【べきと無意味】

【べきと無意味】
 
 
 

週末の買い出しに出て、ポケットに入れて出たカメラをいじりながら、八百屋で買い物する妻を待ちつつ、見慣れた路地で撮るべきものもないなと空を見る。

撮るべきものがないなと思った先にあるもの、描くべきものがないなと思って描くもの、話すべきことはもうないと思ってから話されること、それらはたいてい「べき」が消えた先にある尊いナンセンスである。


DATA: SONY Cyber-shot DSC-T110

強い光源に向けたカメラに倍率色収差が残っていることがわかる。デジタルで補正可能なはずなのだけれど、やはり補正の限度や兼ね合いがあるのだろうか。電線一本写してみても面白い。

人生はやるべきことをすべてやってしまい、「べき」のない状態が多くあるのがいい。加齢とともにそうあるようこころがけたい。

 

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