COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
ストラップ・ブーツ
2018年08月04日 / 靴
D850 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
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靴のハシモトのストラップ・ブーツ。
ハンドソーン・ウェルテッド製法九分仕立て。
アッパーはワインハイマーのバーガンディ。
2016年の11月にオーダーした靴が出来上がってきた。
1年半以上かかったことになる。
引退の噂を聞きつけ注文が殺到したようで、製造が追いつかない状態が続いている。
このストラップ・ブーツは、格好の良さで現在ストレートチップに次ぐ人気モデルのようだ。
同店は羽田空港の敷地内という場所柄、航空会社関連のユーザーが多い。
このデザインは、20数年前にあるパイロットが愛用していた米国製ブーツが元になっているそうだが、実際に現在でもパイロットに愛用者が多いようだ。
たしかにカッコいい。
ディテールまでよく考えられており、デザインに破綻がない。
カッチリときれいにまとまっている。
僕のように足の形が悪くても、スマートに見せてくれるデザインである。
パイロットが履くブーツは黒が標準だと思われるが、今回は同時に黒いストレートチップ(2018年3月5日の日記参照)をお願いしたので、あえてブーツは茶色にしてもらった。
たまたまワインハイマーの質のいいブラウン系の原皮が入荷したところだったのだ。
残念ながら次回はいつ入るかわからないという。
靴底はビブラムのやはりブラウンのロバートソールだが、こちらもお店の在庫がこれで最後で、今後は別の色にせざるを得ないようだ。
いろいろな意味で一点ものの靴である(笑)
フィッティングはゆったりめに作られている。
スムースで当たるところがないこともあり、既成靴に慣れていると少し戸惑う。
ギュッと吸い付いてくるフィッティングが好みなら、最初からそうお願いしたほうがいいかもしれない。
グッドイヤーはミシンで縫製する量産の製法であるが、ハンドソーンは手作業のためそうはいかない。
ご存じの通り今後はZOZOに代表されるようにオーダーメイドの量産品が当たり前になっていく。
中途半端な量産技術は飲み込まれて、完全機械化の方向に向かうであろう。
逆にハンドソーンのような手間のかかる作業の希少性が増し、オーダー靴の職人の価値が上がるのかもしれない。
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