自民党。

閑話休題。バイクだった。

でね、この「料金所でのバイク」はほんとーに邪魔者なんですよ。
俺もクルマのとき前がバイクだとイヤだもん。
だってね、手順追ってみるとわかるぜ。
1)停める。ニュートラルに入れる。
2)グローブをはずす。
3)こぼれ落ちないようにファスナーがついたウェアのポケットから財布を出す
4)必ずファスナーは引っかかる。財布もまた引っかかる。
5)カードが使えない首都高では小銭を探す。しかし無かったりする。
6)千円札すらなかったりする。
7)やむを得ず諭吉出動。嫌な顔の係員。おつり9300円を受け取る。
8)札をしまう。
9)小銭をしまう。
10)こぼれ落ちないようにファスナーがついたウェアのポケットに財布をしまう
11)財布はまたしても引っかかる。そしてファスナーも。
12)グローブをはめる。ハマリが悪いと袖口が寒いのでしっかりと。
13)ギアをローに入れる。
14)後ろのクルマのいらだちを背に、颯爽と出発。

な?な?14挙動もあるんだぜ。
1挙動を3秒で済ませても42秒もかかるぜ。
バイクこそETCを先に導入すべきじゃねえかよなあ。
だけどまだ実用化は先みたい。だらしねえよなあ。
俺はこないだいよいよ初めて首都高にバイクでのってさ、
上記のような手順を踏んで大失敗したわけだ。
これではいかんと、俺は反省したさ。
んで、今回はちょいと色々考えたわけですよ。

まずはグローブの着脱は仕方ないとして、小銭を用意してすぐ出せるようにしようと。
ポケットの開閉がまたうっとうしいから、バイクのどこかに置けるところはないかと。
するとね、あったんですよ。
ここでトップの写真見て下さいって。
俺のバイクにはハーフカウルがついてるから、
ハンドルの横っちょにちょっとした小物入れがついてるわけ。
これが容量ちっちゃくてほんっと何も入らないんだけど。
でもね、円形の溝があるでしょ?
俺はここに目を付けたんだよ。
で、100円玉を入れてみたら…入る!入るじゃないかぁ!
ぴったりだ。しかも7枚。おお…さすがホンダ。気の利く首都高仕様だ。
俺は上機嫌で小物入れのふたを閉めたわけ。
そしたら…閉まらない!!
写真をよく見るとわかるかな、左にあるふたの留め具ね、
あれのハマる溝だったんだよ。
無念。しかし、試す価値はあるんじゃないか。
そーっと運転すれば大丈夫、しっかりこの円形の溝にはまっているだろう、と。
出発時刻が迫っていたこともあり、ええいままよ、と出発。
そしたら。

お?なんだ、大丈夫じゃねえか。
小銭をしっかりホールドしてバイクは進む。
走って5分ほどだったかなあ。
ええ、最初のマンホールでしたよ。
とん、という衝撃の次には空中に舞う7枚の百円玉。
朝の陽光に照らされてキラキラと。
もちろんこの瞬間はスローモーションね。
「うわあぁ…キレイだなあ…」
なんて思うのも束の間、0コンマ何秒か後には

ちゃりちゃりちゃりちゃり~~~ん!!!!

絶望の音。うわあ。やっちまった。
マリオカートよろしくコインばらまいちまったんである。
しかもこんな何車線もある広い道のど真ん中で。
前にトラック、後ろにダンプ、バスもいる。しかもぎっちり。
こんなとこで停められるわけもなく、拾えるはずもない。
真の絶望。真の暗闇。
後ろから百円玉たちの声が聞こえる。

「いぶきぃぃぃ、俺たちのことはいい、気にすんなぁぁ!!おまえはいま、塾へ行けぇ!行くんだぁぁぁ!!」
後続の野蛮な巨大ダンプに轢かれていく我が百円玉たち。
「せ…生徒た…ちが、ま、待ってる…ぜ……。」
「ひゃ、ひゃくえんだまぁぁぁぁぁ!!!!!!」
新年早々テレビでやってた「ぽっぽや」で泣き、
また今度「男たちの大和」で泣こうとしているこの俺、
どんぴしゃのシチュエーションに号泣。
あれ?なんか違うな。まあいいか。
とにかく号泣。嗚咽と言っても過言ではない。
「ふうっ、えぐっ、えぐっ…」

700円あれば…。
牛丼、大盛りに卵とみそ汁付けてもおつり来るよなあ。
コンビニでも結構な買い物できるなあ。
いやあ、一気にばらまいちゃったよ。
でもこんなとき俺は、自分の気分を立ち直らせる妙薬を知っている。
自分とは比べものにならないほど不幸な人物たちの境遇を思い浮かべ、
「それよりはマシ」という比較論に己を置くのだ。

大好きな野球を断念させられ、特攻出撃間近に最後のキャッチボールをして、
大空に散っていった初代ミスタータイガース景浦将。
何日もエサにありつけず、やっと何か口に出来たと思ったらワナで、
息も出来ない地上に連れ去られ、あげく刃物で体中を切り裂かれる魚。
ナチスドイツに蹂躙されたユダヤの人々。
満州731部隊の行った、悪魔の人体実験の犠牲者たち。
アメリカ大統領相手に「Who are you?」とやってしまい、
挙げ句「ボクはヒラリーの旦那だよ」とアメリカンジョークでフォローしたクリントンに、
台本通り「I'm fine thank you, and you?」と言われたと思いこみ、
「Me too!」とトドメを刺し、そのバカぶりが全世界に喧伝された森前首相。

俺がこういうときに脳裏に浮かべるのはこういった辺りであるが、
今回はまた違ったもので自分を慰めることに成功した。
「自分を慰める」という表現はやや遺憾な部分もあるがやむを得まい。

『たった一箇所のミスで十数分の間に400億円をばらまいたみずほ証券の担当者に比べれば、俺の損害なんてほんの5714万2857分の1じゃないか!』

効果覿面。
だって、この俺の700円ばらまきを1日3回、来る日も来る日もやり続けて、
それでも52185年かかるんだぜ?
ちっちゃいちっちゃい!!
あ~~気分がいいなあ!
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