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馬医者残日録

サラブレッド生産地の元大動物獣医師の日々

高齢馬の変形性骨関節症DJD 肢軸が曲がる

2019-06-14 | 整形外科

他の地域から25歳のクウォーターホースが跛行し、

近位指節関節が変形性関節症になっている。と相談された。

X線所見では、骨増勢がひどく、いままでやってきたように関節を大きく開いて、軟骨を除去し、LCPとscrewで関節固定するのは厳しそうだった。

それで、Richardson教授に相談したら、

関節を開く必要はない。

5.5mmscrewを数本、lag screw として入れれば良い。

しばらくキャスト固定しておく。

という回答だった。

結局、その25歳の馬は、鎮痛剤に反応し、すぐには手術しないことになった。

ただ、近位指節/趾節関節のDJDは、痛みがコントロールできていればそれで良いかと言うと・・・・・・

                 -

このハフリンガーは24歳。

もう球節も曲がらない。

固まったまま、下肢は内反している。

蹄は外側ばかりが磨り減るのだろう。

内側が伸びてしまっているのを切ってもらったら少し楽になったそうだ。

蹄関節もDJDを起こしている。

舠嚢骨も傷んでいる。

鎮痛剤を日常的にあたえなければならないそうだ。

変形性関節症は関節の癒合が完成されればひとつの”治癒”ではあるのだが、

放置していると自然に骨癒合する前に、肢軸が崩れてしまう。

軟骨下骨の崩壊がどんどん進むためだ。

相談された25歳の馬も、こうならなければよいのだが・・・・・・

                   /////////////////

おらももう7さいです

わかいときほどやんちゃじゃなくなったとしんぱいされています

やんちゃなほうがいいんでしょうか?

 



4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (はとぽっけ)
2019-06-14 07:15:23
 24歳は功労馬さんですか?
 25歳もこんなですか?すごいことになっていますね。
 可動域を調整できるブレードはまだ完成していないのでしょか?どこかで試行錯誤していたはず。外科治療にあわせてそういうので免重すると、苦痛から解放される可能性がありますか?人では痛みのコントロールはない服でも少し前進したように思います。
 ゆがみは全身におよび、内臓、心血管にも影響するだものだろうと考えます。

 オラ君、「わかいときほど」というところがポイントだと思うよ。ゴルのやんちゃは一生ものだと思う。そこ大好きです。次にゴルと暮らすなら5歳以上くらいからしか無理だなと思うはとぽっけです。今がまさにゴールデンエイジなんだと思うよー。いい一日を!
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>はとぽっけさん (hig)
2019-06-14 18:56:56
近位指節関節のDJDを放置すると、肢軸が曲がってしまうことがあるよ、というのを書きたくて紹介しました。近位指節関節が内反し、そのために球節もDJDになったのだと思います。対側肢が蹄葉炎になったら、さらに状況は悪くなります。

うちのも大人しくなったのは5歳くらいからですかね。それって成熟じゃなくて、老化なんでしょうか・・・・
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Unknown (はとぽっけ)
2019-06-14 22:39:01
 DJDに蹄葉炎は避けたいですよね。

 老成、つまり経験・年功を積んで達する円熟。でしょか?そいうことであれば、はとぽっけにとっては、ゴルはずっと半熟というイメージなのです。
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>はとぽっけさん (hig)
2019-06-16 07:24:17
近位指節関節の関節固定手術をしても完全には痛みが消えない馬もいます。対側肢を蹄葉炎にしないように生活してもらいたいものです。

ゴルは生涯、半熟。子犬っぽさを失わないところも魅力かもしれませんね。
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