電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
風呂やトイレで時計合わせ
2014年9月25日(木)
風呂やトイレで時計合わせ
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ガス給湯器とか、おしり洗浄機能つきトイレとか、液晶表示パネルつきの機器に時計が内蔵されるようになった。入浴中や排泄中にいま何時かわかるのは意外に便利で、いろいろなものに時計が表示されるおまけはうれしい。
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ただひとつ困るのは、標準電波受信とかネット時刻合わせとかの機能がない簡便な仕組みの時計は時刻がよく狂う。たしかこの時計は5分くらい進んでいるはずだからNHK朝ドラを見るならもうちょっと長湯できるなとか、朝湯を使いながら人間の認識のほうを調整したりする。
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数分の狂いならそうやって騙しだまし利用しているのだけれど、10分以上の狂いになると一瞬ドキッとしたりすることもあって精神衛生上よろしくない。精神衛生上よろしくない許容限度を超えると、正確な時刻表示をするスマフォ片手にそれぞれの機器を修正している。
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おもしろいことに、こういう機器の時計は進むことはあっても遅れることがないように思われる。ユーザーに不都合な事故が生じるのは時刻の遅れの方が多そうな気もするので、狂うことを前提にして、多少進み気味に調整されているように思うのだけれど真偽のほどはわからない。
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前回ユーザーが時刻合わせした日時と修正量を記録して計算し、何度か時刻合わせするうちに、機器が置かれた温度環境にあわせてアバウトな速度調整するしくみはどうだろう。機械式時計を職人さんが調整するようなゆるい仕組みは、簡単にできてとてもフレンドリーな気がする。ゆるくて和みのある商品開発は風呂やトイレに相応しいのではないか。
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