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D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

大きな画像

時々ヨドバシアキバに寄って、ノートパソコンを見てくる。
例の「次期ノートパソコン」の候補機種選定である。
主にモニタの映りとキーボードのタッチをチェックしている。

モニタの高画質を謳った製品はあまり無い。
むしろモニタの性能を隠しているようにさえ感じられる。
解像度のように分かりやすい数値ばかり主張して、色域のカバー率などにはあまり触れていない。
僕の欲しいのは13インチクラスで色の再現が忠実なモニタを搭載したノートあるが、そういう需要自体があまりないのだろう。

モニタの性能を謳った機種となると、4Kモニタ搭載機・・という事になってしまう。
4Kは解像度が高いというだけで、色の再現性がいいという事ではない。
とはいえ、普通の製品よりは気を遣っているはずで、実際ほとんどの4Kの液晶はsRGBの色域をほぼカバーしているようだ。
そこで対象をHPやデルの4Kモニタ搭載機種に絞った。

ところで4Kの解像度でスケーリング100%で表示すると、ウィンドウズのアイコンなどは豆粒のようになってしまう。
特に画面の小さい13.3インチでは、表示が本当に小さくなってしまい実用性に乏しくなる。
そのためお店に展示してある4Kの機種の多くは、最初からスケーリング200%に設定されている。
200%に拡大して、やっと読める大きさになるのだ。

画質をチェックしたくて、自分のブログを開いて「大きな画像」を見てみた。
ところが少しブレたような滲みのある画像で表示される。
驚いてめがねを外して顔を近づけて見たが、やはり細部が滲んでいる。
これはどうした事か・・・

最初は訳がわからなかくて困惑したが、よく考えたらこれは200%拡大の状態であった。
拡大すると、文字は良くても画像はおかしくなる。
スケーリングを100%に切り替えてみると、すっきりとシャープな画像に戻った。
その代わり4Kの解像度は3840×2160なので、幅1920ピクセルの「大きな画像」では、画面の左上4分の1の位置に小さく表示されるに過ぎなくなる。

これは困った問題である。
画像を加工する時は、D850などの高解像度のデータは、スケーリング100%で作業を行えばいいだろう。
一方でネットを見る時は、文字が小さくて読めないので200%の表示を選ぶことになる。
ところがそれだと画像の表示がおかしくなる。
4Kモニタを使う人が日常的にスケーリング200%で見ているとしたら、こちらの意図した画像は表示されていないことになる。
さて、どうしたらいいのだろう・・・
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