休肝日の愉しみ

2014年9月16日(火)
休肝日の愉しみ


00
妻が週に一度の休肝日を決めてノンアルコールビールを飲んでいる。よく続くものだなと感心したので、休肝日につきあってみることにした。

01
何年か前、大腸内視鏡検査をすることになってアルコール摂取を止められた際、ノンアルコールビール風飲料のまずさに辟易した記憶がある。

02
ああいうまずいものを楽しい晩酌どきに飲んでいる配偶者に同情して伴走を決意したのだけれど、競争原理が働くまで市場が成長したせいか、あれこれ飲んでみたがどれも悪くない。

03
ノンアルコールでも気分よく飲めるもので、お腹が膨れれば人は眠くなるものなのだなと感心した。これなら眠くなるための寝酒はいらないわけで、様々なメリットを考えると悪い考えではない。

04
酔わなくても眠くなったのでいつも通り21時に就寝したら、たいへんな悪夢を見て真夜中に目が覚めた。酔って寝た時には見たことのない「しらふな夢」で、そのリアルさにうなされて飛び起きた。

05
若い女性が薬物中毒の治療中で、禁断症状による妄想で暴れており、放っておくと建物から身を投げてしまいそうなので、押さえつけて抑制するのを手伝う夢だった。

06
痩せた女性なのにたいへん力が強く、柔道技で布団の上に投げ倒して押さえつけるのはたやすいのだけれど、それでは暴力になってしまうとためらっていたら、顔をかきむしられそうになって飛び起きたのだ。

07
目をさまして思い出しながら、こうして日記にメモしているのだけれど、断酒を阻止しようとする自分が自分に見せた悪夢のような気もしてきて、そういうことならば哲学的趣味に似ておもしろいので、来週も休肝日にして悪夢を楽しみに待つことにした。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
今夜すべてのバーで (薬局の末息子)
2014-09-16 14:46:34
それって、離脱症状じゃないんでしょうか
 
 
 
ノンアルコールシンドローム ()
2014-09-16 15:26:45
毎晩ロング缶一本と、うすい焼酎お湯割りグラス数杯という晩酌をやめて、ノンアルコールビールで休肝日にしたその日から離脱症状が!!、ということであればますます興味深いので、休肝日と自己観察を続けてみます(笑)
 
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