電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
【麦秋】
【麦秋】
静岡県清水幸町。
羽衣橋を渡った国道150号線、伊藤鉄工所脇の歩道植え込みに、カラスムギが密生している場所があった。
小学生時代を過ごした東京下町の引き込み線脇にカラスムギがこうして密生していたのを懐かしく思い出す。
おそらく輸入飼料などが路側帯や線路沿いにこぼれるのではないだろうか。
子どもの頃、日本テレビのプロレス中継は「ディズニーランド」と隔週交互に放送されていた。
その「ディズニーランド」という番組の自然ドキュメントで地面にこぼれたカラスムギの細いバッタの足のようなもの、それを芒(のぎ)というのだけれど、駒落とし時間短縮で見ると本当にバッタの足のように動いて地面に自分で潜っていくのであり、あんぐり口を開けて驚きつつ感動したものだった。
乾湿運動する芒(のぎ)がバッタの足のように見えるのだそうだが、いまだに自然の驚異のひとつとして忘れられない。
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