▼射的のツボ

男というのは縁日や温泉街の射的場が好きで、
酔った勢いで連れ立って入ったりすると
みんな一家言あってうるさい。

友人は銃の先に指で押し込んで「キルク」を詰めるのではなく
テーブルの上に「キルク」を置き、そこに逆さにした銃口を押し当てて
「キルク」を銃口に垂直に押し込むのだという。
そうすると照準が外れにくいという。

それより「コルク」のことを「キルク」という人が昔いたが
僕と近い年齢で今でも「キルク」が生きていることに感動した。

「トラホーム」が目の病気なので
「トラホーメ」と言う人が昔いたが、それと同じ原理の言い間違いではないだろうか。



僕の射的のコツは「コルク」の弾を詰める前に舐めてから詰めるのであり、
その方が気密性が高まって弾が強く発射される気がするのだが
「キルク」の友人は汚いからよせという。

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