【視点と発見】

2020年9月18日

【視点と発見】

ふるさとを別の視点から再発見しよう、などと口では教育的なことを言うけれど、こころの視点は動き回っただけでは変わらない。清水の町なかにある彫刻群の撮影をするために帰省し、午後の時間潰しに駿府城址あたりを散歩したらこんなものを見つけた。「なんだこれは」と思って碑文を読んだら、わさび漬け発祥の地を顕彰したモニュメントだった。

こんなものいつできたんだろうと建立の年を見たら1968(昭和43)年で、ずいぶん昔からあったのに目に入らなかった。町の彫刻探しなどをして歩いた帰りなので、いつの間にか別の視点になっていたのだろう。顕彰は意味の可視化だが、物体はもともと可視的なので別の意味で見えにくくなっている。

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